ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

東大や京大出身の有名な人、全部が正しいことを言っているとは限りません

2017-01-28 | 再生可能エネルギー


【映画 予告編】 日本と再生 光と風のギガワット作戦

自然エネルギーが、安全で、楽しくて、しかも儲かるんだってことを実証していきましょう。自然エネルギーの方が儲かるってことになればですね、自然に原発やめて自然エネルギーに向かってくんです

と河合弁護士によって最後に締めくくられたこの予告動画。市民はよく検証しなければならないと思います。まず原発は国策なので「自然に原発やめて」はありえません。

代替エネルギーとして自然エネルギーを持ち出すのは、完全に企業の代弁者です。

自然エネルギーのソーラーパネルや風力発電は膨大な石油と鉱物資源がなければ製造できない工業製品ですので、石油利権を否定するのも矛盾します。

画像で反論しておきたいと思います。

まず自然エネルギーは安全ではありません。 日本でも台湾でも台風が来てメガソーラーはぐちゃぐちゃになっています。

 

 

 

 

自然エネルギーを楽しいと思っている人ばかりではありません。楽しいと感じるのは、お金が儲かる一部の業者だけ。

バイナリー発電も発電所の周辺住民はたいへん困っているという証拠↓ 自然エネルギー発電所計画の反対運動が日本中で起きています。

 

 

自然エネルギーは、市民は儲かりません。市民は再エネ賦課金を搾り取られるだけ。

業者は倒産し、結局、儲かるのは原子力ムラのメーカーということです。

太陽光発電の業者は、原発事故後、雨後の筍のように出てきて、こんなに潰れていきました↓

設備に問題があってもアフターフォローなんかできませんよね↓ 無責任な話。

 自然エネルギーで儲かるのは財閥の原発メーカー

 

原発も自然エネルギーも組み込まれたスマート社会でも、原発メーカー=武器メーカーが儲かるようになっている。

 

 

こういう仕掛けを作ったのは、理系の御用学者。エネルギー利権の亡者。

 

理系と文系の有名な人についていったら騙されてしまうことがあります。

東大や京大出身の人、全部が正しい事を言っているとは限りません。

自分が儲かってる人は笑っていいことしか言わないものです。

 


私たちはいい加減、弁護士だとか学者だとかその発言をうのみにすることをやめて、自分でたどたどしくはあっても己の人生経験のすべてをかけて考えるのだ。

2017-01-27 | 再生可能エネルギー

(管理人より)

先ほどブログ読者の方から、3月に行われる「上関原発を建てさせない山口県民大集会」についての考察が寄せられました。

以前に、毎年行われているこの集会について私も考察をブログで書いたことがあります。

参考 山口県内の脱原発運動の不自然さに対する私の考察。自然エネルギーと脱原発がセットにされてるのはなぜ?

2017年も実行委員会が行われ、原発をなくしたい善意の市民が動いています。そういった中でご自身の渾身の考察を送ってきてくださいましたのでご本人の了解を得て匿名でご紹介します。

原発をなくしたいという強い想いを抱いておられる読者さんです。↓   ※強調部分、画像資料部分は管理人によるもの

今年の3月の脱原発集会には、河合弘之氏がメインゲスト。


河合弘之氏が講演などで歌う飯館村の村民歌の内容はどんなものか?

豊かな自然賛歌、人生賛歌であることはよしとして、結びの言葉は3.11後は不適当であり人々を間違った人生に誘い込み、人々を滅ぼすものであることは認めなければいけない。

飯館村には3.11後はもう住んではいけないのだから、村を興すために手と手を固くつなぐことはできないし、してはいけない。また村を富ますために共に励むことも同様にしてはいけない。ただいますぐそこから立ち去らなければいけないのだ。

それを知ってか知らずか、あえて何回も歌う河合氏というのには、酩酊のうちに人を盲動させる何らかの作為を感じるものだ。今回も会場で歌うに違いない。

歌というものは心を豊かにし、情動的にし、楽しくさせるものだが、もう一つの側面もあって、それはあのスリーS政策に共通するものだ。敗戦後の日本でアメリカ占領軍が自国に都合のいいようにこの国を統治するために天皇の扱い方を考え、人々に対してスリーS政策を行い、人々が目前の欲望追及にかまけて現実を知ることがないように仕組まれたものである。国民はまんまとその思惑に乗っかり、日本に原発が54基もあるという異常事態を生み出したのだ。

それを今再び繰り返す愚を行っているのは河合弘之氏その人である。
このような人を山口県の脱原発集会のゲストに立てるのは間違っている。
河合氏も再生可能エネルギー推進である。
私たちは本物の脱原発とそうでない偽物を見分けなけれないけない。
脱被曝ということの大切さも見なければいけない。

本物か偽物かを見分けるには再生可能エネルギーの正体をしっかりとみることにつきる。
私たちはいい加減、弁護士だとか学者だとかその発言をうのみにすることをやめて、自分でたどたどしくはあっても己の人生経験のすべてをかけて考えるのだ。
それは人間の文明とは何かというあたりから始めることになりそうだ。

この集会への参加を呼び掛ける人に言いたい。
あなたは再生可能エネルギーの正体を調べたのか?
本物の脱原発と偽物を区別しているのか?
被曝の実態を知っているのか?
脱原発と言いながら、脱被曝を言わないのはどうしてか?

脱原発が本物なら、脱原発で脱再生可能エネルギーも同時に言わなければならないし、当然脱被曝にも及んでいなければならない。
しかし、この集会は脱原発という言葉だけが独り歩きし、脱再生可能エネルギーを主張もせず脱被曝にも言及していないどころか、被曝を推進するという実におぞましいものになっているということの責任を知っているのか?

飯館村の人たちの切ない願望は歌としてわかるし、当然である。
しかし、それを運動する側が情動的効果を期待して間違った方向に利用するのはダメである。 

 

 

追記 1/29 飯舘村の土壌汚染について

飯舘村の土壌汚染は、チェルノブイリ事故当時の強制移住(148万Bq/㎡)の2倍以上の汚染。

文科省が2011年 3/23に発表した福島県飯舘村における土壌に含まれるセシウム137の値は163000Bq/kg。

1㎡あたりに換算すると326万Bq/㎡に相当。

このような現実から考えて、「村興し」はありえません。自然エネルギー推進派は 「村を富ませる」として、ソーラーパネルを並べようというのですから驚きます。

放射能汚染地域のソーラーパネルに放射性物質が吸着し、設備寿命後に放射性廃棄物になってしまうのでは?

 

市民運動では、集会や集いで、よく一緒に歌を歌ったりします。左翼的な運動も、ロハス的な運動でもあります。それで一体感を得たとしても、肝心なことが抜け落ちていたら、間違った方向に連れて行かれても気づかないままになってしまうと私も危惧しています。

さて集会のゲストになっている河合弘之弁護士について、誰もが見ることのできるネット上の情報をいくつか上げておきます。

プロフィール

Wikipedia より 「駆け出しの頃は社会派弁護士として学生運動家や労働組合の弁護をしたが、一転して企業弁護士となる。

東日本大震災後は原発訴訟をリードし、海渡雄一弁護士(社民党首・福島瑞穂の夫)とともに反原発映画を製作している。 浜岡原発差止訴訟弁護団長、大間原発差止訴訟弁護団共同代表、脱原発弁護団全国連絡会共同代表、3・11甲状腺がん子ども基金理事、ヒロシマ被爆者団体員、中国残留孤児の国籍取得を支援する会会長、フィリピン日系人リーガルサポートセンター代表理事、環境エネルギー政策研究所監事。

 

河合弘之監督の最新作 映画 『日本と再生 光と風のギガワット作戦』 の予告動画から

製作・監督:河合弘之  企画・監修:飯田哲也  制作協力:木村結  エンディングテーマ:坂本龍一

『「原発を無くしたあと、自然エネルギーで十分にやっていけることが分かる映画を作ろう!」河合は、20年来自然エネルギーならこの人と信頼してきた飯田哲也を仲間に招き、河合と飯田の二人の旅が始まった。』とサイトには書いてありました。

その予告動画の中から↓

まるで針山のように大地に突きささっている巨大風車の数々。どこを飛んでも鳥はぶつかって死んでしまいそうな恐ろしい風景です。

そして、その巨大風車の真下で笑っている河合弁護士と飯田氏。ジェット機が飛ぶような大きな音が聞こえ、立っていられないような恐ろしい場所なのに・・・。↓



再エネについては当ブログでは検証を重ねてきましたのでこの記事中ではもう反論を書くことはしません。

「安全で楽しくて儲かる」を売りにする自然エネルギーの本質は、原発と同じ。

今日はここまで。

次の記事で反論↓

東大や京大出身の有名な人、全部が正しいことを言っているとは限りません 


山田征さん お話会 in 山口 「再生可能エネルギーって何?」

2017-01-25 | 再生可能エネルギー

山田征さん お話会 in 山口 「再生可能エネルギーって何?」


下関 2/3 18:00~ 八起の家ゲストハウス  下関市安岡町1-2-11  地図

宇部 2/4 13:00~ ときわ湖畔ユースホステル 宇部市開3-6-1 地図

山口 2/5 13:00~ 小郡地域交流センター 山口市小郡下郷609-1 地図


参加費:カンパ制 

定員:各20名 (要予約) 090-2862-1367 (村川) hiro.2361@hotmail.com

 


 

 


長崎県佐世保市の相浦川に塩酸が2000リットルも流出し、魚数百匹が死ぬ

2017-01-17 | 魚大量死

 

 

 

  

 

長崎・トラックが横転、川に塩酸が流れ込む
TBS系(JNN) 1/17(火) 17:18配信
 17日午前6時15分ごろ、長崎県佐世保市の国道で塩酸と希硫酸が入ったタンクを積んだ大型トラックが凍結した路面でスリップし民家に衝突。落下したタンクが前から来た車とぶつかって破損し、塩酸2000リットルが漏れ出ました。

 「漏れ出した塩酸は現場からほど近い取水用にも使われている川に流れ込みました」(記者)

 消防は塩酸を水で薄める作業を行いましたが、近くの相浦川に流れ込んだため、市は川からの水道水の取水を中止し、付近住民に川に近づかないよう注意を呼びかけました。

 「窓を閉めてじっとしておこうと、事故が大きかったので怖いなと」(付近住民)

 その後、相浦川では魚、数百匹が死んでいるのが発見されたため、塩酸を中和するアルカリ剤をまく作業などが行われました。市では水質が改善次第、取水を再開することにしています。

 

 

(17日16:54) 最終更新:1/17(火) 17:18TBS News i

 

大型トラックがスリップ、塩酸が川に流出 長崎・佐世保
朝日新聞 真野啓太、福岡泰雄2017年1月17日13時05分 

 17日午前6時15分ごろ、長崎県佐世保市矢峰町(やみねちょう)の国道498号で大型トラックがスリップし、積み荷のタンク三つが道路上に落ちた。佐世保市消防局によると、落ちたタンクから希硫酸と塩酸が流れ出した。希硫酸は流出が止まったが、塩酸は近くの相浦川(あいのうらがわ)にも流れ出したといい、市が周辺住民に注意を呼びかけている。

 スリップしたトラックは片側1車線の道路をふさぎ、後続のバイクが横転。バイクの男性が病院に搬送された。市によると、塩酸約2千リットルが流れ出たが、流出による人的被害は確認されていないという。

 市によると、塩酸は医薬用外劇物で濃度20%。現場では消防隊員らが水で薄めるなどの作業にあたった。市は、現場周辺で防災無線などを使い、「川に近づかないように」「家の窓は開けないで」などと呼びかけている。

 長崎地方気象台によると、佐世保市は17日朝、最低気温1・8度と冷え込んだ。県警は、路面凍結によるスリップの可能性もあるとみて、事故原因を調べている。(真野啓太、福岡泰雄) 


 

積み荷の塩酸が川に流出 長崎 佐世保でスリップ事故

1月17日 12時20分 NHK

17日朝、長崎県佐世保市の国道で大型トラックがスリップして、積み荷の塩酸が入ったタンクが落下し、漏れ出した塩酸が近くの川に流れ込みました。これまでのところ、健康被害の情報はないということですが、市は川に近づかないよう呼びかけています。
17日午前6時すぎ、長崎県佐世保市矢峰町の国道498号線で、大型トラックがスリップして、荷台に積まれていた塩酸などが入ったタンク3つが落下しました。

タンクは前から来た軽乗用車と衝突するなどして壊れ、このうち2つから塩酸が漏れ出して排水溝などを通じて、近くの相浦川に流れ込みました。
警察や消防によりますと、漏れ出した塩酸は、ドラム缶10本分に当たる2000リットルに上ると見られるということです。

現場は道路沿いに住宅や店舗が建ち並ぶところで、佐世保市によりますと、これまでのところ、健康被害の情報はないということですが、市は付近の住民に対し、念のため窓を閉め、川に近づかないよう注意を呼びかけています。

一方、水道局によりますと、相浦川からの水のくみ上げは、午前8時から中止していますが、ダムからの取水は通常どおり行っているため、家庭などの水道の供給に影響はないということです。

事故の現場は片側1車線の直線道路で、警察はトラックがスリップした原因など詳しい状況を調べています。


  

(管理人より)

工業用原料として使われる毒劇物などの化学物質を運搬する大型トラックの事故が相次いでいます。

参考↓

頻発するタンクローリー事故。危険物を運ぶ車がひとたび事故を起こせば、必ず環境中に毒物を撒き散らす。

2015年6月にもタンクローリーが横転して塩酸が流出してましたね。こちら

私のツイッターで「流出」と検索をかけてみると出てくる出てくる! ⇒こちら

工業国である限り、工業原料を石油を使って車で運ぶという行為は避けられません。

「毒」や「危」といったマークがナンバープレートの両横についている劇物運搬車輌が、今、この瞬間も日本中を走り回っているのです。

日本ではこうして環境中に有害物質をぶちまける可能性が常に有り、今回も実際に川に流れた塩酸などにより魚が数百匹も死んでいます。

事故現場と川の場所はここです。ストリートビュー  ちょうど川への道が付いているので、そこを通って塩酸がドラム缶10本分2000リットルも流れてしまったのでしょう。

魚があっという間に数百匹も死んだのです。こんなに大きな魚も↓

これは恐ろしいことです。

相変わらず、NHKは詳しく報じません。 塩酸だけでなく希硫酸も流れたのですが、NHKは「塩酸など」。 

塩酸の運搬は、福岡県内の薬品会社が委託していたそうです。(共同通信) 高杉製薬株式会社と書いてありますね↓

佐世保市行政の市民に対するお知らせは、防災行政無線で行われ、ホームページ上にも掲示されていました。ツイッター上にも佐世保市のアカウントがツイートで流していました。

私が今まで見てきた流出事故の対応の中では、いい方でした。茨城県などは核施設にトラブルがあっても何も出ませんでしたから。

 
相浦川への塩酸の流入について(第3報) 相浦川への塩酸の流入については、水質検査の結果、平常の値に戻りました。
 
流れた塩酸ですが安全データシートを見てみると
 
水生生物に非常に強い毒性
環境への放出を避けること

と書いてあります。 川に流れてはいけない毒物ということが書いてあるのに、ニュースでは安全データシートに基づき、人体への危険性を具体的に指摘するような報じ方を一切しません。
原発事故の時と同じ。
 
人間が自分で自分の首を絞めているというのは、福島原発事故の放射能汚染水を海に流していることからもわかりますが、まあ川でも同じ。
 
毒をぶちまけて、水で薄めて、今度はアルカリ剤で中和して・・・でも結局、川に流れたものは海に入ります。海を汚せば、魚が汚れ、人間に帰ってきます。
 
日本中で油やガソリンや樹脂を川、水源に流出させ、膨大な数の水質汚濁事故を起こしているのです。知る人だけが知っている。つまりほとんどの人は知りません。
 
人間は知っても忘れる忘却の生き物。 
調べなかったらそういうことも、まるで起こっていないかのように錯覚して生きていきます(笑)
 
今回のこの流出事故について、「路面凍結のせいで運が悪かった」程度の考察でいいのでしょうか?
立派な?大人がたくさんいるというのに・・・・
 
放射能汚染レベル7の国に生きる私たちは試されているような気がしてなりません。
 
工業生産で成り立つ工業国は、こういった事態を避けられないのだとしたら、私は次世代が生き延びるために、工業国を諦めるべきではないかと思うのです。
せめて、人口も減るのですから工業生産を減らす方向に皆が向かないとゴミだらけになってしまう。
作る前から、今回のように原料を無駄にしている。 
 
ああ、魚だけではなく、相浦川の小さな水生生物も死んでしまっただろうな・・・・(涙)土にも染み込んで汚染したでしょう。
人間はなんて罪深いのでしょうか。
 

 

 

 

ブログ風の谷のAmazonストアを作りました

2017-01-15 | お知らせ

追記2017/10/30 Amazonストアの提供が終了されてしまいました。

仕方ないのでブログの横の書籍を経由してAmazonでお買い物していただくと助かります。

今ほそぼそと続けているツイッターの原動力となります。よろしくお願いします。

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2017年 福島原発事故から6年経過し、ヤブロコフ博士が言われるように健康被害も深刻化してきました。

私は普通のなんの取り柄もない一市民ではありますが、原発事故後、どのような社会を目指すべきかということを、「命と環境を守る」庶民の視点で考察してきました。

ブログやツイッターはその発信手段です。

もう不毛すぎる議論にも疲れ果て、私個人への人格攻撃や中傷などもあり、精神的ストレスと経済的な行き詰まりが限界に達しております。

自分で自分が情けない。

原発をなくしたいという強い願いから始まった市民運動ではありますが、この6年振り返ればいろいろなことがありました。

ブログ、ツイッター開始当初は、リアル市民運動も並行しておこなっていました。デモや署名、申し入れ、講演会、学習会、市民グループの恐ろしい程の忙しさ・・・徹夜でパワポやチラシや資料作り・・・

市民グループはやめ、それからはブロガーです。今は本当にひとりぼっちになってしまいました。

もう二度とあのような運動はできない体の状態です。両肩が五十肩になり、日常生活にも支障をきたす有様。休止宣言をして、ブログ更新が何度も止まってしまいました。

パソコンのやりすぎで視力は両目が2.0だったのに、一気に悪くなって、しかも老眼まで・・・・

それでも、どうにかブログ、ツイッターも続けてきました。実は途中まで書きかけの記事が山のように溜まっています。

そんな折、きのうあるツイッターフォロワーさんからアマゾンの商品購入によるご協力のお申し出をいただきました。

面識がなくとも、こうして応援してくださる方が存在するというのは、どんなに少数であってもありがたいことですし、今まで頑張った甲斐があったということだと感じています。

感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

当ブログと管理人、情報発信とアフィリエイトに対する考え方

皆様の日常のAmazonのお買い物の中で、私のブログを経由して買っていただいた場合は、自動的に当ブログに紹介料が入ります。

本であれば紹介料率は3パーセント程度なのです。例えば5000円の本なら150円(泣) 

マーケットプレイス(中古)で1円の本なら紹介料はゼロ・・・(泣) 

でも情報の共有が大事ですので、できたら当ブログおすすめ書籍を買っていただきたいのです。

私自身は情報共有し、社会が変われば、当ブログの主張のように最終的にはパソコンも手放したいと思っています。

それまでは、スマホなし、パソコンのみで出来るだけ発信を細く長く継続できるように、私のAmazonストアをつくってみました。

私のAmazonストアはこちら

食品とかお水とか、西日本からお取り寄せされるときに当ブログ経由で使っていただくと助かります。(右端左端の本のバナーやストアから)

ここから経由してお買い物していただけたら、私の原動力になります。

途中で病に倒れてしまうかもしれませんが・・・倒れながらも、しぶとくしぶとく前に進みたいと思います。
 
「真実のためにたたかわなくてはならない」 by ヤブロコフ博士 
 
 
 
 
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【追悼】アレクセイ・ヤブロコフ博士 日本の人々へのメッセージ「皆さんは真実のためにたたかわなくてはならない」

2017-01-12 | ヤブロコフ講演文字おこし

(管理人より)昨日、アレクセイヤブロコフ博士の訃報が伝えられました。

日本でも著名なロシア人生物学者、アレクセイ・ヤブロコフ氏が死去 2017年01月11日  より

放射能被害の専門家として原発に反対しつづけ、日本でも有名なロシア人生物学者のアレクセイ・ヤブロコフ氏(83)がモスクワで死去した。ヤブロコフ氏は晩年、長く苦しい闘病生活を送っていた。

喪失感が大きくて言葉になりませんが、ヤブロコフ博士は福島原発事故の後、日本で2回講演会をされたと思います。おそらく体調が良くない中、日本の人のために大切なことを伝えてくださったのだと思います。2度の来日の講演会に関しては、当ブログで両方とも文字起こししました☟ので、ぜひ読んで頂きたいと思います。 

2012年 【再掲】2012/12/14 ヤブロコフ博士東京講演会低線量被曝の健康影響(文字おこし)

2013年 『チェルノブイリ被害の全貌』出版で来日 

5/18 『チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念ヤブロコフ博士講演会(東京) 文字おこし(講演部分)

5/20ふくしま集団疎開裁判の会 ヤブロコフ博士 郡山講演会 文字おこし(講演部分)


2012年の来日時(『チェルノブイリ被害の全貌』出版前)の様子が動画になっているものを、今回文字起こししました。編集されて字幕がありますが、通訳があるところに関しては 通訳の言葉を入れています。その他は画面上の字幕からです。私に出来ることはブログで発信することだと思い、感謝の気持ちを込めて今回記事にしました。

調査報告 チェルノブイリ被害の全貌
アレクセイ・ヤブロコフ著
岩波書店

 


アレクセイ・ヤブロコフ博士「チェルノブイリの教訓」

脱原発世界会議2でのアレクセイ・ヤブロコフ博士(ロシア科学アカデミー、生物学者)の発言より、チェルノブイリ原発事故の健康被害に話を絞って再構成した。

撮影、編集、荒川俊児 制作 映像ドキュメント

動画【文字起こし】 

私たちがいま議論すべきは、何がいま危険なのかということです。私たちの役割は安全な状況をいまつくりだすことです。私は(チェルノブイリ原発事故後の)影響を研究してきました。チェルノブイリ原発事故から25年、26年たって本当のこと偽りのないデータを得ることができました。偽りのないデータというのは1キュリー/k㎡に住むすべての人々に何らかの健康被害が出ていることです。

※1キュリー/k㎡=3万7000ベクレル/㎡(空間線量に換算すると自然放射線も含めて年約1ミリシーベルト)

5キュリー/k㎡に住む人々ではさらに増大します。

※5キュリー/k㎡=18万5000ベクレル/㎡

健康被害は汚染レベルが高くなるにつれ明確に増大します。このことを考えるべきです。今考えなくてはならない最も重要なことはどうしたら福島原発事故の影響を最小化できるかということです。

Nuclear Free Now 脱原発世界会議2
アレクセイ・ヤブロコフ博士「チェルノブイリの教訓」
2012年12月15日〜16日 東商ホール、日比谷公園 「チェルノブイリから学ぶ」と題した2つのセッションでの発言より原発事故の影響に話を絞って再構成したものです。

(チェルノブイリ原発事故の影響について)本日お話しするのは、そのごく一部になります。討論の時に追加の話ができればと思います。 

お話しするのは「市民社会にとってチェルノブイリの教訓とは」ということです。これは日本にとっても重要なことだと思います。

この本ははじめロシアで、のちに米国で出版され昨年ウクライナ版が出ました。現在日本語訳が進められています。来年(2013年)には出版されると思います。

この本はチェルノブイリ原発事故の影響について独立した立場から行われた最大かつ最新の研究成果と言えます。そのなかから紹介します。

これはチェルノブイリ後のガン発生率で、上の線が高汚染地域、下の線が低汚染地域です。

ガン発生率は汚染が高くなるにしたがい、明確に高くなります。5年あるいは数年すると、ここ日本においても同様のことが起こります。

様々な疾患、障害がチェルノブイリの放射線被曝により起こりました。これは福島の放射線被曝でも起こりうることです。

血液、循環器系の疾患、内分泌系の疾患、免疫系疾患、呼吸器系疾患、泌尿生殖路、生殖障害、骨格系、骨減少症や骨粗鬆症、中枢神経系の障害(前頭・側頭・後頭・頭頂葉の変化)

低い線量であっても被曝が何年にもわたると頭脳に変化が起こります。チェルノブイリの放射線が頭脳を破壊したはっきりした証拠があります。

白内障だけでなく硝子体破壊など様々な眼球の異常。消化管の疾患、先天性奇形、異常。数百、数千という通常では生じない追加的な症例があって、典型的な放射線障害です。

この他、チェルノブイリの大惨事による影響としては、早期老化があります。放射線被曝に典型的にあらわれる症状です。子どもが歳をとった人にようになり、大人も実年齢以上に歳をとってみえます。

突然変異もあります。突然変異は重要で、個々人の被曝レベルを把握するうえで鍵にもなります。

突然変異は血液検査によって(どれだけ突然変異が起こっているか)数えることができます。

これは高被曝したリクビダートルと呼ばれる事故処理・除染作業労働者の家庭と汚染のなかった地域とで比較したものです。

 

事故処理作業労働者の家庭の流産発生率を見るとチェルノブイリ後、2~3年で減ってはきますが、1年後は妊娠してもほぼ半数が流産する事態となりました。

これは子どもの水晶体の混濁を示したものです。典型的な放射線障害で、放射線は眼球の水晶体を痛めます。ベラルーシの子どもの水晶体の混濁と体内セシウム量を示したものでご覧のように関連しています。

これは甲状腺ガンの発症率を示したものです。

 

 

これは乳ガンの発症率です。乳ガンはチェルノブイリ後10年たってから増大しました。特に15キュリー/k㎡以上の高汚染地域では10年後から急激に上昇しているのがわかります。

日本においても同じ状況になると思います。

原子力の専門家、IAEA(国際原子力機関)の専門家や当局者は人々に対して「放射線恐怖症」だと語ります。そんなのは被曝による病気ではなく心理的要因によるものだと主張します。「放射線恐怖症」だと言うのです。しかしそれが心理的要因によるものなら、なぜカエル、ツバメ、野ネズミ、松の木に人と同じように健康障害や突然変異があらわれるのでしょうか。

原子力の専門家や業界紙は本当のデータを出しません。そこで私たちは公式統計をもとに本当のデータを導き出すしかありません。

これがそのひとつの例です。

乳幼児死亡率は、チェルノブイリ後数年にわたって上昇しています。これはドイツとポーランドの乳幼児死亡率について標準値からの偏差を示したものです。ロシアやベラルーシ、ウクライナのような高汚染地域ではありません。にもかかわらずこのように統計的にも明確な影響が乳幼児死亡率に出ています。

1986年以降、予期しない乳幼児死亡率の上昇がみられます。

チェルノブイリ以外に、ノルウェー、フィンランド、スイス、ドイツなどで乳幼児死亡率が上昇した理由が見つかりません。

 

これは日本です。2週間前に発表されたもので、日本の厚労省の公式統計を集計したものです。ごらんのように福島原発事故2か月後と9か月後に新生児死亡率が明らかに上がっています。

これは福島原発事故による影響なのですが、興味深いのは、この統計は日本全国のもので、福島に近いところだけではなく全国レベルで福島原発事故の影響が出ていることです。

東京やその他の地域、北の地方、南の地方と注意深く調べるべきです。通常ではないデータが出てくると思います。

これはロシアの6つの高汚染州と、その近くの6つの低汚染州の死亡率です。15年間にわたる死亡率の推移は見た目からも統計学的にも差異を示しています。

汚染があるかないかによって死亡率には劇的な違いがあります。なぜこれが起こったのかその理由を証明するのは不可能です。しかしこれはもちろんチェルノブイリ事故の結果なのです。

チェルノブイリ地域で植物、動物、微生物を調査すると、そのほとんどで高いレベルの突然変異を示しています。

これは明らかにチェルノブイリの結果です。ここ日本でも同じです。私はチェルノブイリ周辺のチョウや鳥などの調査結果を知っていますが、これは福島原発周辺にもあてはまります。

福島原発事故でも同じ影響が出ます。それは生物多様性の減少、高い突然変異率、ゲノム不安定性といった動植物への被害です。

チェルノブイリ・ゾーンにはじめて訪れると一見すると動植物がなんと繁茂しているんだと思うかもしれません。

人はいないけれどたくさんの動物がいて植物が茂っています。しかし、すべての植物は染色体になんらかの損傷をもっています。すべての動物はチェルノブイリゾーンではあまり繁殖しません。ほとんどは他の地域から移入してきたのです。チェルノブイリ・ゾーンは「ブラックホール」のようなものです。繁茂しているのではなく、動物が引き寄せられ入り込むブラックホールなのです。

チェルノブイリの大惨事が明らかにしたのは、原子力産業は原子力発電によって地球を危機に陥れることもいとわないということです。

そして理論的にも実際にも原子力発電は核兵器に匹敵する危険を人類と地球にもたらすということです。

ご清聴ありがとうございました。

 

質疑での発言から 

Q:「ガン以外の病気について」

A:私は事故の影響という点から言うと、ガンはその10分の1の意味しか持っていないと思います。放射線を被曝したあらゆる人体の組織・器官は、異常をあらわしますので、これについてはそれぞれの器官について、どういった異常があらわれるかということをみなければなりません。言葉を変えて言えば、放射線被曝して、なんの影響も被らないような器官というものはありません。それから影響の程度に関して言いますと、大量の放射線を短期間に浴びるか、あるいは低線量の放射線を長期間に渡って浴び続けるかという違いがあります。

Q:「事故の影響を減らすためには」

A:チェルノブイリの経験では、事故の悪影響というのは5年以内にあらわれます。そして平均的な被曝線量は基準といったものは、何も意味を持ちませんから、個人的な、個人に対する健康調査が必要です。二つの方法で検査を行わなければなりませんが、まず第一は血液検査で、血液を調べることによって、染色体の突然変異がどの程度起こっているか調べることができます。それからもう一つはホールボディーカウンターによる個々人の検査で、放射線核種を多く取り込んでいる人に対しては、緊急に措置をこうじなくてはいけませんが、そのための方法はいろいろあります。

 

日本の人々へのメッセージ

私からの短いメッセージです。皆さんは真実のためにたたかわなくてはならない。健康のためにたたかわなくてはならない。原子力をなくすためにたたかわなくてはならない。

政府とたたかわなくてはならない。なぜなら政府と原子力産業はあらゆるところで、私の国だけでなく、すべての国で、米国で、ここ日本で、データを隠蔽しようとするからです。

原子力産業と政府は、人々を恐れています。真実を恐れています。

なぜなら真実はとても不愉快なものだからです。

真実は原子力技術は恐ろしく危険であり、コストは異常に高く、プラスよりもマイナスばかりだということです。

これが私からのメッセージです。

 

 

市民ひろばワークショップテント 2012年12月16日 日比谷公園  より

ヤブロコフ博士

私たちがいま、議論すべきは「何がいま危険なのか」ということです。私たちの役割は、安全な状況をいまつくりだすことです。

私は(チェルノブイリ原発事故の)影響を研究してきました。チェルノブイリ原発事故から25年、26年たって本当のこと偽りのないデータを得ることができました。

偽りのないデータというのは1キュリー/k㎡に住むすべての人々に何らかの健康被害が出ていることです。

危険な放射線のレベルとはチェルノブイリの経験から明白なのは、もし毎日浴びて、それが何年にもわたるなら 1キュリー/k㎡以上の場所で危険です。特に子どもは危険です。

チェルノブイリ事故の直後からソ連内だけでなく、周辺諸国も含めて乳幼児死亡率が上昇しました。流産も増えました。

ヨーロッパでは出生の男女比が変わるということも起こりました。ここ日本でも同じ影響が出ることになります。

(汚染地域では)2年のあいだに白血病が増えました。先天性奇形・異常の比率も上昇しました。様々な種類の奇形が起こりました。

ダウン症も増加しました。こうしたことは最初の2年のあいだに起こりました。

その後、4年経つとガンが出はじめました。甲状腺ガンです。6年とか10年たつと肺ガンやその他のガンが増えました。

皆さんも近い将来、同じ問題に直面することになります。

今考えなくてはならない最も重要なことは、どうしたら福島原発事故の影響を最小化できるかということです。


ジビエの国策プロパガンダに要注意!②人間の都合で駆除した鹿を動物園のライオンの餌やペットフードにする事実

2017-01-09 | イノシシ問題

http://sippolife.jp/article/2016062000002.html より

長野 駆除シカ肉をペットフードに ブランド商品化狙う

毎日新聞2016年6月24日 10時57分(最終更新 6月24日 10時57分)

駆除したニホンジカを有効活用する方策として、長野県小諸市が鹿肉をペットフードにする事業に乗り出した。同市甲に設けた加工施設で鹿を解体し、精肉にしてペットフード業者に販売するほか、一部は業者に委託してペットフードを作り、ブランド商品化を図る。【武田博仁】

鹿肉のペットフード化は北海道などに例があるが、長野県内では初めて。低カロリーで高たんぱくのため、複数の業者から引き合いがあるという。市は年内にも販売態勢を整え、商品化を目指す。

 地方創生交付金などを財源とする事業費は約6000万円。旧県施設を改修して加工施設や冷凍保管庫、鹿個体収集コンテナを設けた。施設には精肉用の金属探知機や放射性物質検査機も備え、安全面にも配慮した。解体・加工作業は食肉処理会社に委託。年1500頭を処理できる。

 16日には報道陣に解体作業を公開。包丁を持った作業員4人は慣れた手つきで皮はぎや肉の取り出しを進め、1頭15分ほどで処理を終えた。竹下毅・市野生鳥獣専門員は「鹿は骨や皮も需要がある。なるべく早く商品化したい」と話した。

 商品化には原料の安定供給が必要で、佐久市などの周辺自治体にも駆除個体の搬入を呼び掛けている。

 県内では年間約4万頭の鹿が捕獲されているが、ジビエ(野生鳥獣肉)として利用されているのは5%程度にとどまっている。

 小諸市では有害駆除と個体数調整で2014年度に136頭、15年度は220頭の鹿を捕獲し、地中に埋めるか市動物園でライオンの餌にしてきた。捕獲数の増加に伴い、昨年から焼却処分も始めたが、1頭1万5000円の経費がかかる。このため、処分経費の回収も兼ねてペットフード化を決めた。

  

長野県小諸市、駆除したシカ肉でペットフード
2016/6/17 7:00 日本経済新聞

小諸市は駆除したニホンジカの肉をペットフードとして販売する事業を始める。同市は4月に市内にシカの解体施設を建設。シカ肉をペットフードメーカーに原料として販売したり、OEM生産(相手先ブランドによる生産)したりする。2016年度内の商品化を目指す。将来的には周辺の自治体などからもシカの処理を請け負うことを検討する。

 小諸市ではシカなど農業に被害を及ぼす動物の駆除を強化しており、ペットフードの売り上げなどで処分費用を補う。昨年度はニホンジカだけで220頭を捕獲。5年間で5倍に捕獲頭数が増えた。その分コストがかさみ、昨年度には焼却費として53万円がかかった。

 シカ肉を食肉として提供するためには、駆除後に素早く処理を済ませる必要があり、手間や費用面での課題も多い。ペット向けなら手間をかけずに商品化が可能だ。

 

ペットフードにシカ肉いかが? 有害駆除獣を加工「低カロリー高たんぱくで犬猫に最適」 長野・小諸

増えすぎて有害鳥獣として駆除されたニホンジカを有効活用するため、長野県小諸市はシカ肉をペットフードの原料として販売することを決めた。国内では、エゾシカなどがすでにペットフードとして商品化されているが、長野県内では初めてとなる。市は16日、市内につくった野生鳥獣商品化施設を報道陣に公開した。

 施設にはシカを解体してミンチ状に加工する設備があり、加工した肉を冷凍保存することもできる。市が委託した民間の解体作業員が解体する。ミンチやブロック肉をペットフード業者に販売するほか、小諸市の特産品としてペットフードを販売することも計画している。

 市によると、昨年度に市内で捕獲されたシカは220頭。捕獲頭数は毎年増え続けており、今年度はこれまでに80頭を超えている。市は小諸市動物園で飼育するライオンの餌としてシカ肉を与えてきたが、餌として消費されるのはごく一部にとどまっている。焼却処分には1頭あたり約1万5千円の費用がかかり、費用負担も大きくなっていた。

市農林課野生鳥獣専門員の竹下毅さんは「シカ肉は低カロリー高タンパクで、犬や猫の餌にも最適」と話す。県外の業者に委託し、ミンチ状にした肉につなぎとして寒天を加えレトルトパックにする。年内にも商品化したいという。

 県内では、シカ肉の一部がジビエ料理に利用されているものの、多くは廃棄処分されている。ペットフードの原料として販売するには肉の安定供給も必要となるため、市は周辺自治体にも捕獲したシカの提供を呼びかけていく。(桜庭泰彦) 

 

ペットにも「おせち」=高級食材、料理教室も―飼い主、SNSも意識
時事通信 2016/12/30(金) 14:53配信

ペットにも家族の一員として一緒に正月気分を味わってもらおうと、犬や猫用「おせち」の人気が高まっている。

最近では、国産の高級食材を職人が調理したり、野生鳥獣肉を使うジビエ食材を使ったりするなど、工夫を凝らしたおせちも登場している。

 犬用おせちの販売を手がけるドッグダイナー(東京)によると、12月中旬の時点で、今年の注文は前年比約3倍の6000個を超えたという。

 ペットフードを販売するピュアボックス(岡山市)の「ドットわん酉(とり)おせち」(1万800円)は「究極のご褒美」をコンセプトに、マダイや黒毛和牛などの国産の高級食材を厳選。飼い主のおせちに引けを取らない豪華さだ。島根県浜田産の高級魚「のどぐろ」を原料にした手焼きせんべいは、職人が1枚ずつ手焼きした。予約開始から1カ月たたずに限定300個は完売したという。

 同社の担当者は「ペットとの関わりが濃くなり、飼い主の食材に対する意識が高まっているのでは」と話す。

 ペット用食品などを扱う帝塚山WANBANA(大阪市)は「猫向けの商品はあるのか」との問い合わせが相次ぎ、今年から犬用に加え猫用のおせちも販売。鹿や馬肉などを使った犬猫用の「ジビエの重」(7980円)も売り出した。

 ペット用食品をウェブサイトで販売する「ペットの食卓.com」は、兵庫県尼崎市で犬用おせち料理教室を開催。同サイト代表の辻本文哉さん(30)によると、「インターネット交流サイト(SNS)に犬とおせちの写真を載せたい」という声が目立つという。

 料理教室では完成したペット向けのおせちを前に、「うちの子どもが食べてしまいそう」という声が上がった。参加者の同市に住む女性(48)は、「愛犬に健康的で手の込んだおせちを食べさせてあげ、一緒に正月を楽しみたい」と笑顔で話した。 

 

(管理人より) ついに駆除した鹿の肉がペットフードにされていきます。

「施設には精肉用の金属探知機や放射性物質検査機も備え」とあるので、鉛の散弾や放射能汚染のこともわかっててやっているのです。

愛犬家の皆さん、こういった事情の肉で作られたペットフードを愛犬に与えても平気ですか?犬や猫はもともと人間より寿命が短いです。もっと短くなったら・・・??

人間の事情で野生の鹿を殺して、それをペットの餌にするということについて、もっと考えなければならないのではないでしょうか?

驚いたのは、「ペットのおせち」。ジビエをつかっているようです。

ジビエの重」を調べてみました。原産国:日本 と書いてあります。シカとイノシシは日本でしょうか?馬肉はカナダ産とあります。                       

■原材料・・・
1、鹿肉、ラム腸、寛平、アセロラ粉末
2、寒ぶり
3、鹿もも肉、ブロッコリー
4、馬肉、ブロッコリー、小豆
5、無塩かたくちいわし
6、紅鮭、ブロッコリー
7、鹿もも肉、かぼちゃ、ブロッコリー、猪髄
8、馬肉、キャベツ、にんじん
9、馬肉、さつまいも、にんじん、かぼちゃ、ビルベリー、ブロッコリー、寒天
10、猪、猪髄、さつまいも、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、寒天
11、鹿肉、ブロッコリー

■原産国・・・日本

 

SNSにペットとおせちの写真を載せたいという人が増えていると書いてあります。

そういう人が居るということをマーケティングされて、犬猫用のジビエおせちがつくられているのです。

人間はバチが当たると思います。いや、もう、あたっているのかもしれません。

 

この動物園で何を食べていたかは不明ですが、名古屋の動物園では2歳のライオンが死んでいます。

原発事故後に生まれたライオンです。東山動物園のHPより引用

ライオンのステラが死亡しました  

平成27年5月12日(火)午前8時50分にライオンのステラ(メス)が死亡しました。

ステラについて
性別:メス
生年月日:2012年6月18日東山動植物園生まれ(2歳)
死亡時の体重86.3kg、体長142cm 双子として生まれ、愛嬌のある人気者でした。 

■死亡日時及び経緯
2013年4月頃から右頸部に腫瘤が確認され、超音波等の検査を実施し経過を観察してきました。腫瘤が著しく大きくなってきたため、本月に入り摘出処置等の検討を行い、5月11日に動物園内の動物病院にて摘出を行ないましたが、本日12日8時50分に入院室において獣医師により死亡が確認されました。 

■死亡推定原因
頭頸部腫瘍摘出後における急性心不全(詳細については調査中です。) 

ここ☟にこのライオンについての考察があります。

朝日新聞にも記事が出ていましたが、今は消されていますのでこちらから引用しておきます。

名古屋の双子ライオンの甲状腺はなぜ腫れたのか 

※ 朝日2015年6月15日
東山動植物園(名古屋市千種区)で先月、双子のライオンのうちの1頭、メスのステラ(2歳)が死んだ。生前から首にこぶがあることはわかっていたが、死後の検査で、甲状腺にできた腫瘍(しゅよう)だったことがわかった。死因との直接の関係は不明。しかし、もう1頭のソラの首にも同様のこぶが確認されており、園では対応に頭を抱えている。
 ステラは2012年6月、同園で生まれた。13年4月、飼育員がステラの首にこぶのような肉のかたまりである腫瘤(しゅりゅう)を確認した。経過観察を続けていたが、腫瘤はじょじょに大きくなり、来園者から「何とかできないのか」と指摘する声も寄せられたという。園は5月11日、除去する手術に踏み切った。
 腫瘤は直径17センチで静脈に達していた。手術終了後、ステラは起き上がったが翌日朝、死亡した。死因は急性心不全とみられる。
 腫瘤を調べたところ、甲状腺にできた良性の腫瘍だった。獣医師で同園の茶谷(ちゃや)公一・指導衛生係長によると、良性だったためそのままにしておくことは可能だったが、さらに肥大化し、破裂して、大量出血する危険性もあった。


 

京都の動物園のライオンも病気になっています。

 

 

 

ライオンの死亡について 京都市動物園

 

ライオン「クリス」死ぬ 京都市動物園

2017年01月02日 20時50分 京都新聞

京都市動物園(京都市左京区)で2日、メスのライオン「クリス」が死亡した。人間で80歳過ぎにあたる18歳だった。

クリスは昨年9月下旬ごろから食欲不振で、2日午前9時過ぎに獣舎で死亡しているのを職員が確認した。詳しい死因は不明。

クリスは2000年11月、同園が和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」から譲り受けた。同園のライオンはオスの「ナイル」1頭だけになった。

 

 

今年の1/2に死んでいました。

東山動物園のHPには、飼育下では24年生きると書いてありましたが18年。

クリスはどこの、どういう事情の肉を食べていたのでしょうか?

 

同じ動物園のライオンは馬肉と鶏肉ですね。どこの馬でしょうか?

ライオン・ナイルのお食事事情 

競馬の馬でしょうか?こちらをどうぞ。☟ 

競馬馬 引退後は9割が殺処分に。競馬が残酷な訳。 #搾取と虐待 #乗馬  より

馬が好きで、競馬に行くことは矛盾しています。

勝っても負けても、競走馬たちは、ストレスや酷使で心も体も痛めつけられながら、身を削って走らされ、最後は場で殺され、動物園のライオンの餌やドッグフード、それでも余る大半の馬たちは、なんと畑の肥料にされるのです。

競走馬として生まれた子馬が、天寿を全うできる確率は、1パーセントもないと言われています。




 

 


ジビエの国策プロパガンダに要注意!①税金を使ってわざわざリスクの高いものを市民に食べさせようとする国 

2017-01-09 | 野生動物の問題

 https://en.wikipedia.org/wiki/Trichinella_spiralis  より

 

 

クマ肉食べたら食中毒 原因は旋毛虫、国内で35年ぶり

福地慶太郎2016年12月23日18時29分  朝日新聞

茨城県は23日、水戸市南町3丁目の飲食店「ビゴリ」で野生のクマ肉のローストを食べた客と経営者ら15人が発疹や発熱などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。

 原因は旋毛虫(せんもうちゅう)という寄生虫で、国内での発生は4例目で35年ぶり。いずれの患者も命に別条はないが、医療機関に通院して治療を続けているという。水戸保健所は同日、飲食店を営業禁止にしたが、同店は18日から自主休業している。

 県によると、11月24日~12月8日、同店でクマ肉のローストを食べた27人のうち15人が症状を訴えた。この肉は北海道で捕獲された野生のクマ肉で、常連客が自宅で調理して店に持ち込んだもの。市場には流通していないという。

 旋毛虫は野生のクマやイノシシに寄生。人間の小腸の粘膜内で幼虫を生み、その幼虫が全身の筋肉に広がるという。腹痛や下痢、筋肉痛などの症状が出る。国内での過去の発生例は1974年の青森県(患者数15人)、79年の北海道(同12人)、81年の三重県(同172人)の3例。いずれも野生のクマの刺し身が原因だった。旋毛虫は加熱すれば死滅するため、県は、野生動物の肉は十分に加熱するよう呼びかけている。(福地慶太郎)

 

クマ肉で食中毒 せん毛虫原因

12/23 18:57 NHK茨城

水戸市の飲食店で、客が持ち込んだクマの肉を使った料理を食べた15人が発疹や発熱などの症状を訴え、保健所は動物に寄生する「せん毛虫」による食中毒と断定しました。
茨城県によりますと、せん毛虫による食中毒が確認されたのは国内で4例目だということです。
茨城県によりますと、11月24日から12月8日にかけて、水戸市南町の飲食店「ビゴリ」で提供された「熊肉のロースト」を食べた20代から50代の15人が、その後、発疹や発熱などの症状を訴えて医療機関を受診しました。
このうち1人が入院しましたが、すでに退院し、全員回復に向かっているということです。
提供されたクマの肉は、客の1人が北海道で捕獲されたものを知人からもらい受けて店に持ち込んだものだったということです。
水戸保健所で調べた結果、冷凍保管されていた肉から寄生虫の「せん毛虫」が見つかったほか患者からも「せん毛虫」の抗体が見つかりました。
このため保健所はせん毛虫による食中毒と断定し、この飲食店を当面、営業停止にしました。
「せん毛虫」はクマなどの野生動物や家畜に寄生し、その肉を十分に加熱しないで食べると発熱や腹痛などの症状を引き起こすということです。
茨城県によりますとせん毛虫による食中毒は珍しく、国内で確認されたのは4例目だということです。

 

(管理人より) 茨城県でクマの肉を食べ、寄生虫で食中毒が起きました。恐ろしいので調べておきます。あれほどジビエは危険だと言い続けているのに、呆れる話です。 

旋毛虫 

旋毛虫(Trichinella spiralis)のオスは体長1.4~1.6mm、メスは3~4mmの白い糸状の虫です。 宿主はヒト、豚、犬、オオカミ、イノシシ、キツネ、タヌキ、イタチ、クマ、ヒョウ、ネズミなどで、成虫は小腸に寄生(腸トリヒナ)し、幼虫は筋肉に寄生(筋肉トリヒナ)します。
幼虫は抵抗力が強く、燻煙、塩漬け、乾燥にも耐え、また、凍結しても死ぬことはありません。 豚肉などの生焼け、生煮えの加熱不十分な肉料理を食べると感染します。
感染すると、全身発疹や高熱、腹痛、下痢などの症状のほかに、ときには呼吸困難や心臓に障害を起こして死亡することもあります。
予防としては、肉はよく加熱して食べること。生肉や加熱不十分な肉は食べるのを止めることです。

 

旋毛虫症 

トリヒナ症ともいい、人獣共通感染症である。旋毛虫幼虫の寄生した不完全調理あるいは生の獣肉を食べることにより感染し、小腸上部で幼虫を包んだ袋が消化され、脱出した幼虫は3~5日で成虫となり、雌は腸粘膜内に幼虫を産出する。いちじに多数が侵入すると腹痛や下痢、ときに血便などの消化器症状を呈する。しかし、おもな症状は筋肉内に侵入した幼虫によるもので、高熱、発疹(はっしん)、目の周囲の浮腫(ふしゅ)、筋肉痛などがみられ、末梢(まっしょう)血中における好酸球の増加は診断の手掛りとなる。潜伏期は通常10~20日くらい。急性期で重症の場合には、横隔膜、肋間(ろっかん)筋、心筋などが侵されて死亡することもまれではない。
 診断としては、食べた肉の検査をはじめ、筋生検のほか、患者血清による免疫学的検査が行われる。治療としては、メベンダゾールとステロイド剤との併用投与が有効である。欧米では古くから知られ、現在では世界的な規模で分布しており、アジア地域ではとくにタイ北部が最大の流行地である。日本でも1974年(昭和49)以来、青森県や三重県などで、ツキノワグマやヒグマの刺身、輸入ブタ肉による発症例がある。[山口富雄]

  

ここを見てください。横浜市のHPです。たいへん詳しく書いてある。

旋毛虫感染症(トリヒナ症)について

19世紀中ごろ、旋毛虫( Trichinella spiralis )の生活史を明らかにしていったのは、ドイツの病理学者 Rudolph Virchow でした。Virchow(ウィルヒョウ)は、白い斑点でいっぱいになった筋肉をもった人の死体とめぐり会いました。白い斑点でいっぱいになった筋肉に顕微鏡で旋毛虫( Trichinella spiralis )の幼虫を多数認めました。この旋毛虫( Trichinella spiralis )の幼虫でいっぱいの筋肉をイヌに与えたところ、イヌは数日で死亡しました。このイヌの解剖の結果、イヌの小腸に、旋毛虫( Trichinella spiralis )の成虫を認め、イヌの死亡の原因を旋毛虫( Trichinella spiralis )だと考えました。また、旋毛虫( Trichinella spiralis )の幼虫を含んだ筋肉を摂氏58.33度以上で10分以上加熱すれば、感染力がなくなることを Virchow は、明らかにしました。Virchow は、旋毛虫( Trichinella spiralis )の生活史についての研究成果を本「トリヒナに関する学説の発表」(”Darstellung der Lehre von Trichinen ”; Verlag von Georg Reimer; Berlin; 1864年)にまとめました。そして、ハムや豚肉製品をよく加熱することの大切さを、国中を熱心に説いて回りました。

 

<シカ目撃急増>害獣駆除に若手確保急務   

河北新報 2017年01月09日月曜日

青森県内でニホンジカの目撃が急増し、農作物などの食害が懸念される一方、ハンターの高齢化による駆除の担い手不足が深刻だ。県は若手ハンター獲得を目指し、昨年から「狩猟体感バスツアー」を実施。猟の実演や銃砲店の見学、野生鳥獣肉を使ったジビエ料理の試食などを通し市民に狩猟を身近に感じてもらう取り組みを進める。過去4回は毎回、定員30人を超える希望者があり、狩猟免許取得のきっかけになったケースも出ている。

<71%が60歳以上> 
 「狩猟は気むずかしそうな男性が1人でするイメージだった。和やかな雰囲気やチームプレーに驚いた」。津軽地方で昨年12月4日にあった県のバスツアーに参加した青森市の女性デザイナー(39)が振り返る。
 狩猟犬で標的を追い込んで狙い撃つキジ猟を見学し、座学で狩猟の基礎を学んだ。女性は「こういう機会でもなければ窓口が分からなかった。垣根の高さを感じる」と指摘した。
 県猟友会によると、2015年度の会員1053人のうち約71%が60歳以上。60~69歳が517人で最も多く、次いで70~79歳が201人と狩猟人口の高齢化が進んでいる。
 ハンターになるには一定の初期投資が必要なことも若い人をちゅうちょさせる。ツアーに参加した青森市の会社員向山充さん(36)は「やってみたいが、道具をそろえるのがハードル」と語った。
 県猟友会の柴谷孝悦事務局長は「(猟銃の購入などには)補助制度があり、若い人でも始めやすい環境が整っている。銃は正しい扱い方さえ学んで徹底すれば誤発砲による事故も防げる」と懸念の払拭(ふっしょく)に躍起だ。

<食害増加を懸念> 
 県が若手ハンターの確保に乗りだした背景には、食害増加が懸念される現状がある。県のまとめでは本年度の県内のニホンジカ目撃数は昨年12月9日時点で84件。データのある2010年度以降で最多だった昨年度の年間実績(81件)をすでに超えている。
 県はツアーに定員を上回る申し込みがあることに手応えを感じている。自然保護課の村松栄一総括主幹は「自然を楽しみながら、青森県の農業を害獣から守る担い手として活躍する人が増えてほしい」と話す。

 

「ジビエは美味しい」「農業を害獣から守る」 この二つの看板を掲げて、国策ジビエプロパガンダが凄まじい状態になっています。

そもそも日本は福島第一原発事故で世界一の放射能汚染国になったので、野生動物の肉は、放射性物質の濃縮を考えると危険な食材。

2016年3月12日でこの状態 ⇒ イノシシ、シカの9検体、放射性セシウム基準値超 栃木県検査


当ブログではイノシシ問題を取り上げ記事にしてきました。

チェルノブイリ事故後のロシアの汚染イノシシが18万7000ベクレル/kg。日本にはそれを超えるイノシシも

「原発がイノシシを増やした」 個体数管理という理由で年間1万頭以上のイノシシ捕獲。駆除という理由で殺す

【汚染イノシシ問題】近くのゴミ焼却施設に運べば駆除を奨励する市から1頭当たり2万円の報償金(福島

福島県相馬市にイノシシ専用焼却施設が稼働。イノシシを殺し燃やし続けるレベル7の日本

福島県の野生イノシシの革製品、ネームホルダーから赤ちゃん用の靴まで試作されている事実。補助金の事業 

 

クマ問題も☟

秋田県鹿角市十和田大湯でクマ襲撃による死亡事故多発。近くに風力発電所、クマ肉出荷停止


野生動物は何を食べているかわかりませんし、衛生管理もされていません。さらに、鉛の散弾、E型肝炎、今回のような寄生虫といった大きなリスクがあります。

それなのに膨大な税金を投入して、どうにかして市民の口に入れようとしています。 学校給食にも使われているということは以前のブログ記事にも書きました。

学校とメディアは猛省すべき(2)危険をおかしてまで学校給食で「ジビエ料理」を食べさせてはいけない。 


「ジビエ」という言葉を知らない人もいますが、そういった呼び方もグルメ、食通っぽい印象を与えています。

国策ジビエに税金が投入されていますから、雑誌にも取り上げられています 。

dancyu 2016年2月号 にジビエの特集があります。この内容が恐ろしいです。こういう雑誌を見た自称「グルメな」人が、軽いおしゃれな感覚で、ジビエを食べてみようとするのでしょう。

刷り込みがあちこちで行われています。

 「最近、日本のジビエがおいしくなっています」 「日本のジビエを知ろう 熊/猪/鹿/雉/真鴨」など・・・


 

私は日本では、もうリスクの高すぎるジビエは食べてはいけないと思います。国策で税金を投入してすすめるものではありません。

それなのに、学校給食などで食べさせられている異常。

有害鳥獣を捕獲しジビエで村おこしという国策(6次産業化)は放射能汚染国では、そもそも無理な話。

「ちゃんと加熱すれば」「産地を選べば」という人間がいます。「命を感謝して頂く」などと言いジビエの加工品を販売する人間もいます。

セシウムが検出されていないイノシシやシカ肉があってもそれはサンプリングに過ぎません。他のストロンチウムや放射性銀などの核種を調べてはいません。

野生動物は何を食べているかわからないということを無視しているのです。

まだらに汚染された日本列島は福島第一原発からおよそ1200kmの範囲に位置する島国。 チェルノブイリから1600kmのドイツですら今でもイノシシの肉が高濃度に汚染されているのに。

日本の森のどこにホットスポットがあるかわかりません。そこにはえたキノコは放射性物質を吸い上げてピンポイントで濃縮します。

木の皮やミミズも高濃度に汚染されています。イノシシやシカの食べるものを考えたら汚染してないとは言えないはずです。

植物と動物との間で放射性物質は循環し、濃縮します。イノシシやシカなど野生動物の肉の放射能濃度は年が経つにつれ、増えていく可能性すらあります。

 

国が国民に野生のイノシシやシカを食べるのを給食などで強制してはならないと私は思います。

 野生動物の肉を常食にすると内部被曝が進むということは既に調査されています。

にもかかわらず放射能汚染国となった日本で原発事故後、イノシシ・シカなどジビエを食べることが国策で推進されている異常さに気づかなくては。

 

1962年夏ハンフォード研究所一行がアラスカ海岸や内陸五箇所のイヌイット(原文:エスキモー)で五百余人の全身放射能測定を行ったところ、同じ夏アメリカのワシントン州で測定した結果にくらべて、はるかに多量のセシウム137をイヌイットの体から検出した。サイエンス誌1963年10月号

どうしてそうなったのか?放射能降下物を含む地衣をカリブーという野生動物が食べ、その肉をエスキモー(原文)が常食にするからだろうという。カリブー肉を食べない人間は同地域にいてもセシウム137が少ない。(沈黙の春~解説より) 


 


新日鉄住金大分製鉄所の記者会見。再発防止に努めるって何回言えばいいのでしょうか?

2017-01-08 | PM2.5

 


製鉄所火災は1日半後に鎮火

NHK大分 01月06日 22時22分

5日大分市の新日鉄住金大分製鉄所の主力工場の1つで起きた火事は、出火からおよそ1日半たった6日昼すぎに消し止められました。
この火事によるけが人はいませんがこの工場は当面、操業を再開できない見通しで新日鉄住金は対応を検討しています。
5日午前2時ごろ大分市の新日鉄住金大分製鉄所にある「厚板工場」と呼ばれる造船用の鋼材などを生産する主力工場の1つから出火した火事は施設内に煙が充満したことから消火活動が難航しました。
消防によりますと火は出火からおよそ35時間たった6日午後1時過ぎに消し止められ、警察によりますとけが人はいないということです。
新日鉄住金によりますと出火したのは工場の中でも「主電室」と呼ばれる電気系統を制御する地上2階、地下1階の施設です。
施設では地下の電気ケーブルも燃えたため新日鉄住金は仮設の配管を設置し地下のスペースに注水するなどして消火活動にあたったということです。
新日鉄住金によりますとこの工場で生産され出荷される鋼材の量は、大分製鉄所全体のおよそ4分の1に上りますが電気系統の施設が焼けた影響で生産ラインはすべて停止し、当面、操業を再開できない見通しです。
新日鉄住金は施設の復旧を急ぐとともに、この工場での生産をほかの製鉄所の工場に振り分けるなどの対応を検討しています。

01月06日 22時22分 

 

この火事に近くの人たちは

「事務所の中におるとわからないですよ。外におるとちょっと臭うねと。気になるほどじゃないけど臭い匂いね。油の焦げた」

「(においは)昨夜がひどかった。今朝方まで。不安感は感じていると思います」

 

 

(管理人)

0(ゼロ)でいこう!と書いてあるベストで記者会見とは皮肉なことです。

結局、記者会見で何が燃えたのか、煙についての説明があったのでしょうか?NHK記事の中にはありません。

企業城下町の火災の報道を見ると絶望しかありません。再発防止に努めるって何回言えばいいのでしょうか?

大分合同新聞には少し書いてありました☟

ローラーの速度を制御する装置とそれを結ぶ配線が燃えたのではないかと考えている。



新日鉄住金の火災鎮火 所長「煙で消火進まず」

1月7日大分合同新聞

大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所で続いていた厚板工場の火災は、出火から約35時間たった6日午後1時ごろ、消し止められた。製鉄所内で記者会見した新田博之所長は「長時間にわたり多大な迷惑を掛けおわびする」と謝罪。消火作業が思うように進まなかった理由について「(出火場所に)予想以上の煙が充満していたため」と説明した。厚板工場の再開の見通しは不明という。

 会見や市消防局などによると、出火場所の主電気室は大きな建屋(高さ20メートル、幅30メートル、長さ140メートル)の中にある地上2階、地下1階の建屋。けが人や延焼はなかった。
 5日午前1時半ごろ、厚板工場内の鉄板を運ぶローラーが停止。作業員が隣接する主電気室の1階に確認に行くと煙が出ており、同40分ごろ、火災報知機も鳴った。連絡を受けた自衛消防隊が現場に到着したが煙で中に入れず、同2時10分ごろ、119番通報した。煙の排気を十分できず視界不良の上、複数の階層で火が出たため、消火作業は難航。地下の水没も試みたがうまくいかず、最終的に大きな建屋の外壁を壊して煙を逃がして火を消した。
 初動対応について、新田所長は「広い室内に煙が立ち込めて50センチ先も見えず、どこから手を付けていいか分からない状態だった。対応に問題はなかった」と説明。出火原因は特定できていないが「ローラーの速度を制御する装置とそれを結ぶ配線が燃えたのではないかと考えている。原因究明を急ぎ、再発防止策を考える」と話した。
 大分製鉄所は新日鉄住金が国内で生産する厚板(2015年度は約500万トン)の半分近くを担う主力拠点。厚板工場の再開見通しは立っていないため、厚板に加工する前の半製品を余力のある他の3工場に送って代替生産で対応する他、他社への委託も検討する。仮に再開まで月単位の時間がかかれば「(生産量を)リカバリーするのに相当な努力がいる」という。薄板工場など他の製造工程は操業を継続しており、雇用への影響は一切ないとしている。 

 

 



【拡散】小型風力発電の設置計画がある地域の皆さんへ。小型風力の騒音で苦情相次ぐ!

2017-01-07 | 再生可能エネルギー

 

 

 

青森県横浜町・大間町、住宅近隣の小型風力設置制限 事業者ら指針見直し要求、他自治体への波及懸念
2016/12/29付

青森県の横浜町、大間町が10月に制定した小型風力発電に関するガイドライン(指針)が波紋を広げている。住宅から数百メートル以上離すことを要件とするなど、小型風力の新増設が事実上困難になる内容。事業者や関係団体は同様の動きが全国に広がることを懸念し、両町に指針の見直しを求めていく方針だ。

 横浜町の指針は住宅や学校、病院などから500メートル以上離れ、700メートル以内の全世帯の同意を得ることを定めた。大間町は住宅等から300メートル以上離すとした。両町は最も近い住宅で昼間55デシベル以下、夜間45デシベル以下という騒音基準も盛り込んだ。

 横浜町は事故がきっかけだ。10月初め、強風で制御不能となった1基が高速回転して大きな騒音が出た。近くに住む女性(48)は「すぐ真上でヘリコプターがホバリングしているような大きな音が夜から翌朝まで続いて怖かった」と話す。同町の担当者は「指針制定の情報はすぐに全国に伝わり、問い合わせなどの電話が殺到した」と言う。

 大間町の場合は今年初めに建設会社の宿舎から近くの小型風力の騒音で苦情が寄せられた。町は事業者に話をしたが、改善されなかったため指針制定に踏み切った。

 小型風力は環境影響評価が必要ないなど大型に比べ規制は緩い。指針は行政として規制を強化し、住民の不安や苦情の解消に努めた形だ。一方、小型風力に適した風が得られる場所は海沿いが多いが、海沿いには住宅も多い。指針により立地できる場所が大きく制限されるため、小型風力を計画する事業者に危機感が広がった。

 業界団体の日本小形風力発電協会の田中朝茂理事長は「協会として(事故原因など)事実確認をしている段階で、現時点で指針へのコメントは控えたい」としている。

 再生可能エネルギーの啓発・普及団体、日本クリーン環境推進機構の鈴木和幸理事は「小型風力発電は未利用の資源を使って地域振興する有効な方法の一つ。設備や騒音の大きさは様々で、一律に規制するのは望ましくない」と話す。

 同機構と小形風力発電協会、風力発電設備の認証機関である日本海事協会は近く、連名で両町に指針の見直しについて協議を申し入れる方針。横浜町の担当者は「事故原因がはっきりして問題ないとなれば、指針の内容を見直すこともある」と柔軟に対応する考えだ。

(青森支局長 森晋也)

 ▼小型風力発電 出力20キロワット未満(1カ所に複数基ある場合は各出力の合計)の風力発電。支柱の高さは最大約20メートル、プロペラ式の風車の直径は最大16メートル程度となる。固定価格買い取り制度による買い取り価格は1キロワット時55円で、太陽光や大型風力など他の再生可能エネルギーより高い。

 

 

 (管理人より)今、ものすごい勢いで全国で小型風力発電の設置が計画されています。

すでに事故が起き、苦情も出たということで、ガイドラインが東通村と大間町で作られています。

これらのガイドラインは事業者が困るような内容ですので、建設計画が自宅近くに持ち上がって困っているみなさんは、ぜひ印刷して読んでみてください。

1基でも作らせてしまってからでは遅いですからね。

小型風力は騒音がひどいようですね。こんなことになったら睡眠できなくなります☟

強風で制御不能となった1基が高速回転して大きな騒音が出た。近くに住む女性(48)は

「すぐ真上でヘリコプターがホバリングしているような大きな音が夜から翌朝まで続いて怖かった」

 

 

東通村風力発電施設(小型・中型)設置に関するガイドライン

大間町風力発電施設建設に関するガイドライン

 

以下に読みやすいようにコピペしておきますね☟ 

 

東通村風力発電施設(小型・中型)設置に関するガイドライン

1.目的

このガイドラインは、東通村において風力発電施設及び施設設置に伴う送電線等の付帯設備(以下「風力発電施設等」という。)の設置にあたって、設置する者(以下「設置者」という。)が遵守する事項や調整手続等を示すことにより、東通村民の安全・安心及び環境保全、景観形成の確保に資することを目的とする。

2.対象となる施設及び地域
(1)対象施設
このガイドラインの対象となる風力発電施設とは、発電規模が1基あたり1,000kW未満で、東通村における風力発電の施設及び施設設置に伴う送電線等の付帯設備とし、新設、増設、改修、又は建替をする場合を対象とする。

(2)対象地域
このガイドラインの対象地域は東通村全域とする。


3.設置等にあたっての基準
(1)住宅等からの距離
対象となる小形風力発電の施設の設置場所については、住宅等から300m以上離れていること。
※住宅等には、学校、幼稚園、保育園、病院などの文教施設、保健福祉施設及び寺社仏閣等を含むものとする。

(2)騒音
最も近い住宅等において、騒音に係る環境基準「専ら住居の用に供される地域」に係る基準値内(昼間55dB以下、夜間45dB以下)とすること。

(3)低周波音
最も近い住宅等において、環境省「低周波音問題対応の手引書」の低周波音による物的及び心身に係る苦情に関する参照値を超えないものとすること。

(4)電波障害
テレビ電波等に影響が発生しないように十分配慮し、必要な措置を講ずること。

(5)自然環境
風力発電施設等の設置等によって動植物等に与える影響を可能な限り回避するように十分配慮し、必要な措置を講ずること。

(6)景観
① 設置者は、風力発電施設等の設置にあたって、地域の自然及び歴史的環境と調和した良好な景観の形成に努めるよう計画すること。
② 風力発電施設等の配置、デザイン及び色彩は、周囲の景観と調和が図られるものとする。
③ 設置者は、景観に与える影響が甚大で、良好な景観若しくは風致を著しく阻害する場合は、必要な措置を講じるものとする。
④ 設置者が風力発電施設等及びその周辺に広告物を掲示する場合には、良好な景観若しくは風致を害し、又は公衆に対し危害を及ぼさないもので、管理上必要とされる最小限の広告物のみを掲示するものとする。

(7)光害
設置者は、風力発電施設等及びその周辺に照明器具等を設置する場合には、住民や動植物への影響を及ぼさないように必要な措置を講ずること。

(8)文化財
設置者は、風力発電施設等の設置等にあたって、設置等の影響から文化財を保護するよう努めるものとする。


4.ガイドラインによる調整手続等
(1)事業説明
設置者は、風力発電施設等の設置地域及び規模等を計画した段階で、東通村に事業説明するものとする。

(2)事業計画の承諾
設置者は、風力発電施設等から300m以内の地権者のほか、部落会、関係団体に事業説明し、承諾書又は同意書を得ること。

(3)事業説明会の開催
設置者は住民説明会等を実施し、実施結果について、随時、東通村へ報告すること。

(4)風力発電施設等の設置に係る届出
設置者は、本ガイドラインに基づき以下の書類を東通村へ提出するものとする。

① 国の設備認定通知(写)
② 電力との接続契約(写)又は接続の約束が確認できる資料(写)
③ 地権者、部落会、関係団体等からの風力発電施設等設置の承諾書又は同意書(写)
④ 事業開始から撤去までの事業実施計画書(任意)
⑤ 事業体制、運用開始後の連絡体制、不測の事態が生じた場合の責任の確約書
⑥ 事業終了後の撤去に係る確約書

5.設置工事及び工事完成後
設置者は、風力発電施設等の設置工事及び工事完成後についても、環境及び景観等の保全に関し「3.建設等にあたっての基準」の遵守に努めなければならない。

6.設置後の維持管理等
(1)設置者は設置した施設について、破損又は事故等を未然に防止するよう努めるものとする。なお、破損又は事故等が発生した場合は、速やかに東通村に報告すること。

(2)設置者は、設置後に騒音、電波等の障害が発生した時には、原因を調査し誠意を持って障害の解消にあたるとともに、その内容を東通村に報告すること。

(3)設置者は設置施設での事業が終了した場合は、責任をもって施設を撤去すること。

7.その他
(1)風力発電施設等の設置等にあたり、住民等から設置者へ申し入れのあった事項については、誠意を持って対応するとともに、その内容を東通村に報告すること。

(2)本ガイドラインの施行日において、既に青森県景観条例に基づく大規模行為届出済みの事業者については、「4.ガイドラインによる調整手続等」は適用外とするが、建設後の維持管理等については、環境及び景観等の保全の確保から「6.設置後の維持管理等」の遵守に努めるものとする。

(3)本ガイドラインの対象とならない風力発電施設については、必要に応じて制定することとする。

附 則
このガイドラインは、平成28年11月30日から施行する。

 

 

 

大間町風力発電施設建設に関するガイドライン

1.目的
このガイドラインは、大間町において風力発電施設及び施設建設に伴う送電線等の付帯設備(以下「風力発電施設等」という。)の建設にあたって、環境保全、景観形成の視点から事業者が自主的に遵守する事項や調整手順を明らかにすることを目的として制定する。

2.対象
(1)対象施設
このガイドラインの対象となる風力発電施設とは、大間町において風力発電の施設及び施設建設に伴う送電線等の付帯設備とし、新設、増設、又は大規模な改修をする場合を対象とする。

(2)対象地域
このガイドラインの対象地域は大間町内全域とする。なお、騒音問題、景観保全等の観点から住宅地への建設は避けること。

3.建設等にあたっての基準
(1)住宅等からの距離
小型風力発電施設(20kw未満)については、住宅等から300m以上離れること。それ以外の風力発電施設については、500m以上離れること。
※ 住宅等には、学校、幼稚園、保育園、病院などの文教施設、保健福祉施設等を含むものとする。

(2)騒音
最も近い住宅等において、騒音に係る環境基準「専ら住宅の用に供される地域」に係る基準値内(昼間55dB以下、夜間45dB以下)とすること。

(3)低周波音
最も近い住宅等において、環境省「低周波音問題対応の手引書」の低周波音による物的及び心身に係る苦情に関する参考値を超えないものとする。

(4)電波障害
テレビ電波等に影響が発生しないように十分配慮し、必要な措置を講ずるものとする。

(5)自然環境
風力発電施設等の建設等によって動植物に与える影響を可能な限り回避するよう十分配慮し、必要な措置を講ずるものとする。

(6)景観
①事業者は、風力発電施設等の建設等にあたって、地域の自然及び歴史的環境と調和した良好な景観の形成に努めるよう計画すること。
②風力発電施設等の配置、デザイン及び色彩は、周囲の景観と調和が図られるものとする。
③事業者は、景観に与える影響が甚大で良好な景観若しくは風致を著しく阻害する場合は、必要な措置を講じるものとする。
④事業者が風力発電施設等及びその周辺に広告物を表示する場合には、良好な景観若しくは風致を害し、又は公衆に対し危害を及ぼさないもので、管理上必要とされる最小限の広告物
のみを表示するものとする。

(7)光害
事業者は、風力発電施設等及びその周辺に照明器具等を設置する場合には、住民や動植物への影響を及ばさないように必要な措置を講ずること。

(8)文化財
事業者は、風力発電施設等の建設等にあたって、建設等の影響から文化財を保護するよう努めるものとする。

4.ガイドラインによる調整手順
(1)事業説明
事業者は、風力発電施設等の設置地域及び規模の概要を計画した段階で、関係住民(地権者等)、公的機関及び関連団体に事業説明するものとする。

(2)環境影響評価の実施
事業者は風力発電施設等の建設にあたり、「NEDOのマニュアル」に基づき環境影響評価を行い、その結果を住民及び関係団体等へ説明するとともに、大間町へ提出するものとする。

(3)事業説明結果の報告
事業者は住民説明会の実施結果について、随時、大間町へ報告すること。

5.建設等の工事中及び工事完成後においての調査
事業者は、風力発電等の建設中及び建設後についても環境及び景観等の保全に関し、「3.建設等にあたっての基準」の遵守に努めなければならない。

6.設置後の維持管理等
(1)事業者は設置した施設について、破損又は事故等を未然に防止するよう務めるものとする。なお、破損又は事故等が発生した場合は、速やかに大間町に報告すること。

(2)事業者は、設置後に騒音、電波等の障害が発生した時には、原因を調査し誠意を持って対応するとともに、その内容を大間町に報告すること。

7.その他
風力発電施設等の建設等にあたり、住民等から事業者へ申し入れのあった事項については、誠意を持って対応するとともに、その内容を大間町に報告すること。

 

 

 


新日鉄住金大分製鉄所の火災、22時間燃え続ける。企業と行政が煙が有害ではないと危険性を否定。 

2017-01-06 | PM2.5





煙と熱気、消火難航 新日鉄住金火災

1月6日 大分合同新聞

大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所の火災は発生から22時間が経過した6日午前0時現在、市消防局による消火活動が続いている。施設内に立ち込めた煙や熱気が放水作業を妨げた他、施設地下の配線に燃え広がったことで消火活動は難航。同製鉄所、市消防局は、地下に工業用水を流し込んで消火する方針を固め、配管工事を始めた。
 大分中央署、市消防局などによると、5日午前2時ごろ、同製鉄所内の厚板工場から出火。電気を制御する機械が多数、設置されている主電気室(約900平方メートル)が燃え、厚板工場の運転を停止した。室外への延焼、けが人は確認されていない。
 火災発生後、主電気室の中は50センチ先を見通すのも困難なほど、煙が立ち込めていたという。煙と熱気で室内に入ることができず、離れた場所から放水したものの室内まで届かなかった。
 5日午前中は、延焼を防ぐため霧状の水を工場に噴射する冷却作業に当たった。午後、同室の外壁上部に重機で穴を開けて排煙を促した。排煙作業を終え、午後5時ごろから室内に入り放水を始めた。
 主電気室は鉄骨で地上2階、地下1階。地上部分は消防車で対応したが地下部分への放水が難しく、工業用水を使い水没させることを決めた。6日午前5時までに配管工事を終え、地下に水を流し込む方針。
 同製鉄所によると、約3カ月周期で主電気室を点検している。最後に点検した昨年10月6日に異常は確認されなかった。
 新日鉄住金によると、大分製鉄所の出荷量(2016年)は893万7千トン。主に船舶用の厚板は、そのうち212万2千トン(24%)を占める。被害状況が把握できないため、厚板工場の復旧見通しは不明。薄板工場など他の製造工程は操業を継続している。
 消火後、同署、市消防局は実況見分をして出火原因を調べる。

「迷惑かけ深くおわび」
 大分製鉄所は「近隣住民の皆さまをはじめ、関係各位にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントを出した。

漂う異臭、住民戸惑い
 大分製鉄所や市は、周辺住民への安全対策に追われた。同製鉄所は広報車を走らせ、火災が発生し消火中であることや、立ち上る煙が有害なものでないことなどを放送。市環境対策課には、同市の日岡や高城の住民から「プラスチックが焦げたような臭いがする」といった問い合わせが10件以上あったという。同課によると、周辺地域で空気中の有毒物質は検知されていない。
 同市仲西町の会社員男性(44)はこんなに黒くて大量の煙が上がっているのは初めて見たと戸惑った様子。
 同市日岡の無職女性(65)は風向きによっては、自宅に煙がくるかもしれない。窓を開けないようにしなければと話した。 

追記 

新日鉄住金、大分製鉄所の火災が鎮火 約36時間ぶり
2017/1/6 13:49  日本経済新聞

新日鉄住金の大分製鉄所で発生した火災は、6日午後13時2分に鎮火した。出火から36時間ほどたっていた。けが人は出てないもよう。

火災は5日午前1時半ごろ発生した。製鉄所の主電気室が火元とみられ、建物の構造上の問題から消火活動は難航していた。

製造ラインは一部停止している。業績への影響は今のところ不明。「他の工場で代替生産も視野に、顧客へに影響がないよう努める」としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

 (管理人より) また新日鉄の火災です。

2014年 9/3の新日鉄住金名古屋製鉄所の爆発火災事故に関する当ブログ記事が、goo管理者によって公開停止になったことがありました。

新日鉄住金名古屋製鉄所 コークス炉が爆発炎上、黒煙。石炭を燃やすところは危険だということ。

今回は大分製鉄所。煙を出して周辺に迷惑をかけている側の企業が広報車を走らせて「煙は有害ではない」と放送して回り、行政が有毒物質は検知されていないと言い、 企業と行政がいっしょになって危険性を否定しています。まさに企業城下町。

煙が有害ではないと言い切れないのではないでしょうか?

PM2.5を見てみました。http://www.pref.oita.jp/soshiki/13350/particulate25.html  より

出火場所の厚板工場に近い測定局の2箇所で環境基準の35μg/m3を超えています。☟

問い合わせの電話がかかってきてもおかしくありません。

環境基準

1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ1日平均値が35μg/m3以下

・PM2.5は粒径が小さく、呼吸器の奥深くまで入り込みやすいことなどから、人の健康への悪影響が心配されており、平成21年9月に大気中の環境基準が定められています。
・環境基準は行政上の目標であり、環境基準を超過したからといって直ちに健康に影響がでるものではありません。

 

直ちに影響が出ないということは、後から影響が出るかも知れないということです。晩発性の病気になる可能性があるということ。こういった言い回しは実に欺瞞的です。

こんなに煙が周辺に撒き散らされているのに。

 配線が焼けたせいで、「プラスチックが焦げた匂い」がしたのではないでしょうか?

 

 大分製鉄所では2014年12月にも、構内の高濃度酸素を作る施設で爆発が発生しています。☟ 


大分製鉄所では労災死亡事故もこんなに☟

2/16 新日鉄住金大分製鉄所 約7mから転落死亡

2/12 新日鉄住金大分製鉄所 溶けた金属を浴び死亡

1/9 新日鉄住金大分製鉄所 約10mから転落死亡


【続報】名古屋市のゴミ処理工場火災。14時間燃え続け。住民から「異臭がする」通報相次ぐ

2017-01-02 | ごみ処理施設

  

 

名古屋港区の大江破砕工場の火事で市が調査
CBCテレビ 1/2(月) 11:53配信

名古屋市は、港区のゴミ処理工場で、1日起きた火事で、施設の被害について調査を始めました。

港区本星崎町の「名古屋市大江破砕工場」では、1日、不燃ゴミや粗大ゴミを貯めるピットから火が出て、14時間にわたって燃え続けました。

工場は、年末年始の休みで4日から営業を再開する予定でしたが、今回の火事で施設に影響が出ている恐れがあるため、市は、2日午前9時から調査を始めました。

「煙とガスで高温になったので、電気系統が傷んでいると想定される」(名古屋市大江破砕工場 遠藤嘉信工場長)

工場では、午後にも今後の方針を判断すると話しています。

最終更新:1/2(月) 12:11 

  

ゴミ処理施設で火事 名古屋・港区(愛知県)

1/2 7:37 中京テレビ

消防によると、1日午前10時半すぎ、港区本星崎町にある名古屋市のゴミ処理施設「大江破砕工場」で、施設の警備員から「火が出ている」などと119番通報があった。火は保管されていたゴミから出たものとみられている。消火活動は14時間近くにわたり、付近の住民などからは「異臭がする」などと通報が相次いだが、名古屋市環境局は「ただちに人体への影響はない」としている。施設は名古屋市内の不燃ごみや粗大ごみを細かく砕く唯一の工場だということで、市は今回の火事による設備への影響がないか、2日午前9時から詳しく調べる。 

 

 (管理人より) 元旦に起きた名古屋市のゴミ処理工場火災の続報です。結局14時間も燃え続けたようです。

破砕工場の内部にたくさんの灰のようなものが付着しているのが見てわかります。☟

大江破砕工場は焼却炉ではないのに、ピットに溜めていた膨大なゴミが燃えたんですよ。バグフィルターすら無しで!煙突も当然ありません。当然、民家にも近い。

「異臭がする」などと通報が相次いだのに、ただちに人体への影響はない」とは、まったく市民が馬鹿にされているとしか思えません。

黒煙も上がっていましたし、プラスチックの焼ける匂いが周辺に流れたのではないかと思われます。

工場内の影響もだけれど、工場から出た煙の影響も調査しなければならないのに、相変わらず当局はただちに人体への影響はない」!

PM2.5が基準値以上になってるんですけどね☟


名古屋市の不燃ごみ・粗大ごみのごみ処理の流れを見てみます。

http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/5-16-1-0-0-0-0-0-0-0.html  より

 

 

これなら、破砕する前に発火する危険物を発見できそうもないですね・・・小型の家電なんかにはリチウム電池内蔵のものも多いですから。

さて、上二つのニュースには火災の影響を調べるとは書いてありますが、火災の「原因を調べる」とは、一切書いてないことに注目しておきましょうね。トホホ

それが名古屋市。

今回は復旧にどれだけの税金が投入されるんでしょうね・・・?

もうかるのはどこなんでしょうね・・・?

 

 


こういう環境団体の誤誘導のパターンに要注意!もっともらしいことを言って結局、メガソーラーに反対してない

2017-01-02 | 再生可能エネルギー

寄稿=メガソーラーを放置していいのか 伊東市富戸、フロレンス・デュボー(上)自然の偉大さ尊重

2016年12月27日 伊豆新聞

環境団体・伊豆グリーンプロジェクトチームは、自然との調和をモットーに、自然保護と再生を提唱してきた。伊豆地域がグリーン経済やエコライフを推進し、エコのモデル地区となることを念願し、講座やイベントを主催してきた。自然は、命そのものだからだ。
 最近、クリーンで持続可能なエネルギーとして太陽光発電に人気が集まり、大型の設備の建設が伊豆でも急増している。メガソーラーは自然を壊し、自然と調和したライフスタイルを破たんさせる。原子力発電の代わりに自然破壊をするのは大きな矛盾だ。
 発電会社は広い土地を購入し、樹木を伐採し、除草剤をばらまいて、裸の土に、パネルをたくさん並べ、そこから電気を都会まで送るための送電設備や変電設備をそろえる。これによって次のような環境破壊が引き起こされている。

 (1)森林伐採=自然破壊、二酸化炭素発生、生物多様性の毀損(きそん)。
 (2)裸になった土地=侵食による土砂崩れリスクを高め、地質が貧困化する。
 (3)除草剤=土汚染、地下水、川、海の汚染。
 (4)プラント周辺の高温化=高熱吸収による生物被害の拡大。
 (5)大都市への長距離送電=送電ロス、環境負荷の増大、電線や電柱の多用、景観被害。
 (6)壊れたり採算に乗らないソーラー施設の放置=巨大ごみ化。
 (7)そもそも大型パネルの製造に大量のエネルギーが消費されていることを忘れてはならない。

 欧州では最近、自然が豊かな地域では巨大な開発が行われなくなっている。自然の偉大さを尊重し、次世代の遺産をこれ以上壊してはならないという意識が広がっているからだ。

 (環境団体・伊豆グリーンプロジェクトチーム代表、生物学者)

 

寄稿=メガソーラーを放置していいのか 伊東市富戸、フロレンス・デュボー(下)自家発電ネットのモデルに

2016年12月28日 伊豆新聞

環境団体・伊豆グリーンプロジェクトチームは、新エネルギーの開発に反対をしているわけではない。しかし、原子力発電から決別する時代を迎えて、自然を保護しながら自然エネルギーの導入を図ることを目指すべきだと考えている。そこで自然環境の価値が豊富にある伊豆地域の発展を求めて、以下の提案を行う。

 (1)ドイツでは、家庭のソーラー発電と蓄電池の組み合わせにより、8割の電力を賄うことができるようになり、ある地域では家庭電力の融通ネットワークができ、さらに風力のバックアップにより、電力会社の電力が不要になったという事例が報告されている。この背景には近年、日本メーカーが蓄電池の小型化を急速に進めていることが貢献している。伊東市をこのような自家発電ネットのモデル地区にできないだろうか。
 (2)国内では四国・高知県の四万十川流域のメガソーラー発電が中止され、土佐清水市議会は10万キロワット以上の設備を厳しく規制する条例を新設した。オランダでは高速道路の路面を集熱パネルにする実験が始まっている。国立公園としての自然景観を守ることが喫緊の課題だが、そのためには、景観に影響を与えない、山あいの公有地との土地交換を進めるなど、官民で知恵を絞る必要がある。
 (3)何にしても、まずきちんとした環境アセスメントをするべきだ。その際にはメガソーラーに入射した太陽光は反射率がきわめて低い、つまり反射能(アルベド)が低いため周辺の気温上昇が著しく、環境へのインパクトが大きいことを考慮しなければならない。


 (環境団体・伊豆グリーンプロジェクトチーム代表、生物学者)

 

(管理人より)年末に出された伊豆新聞の記事。環境団体の外国人生物学者からの寄稿という体裁となっていますが、まあ呆れました。

(上)(下)の2回に分けて記事になっていますが、(上)だけ見るともっともらしいことは書いてあります。そこで(下)を見るとあからさまな誤誘導。

結局、「新エネルギー反対」ではないと言い、蓄電池に誘導しています。

反対運動が起きているあの四万十川のメガソーラーでさえも「景観に影響を与えない、山あいの公有地との土地交換を進めろ」と言ってるわけです。

「メガソーラーは自然破壊」と言っておきながら、「見えない山の中に作れ」という論理矛盾。

あまりの整合性のなさに開いた口がふさがりません。

(上)の中の7項目の(1)に「二酸化炭素発生」と書いてありますから、CO2地球温暖化詐欺については乗っかってるということです。

団体名も「グリーンプロジェクト」。グリーンと名前をつけている団体はまず疑ってかからなければなりません。

「原子力発電の代わりに自然破壊をするのは大きな矛盾だ」と言いながら、結局、自然破壊の新エネルギーを推進することのほうが矛盾です。

「原子力発電から決別する時代を迎えて、自然を保護しながら自然エネルギーの導入を図ることを目指すべきだと考えている」と主張していますが、

この文章をよく読むと、「原発反対」とは言っていません。「決別する時代」と言っているだけです。こういう欺瞞的な文章に騙される人が多すぎるのです。

蓄電池メーカーは原発メーカーです。「蓄電池を進める=原子力ムラに利益を誘導する」ということは、既にこのブログでは明らかにしてきましたし、実際にリチウムイオン電池をはじめとする蓄電池の危険性も、火災などの事例から顕在化してきました。

このタイミングでこんな記事を流すのも意図を感じざるを得ません。

 

もう一つ、誘導記事を紹介しておきます。日本野鳥の会の記事です。自然エネルギー推進側のNEDOとISEPのそのままの記事。

早急な法整備を!急増するメガソーラー施設  より 抜粋転載

「ゾーニング」や法整備で、適正な場所での建設を

メガソーラーが自然環境に与える影響としては①景観破壊②森林伐採③森林伐採による土砂災害の発生④土地利用の変化による動植物の生息地破壊等があります。一番の問題は、こうした影響が想定されるにもかかわらず、法的な規制がほとんどないことです。
風力発電施設ではバードストライクなどの影響から、環境アセスメントが法的に義務づけられ(「環境影響評価法」)、その費用も事業者が負担します。しかし、メガソーラーは同アセスメントの対象外であり、建設費用も数百万~数千万円と安いため、土地さえ確保できれば、簡易な手続きで建設することが可能です。
環境アセスメントの義務がないため、市民は建設計画を事前には知らされず、地域住民への説明会もありません。気がつけば森林が伐採され、3か月後にはメガソーラーができあがっていた、といった事態が起こります。自治体の情報公開や、こうした問題の顕在化もあって、現在は、建設予定地のあちこちで住民による反対運動も起きています(写真②)。地方自治体では、農地規制や景観保全関連の条例を整備し、無計画なメガソーラー建設を規制しようと対応を始めています。
太陽光発電の将来的な発電量の可能性は大きく、大きなビルや工場、一般家屋の屋上などに設置するならば、ぜひとも導入を進めてほしい電力です。メガソーラーを建設するなら、土砂採掘の跡地や自然が回復していない埋立地など、あらかじめ建設に適した土地を行政が示しておく「ゾーニング」という手法を取り入れるなど、施策が必要です。なにより、CO2削減を目的とする再生可能エネルギーを生産するために、CO2を吸収してくれる森林を伐採するのでは本末顛倒です。再生可能エネルギーと自然環境の保全の両立に向けて、早急に、法的な規制や基準を整備することが望まれます

 

日本野鳥の会が、再生可能エネルギー推進側だということは、既にこのブログでは指摘してきました☟

参考 朝日新聞に風力発電の提灯記事!日本野鳥の会は原発推進団体から助成金を得て自然エネルギー推進中。


「ゾーニング」に持っていくのは誤誘導です。「再生可能エネルギーと自然環境の保全の両立」なんて不可能です。

第一「適正な場所」という言葉も、よく使われる欺瞞的な言葉です。適正かどうかの判断を推進側に任せるなんて、泥棒に鍵を預けるのと変わりありません。

ゾーニングを言うなら、再生可能エネルギー導入の前に規制緩和したのはおかしいということに気づかなければなりません。☟

参考 「メガソーラーを建築基準法の適用除外にする」という規制緩和。それを決めるWGに柏木氏、飯田氏がいた事実


そもそも開発側は自然保護団体の反対については「判断の材料にはしていない」と述べています。☟

参考 風力発電所をめぐり中部電力子会社に県警が反対住民の情報漏らす!自然エネも原発と同じ。


自然保護団体が主導して、各地で開発反対の申し入れなども行われているようですが、開発側は実際のところ「判断の材料にはしない」のです。

つまりそこに集まった何もわからない市民は”プロレス”に参加していることになります。

純粋に「自然を守りたい」気持ちを、”プロレス”に利用されてしまうという最悪の結果になるわけです。

メガソーラーや風力発電の反対の市民運動は、こういったパターンで潰されますから、市民のみなさんは、どうかご注意ください。


追記 伊豆グリーンプロジェクト  って伊豆?でジビエを食べるような団体なんですね。はい、推して知るべし。

伊豆猪ジャーキー http://beguredenega.com/archives/11061 


自然エネルギーとジビエがセットで推進されてるということは何度もこのブログでは指摘しました。

山にメガソーラーや風力発電⇒山を降りてきた野生動物を駆除と言って殺す⇒食べる=ジビエ 


伊豆グリーンプロジェクト

 





 

 


元旦に、名古屋のゴミ処理施設で火災事故!8時間以上燃え続ける!

2017-01-01 | ごみ処理施設

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170101-00001469-cbcv-soci  より

 

 

 

 

ゴミ処理施設の火事 鎮火せず
01月01日 19時03分

1日午前、名古屋市のゴミ処理施設のゴミから出火し消防が消火にあたっていますが、鎮火にはいたっておらず煙が出続けています。
1日午前10時半すぎ名古屋市港区にある市のゴミ処理施設「大江破砕工場」のゴミをためるピットから出火したとの通報がありました。
消防によりますと、燃えているのは建物の中にある深さ20メートルのピットにためたゴミで、捨てられた陶器や家具、木材などだということです。
消防は消火活動を続けていますがゴミの量が約1000トンと多く、水が中まで浸透しにくいことから出火から数時間たっても鎮火しておらず、煙が出続けています。
元日の1日はゴミ処理施設は休みで警備員しかおらずけが人はいないということです。
煙が流れる風下の住宅に住む60代の男性は「正月に大変だなと思います。早く火が消えて欲しいです」と話していました。
この処理施設では平成20年にもピットのゴミが燃える火事があり、修理のために一部のゴミの受け入れを中止しました。 

 

 (管理人より)2017年の元旦に、ごみ処理工場で火災が発生しています。

午前10時半~午後19時まで燃えていますから、9時間燃え続けていることになります。

 燃えているのは1000トンもの保管していた不燃ゴミや粗大ゴミです。捨てられた陶器や家具、木材などと書いてありますが、ほかに何があったのでしょうか?

この大江破砕工場では、平成20年にも火災事故が発生しています。

こちら☟ 

大江破砕工場火災事故に伴う 不燃ごみ処理のあり方について( 報 告 ) 平成 21 年 8 月 大江破砕工場火災事故に伴う不燃ごみ処理のあり方検討委員会   より

平成 20 年 8 月 18 日、不幸にも大江破砕工場の破砕設備で火災が発生した。職員による初期消火、その後の消防隊による消火活動も困難を極め、鎮火に約7時間を要した。処理ライン 2 系列のうち比較的損傷が少なかった1系列の復旧も約4週間に及び、その間、不燃ごみ・粗大ごみの処理機能は全面ストップし、多治見市の理解のもと、愛岐処分場にごみを仮置きすることで急場をしのいだ。その後も約 1 年に亘り、他都市の施設に破砕処理を依頼でき、自治体間の連携の必要性が再認識された。一方、設備の復旧に要する費用は約30億円と、火災による被害は甚大であった。

 

 

このときは 7時間で消えてますから、今回はそれを上回る規模の火災事故ということになります。

その間中ずっと、煙を吸わされる風下の住民たち。

場所 

 

 

 

 

火災の原因はわかっていませんが、一体いつまで燃え続けるのでしょうか?有害なPMが出ていないという保証はありません。

大江破砕工場火災事故に伴う 不燃ごみ処理のあり方について( 報 告 )  より

 今回の報道の記事中には書いてありませんが、平成20年の火災の際には、「発火した場合、このごみ(=プラスチック類)が延焼原因になる可 能性は十分ある。」と指摘されています。

そして「スプレー缶以外の危険性のあるゴミ」とは何かということですが

破砕機に投入されるごみについてという項目で、カセットボンベ、自動車用バッテリー、リチウム電池が挙げられています。

リチウム電池に関してはこのように書いてあります☟引用青文字

リチウム電池は、電解液が強酸化剤と有機物で構成されていることから、 未使用、使用済みのいずれも高い爆発危険性を有している(中クラスの火薬類並み)。他機関の実験により、鉄の重りを1メートル程度の高さから 落下させただけで爆発が起きるということが認められていることから、 リチウム電池の上に重量のある破砕ごみが落下し出火する可能性はある

身の回りに多く使用されており、不燃ごみとして収集されている使い捨て電 池(一次電池)の中で、破砕処理中にせん断などの作用を受けたときに、発火 する危険性が高いリチウム電池についても、発火原因となり得る可能性がある。

 

リチウム電池が危険だとわかってるんですね。そういうリチウム電池が、収集した不燃ごみの中に紛れ込んでいても、実際のところ破砕工場ではわからないということです。

しかも、不燃ごみの半分がプラスチックです。 焼却不適物とありますが、火災で燃えてしまったらダイオキシンなど有毒物質が出るんじゃないでしょうか?

それなのに、NHKの報道では「陶器、家具、木材など」と書いてあります。半分がプラスチックなのに・・・おかしくないですか?

「など」って・・・・・・・・・??

風下の方、どうかご注意ください。