ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

1万7千リットルものシャンプーの原液が宇治川に流出!生態系に影響がないはずがない!水を汚すな!

2015-03-30 | 被爆者、被害者、市民の声

工場から流出したシャンプーの原液の影響で発生した泡が流れ込む宇治川=28日午前(京都市上下水道局提供)


 

工場から流出したシャンプーの原液が流れ込んて泡だらけになった下水処理場=28日午前(京都市上下水道局提供)

 

シャンプー流出、下水処理場が一面の泡に 工場の配管破損 京都

http://www.sankei.com/west/news/150328/wst1503280073-n1.html

産経新聞 2015.3.28 23:32

京都市は28日、同市伏見区の化学工場からシャンプーの原液が漏れ、近くにある下水処理場で大量の泡が発生したと発表した。泡は下水処理場から宇治川へ流出したが、有害物質は含まれておらず環境に影響はなかったという。

 上下水道局によると、27日午後10時15分ごろ、化学工場内の配管が破損してシャンプーの原液約1万7千リットルが下水道へ流出。約1時間半後に修復した。この影響で28日未明ごろから下水処理場で泡が発生し、宇治川へも流出した

 下水処理場では、宇治川への放流口にオイルマットを設置。今後、詳しい水質検査を行う。


 

下水処理場からの排水に発生した泡(28日午後、京都市伏見区の宇治川で)=京都市提供

シャンプー原液1万7千リットル流出、排水に泡

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150329-OYT1T50042.html?from=tw 

読売新聞 2015年03月29日 14時19分

京都市上下水道局は28日、伏見区の化学薬品製造会社「新日本理化」京都工場で配管が破損し、シャンプーの原液約1万7000リットルが下水道に流出したと発表した。

 住民への健康被害は確認されていないという。

 発表では、27日午後11時45分頃、社員が配管の破損に気づき、約3時間後、市に通報した。原液は工場から下水道へ流れ出たが、下水処理場で浄化処理された。処理場で水質検査を行ったところ、有害物質などは確認されなかったという。

 28日午前、処理場から宇治川への排水に泡が出ているのが確認されたため、同局は泡が流れ出ないようにオイルマットを張った。

 

 

工場からシャンプー流出、大量の泡 京都・伏見の宇治川

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150328000139

京都新聞  2015年03月28日 21時12分

28日午前3時ごろ、京都市伏見区葭島矢倉町の新日本理化京都工場からシャンプーの原液約1万7千リットルが下水道に流入したと同工場が市に通報した。市伏見水環境保全センターの処理能力を超え、宇治川への放流水に大量の泡が発生した。市によると、工場の配管破損が原因とみられ、オイルフェンスを設置して流出を抑えた。毒性はないという。


京都宇川のシャンプー原液流出について、三社が報じていますが、地元紙の京都新聞は、なぜか写真を載せておらず、一応報じたといった程度です。

なにか事故が起きると、地元紙は「たいしたことない」という報じ方しかしないというのは、福島原発事故でも明らかですが、このような直接水源を汚染するような事案でも、企業の責任を追求するメディアがいないということに心底絶望します。

産経新聞は企業名を明らかにしていませんが、「宇治川に流出した」と書いています。つまり水源に入ったということです。

原因企業は   伏見区の化学薬品製造会社「新日本理化」京都工場

流出したもの  シャンプーの原液 17000リットル


シャンプーの原液は生物学的毒性を持つ合成界面活性剤。

 

 

両性界面活性剤 http://www.live-science.com/bekkan/intro/shurui.html

 

水に溶けたとき、アルカリ性領域では陰イオン界面活性剤の性質を、酸性領域では陽イオン界面活性剤の性質を示す界面活性剤です。洗浄性や起泡性を高める補助剤として広く使用されています。

 


HPを見ると配管だらけの工場。☟ 配管が破損したらアウト。

 

 

宇治川⇒淀川⇒枚方の水道取水口⇒大阪の水道 となり、大阪府民の口に入るということです。

報道記事では「毒性はない」とか「健康被害はない」とか、住民に不安を与えないように必死ですが、生態系に影響が有ることは明らかです。魚やその他の水生生物が死んでないかどうか調べたのでしょうか。


環境汚染 合成洗剤

恐怖の実態 合成界面活性剤 人体への悪影響!

合成洗剤が引き起こす人体への悪影響 マウスの実験


脱原発市民の中に、放射性物質だけを危険視して、その他のことは気にしない人がいます。もちろん、放射性物質がその他の毒性物質より桁違いに毒性が高いことは確かですが、環境問題を考えるとき

放射性物質「よりまし」だから、合成洗剤に目をつぶれというのはまことにご都合な考え方で、「目に見えるだけまし」とか「放射能汚染水よりまし」などといったおかしな論調が必ず出てきます。

命と環境を守るという点から、「水を汚染するものはどっちも悪い」という判断がどうしてできないのか理解に苦しみます。

このような環境汚染の原因を作った企業の責任を追及しなければいけないと思います。

「自分も合成シャンプー使いたいから黙っとこう」というずるい市民の感覚が、こういう環境汚染を許すことにつながるのです。

市民にできることは合成洗剤、合成シャンプーの不買です。CMに乗せられて買わないということが大切です。

「持続可能ではない」商品を作るメーカーは淘汰されなければならないと私は考えます。


以下自治体の対応☟ (HPに写真なし)


京都市上下水道局  http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000180630.html

【緊急情報】伏見水環境保全センターにおける放流水からの泡の発生及びその対応について

伏見区内の化学工場において,配管が破損し,液剤が下水道に流入したことに伴い,伏見水環境保全センターからの放流水に泡が発生し,これに対する処置を行いましたので,お知らせします。

1 判明日時

  平成27年3月28日土曜日 午前3時頃  (工場からの通報により判明) 

2 発生状況

  伏見区内の化学工場(京都市伏見区葭島矢倉町)内の配管が破損し,液剤(シャンプーの原液)17,000リットルが下水道へ流入したことに伴い,伏見水環境保全センターからの放流水に泡が発生した。

3 対応

  伏見水環境保全センターから宇治川への放流口に防護用のオイルマットを設置し,泡の流出を抑える処置を行った。

4 その他

  上下水道局において,放流水の簡易水質検査の結果,有害物質や重金属等の流出はなく,水処理にも影響がないことを確認した。今後,詳細な水質検査を実施するとともに,引き続き監視を継続する。

  なお,液剤の流出防止の処置が完了し,当該工場から流出していないことを確認している。

お問い合わせ先

京都市 上下水道局下水道部施設課

電話:075-672-7832

ファックス:075-682-2715


 

最後に市川定夫先生の『新・環境学Ⅲ 現代の科学技術批判』 p73より

 

洗剤メーカー、家電メーカー、スーパーなどの小売店のいずれもが、環境よりも常に営利を重視しているのである。

民放やマスメディもまた、環境問題を大きく報道しながら、その一方で、広告収入をより重視していることが多い。

私がある民放の環境問題をテーマにした番組に出演したとき、

ディレクターから「合成洗剤だけは触れないで欲しい」と言われたことがある。

その番組のスポンサーが大手洗剤メーカーであったからである。

このように、合成洗剤がいぜんとして洗剤の主流を占め、環境破壊を続けている背景、いやその根強い源には、

環境よりも営利を優先する現代社会の経済優先主義がいまなお存在し続けているからである。

それがなお続く限り、合成洗剤問題もとうてい解決しないのである。

 



 水を汚したら終わりということがわかる図

 

合成界面活性剤とは

合成界面活性剤とは水と油を混ぜ合わせる乳化作用のある成分のことをいいます。

この性質を利用して、油を含む汚れを落とすという目的の製品に多く含まれています。シャンプー、ボディシャンプー、リンス、トリートメント、整髪料、シェービングクリーム、洗顔用品、洗剤、殺虫剤など本当に様々な日用品に使用されています。

汚れを落としやすくするという面ではとても効果的なものなのですが、肌に対しては多くの問題をかかえています。

合成界面活性剤は経皮毒とも深い関係があります。

合成界面活性剤は、皮膚のバリア機能を持つ皮膜の機能を弱めてしまいます。バリア機能が弱まった肌には経皮毒性の性質を持つような有害な化学物質が皮膚を通して入りやすくしてしまいます。

また合成界面活性剤と溶解剤をあわせて使用すると皮膚の角質層が溶かされてしまいます。こういう悪循環によって、さらに経皮毒の影響を大きく受けることになってしまうのです。

最近ではこういった合成界面活性剤を使用していないことをうたっている無添加製品も増えていますので、気になる方はそういったものを利用するのもよいでしょう。
 
 

経皮吸収率の違い

陰部42に驚く(☉_☉) 

足の裏(0.14) 足首(0.42) 腕外側(0.83) 背中(1.7) 頭皮(3.5) わき(3.6) 額(6.5) ほほ(13) 陰部(42)

立ってシャワー浴びながら合成シャンプーしたら全身から吸収してしまうということ。

※補足

界面活性剤は、乳化作用のあるものは全てです。「合成」がつくと化学合成で、石けんも界面活性剤です。


太陽光パネルのバックシートの工場から有毒なフッ化水素ガスが発生。4人が刺激臭を感じ気分が悪くなる。

2015-03-21 | 太陽光発電は危険

有毒ガス 4人の健康問題なし

NHK 茨城

18日夜、かすみがうら市のフィルム製造工場で煙が発生し、有毒なフッ化水素ガスが漏れた可能性があるとして、工場内にいた従業員4人が病院で診察を受けました。
いずれも健康状態に問題はなかったということで、警察が詳しい状況を調べています。

18日午後7時すぎ、かすみがうら市のフィルム製造メーカー「クレハエクステック」の工場の男性従業員から「作業中に煙が発生した」と消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、工場内にいた30代から40代の男性従業員4人が隣の土浦市内の病院で診察を受けましたが、いずれも健康状態に問題はなかったということです。
警察によりますと、太陽光パネルに使うフィルムを製造する作業中に機械が高温となった結果、有毒なフッ化水素ガスが発生した可能性があるということで、その後、機械を停止し、ガスの発生は止まっているということです。
警察が詳しい状況を調べています。

03月19日 14時35分 

 

工場でフッ化水素 4人手当て

03月19日 06時34分  NHK 首都圏
 
18日夜、茨城県かすみがうら市のフィルム製造工場で有毒なフッ化水素ガスが発生し、工場内にいた作業員4人が気分が悪くなって病院で手当てを受けました。
いずれも症状は軽いということで警察と消防が詳しい状況を調べています。

18日午後7時すぎ、茨城県かすみがうら市のフィルム製造メーカー「クレハエクステック」の工場の男性の作業員から、「作業中にフッ化水素ガスが発生した」と消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、工場内にいた30代から40代の男性作業員4人が、刺激臭を感じたあと気分が悪くなり隣の土浦市内の病院で手当てを受けたということですが、いずれも症状は軽いということです。
警察によりますと、太陽光パネルに使うフィルムを製造する作業中に機械が高温となった結果有毒なフッ化水素ガスが発生したとみられるということで、その後、機械を停止しガスの発生は止まっているということです。
工場内には、手当てを受けた4人のほかに12人の作業員がいましたが、けがなどはないということです。
工場の外には、ガスは漏れ出していないということで警察が詳しい状況を調べています。

 
 

(管理人より)太陽光パネルのバックシートを作ってる茨城県のメーカーのクレハエクステックで有毒ガスが発生しました。

クレハエクステック

http://www.kureha-xt.co.jp/products/hightech.html

有毒なフッ化水素ガスと書いてありますので毒性を調べてみました。

http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/O13300O.pdf

「吸入した場合、30~150分で死亡する」とあります

 

 

 それなのに、クレハエクステックのHPに出ていたお詫びの文書には、有毒なフッ化水素ガスなのに「分解ガス」とさらっと書いてあります! 

嘘ではなくても、正確ではない表現になってるのはよくないと私は思うのです。人が死ぬ可能性があったというのに・・・

http://www.kureha-xt.co.jp/pdf/201503919.pdf

 

 

このように、太陽光パネルは国策ですので、原発と同じようにその危険性が過小評価され、メディアも、地元には正しくは伝えないのだということがこういったことからもわかりますね。

NHK茨城のニュースのタイトルも「問題なし」を強調したタイトルになっています。

首都圏ニュースには、刺激臭を感じたあと気分が悪くなったことや、現場に全部で16人いたことも書かれています。その他の人もガスを吸ってしまったのでしょう。

「原発=危険、自然エネ=安全」と信じ、脱原発の為に自然エネを進める人が居るがそれは大間違いです。

太陽電池も製造段階でも大変危険なものです。毒ガスを吸い込めば死に至るレベルですから原発と変わりません。

 

2014年1月に三重県で爆発事故が有り、5人亡くなりました。爆発があったのは半導体の基板の材料になる「多結晶シリコン」と呼ばれる製品を製造するプラント。

原発企業三菱のプラントの死亡事故。☟

三重県三菱マテリアル爆発事故で5人死亡!日本はCBRNE災害の危険に晒されている。

 

太陽電池の危険を指摘すると「原発よりまし!再エネ全否定するな!」「どんなものにも一長一短!」「科学技術を全否定するな!パソコン使うな!」

と最後は再エネ推進派も原発推進派と同じ論理になります。

 

中国の太陽電池工場付近の水源から基準値の10倍のフッ素化合物。基準値の100倍の工場も。

韓国・サムスン「半導体絶望工場」~なぜ市民にME産業の危険性が知らされていないのか?

シリコン太陽電池製造において使われる危険物質~労働者がシリコンダストに対する過度の曝露

 

太陽光パネルが有毒だという話をすると「毒のない太陽電池が開発されている」という話をする人に心底うんざりするのです。

仮に新たに開発されたとしても、それまでのものは全て始末に負えないゴミになるという問題を無視しているのです。

技術にすがりつきたいがために、工業製品のライフサイクル全体で物事が考えられない人の典型。

 

ちなみに今回の有毒ガス問題は太陽光パネルの バックシートの工場でおきました。

太陽光パネルのバックシートといえば、マンハッタン計画に参加し原爆の製造に関わっているデュポンが製造してます。

再エネ企業=原子力企業ということがここでもわかりますね。恐ろしいことです。

http://www.dupont.co.jp/products-and-services/solar-photovoltaic-materials/photovoltaic-backsheet-films/brands/tedlar-backsheet-film.html

 

 

 


宇宙技術や再エネ技術は軍事技術に転用可能。国費で開発されどんどん進んでいる現実に恐怖!戦争への道!

2015-03-08 | 戦争 

 

 

無線送電実験にJAXAが成功 宇宙太陽光発電に一歩

http://www.asahi.com/articles/ASH376JM4H37PLBJ002.html

朝日新聞 2015年3月8日18時23分

宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは8日、電気を無線で飛ばす実験に成功した。宇宙空間に浮かべた太陽電池パネルから地上に送電する、「宇宙太陽光発電」の実現に不可欠な技術で、今後の研究開発につなげる。 

宇宙で発電し地上に送電、実証試験へ

 宇宙太陽光発電は、電気をマイクロ波などに変換して宇宙から地上に送る構想で、日本では1980年代から本格的な研究が始まった。昼夜や天候に影響されずに発電できることが特徴。実現するには、コストの大幅な削減など多くの課題があるが、JAXAなどは、直径2~3キロメートルの巨大な太陽電池パネルを使えば、原発1基分(100万キロワット)相当の発電ができると試算している。 

 一方、強力なマイクロ波は人体や環境に悪影響を及ぼす恐れがあるため、極めて高い精度でマイクロ波の向きなどを制御して、ねらった場所にピンポイントで送電する必要がある。 

 兵庫県内にある三菱電機の屋外試験場で実施された実験では、送電用アンテナから発射するマイクロ波の角度を少しずつ変えて、向きを細かく調整。約55メートル離れた場所に設置した受電用のアンテナへ正確に送ることに成功した。 

 JAXA研究開発本部の大橋一夫・高度ミッション研究グループ長は「マイクロ波の制御は安全に、無駄なく電気を送る上で重要な技術。確認できたのは大きなステップ」と話した。 

 実験は1日に予定されていたが、悪天候のため8日に延期されていた。(小堀龍之)

 

 (管理人より) 再生可能エネルギーの技術は危険であると当ブログではこれでもかと叫んできたわけですが、ついにメディアでこういう宣伝がなされるようになりました。

宇宙太陽光発電とJAXA。画像をよく見てください。三菱電機IHIエアロスペースの文字が見えます。完全に宇宙=軍需産業です。

宇宙で作った電気をマイクロ波で狙った場所にピンポイントで送電するなんてやっちゃいけないことです。

強烈なマイクロ波を地上に送るということは「人も殺せる」ということです。

マイクロ波が危険なことは、京丹後市のXバンドレーダーの記事で書きました。

Xバンド・レーダー基地 「熱を発生する特性がある」電波を大出力で飛ばす在日米軍施設が京都に!

大量殺戮兵器に転用できる科学技術というのは、人間を不幸にする技術。

軍事企業=再エネ企業=原発企業のやる恐ろしい技術開発に、大義名分(再生可能エネルギー、防災、介護、廃棄物利用など)

がつけられて、「未来の技術」、「夢の技術」というオブラートで包んで印象操作されています。

人気俳優を使ってこんなテレビ番組も作られました。番組を作ったTBSは原発体制を支える三井財閥系です。ここでも再エネが原発を補完してることがわかりますね。

 

TBS「夢の扉+」  宇宙に発電所を作れ!~高度36,000kmから地球へ “無限のクリーンエネルギー”を送る“宇宙太陽光発電”

 

 


衛星打ち上げ、10年で最大45基 新「宇宙基本計画」決定 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS08H6X_Z00C15A1AM1000/

日本経済新聞 2015/1/9 10:49

政府は9日午前、宇宙開発戦略本部を開き、2024年度までの日本の宇宙政策の指針を定める新「宇宙基本計画」を決定した。人工衛星を使った船舶の監視や情報収集など、宇宙システムを安保目的により直接的に利用できるよう体制を整備する。今後10年間で衛星など最大45基を打ち上げる。宇宙関連産業を官民合わせて5兆円規模とする目標も盛り込んだ。 

 新計画は「宇宙システムの利用なしには現代の安全保障は成り立たない」と指摘。日本周辺の安保環境が厳しさを増していることを踏まえ「測位、通信、情報収集等のための宇宙システムを我が国の外交・安保政策、自衛隊の部隊運用に直接的に活用可能なものとして整備する」と明記した。 

 具体的には、地上の位置情報を高い精度で測る測位衛星「準天頂衛星」を23年度までに現在の1基から7基に増やす。日本上空から常時測位できるようになる。平時は民間の位置情報サービスに利用するが、安保上の有効活用を今後検討する。 

 海上の船舶や地上施設の監視に使う情報収集衛星は機能の拡充・強化を進め、基数を増やす。秘匿性や防御力の高い防衛衛星通信網は現在は民間のものを利用しているが、自衛隊独自で3基体制とする。安保への利用拡大と民間事業の推進を両面で進める法案を16年の通常国会に提出する。

 日米の安保面での宇宙協力を強化する。人工衛星などに損傷を与える危険がある「宇宙ごみ(デブリ)」の共同監視体制を確立する。米国の全地球測位システム(GPS)との連携を強め、一方が攻撃や故障で無力化した場合に補完する仕組みも整備する。日米で協議中の日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の再改定に反映する。 

 新計画は宇宙関連の国内産業をテコ入れする狙いもある。今後10年間の衛星の運用計画を明示し、戦略的な開発につなげる。関連産業の海外展開に向け、有識者を加えた会合を設置する。 

 宇宙の探査・研究では、今後10年間で、大型のH2Aロケットを使う中型衛星を3基、小型イプシロンロケットを使う小型衛星5基の打ち上げに取り組む。 

 国際宇宙ステーション(ISS)の日本の参加延長は、他国の動向を踏まえ16年度末までに結論を出す。有人の宇宙探査は「慎重かつ総合的に検討を行う」とした。 

 安倍晋三首相は9日の戦略本部の会合で「新たな安全保障政策を十分に踏まえ、長期的かつ具体的な計画とすることができた。歴史的な転換点となる」と述べた。 

 日本は1969年に宇宙利用を平和目的に限る国会決議を採択し、軍事面での利用を禁止してきた。2008年の宇宙基本法で安保利用を解禁したが、抑制的な姿勢は維持された。13年に策定したこれまでの基本計画も具体策は少なかった。

 

日本は1969年に宇宙利用を平和目的に限る国会決議を採択し、軍事面での利用を禁止してきたのに、2008年に宇宙基本法を改正して軍事目的の宇宙開発をOKにしてしまった。

防衛省は2018年度以降に宇宙監視の専門部隊を立ち上げ、米軍との情報共有に乗り出そうとしています。

岡山県などに監視設備をもつ宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、米戦略軍統合宇宙運用センターとの情報共有も拡大されます。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H0Z_V00C15A1MM0000/

学校でJAXAの職員が話をする機会が増えています。宇宙の夢を見させるいいことしか伝えません。宇宙開発プロパガンダ。

JAXAがついに自衛隊と連携し、宇宙ごみや火山の監視にかこつけて軍事強化しようとしている日本。

 

欧米では核兵器の技術を医療や発電などに生かしてるから日本も導入しようと言って、被爆国の日本に原発技術を導入しました。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/023/0068/02312130068004a.html

そのとき使われた言葉は「原子力の平和利用」。「未来の技術」というオブラートで包んで印象操作されました。

万博などのイベントで市民は騙されました。https://twitter.com/oldblue2012/status/454130250280996864

 

エコキュートや風力発電などからの低周波音で健康被害が出ているのに再エネが野放しなのはなぜか。

目が悪くなる、虫が死ぬとわかっているのにのにLEDがノーベル賞なのはなぜか。

電磁波の健康被害があることが分かっている携帯や太陽光パネルが野放しなのはなぜか。

再生可能エネルギーは兵器技術に直結しており、それをおおっぴらに進めるのに再エネという隠れ蓑が必要だったからです。

「武器産業にとって、戦場はまたとない市場であり消費地です。表向きの大義名分だけで見ていては、本当のことを見失い、知らぬまに私達は共に加害者となり、犠牲者となってしまいます」

と山田征さんが言われていますが、その通りだと私も思います。

 

よく出てくる 大義名分のことば☟ これらを使うと、市民はNO!と言えなくなることが分かって使っています。

温暖化防止、防災、災害救援、介護、廃棄物利用、安全保障、復興、持続可能・・・


これらの言葉の組み合わせで大義名分を掲げて国策を作り、財閥・軍需企業が儲かる国づくりを進めているのです。

再エネ・ロボット・ドローン・宇宙開発・武器調達に膨大な税金が流れ込み、市民はメディアに騙され戦争に向かっているのが現在。

再生可能エネルギーの科学技術は軍事転用され殺戮兵器になりうるということです。

 

 

 

研究中の高性能レーダーの姿とらえる 防衛省が実用化急ぐ

フジテレビ系(FNN) 3月4日(水)18時59分配信

北朝鮮の弾道ミサイル発射への警戒感が高まる中、FNNは、防衛省が新たに研究中の高性能レーダーの姿をとらえた。

千葉・旭市の防衛省技本飯岡支所の広い敷地の中に、スピーカーのようなものが並んでいる。

野外コンサート会場のように見えるが、これは防衛省が研究中の新しいレーダー。

「マイモレーダ」は、弾道ミサイルだけでなく、これまでレーダーでとらえにくかったステルス飛翔体も遠くからキャッチする能力が期待されている。

小さなアンテナを複数並べる形状のため、移設が簡単で、地形を問わず、設置が可能となっている。

北朝鮮による弾道ミサイル発射や、中国機などに対する緊急発進が大幅に増加する中、防衛省は、実用化を急いでいる。

最終更新:3月4日(水)20時17分

 

「スピーカー」とか「小さなアンテナ」などという言葉を使い危険性を誤魔化した報道。 レーダー自体の危険性を伝えないフジTVも恐ろしいです。

 http://karapaia.livedoor.biz/archives/51581292.html  より

 

対人放射型電子レンジ兵器「Active Denial System」

アンテナでミリ波のエネルギービームを掃射し、周囲の敵性人物を制圧する。「Active Denial System」は敵性対象の生命を奪うものではなく、あくまでも「制圧・無力化」するもの。パラボラアンテナのような掃射装置から目標に対して不可視のミリ波によるエネルギービームが掃射され、最長で500メートル先の対象を「制圧」する。アンテナには自動目標追尾装置が搭載され、対象物に適切な照準セットと掃射を行うことができる。「制圧」鎮圧用装備としては現在ゴム弾が一般的だが、この射程はせいぜい50メートル前後。それと比べれば約10倍もの有効射程距離を持つことになる。

 



 長距離音響装置LRAD(Long Range Acoustic Device) 

 直径80cmの椀型をしており重量約30kgで、有効範囲にある対象に向け作動させる事で、攻撃の意欲を無くさせる効果もある。これは暴動などの際に催涙ガス(催涙弾など)を使用すると呼吸器疾患のある者が重体となったり死亡する危険性があるため、これに代わるものとしての利用が期待されている。ただしその一方で、断続的に強力な音波を照射された場合、聴覚障害の危険性があることも示唆されている。このため運用面では、制圧目的の場合には一度に数秒程度とし、連続照射を前提としていないことがメーカー側から示されている。

 

LEDで吐き気を催させる装置

リモ・フリードとフィル・トロンが開発した、照射することで、船酔いのような吐き気を起こさせる装置。250ドル(2万2千円)でできるというこの装置は36個のLEDライトが使われている。

 

 

このように、もう既にアメリカでは、マイクロ派や低周波音、LEDを使った兵器が作られていますので、日本でもどんどん国費を軍事企業に流し込んで同じようなものを開発しているのでしょう。

それなのに、日本の国民は相変わらずTVを見て、「自然エネルギーは未来の技術」と騙されてみたり、

脱原発は大事だけど「再エネを一括りにして全部否定するな」と怒ってみたり、まあ、おめでたい話です。

国がいろんな発電方法を用意して「再エネ」を一括りにして、しっかり市民から「再エネ賦課金」を搾り取っているのは現実です。

科学技術信仰もここまで来たら狂気です。「パソコンを使うのだからこういう軍事技術を受け入れなくてはならない」ということにはなりません。

原発も再エネも戦争に結びつく人間を不幸にする技術だということに、原発事故後4年も経って気がつかない人は、残念ですが、戦争の加担者になります。

 

自然エネルギーという言葉に騙されて、原発をなくせると思い込んで自然エネルギーを推進しても、原発をなくせないどころか、戦争に結びついてしまうということです。

「集団的自衛権反対!戦争反対!」とデモをしてるのに、再エネを推進しては意味がありません。

結局、軍需産業=原発産業を儲けさせることになるのです。

 

 【科学者・エンジニアの方へ】

どうか国と企業の言いなりになって、土に還らないもの、生態系を壊すもの、

人間を殺戮する兵器の技術開発はしないでください。

有毒廃棄物を品質管理できるという建前で、薄めて環境中に放出したり、

毒物を他の製品に混ぜてリサイクルや焼却をするのをやめてください。

結局、全てが人間に帰ってきます。

良心を失わないでください。

よろしくお願いします。


 

 

 


人の心のやさしさは、その生活の在り方の上に全て顕れてくる。それが本当の”愛” 山田征

2015-03-06 | 山田 征

(管理人より)前回に引き続いて山田征さんの文章を掲載します。これは1999年に書かれた文章ですが、今読んでも私たちの暮らしの在り方の参考になることばかりです。

 

もうすぐ2000年、今世紀最後の年

もう少し不便でも、もう少し貧しくシンプルでもいいのではないですか?

地上に生きるすべての者が、等しく豊かに生きられるために……。               山田 征

 

大昔の人々と友だちになってみませんか。電気やガスどころか、金属の道具もなく、木や土や石など自然の材を使って生きていた大昔の人々のくらしぶりをのぞいてみませんか。今の私たちの生活に比べたら、それは不便なくらしに見えるでしょう。でも、大昔の人々は、今の私たちよりもずっと豊かな自然のめぐみのなかで、平和にたくましく生きていました。日本列島は、気候や海流のおかげで、植物がとてもよく生え、森の動物や鳥たち、魚も貝も豊富です。火山列島だから、鉱物資源の種類もたくさんあります。だから、人間にとっても、自然界の食べ物や生活の材料に不足はないし、四季の変化があってくらしやすい島だったのです。大昔の人々は、今の私たちよりもはるかにそうした自然のめぐみを大切に思い、自然とともに生きる知恵を持っていました。
 ところが人間は、科学技術が発達し、大きな機械を使うようになってから、自然を大規模に破壊し始めました。より便利で快適な暮らしをするために、山を崩し、森の木を切り、海を埋め立てて、動物や鳥や魚は住むところを奪われました。コンクリートに包まれた街、車の排気ガスで汚れた空気、人間の出す排水で汚れた水、木を失った山……。
 そして今、人間が地球の自然のバランスをこわしすぎ、地球は危機をむかえています。森の木を切りすぎて、地球は急速に砂漠化しています。人間が電気や石油やガスをたくさん使うようになったため、地球の温暖化が進んでいます。(※)このままでは、2100年には平均気温が2度高くなるといわれています。いまから5000~6000年ほど前も、いまより気温が2度ほど高く、氷河の水がとけて海の水が増え、大阪平野も関東平野もほとんど海にしずみました。そのころの地形を復元した地図は、自然の恐ろしさを教えてくれています。
 私たちは、自分たちがどれほど自然を失ったのか、気がついていないのかもしれません。大昔の人々は、自然とともに生きていました。そんな大昔の人々と友だちになってみませんか。人間が豊かな自然のなかで生き生きとくらしていた時代のことを、のぞいてみませんか。


〈佐古和枝「森と海のめぐみ」より〉

 1999年という年も、あとほんの数日、ひとまたぎで終わろうとしています。なんとせわしない一年であったことか、と思いつつこれを書き始めました。過去からさまざまに語られ言われ続けてきた、恐ろしくドラマチックな予言もありましたが、何ごともなく夏がすぎ秋がすぎ、いま冬に入り年の瀬を迎えています。ところが過去のどこでも言われていなかった伏兵が、いまムクムクと頭をもたげ2000年を迎えようとしています。

新聞でもラジオでもテレビでも、最近は日本の首相、小渕総理大臣自らが、声で写真で映像でさまざまに登場しながら「今年の大晦日はいつもと少し違った準備をお願いします」とくり返し、3日分ほどの水と燃料、そして食べ物の備えをするよう呼びかけをしています。つまりこれは例のコンピューターにまつわる2000年問題への備え、のことですが……。はたしてその日、その時何が起きるやら、起きないのやら。私達は今、何と大きなギャンブルの前にいることでしょうか。大方の人の考えは、「どうぞ何ごとも起きませんように……」ということだと思いますが、ほとんどの人達はあまり状況がよくはのみこめず、何の心配もしていないのでは、と思います。この通信がみなさまのお手元に届くころには、たぶん私達はことの結末、あるいは進行過程をみていることと思います。この私自身は、あっても無くてもとても辛いものがあるな……と考えています。

 初めに紹介しました文章は、今年になって知りあいました関西外語大学助教授の佐古和枝さんの書かれたものです。佐古さんは鳥取県にある名山、大山の麓で新たに発見された弥生時代の遺跡、妻木晩田遺跡をゴルフ場建設から守るために立ち上がった人です。初めは一度始めた開発事業を途中で変えることを嫌う県がなかなか同意しませんでしたが、この春やっとのことで全面保存の認可が出されました。その厳しい運動の中で作られたのが「考古学は楽しい」という全3巻のシリーズ絵本ですが、その中の一冊「森と海のめぐみ」のプロローグとして書かれたものです。子供向けに書かれたこの短い文章の中に、言いたいこと、大切なことの全てがあると思い借用致しました。

今を昔に引き戻すことは出来ませんが、私達はこの言葉をくり返しくり返し読んでみて、いまの自分やまわりの社会の在り方をよくよく考え振り返ってみなければいけないのでは、と心から思います。このままの勢いで突き進んでしまえば、私達人間の未来は決して明るくはない、ということです。

あまりにも不安材料が多すぎます。私達人間の暮らしぶりは、自然界のルール、本来在るべき姿からあまりにも大きく逸脱してしまったとは思わないでしょうか。昔昔の人達は、今から思えばとても不便で貧しく、あるいは野蛮とも思える生活の在り方の中で、充分に楽しく豊かに生きてきたのだと思います。

そして人間が良かれと思い辿ってきた歴史の中で、文明が発達し便利になり、物質的に、あるいは経済的に豊かになればなる程に、人の不幸や不平不満、不平等といった“不”のつく世界が大きく広がってしまったのだと思っています。

 ここ数年、いえ二十数年来と言ったらいいでしょうか、私の家はいつも沢山の“物”が集まってくる家でした。以前は各地に在る知り合いの農家や、新しく地方に入植した農家の人達などに送る衣類や布団など、そして食器や家具等もわざわざ集めた時期がありました。それがいつのまにか回りの人達の意識の中に定着してしまい、自分のところで要らなくなった家具や電気製品その他あらゆるものが持ちこまれるようになりました。

ほとんどの場合、新しいデザインへの買い替えが多く、持ちこまれる物は全て、まだまだ使えるものばかりでした。ですから我が家は新しい物はほとんど買わず、よそで必要としなくなったものを着たり使ったりの年月を重ねてきました。ですからたまに新しい物を購入する時は大変な勇気がいりますし、気持の上では罪悪感が伴ったりしてしまいます。「いまほんとうにこういう物を買う必要があるのかどうか?」、とつくづく考えてしまうのです。

 ここ数年は海外に送るための援助物資、そして今年になってからはホームレス、野宿の人達に回すためのあれこれを集めています。そして我がヤドカリハウスはみるみる援助物資、衣類の山に埋めつくされてしまいました。いまもそういう物の谷間に座りこれを書いています。ほんとは我が家に到着したもの、すぐに右から左へと手渡していけばよいと思うのですが、現実はなかなかそうはいきません。夏になる時、冬物が届き、冬に入る時、夏物が届く、なんてことがいやというほどあるからです。

季節にあった物が届けばすぐに活用出来ますが、そうでないためまた半年を寝かさなければなりません。本当に必要な物以外のいろんなものが届きます。ほんとにあらゆる物です。送って下さった方も捨てるに捨てられず、長い間押入れやタンスに大事にしまっておいたものが多いのだと思います。私に送ることによって多分ほっとされているのではないかな……と思います。

みんな心のどこかにただは捨てたくはない、ゴミにしたくはない、という思いがあるのではないでしょうか?。そして受け取った私もいま同じに思っています。ですからいま私は、物、物、物の谷間にいます。日本という国は、ほんとに物質的には豊かな国だと思います。その証しが私のまわりにあります。お送り下さった方々にはとても感謝しています。

ありがとうございました。決して悪く言ってるのではありませんので誤解なさらないで下さい。

 さて、ここまで書いてちょっとばかりため息が出てしまいました。この文章を書き始めた時私は、いったい何を書きたいと思ったのかな……?と思ったわけです。こうして物だけではなく他のものの在り方も全て、このありあまる“物”のように必要以上のもの、必要以上に過剰で便利なものの中にいて、いま私達は溺れそうに、いえもうすでに溺れてしまっているのだと思います。

本当に必要な物の量、便利さの度合をとうに越えてしまい、それこそはあの東海村で起きた放射能事故のように、いつ臨界点を越えてしまってもおかしくない状況の中にいる、とは思いませんか? 私達はほんとうに大切なものをとうの昔に見失い、何か“文明とは素晴らしい”という幻覚の中で生きているのかもしれません。

 あと数日で2000年1月1日、その日その時何があってもなくっても、その日を境に私達は昔を今に、少しだけたぐり寄せてみるのはどうでしょうか?デンキ製品をもうこれ以上増やさないで、出来たら減らし、体を包む衣類だってそんなにそんなに次々と買いこまないで、車もせめて20万キロ位(私のはいま15年め、23万5千キロを越えました)は乗るようにして、そして本来人の手で充分やれるはずの仕事を次々機械の手に委ねてしまわないで、出来たら人の手にとり戻し、食べ物だって季節季節の物を口にする。出来たら身土不二の譬えのように、自分の国で、自分の身近なところで出来るもの、採れるものを大切にしていく、そうすれば少しすづ少しずつ、そして気がついたら何かがとても大きく変わっていた、ということにはならないでしょうか?。

 せっかくこの世に人として生まれた全ての人達が、飢えて死んだり路上で死んでしまったり、人と人とが憎みあい、殺しあい奪いあわなくてもいいように、自分の身のほどのものを持つように、あれもこれも欲しがらないで、人間以外の沢山の生きもの達をもうこれ以上犠牲にし自然のサイクルを失わないために、私達はもう少し不便でも、もう少し貧しくてもいいのではないでしょうか?。もう少しシンプルな生き方を選択するのはどうでしょうか?。この地球上にこれから先も、人間という種が安心して住み続けていくことを願うとしたら、目先の利害は少しがまんしなければ、と思うのですが……。それがいまこうして、物の谷間で私が思ってる切なる思いです。これまで何度も書いたテーマを、またこうして書いてしまいました。

 

 洗濯には何をお使いですか?

衣服を着けて暮らす者にとって、洗濯は欠かすことの出来ないごく日常的な作業ですが、皆さんのお宅ではどうしていらっしゃいますか?それこそ人さまざま、お国柄、民族の違いなどでいろんな洗い方があると思います。でも今はごく普通に、日本の家庭での洗濯、と考えた時、やはりいちばん多いのが、電気洗濯機に合成洗剤、という組み合わせかと思います。

そうしますと一番多いのが、石油から何かを作る過程で副産物として出来てしまうと言われる、合成洗剤が一番多いのではないでしょうか。最近は洗剤の全く要らないと言われる強力な○○水とか、あるいはセラミックボール、炭やお塩を使った洗い方等々、いろいろなものが出てきています。それはそれでみな良いものだと思いますが、一番シンプルで強力なのは、ただの水洗い、つまり予洗という方法だと私は思っています。

特別な何かを使わなくても、よっぽどの汚れ以外はただの水洗いで7,8割から8,9割方は落ちてしまうと思います。私の場合、それで気になるものはその後、長年使ってきた大豆油(溶点がとても低いので冷たい水でも充分溶けるし、よくすすげます)で作った"サンダー"という石けんをほんのちょっと入れて洗います。

純度の高いこの石けんは、サンダー(雷)の名のように驚くほどよく落ちます。石けん使っても、ほんの少しであればすすぎも簡単です。合成洗剤を使うことは、自分自身の体にももちろんのこと、環境に対しても、他の生き物たちに対しても大変な悪影響を及ぼすことは、みなさますでによくご存知のことと思います。

知ってはいるけどやめられない、変えられないではすまない時代はもうすぐ目の前にあります。

 最近は"環境ホルモン"という言葉をよくききます。ただきくだけだったら別にどうってことないわけですが、その言葉の持つ現実はとても恐ろしいものだと思います。自然界の生き物たちのオスメスがそのバランスを崩してしまった、ということでしょうか?。つまり、本来オスであるはずの個体が、その機能を果たせなくなったり、メスである個体がオス化してしまいメスの機能を果たせず、従ってその子孫を残せない。つまり絶滅路線を歩いてしまう、ということのようです。

その原因は全て、私達人間の暮らしの在り方、生きる姿勢の中にあると私は思います。私達が石油を原料としたさまざまなものを取り入れ、いわゆる"石油文明"というものの中にどっぷりつかりすぎた賜物である、というわけです。竹とか木とか草やワラ、といった自然界の素材で出来ていたさまざまなものを、ほとんど全て石油製品に置き換えてしまいました。

そして世界は、その石油をめぐる奪い合いで沢山の争いごと、戦争を繰り広げています。核の汚染というか脅威に対してはよく、その影響力の持つ半減期といったものが言われ恐れられていますが、私達の日常生活の中にあるさまざまな洗剤や農薬、食品添加物といった化学物質の持つ悪影響もまた、核の持つそれと全く同じで子々孫々にまで長期に及ぶものばかりだと思います。

つまり、自然界のさまざまな生き物たちが、その生殖機能を失い子孫を残せなくなったという現実は、いつか人間にとっても同じ結果として現れるということだと思います。

 食器や衣類やトイレやお風呂、そして私達の体、髪の毛、それらが見た目で綺麗になっても、その汚水は自然の生態系をジワジワと締め付け殺し、その度合はそのうち臨界を越えてしまう、そんなことのないように、この2000年を機に生活の在り方全般をよく見直してみるのはどうでしょうか?

こんなこといろいろ話し合ってみる機会、ぜひ作っていけたらと思います。どうぞお声をかけてみて下さいませんか?

これは絶望に向かうためでなく、ぜひ希望に向かっていきたいからなのですが…。どうぞよろしくお願い致します。

 


(※)佐古和枝「森と海のめぐみ」からの引用部分のCO2地球温暖化に関する部分の記述は誤りです。 ⇒ 人為的CO2地球温暖化脅威仮説の虚構

なお、山田征さんはCO2地球温暖化に関しては誤りであるとおっしゃっています。

 








 


表向きの大義名分だけで見ては本当のことを見失い知らぬまに私達は共に加害者となり犠牲者となってしまう

2015-03-06 | 山田 征

(管理人より)

いま日本では戦争をする準備が着々と進められています。福島原発事故も収束できず、放射性物質はダダ漏れのレベル7を超える放射能汚染国になっているのに、高濃度汚染地域では再生可能エネルギーが復興の柱となり、住民は被曝させられ続けています。

私は自分が子どもを産んだ時から日本を戦争する国にだけはしてはいけないと思って生きてきました。原発事故後も一人の市民として、原発を無くし、放射性物質を集中管理させる運動を微力ながら全力でしてきました。にもかかわらずこのような状況となってしまいました。

このような理不尽な日本の状況を、原発推進派や、被曝に関して無視する左翼勢力を批判することだけで解決できるとは私は思っていません。

そこで今日は、山田征さんが原発事故前の2001年に書かれた文章を、いくつかにわけてご紹介したいと思います。

この文章が書かれたのは2001年のアメリカ同時多発テロ事件の後。大変示唆に富んだ山田征さんの文章です。

 

【山田征さんプロフィール】 

東京都三鷹市井口のヤドカリハウスを拠点に活躍中!『菜の花の会』を主催

1938年生まれ。40年以上前から「市民の立場」で原発反対の活動をすると同時に、沖縄県石垣島白保の空港建設反対、ホームレス支援、神戸の仮設住宅に暮らす人々への支援、フィリピン・スモーキーマウンテンの子どもたちへの支援、内モンゴル植林、イラクやパレスチナ・ガザへの支援等、多様な活動を行う。 

現在、“原発に代わる”として進められている「自然エネルギー」について、一人ひとりが大きな流れの中で立ち止まり考えるべき問題である、と全国で伝え続けている。

『山田さんのひとりNGO』、『ただの主婦にできたこと』ほか著書多数。 

山田さんのひとりNGO―「ニライカナイ・ユー通信」
山田 征
現代書館

http://hikoki.fc2web.com/nirai.html より転載

 

テロにやられたアメリカ、とアメリカによる報復テロ行為を思う…                  山田 征

アメリカでのあのテロ事件が起きてから、早いものでもうひと月以上になってしまいました。あれ以来、心の落ち着かない毎日が過ぎていきます。ことに今月七日、アメリカによる"報復テロ"、とでも呼びたいような報復行為が始まってからは、何か腹がたつ、というよりは、とても空しく心がカラカラに乾いていくような気がしてなりません。

 あの第二次世界大戦が無条件降伏、という形で終わりとなりましたが、日本人の犠牲者だけでも数百万人、巻き込んでしまった多くの国の人々のその数は、二千万人を越すといわれます。そんなにも沢山の人々の生命を奪い、人生を狂わせてしまった戦い、戦争というものがやっと終わって五十数年、その戦争に狩り出され、戦場に出て生き残った人々もすでに年をとり、亡くなってしまった人の数はどれほどになるでしょうか。

そしてその頃まだほんの子供だった私なども、もうすでに六十才を越しました。あの頃の記憶もはるかに遠のきつつあります。そしていわゆる、"戦争を知らない世代"といわれる人々が社会の中心的存在となり、一年また一年と年を重ねる毎にそれらの人々もまた、第一線から押し出され世代交替となりつつあります。日本が、人と人が公然と殺し合うことをやめてから五十六年余の年月を経た、ということは、どんなに素晴らしいことだったことかと、心から思わずにはいられません。でもいま、その状況がガラリと変わろうとしていることに、私は心底悲しく、怯えてしまいます。

 日本がそのようにして人の殺し合いをやめていた間も、世界の各地では絶えまなく戦火が続き、沢山沢山の人々が犠牲になってきたこともまた事実です。しかし、どう思われるでしょうか。そのようにして亡くなっていった人々は、その人自身、戦うことを欲したのでしょうか?ほんとうに戦争を欲しがる人々は、いつの時代もいつの時でも、いつもいちばん安全地帯にいて、亡くなる人々の痛みも苦しさも哀しみも何も知らずに、何も知ろうともせず、感じようともせず、その時その時の戦果のみに一喜一憂していたのではないかと思います。

今度のことも私には全く同じように思えてなりません。今度の報復テロ行為でいちばん得をする人、喜ぶ人は誰でしょうか?表向きは一部の過激者による残虐なテロ行為、という形をとってはいますが、その陰のまたその陰に、ほんとうにほくそ笑んでいる一握りの人々がいることを私は思わずにはいられません。戦いがあればあるほど、長びけば長びくほど喜び得をする人々が、どの戦さの時にも在ったのだと思います。

私はタリバンのことはよく知りませんし、このようなテロがいいなどとは全く思いもしませんが、ありとあらゆる武器を大量に、しかも大っぴらに使うことの出来るこのような絶好のチャンスを、心から待ち望んだ影なる人々がいることを信じて疑いません。

 いま日本も、これまでのあらゆるものをかなぐり捨て、そのおぞましい報復テロの戦火に身を投じようとしています。なんとバカな、愚かなことか…、と心から思うのです。ほんとうに戦場に行くのはいったい誰でしょうか?参戦することをいち早く決めてしまったそれぞれの国の指導者たち、その息子たちはいまどこで何をしているのでしょうか?

「多少の犠牲は仕方がない」というのなら、まず言った本人やその息子たちが戦場の第一線に立てばいいのです。ひとつの就職先として選び、自衛隊員になった若者もきっと多いはずです。その若者達はいったいどんな思いで、首相の言葉を聞いたでしょうか。若い人達、もう二度と再び殺し合いの場に出かけて、命を散らすのはやめてほしい。心からそう思います。

 私は自分の孫たちのことも思います。男の子と女の子と二人ずつ、四人の孫たちです。この子達に二度と再び、私が幼かったころのような思いをさせたくはありません。この子たちが大人になった時にももちろん同じです。エゴと言われてもいいのです。そんな社会であってほしくないと思います。

そんな思いを抱き続けたからこそ、この数十年をほんとうに沢山の出来ごと、活動にかかわり続けてきたと思います。そんな社会になりませんように、人が人にだけではなく、他の多くの生きもの達の生命も、ただ無節操に殺めることがありませんようにと、一生懸命動いてきました。それがいま、なんとあっけなく、ガラガラ崩れ去っていくのでしょうか…。

 この数年、いえもっと長い年月、さまざまな国々に出かけていき、そこに住むほんとに沢山の貧しい人々の暮らしを見てきました。そこにある大きな格差、貧富の差をみるにつけ、いったいこれはどこからくるのか、生れるものかと思い続けてきました。ほんとうに人が人らしく、そして自然の中の一部、一員として、心を尽くし節度ある生活、生き方を選んでいたならば、決してこんなことにはならないでしょうにと、ことあるごとに思います。

この地上には、さまざまに宗教的な教えを基盤にする国々も多い中で、なんと絶えまなく、人は人を殺し続けてきたことでしょうか。アメリカ大統領などはその就任式の時、聖書に手を置き、誓いをたてます。いったい宗教というものは何の役割を果たすものなのか、と思うことがよくあります。人の歴史は争いの歴史、殺戮の歴史、そう言ってしまってもおかしくないようです。

いまこの地上で、そのような殺戮兵器をいちばん多く研究し開発し製造し、世界に売りまくってきたのがアメリカ、という国ではありませんか。つい最近もアメリカは、その"武器産業"を我が国の基幹産業であると公言し、国連での大量殺戮兵器縮小を決議する会議の場からも、「我が国の経済が冷えこむ」と言って抜けてしまったというわけです。

生物兵器、化学兵器、核兵器、そしてまだ世界各地の土の中に埋められている"地雷"という恐ろしい兵器も、いちばん多く開発し製造し販売しているのがアメリカです。過去になされた、例えば広島、長崎に落とされた原爆の時もそうでした。ベトナムでの枯葉剤、イラクやユーゴへの劣化ウラン弾やその他のあらゆる兵器、自国の兵士まで実験の場に晒しながら研究開発し、そしてまた戦場で実際に使用し実力を試し、の繰り返しではありませんか。

こんなこともう沢山だ!!とは思わないでしょうか。武器産業にとって、戦場はまたとない市場であり消費地です。表向きの大義名分だけで見ていては、本当のことを見失い、知らぬまに私達は共に加害者となり、犠牲者となってしまいます。

 私はこの国に、そしてこの地上に生れてきた自分のまだ幼い孫たち、そして地上のありとあらゆる国々、地域の人々、ことに子供たちのことを思わずにはいられません。平和ぼけでもなんでもいいではありませんか。どうぞもう戦いのない国、地上となりますようにと、心から願い祈らずにはいられません。地上にはあまりに理不尽なことが多すぎます。あまりに不公平で悲しいことが多すぎると思うのです。そして人々はあらゆることにあまりに無関心すぎるのではないでしょうか?

ですから一旦、こうした世にもギョッとする出来ごと、事件が起きた時、その背景、裏がわにある本当のいきさつ原因を見ることもなく、眼に見える映像と流されるニュースだけでの一方的な判断になってしまうのだと思います。つまりそのことこそが、"平和ボケ"、と呼ぶにふさわしいことではないでしょうか?

世界中に満ち溢れている苦しみと悲しみ、そのあげくに辿りつく怒りの感情が形になった時、あのような映像として人々の眼に飛びこんでくるのではないかと、私は思います。でも今、私は、それをどうすることも出来ない、空しさと哀しみに苛まれてしまいます。ほんとうの解決とは、いったいどこにあるのでしょうか。

もう私達は充分すぎるほど文明を謳歌したのではないでしょうか。これ以上のものを欲しがり期待するのはやめにしませんか。いまこそ私達は、いまある文明をもう一度見直し振り返り、他の人々、他の生きもの達のことなども思いやる心のゆとりをとり戻さなければ、今度の戦火のせいだけではなく、私達の生活、生き方、考えのあらゆる在り方の故に、自らの生命、自らの生命の星地球を滅ぼし、死の世界にしてしまうことになりかねないと思います。

私達の歴史の中では、昔からさまざまな予言的なことがらが語られてきました。それが今でもあるかどうかは別としても、今は、これまでの人の歴史始まって以来の大きな危機の前に立っていると思わざるを得ません。水中生物の中では、もう既にたくさんの生き物たちのメス化が始まり、拡大し、生命の連鎖もたち切られつつあります。また天空をみれば、ラピュタの城ならぬ巨大なオゾンホールが口を開け、これまで閉ざされていたさまざまな有害物質が地上に注がれているわけです。(※)

これらは全て私達文明社会に生きる一人一人の責任である、と思うのです。眼にさだかに見えない生物世界の中に、静かに音もなく、確実に広がりつつある死の世界のことを思う時、もうこんな報復騒ぎはやめにして、再び新しい生命の芽生え、生命の連鎖をとり戻すことを真剣に考えなくてはならないのでは、と思います。でもあの人達は、戦火にまみれ核汚染しつくした地球を捨て、宇宙ステーションの中で暮らせばいい、と思っているのかもしれません。

 この地上での人としての長い歴史の中で、人は本当に進化してきたのでしょうか?物的に、科学的に進化した分、精神面ではむしろ退化してしまったようにも思えます。子供のやったやられたの世界のままに、大の大人達がよってたかってチャンバラごっこをやっています。どうぞもうこのようなこと終わりになりますように…。

生命の重さ、軽さ?

 先月九月三十日のことでした。"風の船"、というNGOによるチャリティコンサートが近くの武蔵野公会堂でありました。キム・シンさんという方のシンセサイザーの演奏でしたが、チャリティの目的は、心ならずもHIVに感染してしまったネパールの女性や子供たち、そして信じがたいほど大変な状況下に置かれたペルーの子供たちの為のものでした。

 HIVに感染した人々は、いま世界各地にくまなく広がり、正確にその数を知ることは出来ないだろうと思います。日本でも製薬会社や、元厚生省などの全くの経済優先による生命を軽視した在り方の中で、沢山の血友病の方々が、ならなくても良かったはずの病原菌を取り込み感染し、発病し、亡くなられていく、といった痛ましい事件が起き、本質的なことが何も解決されないままここに至っています。

そして世界各地のとても貧しい国々では、富める国々からの買春ツアーなどが起因し、もうどうにも手のほどこしようのない状態で野火のように広がり、蔓延しつくしているといってもいいのかと思います。そしてそれは大人だけではなく、HIVの広がりと共に買春対象はどんどん低年齢化していき、それに伴い感染者も低年齢化し、留まるところを知りません。もちろん生まれながらすでに感染している、という赤ちゃんの存在も多くあります。

 ネパールに話を戻しますと、いま若い女性や幼い子供たちが沢山誘拐されてしまうそうです。そして、女性たちは売春婦に、そして男の子たちは内臓を抜き取られて放置される。もちろん生命は失われます。抜き取られた内臓は、お金があり医療の進んだ先進国へと送られます。そして「内臓移植」という商売が成りたつ、というわけです。その日のコンサートの収益金は、そうした子供たちや女性のために新設された"母の家"、という施設に送られるとのことでした。

ところが同じその日のことです。このヤドカリに戻り、ふと広げた新聞の中に、"「最後のチャンスにかけたい」肝移植で渡米○○さん"という若い女性の写真入りの記事があり、思わずギョッとしてしまいました。アメリカで内臓移植を受けるには滞在費なども含め、約七千万円ほどかかるとのこと、毎週街頭募金などして約六千八百万円が集り、渡米し手術を受けることになったという内容のものです。

 ついでに記しますと、内臓移植については次のような話もあります。日本ではまさかそういうことはないのでしょうが、アジアのいろんな国々では、服役する死刑囚が内臓提供を承諾しますと、その日から食事その他の待遇がとても良くなるそうです。まるでホアグラのような話ですが、とにかくいい健康状態になったとき刑の執行がなされ、移植を待つ人々の体内に移されていく、というのです。もちろんそれは、お金のある国と人々のところへですが、そのような死因の内臓を形成する細胞は、いったいどんな記憶を持ってその後の人生を生きるのか、と思います。

それほどに人の生命、"生きる"ということが大切であるならば、それは地上にある全ての"生命"に対しても同じように考えるべきことがらではないでしょうか。片や、さらわれ、内臓を抜き取られて死亡する者あり、片や、数千万円かけて救われる生命あり…。同じ生命でもなんたる違いか、と言葉を失います。それこそ生命の軽さ重さ、富める国と貧しい国との大きな格差、こんなところからもテロの原因は生まれ出るのかもしれません。

白い"不戦のリボン"を作りました。

 私は今度の報復行為に対して何とか意志表示したいと考えた末、ある若者の書いた投書にヒントを得て、とても簡単な白いリボンを作りました。白いリボンは"平和の徽"という人もいますが、私は"不戦のリボン"と名付けました。"平和"という言葉は、"平和の戦い"とか"核の平和利用"などと、とても都合よく使われてしまいます。そうではなくもっとはっきりと、"もうこれ以上戦い、殺し合うのはやめましょう"の思いをこめました。このリボンはいろんな方々に送り続けていますが、何人かの国会議員の方にも送りました。

その中で衆議院の川田悦子さんからは、「さっそく秘書と共にこのリボンをつけて行動しています」という礼状をもらいました。今日、衆議院の中村敦夫さんからも同じような内容のハガキが届きました。小さな試み、小さな意志表示ですが、もしつけてみよう、と思われる方がありましたら御連絡下さい。送らせていただきます。もちろん誰方にも簡単に作れます。

 最後になりましたが、この度アメリカで亡くなられた沢山の方々、そして新たにアフガニスタン国内で殺戮されつつある多くの犠牲者の方々の御冥福を、心からお祈り致します。この地上に再び生まれ変わる時があるならば、もっともっと良い人生でありますように…。


 (※)オゾンホールに関して上の記述は誤りでありますので、参考のURLを貼っておきます。

 

オゾンホールに関する誤った認識・・・  近藤邦明

フロンは魔女ではない  名城大学 槌田 敦 (物理学会、環境物理、2005.9.22) 

 

 

 

 



岩国米軍基地で15000リットルの油流出、京都米軍Xバンドレーダー基地に立ち入り禁止の警告板

2015-03-04 | 戦争 

 

岩国基地で油流出県把握せず

ことし1月、岩国市のアメリカ軍岩国基地で行われている航空機の給油施設の工事中に、燃料が漏れ出すトラブルが起きたにも関わらず、発注元の国から県に連絡がなかったことが分かりました。
県は3日、国に対し連絡を徹底するよう要請しました。
これは3日開かれた県議会の答弁の中で明らかになりました。
県によりますと、ことし1月20日、アメリカ軍岩国基地で行われている航空機の給油施設の工事中に燃料を送り込むテストを行ったところ、およそ1万5000リットルの燃料が地中の配管から漏れ出したということです。
しかし県は、このトラブルについて、発注元の中国四国防衛局から連絡を受けておらず、先月下旬に外部からの指摘を受けて事実を把握したということです。
この給油施設は、去年、岩国基地に配備された空中給油機、「KC-130」向けのもので、燃料の基地の外への流出はなく、水質汚染などもなかったということです。
今回のトラブルの場合、法的には報告の義務はないということですが、県はきょう中国四国防衛局に対し、「遺憾の意」を伝えるとともに今後、連絡を徹底するよう求めました。
村岡知事は、「法的に問題がないとはいえ、これだけ特異な事案があったにも関わらず、報告がなかったのは誠に遺憾だ。国には再発防止と連絡の徹底を求めた。今後の対応を待ちたい」と話しています。

03月03日 20時36分


(管理人より)

このNHKのネット記事を読むのと、ニュース動画を見るのでは内容が違ってきます。

まず1万5000リットルの燃料が地中の配管から漏れたこと自体で、水質汚染がないはずがないということです。

基地内であろうと、基地外であろうと、地下水脈はつながっているわけですから、油を漏らしていいことにはなりません。

県議会の答弁というのはこちらです

米軍基地で燃料漏れ山口・岩国 ドラム缶75本分藤本県議追及  より

大谷恒雄総務部理事は、「中国四国防衛局に問いあわせたところ、1月20日に岩国飛行場内の燃料施設建設工事で航空機燃料を用いた試験調整中、燃料配管から最大15・1キロリットル(ドラム缶75本)程度の燃料の漏出が発生、直ちに試験をやめその日のうちに油の流出が拡散しないよう対策を行い基地外への流出はないとの回答があった」と答えました。


ドラム缶75本!  どう考えても基地内の土や水が油で汚染されてるし、基地の外にもしみてくる可能性も。






油漏れの事実を、国(防衛局)と市が隠蔽し県、市民に報告していなかったということです。

これから米軍基地がある県、米軍が訓練で使う自衛隊基地がある県のみなさんは、ニュースをよく検証しておかないと、いろいろなことを隠蔽されていきます。

山口県も、どっさり交付金という「アメ」=18億5000万円 をもらっていますので要注意です。

米軍再編交付金 3市町要望を反映へ 県、新年度予算で

米軍再編で山口県に18億円 都道府県交付金を創設 15年度予算案

 

市民の日常生活や、いのちと環境が脅かされる事態にあっと言う間になってしまう可能性があります。

おかしなことは早め早めにおかしいと声を上げなければ、いつの間にか戦争に加担することになるのではないかと懸念します。

米軍再編が進むに従い、各地で米軍がやりたい放題になってきています。 ☟ 日本はアメリカの植民地なのだということがわかります。

 

米国内法根拠に警告看板 京都のレーダー基地、主権侵害恐れ

 2015年03月04日 08時56分 京都新聞 

米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市丹後町)のフェンスに設置された看板が、米国の国内治安維持法に基づき基地内への立ち入りを禁じると記していることが3日、分かった。同法を根拠とする警告板は沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場でも2012年に掲示されて日本の主権侵害だと問題になり、外務省が「不適切」と米軍に申し入れ、撤去された前例がある。米軍の姿勢と日本政府の対応が問われそうだ。 

■普天間などでは撤去 

 警告板は2月下旬に設置されたとみられる。英文と日本文を併記し、1文目は「基地司令官の許可なく、この区域に立入ることは、法律違反である」と記載。英文では米国の1950年制定の国内治安維持法797号が根拠だと明記してあるが、日本文は根拠法については触れていない。最後の文は日英文とも、日本の刑事特別法第2条によって罰せられる旨も書かれている。 

 2012年11月、衆院予算委員会で普天間飛行場の警告板が取り上げられ、当時の玄葉光一郎外相が「日本国内でアメリカの国内法によって立ち入りを制限するのは不適切な面がある。撤去を申し入れた」と答弁。1983年にも埼玉県の米軍大和田通信所で米国内法に基づく警告板掲示が衆院予算委で問題になり、米軍が誤って掲示したと遺憾の意を表明し、撤去している。この警告板2例では日本の法令について記載がなかった。 

 外務省は今回の表記について「質問に答えられる者が不在」としている。 

 <刑事特別法>旧日米安保条約に基づく旧日米行政協定に伴って、1952年に施行された日本の国内法。正当な理由なく、米軍が使用する施設または区域に入り、退去しない者は1年以下の懲役などと定める。 

 

Xバンドレーダー反対集会の参加者の発言から  抜粋 http://twitcasting.tv/iwj_kyoto1/movie/146688668


これで消音マフラーが付いてるのか

行くたびに変わって金網で二重三重に張り巡らされて、中には銃を持った兵士

消音マフラーがついたが、家の中にいるときの方が音が大きくなるという人もいた

事前の環境調査もいい加減、対応も後手後手

レーダー波で漁業に悪影響が出てもそれを証明する手立てがない

京丹後市の米軍基地の問題が全国紙で取り上げられていない 京都に住んでいても知らない人もいる

米軍の回答   Xバンドレーダー は日本では「通信所」 実際は「アーミーベース」

 


【驚愕】温泉・観光の湯布院で203ミリりゅう弾砲や機関銃の射撃訓練が行われるなんて有り得ない!【恐怖】

2015-03-01 | 被爆者、被害者、市民の声

2015年2月26日、大分県由布市の湯布院町の中心部にある陸上自衛隊湯布院駐屯地­内で実施された203ミリりゅう弾砲の空砲での射撃訓練の映像。

この日、11時から12時の間で機関銃その他も含めた空砲による射撃演習がこの場所で­実施された。

同じ湯布院町内にある日出生台(ひじゅうだい)演習場を使わないで、あえて湯布院駐屯­地で実施した理由について、自衛隊は「米軍の演習で日出生台が使えないため」と説明し­た。

過去9回、日出生台で行われた米軍訓練の際に、同様のことはなかったし、湯布院駐屯地­で、創立記念行事以外で、空砲射撃訓練が実施されたのは過去、ほとんど例がない。


 


(管理人より)

私の大好きな温泉の街、湯布院でこんなことが起きています 温泉客もこんな音を聞いたら恐怖を感じると思います。まったく何しに温泉に来たかわからなくなります。

そういえば、去年、湯布院を訪れた際に、早朝、川沿いを散歩していたら、自衛隊員が観光客が落としたゴミを拾っていました。そうやって市民や街に協力してるアピールをしていました。

そのときは、どうしてゴミを拾っているのだろうと思いましたが、こういうことだったんですね。

観光地のど真ん中に駐屯地があるのも嫌だなあといつも思いながら通るのですが、こんな演習をするなんて日本は恐ろしい国になってしまいました。

もう絶望でいっぱいです。

 

http://www.jca.apc.org/~uratchan/localnet/lonets.html  より 転載

 

2015年3月の日出生台での米軍実弾訓練(公表されている概要)

○期間:3月2日から13日までの12日間
    予備日を除く実質の実弾砲撃訓練は10日間
    滞在は2月23日~3月20日まで

○実施部隊:沖縄駐留の第12海兵連隊第3大隊=ニール・オーウェンズ中佐=の約200人

○使用武器:155ミリりゅう弾砲6門。小火器(小銃や機関銃)。
○車両:  約60台の予定。

・2/23(月)先発隊 到着
・2/24(火)本隊  到着 
・2/25(水)本隊  到着

・3/18(水)本隊  出発 
・3/19(木)本隊  出発
・3/20(金)後発隊 出発

 

 

 <現在進行している米軍訓練で、気にかかったこと>

【今まで一度もなかった事態がすでにこれだけ起きています】

・米軍調査隊の日程が、米軍が大分入りしてしまうまで明かされなかった。

・「日出生台で訓練ができない」として、自衛隊の203ミリりゅう弾砲の砲撃と、機関銃等の空砲射撃が、ゆふいん盆地の真ん中にある湯布院駐屯地で実施された。
 空砲と言っても、音の大きさや振動は実弾と変わらない。

・米軍演習開始前の事前説明会(ブリーフィング)がどうやら開催されない模様。
 過去9回は必ず、演習開始前に、地元代表者、行政、マスコミを対象に、説明会が開催されていたが、

 今回は、米軍到着から演習開始までの日程が詰まっていることを理由に、
 ブリーフィングをしないと防衛局は発表。昨年末の米軍調査隊の情報が出なかったことに対する批判を受けて、

 防衛局は「米軍訓練に関する情報はこれまで通り出す」と説明したが、
 やはり懸念したとおり、これまでは行われていたブリーフィングが行われないという、情報の公開後退の懸念が現実化。(10回目にして初めての事態)

・過去9回は、2月に行われていた米軍演習が、初めて3月に入ってから行われるということで、
 観光地である湯布院や九重では、観光に対する影響を懸念する声も・・・。

・同じく、3月に米軍演習が行われることで、大分県や地元の自治体でも、3月議会が始まり、

 行政関係者、議員などが米軍訓練に対して、これまでのように注意を払うことができなくなる懸念。

・米海兵隊員200人が参加のはずであったが、実際は30人ほど少ないらしい。

・防衛局から、米軍が今回使用する車両は60両と公表されていたのに、実際には31台しか来てない。 

 


別府市HP 十文字原演習場・日出生台演習場の使用予定について、陸上自衛隊(別府駐屯地)より情報提供

https://www.city.beppu.oita.jp/03gyosei/zaikatsu/ensyujyo/pdf/yotei1.pdf  より

大音響を発する訓練!  終日が5日連続!

 


 

九州は大分県。湯布院町の北部にある西日本最大の軍事演習場、「日出生台(ひじゅうだ­い)演習場」。

 1899年に接収され、その後、120年余り、日本の軍事を支える場として使用されて­きた。1995年、沖縄で起きた、忌まわしい少女の暴行事件をきっかけに爆発した長年­の沖縄の米軍基地負担への怒り。日米両政府は、その怒りを逆に利用して、1997年、­沖縄で行われていた、基地問題の象徴とされた「県道104号線越え実弾砲撃訓練」を、­北海道矢臼別、宮城県王城原、山梨県北富士、静岡県東富士、大分県日出生台の5ヶ所に­移転した。

 日出生台では、1999年以来、毎年2月に米軍の訓練が実施され、当初の国の約束を次­々と破り、年々、なし崩し的な拡大をしてきている。

このスピーチは、2004年6月に­亡くなられた、大分県中津の作家、松下竜一さんが、2001年2月3日、病弱の体をお­して中津からかけつけて、

日出生台演習場のゲート前でおこなった渾身のスピーチ。


(中略)

 

はっきり反対の声を上げよう。なぜなら反対の声を上げない、反対の意思を表明しない者は、

自ずから賛成の中に数えられているんだと。

これは常にそうなんですね。

反対の声をはっきり表明したものが反対であって、

いくら心の中で反対だと思っていても、

黙っている者、

意思表明しない者、

そして私は中立だと言ってる者、

そういう者は全て、自動的に賛成の中に組み込まれてるんです。

私は黙っていることによって、日出生台の海兵隊演習に賛成というふうに数えこまれるのは

まっぴらでありますから、ここに来続けたいと思います。