ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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台風10号でぐちゃぐちゃになった北海道帯広市のメガソーラーはCIS太陽電池だった。インジウム・セレンは毒性物質

2016-09-20 | 太陽光発電と台風


(管理人より) 9/1の記事【台風10号】北海道帯広市のメガソーラーが堤防波堤により水没。川の合流地点につくるとこうなる

↑のリンクは国土交通省の写真は水没したメガソーラーの写真しかありませんでしたが、水が引いたあとの、周辺の被害がわかる写真が以下のサイトにありました。

2箇所決壊していたようですね。

台風10号で帯広のメガソーラーが被災、十勝の相次ぐ河川の氾濫で  泥水や流木などが流れ込み、パネルや架台が折れ曲がる  日経BPクリーンテック研究所 2016/09/08  より

 

 

 

 

2箇所も決壊してたのですから、当然、水没だけじゃなかったですね。巨大な流木でフェンスもなぎ倒されています。写真を見ていてパネルが2種類あると気づきました。あれ?これ真っ黒パネルということはソーラーフロンティアでは?と思って記事を読むとこう書いてありました。

「稼働した当初、出力約1.2MWの1つの発電所だったが、その後、新たに開発した出力数百kWの別の発電所が隣接している。当初の約1.2MWは中国インリー・グリーンエナジー製、その後に開発した発電所は、ソーラーフロンティア製の太陽光パネルを採用している」

あとから、ソーラーパネルを追加してたんですね。

ソーラーフロンティアの太陽電池モジュールはCIS太陽電池です。毒性物質のインジウム、セレンを使用しています。

http://www.solar-frontier.com/jpn/residential/products/modules/index.html  より


http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2011fy/E001388.pdf   より 259p 

 ソーラーフロンティアのモジュールにはカドミウムは含まれていませんが、インジウム、セレンも毒性物質です。

インジウム (厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001iz7t-att/2r9852000001izs5.pdf )

こういったモジュールがゴミになったっとき、「リサイクル用屑の粉砕作業においてばく露リスクが高い」と書いてありました。

壊れて雨水をかぶっている太陽電池モジュールから毒物が溶出する可能性があるのではないでしょうか?

 

 

 

 

私は食糧生産基地である北海道に、土を汚染するリスクのあるこのような発電設備を設置すること自体、間違っていると思います。

国も自治体も原子力ムラと一緒になってやっているのです。

これをご覧下さい。同じ資料の中に書いてあります。

こんなソーラーを推進してるのは、原子力推進派の柏木孝夫氏↓ 

産総研、三菱、三井、住友、京セラ

産官学でやられてるんです。財閥企業と国・自治体、そして御用学者と産総研。

「電気の地産地消」なんか関係ありません。 

 

 


台湾におけるソーラーパネルの台風の影響を見る。追尾式の太陽光発電がこんなに壊れてる!

2016-09-20 | 太陽光発電と台風

(管理人より)今日は台湾の太陽光発電の台風被害を見ていきますね。

まず、直近の台風16号↓

http://udn.com/news/story/10372/1964221 聯合新聞網 2016-09-16 03:06 聯合報 記者林良齊/屏東報導

 

日本でも増えている追尾タイプがやられてますね。あんな首が細いうちわみたいなのは素人が考えても危険ってわかりますけどね。

日本で私が見た例で言うと、この追尾式がアパートのすぐ横に建てられていて、その真下で子どもが遊んでいました。無知とは恐ろしいものです。

 

「太陽能光電設施」不敵強風 損失上百萬-民視新聞

 

 

 

この台湾のニュースも動画で見ると、どうやら後半「追尾式はダメでその他のフロート式、高架式は大丈夫」みたいに誘導しているようですね。それでも報道するだけましかもしれませんが。 

日本ではフロート式の水上ソーラーもひっくり返ってました↓

国内最大級の水上メガソーラー、台風でパネル152枚が損傷  を見ると

「フロート式架台メーカーの設計基準より、水位が1m以上高くなって上下動が激しくなり、その状態で横風を受けたため、船が転覆するのと同じような状態になったと想定している」

とあります。 最大瞬間風速20m/秒で反転しています。つまり、架台ごと裏返しになった、ひっくり返った、ということです。

素人が考えても湖や池というのは障害物がないため風が強いということはわかるのに・・・欲に目がくらんでソーラーパネルを置くと↓

 埼玉県川島町の川島太陽と自然のめぐみソーラーパークが8月22日の台風9号によるものと思われる強風と高波で損傷

 

続いて昨年の台湾の台風被害。 2015年8月9日です。アヒルを飼っている鶏舎の屋根にソーラーパネルを並べていたようですが倒壊しています。パネル4500枚が被害。

 

太陽能板種電才啟用 蘇迪勒刮走3千萬  より

 「アヒル農場の屋上ソーラーパネルは残酷に破壊されました」とあります。本当に残酷です。アヒルも100羽死んだようです。

池の周りに落ちてソーラーパネルが水没しているので、感電してしまうのではないかと思います。

電線も切れて、アルミフレームもぐちゃぐちゃ。モジュールもぐちゃぐちゃ。金属が溶出してるのではないでしょうか・・・心配です。


ソーラーパネルの方式や、据え方の問題にすり替えて終わりという報道は欺瞞でしかありません。

こんなものは、どこの国でも設置しないことが最大の防災であるということを、最後に叫んで終わります。


ソーラーパネルは設置しないことが最大の防災