ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

労災事故多発。人間が使い捨てられていく福島第一原発などの現場作業の過酷な労働。命を削る発電。

2015-01-21 | フクイチ

毎日新聞 2015年01月20日 20時54分(最終更新 01月20日 21時01分)

福島、新潟両県にある東京電力の原子力発電所で19、20日、転落など3件の事故が相次ぎ、作業員ら2人が死亡、1人が重傷を負った。福島県は20日、東電に、原因究明と抜本的な再発防止策を申し入れた。

19日午前9時5分ごろ、福島第1原発(大熊、双葉町)で、協力企業社員、釣(つり)幸雄さん(55)が、高さ11メートルの雨水受けタンクの底に転落、20日未明に死亡した。20日午前9時半ごろには、福島第2原発(富岡、楢葉町)の廃棄物処理施設で、協力企業社員、新妻(にいつま)勇さん(48)が鋼鉄製容器(重さ700キロ)と台座に頭を挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。

 県警双葉署はともに労災事故とみて、安全管理に問題がなかったか捜査を開始。東電によると、2011年3月の東日本大震災後、第1原発で起きた死亡事故は昨年3月の土砂崩れに続き2件目、第2原発では初めて。

 同署や東電によると、釣さんは東電社員ら2人とともにタンクの水漏れ点検中、屋根に1人で上り、安全帯をつけないまま天蓋(てんがい)(重さ51キロ、横1メートル、縦80センチ)を開けた際に落下した。新妻さんは1人で鋼鉄製容器を固定するボルトを緩める作業中、容器が突然回転して頭を強打し、台座に挟まれたという。

 また、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)では19日午後3時ごろ、2号機のタービン建屋で、機器の点検作業をしていた協力企業社員の男性(51)が、金網状の足場(幅約80センチ)から約3.5メートル下に落ち、足の骨などを折る重傷。はしごで下りるために設けられた80センチ四方の開口部から転落したという。【栗田慎一、高木昭午】

  

死亡事故で廃炉作業中止し点検へ

1月20日 21時42分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所と第二原子力発電所で、作業員が死亡する事故が相次ぎ、第一原発では、21日廃炉作業を中止して、安全点検を実施することになりました。
背景について東京電力は、記者会見で、「作業量が多くなっていることも考えなければならない」と述べ、作業の進め方や安全対策に問題がないか検討する考えを示しました。

20日午前9時半ごろ、福島第二原発で、廃棄物を処理する建物で点検作業をしていた40代の作業員の男性が、点検用の機具に頭を挟まれ、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、死亡しました。
福島第一原発でも、19日午前9時ごろ、雨水をためるタンクの点検をしていた50代の作業員の男性が、高さおよそ10メートルのタンクの天井から転落し、20日未明になって死亡しました。
さらに柏崎刈羽原発でも、19日、作業員が足場から3メートル余り下に転落して大けがをしました。
こうした事態を受けて東京電力は、3つの原発の所長とテレビ会議で結ぶ異例の記者会見を開き、姉川尚史原子力・立地本部長が陳謝しました。
現在、福島第一原発では、廃炉や汚染水対策などのため、去年の同じ時期のほぼ2倍に当たる1日およそ7000人の作業員が働いていますが、「作業量の急増が、事故が相次ぐ背景にあるのではないかと」問われたのに対し、姉川本部長は、「作業量が多くなっていることも考えなければならない」と述べ、作業の進め方や安全対策に問題がないか検討する考えを示しました。
福島第一原発では、21日、廃炉作業のほとんどを中止し、安全点検を実施することになり、第二原発でも安全の徹底が図られるまで、作業を中止するということです。
福島第一原発では、去年3月にも、崩れてきた土砂の下敷きになって作業員が死亡したほか、11月には、タンクの増設工事中に、鋼材が落下して3人が重軽傷を負うなど、作業事故が相次ぎ安全対策が課題になっています。

東電社長「安全確保までほとんどの作業再開せず」

福島第一原発と第二原発で死亡事故が相次いだことを受けて、東京電力の廣瀬直己社長は、安全が確保されるまではほとんどの作業を再開しない考えを示しました。
廣瀬社長は20日午後、経済産業省の高木副大臣を訪ね、「昨年から事故があり、いくつかの対策を取ってきたにもかかわらず、こうした事故が立て続けに起きたことは、痛恨の極みだ」と述べて陳謝しました。
これに対し高木副大臣は「これまでにも事故が起きていて、今月15日には安全大会をやりながら事故を起こしたことは誠に遺憾だ」と述べて再発防止を求めました。
会談のあと廣瀬社長は「特に福島第一原発では、大きなリスクを取り除くため進めている作業も多いが、原因の究明と対策を進めるため、あらかじめ工程ありきは許されず、作業員が安心してできるという現場の声がなければ、再開を決めることはできない」と話し、現場ごとに安全を確保し、それまでは期間を決めずに福島第一原発と第二原発のほとんどの作業を止める考えを示しました。 

 

(管理人より) 福島原発において2日間で2人の労働者が亡くなり、一人が重傷を負いました。労災事故です。

東電がこの労災事故のことをどのように発表してるのかHPにアップされた記者会見の資料から見てみます。

雨水受けタンク天板部からの元請社員の転落による死亡について

 

 

福島第二原子力発電所 1、2号機廃棄物処理建屋(管理区域)における 協力企業作業員の死亡について

 

IPBシャフト室(非管理区域)におけるけが人の発生について 平成27年1月19日 東京電力株式会社 柏崎刈羽原子力発電所

福島第一原子力発電所での作業員の負傷者発生について(続報2)

昨日(1月19日)お知らせしております、福島第一原子力発電所での作業員の負傷者発生についての続報です。

いわき市立総合磐城共立病院にて医師による治療を行っておりましたが、本日1時22分に死亡が確認されました。

亡くなられた方には心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまには心からお悔やみ申し上げます。

以 上

 



これは氷山の一角で実際はもっとあるのかもしれません。

死亡事故が起きたら、死んだ労働者が不注意だったせいにされてしまうことが多い。死人に口なし。

危険な作業自体の本質的な問題を議論することもなく、個人の過失の問題にすり替えられてしまう最低な国、日本。

東海村JCO臨界事故の大内さんだけではない。

様々な健康被害が発生する公共工事での事故の労災隠しは当たり前のように行われている。

作業現場で有毒物質を吸い込み、晩発性の病気で亡くなる人も労災なのに、結局、人間が使い捨てられていく。

財閥を頂点とする原子力帝国の末端で、現場の労働者の命が削られていく。

その命を失った労働者が、

自分の息子ならどうする?

自分の夫ならどうする?

自分の父親ならどうする?

自分の兄弟ならどうする?

そうでなければ関係ないのか?

誰かに毒を浴びさせて、危険な作業を誰かにさせて、それでも原発体制を維持したいのか?


社長、あなたが現場で作業してみてください。

 

労災を隠すことは行われている↓ 

 

東海村・加速器事故施設 作業員が転落、労災公表せず

 二〇一三年に放射性物質漏れ事故があった茨城県東海村の加速器実験施設「J-PARC」で昨年十二月、作業員が重傷を負う労災事故があったが、公表されていないことが分かった。施設側は被ばく事故でないためとしているが、〇七年にあった同じような事故は公表されている。

 施設を管理運営するJ-PARCセンターによると、事故は昨年十二月二十四日夜、機械棟でケーブルの取り付け作業をしていた男性作業員(40)が足場から約三・五メートル下に転落、右足を骨折した。一一九番で駆け付けた救急隊が男性を水戸市の病院に運んだ。

 センターは事故を国や県、村に報告したが、公表していない。公表しない理由を「作業員が被ばくしたり、放射性物質による汚染や外部環境への漏えいもなかったから」と説明。しかし、センターを設置する高エネルギー加速器研究機構は〇七年、J-PARCの作業現場で起きた重傷の転落事故をホームページに掲載し、公表している。

 この施設では一三年五月、金に陽子ビームを当てて素粒子を発生させる実験中、放射性物質漏れ事故が発生。研究者ら三十四人が被ばくし、施設外に放射性物質を放出した。いずれも人体に影響を与えるレベルではないという。実験の再開に向け、安全管理体制の見直しなどを進めている。 

 


1/19のJCOウラン廃棄物焼却処理をメディアはどう報じたのか?「ウラン」という言葉も封印するNHKに驚愕!

2015-01-20 | 被爆者、被害者、市民の声

JCOウラン廃棄物焼却処理が1/19に始まりましたが、メディアが1/19前後で、この件についてどう伝えたか(ネットのみ)、つっこみながら時系列で証拠を保存しておきます。

報じたのがNHKとTBSと東京新聞だけというのも、まあ恐ろしい話です。 各種のスピンで ツイッターもバラバラ。 


臨界事故後の廃棄物を焼却処理へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150116/k10014722741000.html

1月16日 8時05分 NHK NEWSWEB

茨城県東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」は、平成11年の臨界事故のあと、敷地内で保管している低レベル放射性廃棄物などについて、来週にも焼却処理を始める方針を固めました。周辺住民の理解が得られたとして、臨界事故から15年余りを経て初めて焼却処理が行われます。

平成11年9月、東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」で、核燃料の製造過程で違法な作業を重ねた結果、核分裂が連続して起きる「臨界」が発生し、作業員2人が死亡したほか周辺の住民などおよそ660人が被ばくしました。

事故後、「ジェー・シー・オー」は低レベル放射性廃棄物などを敷地内で保管してきましたが、周辺住民の理解が得られたとして今月19日にも新たに設置した炉で焼却処理を始める方針を固めました。「ジェー・シー・オー」は、核燃料加工事業の再開を断念しており、臨界事故から15年余りを経て処理が進むことになります。

焼却処理では、臨界事故前に核燃料を精製する際に使用した油類を最初に焼却したうえで、作業服など臨界事故後に出た低レベル放射性廃棄物の焼却を進めることにしていて、200リットルのドラム缶に換算しておよそ700本分を8年かけて処理する計画です。

「ジェー・シー・オー」は焼却施設には、排気用のフィルターを設け放射性物質が外部に漏れることないとしていて、来月以降、焼却処理の結果を周辺住民に報告する予定です。

焼却処理するものを「低レベル放射性廃棄物など」、「油類」と、ぼやかして記事に記載。ウランという言葉を使っていません。

周辺住民の理解が得られた」を強調。フィルターについて「外部に漏れない」と強調。

 

JCO、低レベル放射性廃棄物の焼却処理開始へ

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2396456.html

TBS NEWSi(1月16日21:52) 

茨城県東海村の核燃料加工会社「JCO」は、臨界事故後に保管している低レベル放射性廃棄物の焼却処理を、今月から開始すると発表しました。

 東海村の核燃料加工会社「JCO」によりますと、臨界事故後、会社の施設内でドラム缶に入れて保管している低レベル放射性廃棄物のうち、可燃性のウラン廃棄物およそ200本と、ドラム缶に換算しておよそ500本分の油類を今月19日から8年かけて焼却処理を行うということです。JCOは新しい焼却処理施設の検査や試験を行い問題ないことが確認され、敷地内の空間線量の調査を行ったところ平常値の範囲内だったことなどから、周辺住民の理解が得られたと説明しています。

 また、JCOは焼却処理開始後も構内の放射線を測定するなど、近隣の自治体に定期的な情報提供を行うとしています。(16日21:52)

 

TBSは、焼却処理するものを「可燃性のウラン廃棄物」と報道しています。「周辺住民の理解」と「情報提供」は強調しています。



低レベル廃棄物の焼却処理開始 NHK茨城のニュース

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074774121.html?t=1421659511919

01月19日 18時12分

茨城県東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」は、平成11年の臨界事故のあと敷地内で保管している低レベル放射性廃棄物などについて、周辺住民の理解が得られたとして、事故から15年余りを経て、19日から焼却処理を始めました。 

平成11年9月、東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」で、核燃料の製造過程で違法な作業を重ねた結果、核分裂が連続して起きる「臨界」が発生し作業員2人が死亡したほか、周辺の住民などおよそ660人が被ばくしました。

「ジェー・シー・オー」では、臨界事故のあと、低レベル放射性廃棄物などを敷地内で保管してきましたが、周辺住民の理解が得られたとして、19日から新たに設置した炉で焼却処理を始めました。

作業は午前11時から始まり、臨界事故の前、核燃料を精製する際に使用した油類およそ100リットルの焼却が行われ、トラブルはなかったということです。

今後は、油類の処理を終えたあと、作業服など臨界事故の後に出た低レベル放射性廃棄物の焼却を進めることにしていて、200リットルのドラム缶に換算しておよそ700本分を8年かけて処理する計画です。

東海村の70代の男性は「事故後の処理を進める必要もあり、焼却処理はしかたがないと感じているが、安全に安全を重ねて進めて欲しい」と話してました。

「ジェー・シー・オー」では、3月上旬、焼却処理の結果について周辺住民に報告することにしています。

01月19日 18時12分

焼却当日のNHK茨城のニュースです。まず文章だけのニュースがアップされました。ニュース動画は後から夜になって差し込んできました。

1/19の夜に見た動画と、1/20朝見た動画と中身の映像が違っていました。

ニュース用にもともと2本作ったのか、夜、編集し直して、映像内容を差し替えたかだと思います。当ブログの1/19記事にそのときの画像を追記してます。

その動画には、焼却処理するウラン廃棄物の管理をしている建屋内部の映像がありました。

建屋内の膨大な数の黄色い放射性廃棄物のドラム缶が映し出されていましたが、1/20に見たらそのえぐい映像部分がそっくり抜け落ちている

 

1/19の動画には市民の意見として、一人だけ男性が話している映像がありましたが(真ん中の男性)、1/20の動画をみると、なぜかインタビューされてるのが3人に増えていました。

動画に取り上げられた、3人の市民の意見を文字起こししておきます。

「まったくの納得じゃないんですけど、まあこれも、いつまでもね心配はありますけど会社としての後処理の責任はあるんでしょうから、ある程度はやっぱり、焼却方法しかなければ、それでやらざるを得ないのかなっていうのはありますね」

 

「安全に対してまたその安全、そのまたその安全というのを追求しながら仕事を進めていく、だから今度の処理もそうですね」

「2年、3年、5年、10年という長いスパンをね、そういう緊張感を持った仕事をしていただきたいなという、もう二度と事故を起こさないと」


これだけで、「周辺の理解が得られた」ということにしてしまうわけですね。まあ、なんとも恐ろしい国ですね。


臨界事故の焼却処理を始める NHK首都圏NEWSWEB

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150119/4792791.html

01月19日 19時38分 

茨城県東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」は、平成11年の臨界事故のあと、敷地内で保管している低レベル放射性廃棄物などについて周辺住民の理解が得られたとして、事故から15年あまりを経て19日から焼却処理を始めました。 

平成11年9月、東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」で、核燃料の製造過程で違法な作業を重ねた結果、核分裂が連続して起きる「臨界」が発生し、作業員2人が死亡したほか周辺の住民などおよそ660人が被ばくしました。

「ジェー・シー・オー」では、臨界事故のあと、低レベル放射性廃棄物などを敷地内で保管してきましたが、周辺住民の理解が得られたとして、19日から新たに設置した炉で焼却処理を始めました。

作業は午前11時から始まり、臨界事故の前、核燃料を精製する際に使用した油類およそ100リットルの焼却が行われ、トラブルはなかったということです。

今後は、油類の処理を終えたあと作業服など臨界事故のあとに出た低レベル放射性廃棄物の焼却を進めることにしていて、200リットルのドラム缶に換算しておよそ700本分を8年かけて処理する計画です。

東海村の70代の男性は「事故後の処理を進める必要もあり、焼却処理はしかたがないと感じているが、安全に安全を重ねて進めて欲しい」と話してました。

「ジェー・シー・オー」は、3月上旬に焼却処理の結果を周辺住民に報告することにしています。

01月19日 19時38分

 

さて次は焼却処理開始という同じ内容の1/19分のネットニュースです。NHKは茨城県用と首都圏用の二つの記事がありました。

文章は、NHK茨城ニュースのそっくり使い回しなんですが、タイトルが違うことに注意!

茨城用 タイトル ⇒低レベル廃棄物の焼却処理開始

首都圏用 タイトル ⇒臨界事故の焼却処理を始める

まずどちらの記事にも、「ウラン廃棄物」という記載がありません。とんでもない不誠実な記事と言えます。

しかも首都圏用動画には、いっさい、ドラム缶の映像もなければ、市民が意見を言っている映像もないのです。焼却施設の建屋のみ!

さらっと流しとこうという意図が見え見えですね! 首都圏住民に騒がれたら困るからです。

8年かけドラム缶700本分 低放射性廃棄物や油類の焼却始める

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150120/CK2015012002000172.html?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

東京新聞 2015年1月20日 

 一九九九年に臨界事故を起こした核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO、東海村)は十九日、事故後から施設に保管してきた油類や低レベル放射性廃棄物の焼却を始めた。焼却が終われば、一部の解体作業が行われているウラン加工設備の全面撤去が可能となる。

 JCOによると、焼却するのは二百リットル入りドラム缶約五百本の油と、約二百本分のウランを含む低レベル放射性物質。同社は昨年八月、専用の焼却炉を設置。油類を五年かけて、その後の三年間で低レベル放射性廃棄物を焼却する。

 近隣住民に対しては定期的に説明会を実施する予定で、大気中の放射線量をホームページや施設周辺に設置したモニターで既に表示している。

 金属製タンクなど不燃性の低レベル放射性廃棄物約一万本分は、最終処分場が決まるまで敷地内に保管を続けるという 。 

1/20の東京新聞は、「ウラン」と書いている点は評価できるものの、焼却することで設備の撤去が進むというふうに誤誘導しています。

脱原発市民(とくに自然エネルギーを推進する市民)は東京新聞を持ち上げることが多いですが、こういう記述を見ると呆れます。

記事の中に放射性物質の焼却に対する批判的な論調はありません。

 

ネットニュースというのは文字なのでこうして、動画も含めてじっくり検証することが可能です。

しかしテレビで垂れ流されるニュースというのは、一瞬の映像とテロップ、アナウンサーの喋りだけで、あっという間に流れていきます。

一回聞いただけではNHKがこんな重要なニュースを欺瞞的に報じているということに気が付くことができません。

「NHKニュースでちゃんと焼却処理するって言ってたよ」で終りでしょう。

メディア側も一応「報じた」という既成事実にはなります。

さらにNHKはあっという間にリンクが切れてしまいます。キャッシュまでなくなるので画像で残しておきます。

 

どんなに重大で悲惨な事故が起きても、まだ加害企業やNHKというメディアを信じて、「大丈夫」と思い込む市民。

考えさせないように仕向けるメディアと考えることを拒絶する市民は、もはや共同正犯ではないかと私は思います。

このJCOの看板を見てください。「住友金属鉱山」 ここがすべての大元です。

 

放射線管理区域 http://urx2.nu/goCL  こんな看板が必要な施設ってことです。

 

 

肩が激痛なのでこのへんで終わります。 それではまた。ε=(・д・`*)ハァ…

 

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2015-01-19 | 被爆者、被害者、市民の声

NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録 〜東海村臨界事故〜 (2001年)

(全文書き起こし)

東京大学附属病院救急部集中治療室。1年半前、ここで世界でも前例のない治療が行われました。およそ30年にわたり救急医療に携わってきた前川和彦さんです。

前川医師はそのときはじめて大量の放射線を浴びた被曝患者と出会いました。 

ニュース 「株式会社JCO東海発電所の被曝並びに事故につきまして3名が被曝をして・・・」 

東海村の核燃料加工施設で起きた臨界事故では、二人が大量の放射線を浴びて亡くなりました。

日本の原子力施設の事故ではじめての犠牲者となった大内久さん。浴びた放射線は、一般の人の年間許容量のおよそ2万倍にも達していました。

大内さんの治療を行った医療チームです。最新の医療技術をすべて投入し、未知の治療にのぞみました。 

しかし放射線被曝のすさまじさに圧倒された日々でした。 

前川医師「一言でいうと、我々の医療者としての奢りをみじんにも砕いてくれたと言ってもいいんじゃないかと思います」

看護師「長く長く続けさせていくってことは、大内さんにとっては苦痛だったんじゃないかなとかって・・」 

看護師「別にありがとうって感謝されなくてもいいし、すごく怒ってくれてもいいから、どっちかの答えを大内さんからもらいたいです」 

83日間にわたる大内さんの治療記録です。「その死を無駄にしないで欲しい」 

家族の願いからはじめて明らかにされました。そこには医療チームの苦悩と、最後まで回復を祈り続けた家族の思いが克明に記されています。治療記録と証言でたどる大内さんの83日間です。

東大病院 事故発生当日  

その日、救急医療が専門の前川医師のもとに事故発生の一報が届いたのは昼過ぎでした。

前川医師「東海村で何か起こったらしいということを聞いたもんですから、テレビを見まして、それで初めて東海村で何か大変なことが起こったということを知りました。最初ちょっとやっぱり、大変なことかなということをうかがわせたのは、放医研に運び込まれた時に、テレビのニュースなんか見ますと、放医研の人たちが完全に防護服を着て、防護マスクをして、搬入されてるっていうところを見たものですから、ひょっとするとかなりの汚染があるのかなということは疑いました」 

大量の放射線を浴びた大内さんは、最新の治療を受けるため東大病院に移されました。被曝医療の専門家グループで中心的な役割を果たしていた前川医師が医療チームのリーダーになりました。 

前川医師「大内さんが浴びられたと推定される線量っていうのは、これはもう致死的であるということは誰の目でも明らかだったと思います。とは言え、その時点で目の前にいらっしゃる大内さんは非常にお元気ですし、どこから見ても高線量の被曝をされたっていう印象はないぐらいのお元気な方ですから、できるだけのことはやろうと・・」 

初めて受け入れる被曝患者は看護師たちの想像とは全く違っていました。 

看護師「先生が下から上に連れてきてICUの中で会ったんですけど、そのまま個室にストレッチャーで普通の入院患者さんみたいに入ってきて、1日で一気に日焼けをしちゃったぐらいの赤さを帯びてて、手がすごい腫れてて、そっちが痛いっていうふうに言ってて・・」

看護師 「死なずに済むというか、退院できる状態になるんじゃないかなってその時は思いました・・」 

最も多くの放射線を浴びた大内さんの右手です。この時は少し赤く腫れているだけでした。 

事故当日、大内さんは会社のマニュアルにしたがって放射性物質を扱う作業を進めていました。バケツをつかってウランを濃縮する作業でした。臨界が起きる可能性については、まったく知らされていませんでした。同僚は、バケツでウラン溶液をそそぎ、大内さんは、ロートを右手でささえていました。 

7杯目のウラン溶液が注がれたとき、突然、青い光が走りました。核分裂が連続する臨界が起きたのです。 

放射線が大内さんの細胞の染色体を直撃しました。

染色体はすべての遺伝情報が収められた人体の設計図です。 それぞれ番号が決まっていて、順番に並べる事が出来ます。 しかし、放射線に直撃された大内さんの染色体は並べることもできませんでした。断ち切られ、別の染色体とくっついているものもありました。 染色体が破壊されたことは、今後新しい細胞が作られないことを意味します。

被曝した瞬間、大内さんの体は設計図を失ってしまったのです。 

平井久丸医師 「染色体がそういうダメージを被ってますから、そこから推測されることは、おそらく肝臓の細胞あるいは腸の粘膜の細胞、そういったものがすべてダメージを受けていて、おそらく、その細胞は再生はできないんではないか・・・」 

染色体が破壊されたことによって、最初に異常が現れたのは、血液の細胞でした。中でも、体を守る働きをする白血球が急激に減少していました。

ウィルスや細菌に感染しやすい、きわめて危険な状態でした。感染を防ぐため大内さんは無菌室に移されました。

白血球の数は健康な人の10分の1にまで減少していました。前川医師たち医療チームは、治療方針を検討しました。

唯一の治療法は、白血球をつくる細胞を移植することでした。移植を行うためには大内さんと白血球の型が合う人が必要でした。

一致したのは、大内さんの妹でした。この血液成分を分離する装置を使ってただちに妹から採血が行われました。

その中から白血球をつくる細胞が取り出されました。採血には二日間、合わせて9時間あまりかかりました。

妹の細胞が大内さんに移植されました。今後の病状は妹の細胞が大内さんの体内で白血球を作り出すかどうかにかかっていました。結果が出るのは10日後でした。 

この頃、大内さんは面会に訪れた家族や看護師たちと会話を交わせる状態でした。

看護師「どういういきさつで結婚されたんですか?高校の時からの知り合いで結構長く7年ぐらいの付き合いがあって結婚したっていうふうに聞いていて、へ~すごいラブラブな大恋愛で結婚したんですねってそういう話をしました」 

前川医師は大内さんの病状や治療について毎日欠かさず家族に説明していました。説明が行われた応接室です。今後予想される病状の悪化についても率直に伝えました。

前川医師「家族の方々には、すくなくとも毎日毎日看ていただいて、真実を受け入れていただくという努力はしました。決してきれいごとではなくて、やっぱりすごい放射線による障害ですので、見た目にもやっぱり大きな変化が起こりますから、それはそれなりに真実として受け入れていただくように、毎日毎日看ていただいてました・・」

放射線障害は、体の表面にも現れました。1週間を過ぎた頃から、治療用のテープをはがした跡が消えなくなりました。 

看護師「最初は普通にテープを使っていたんですけど、テープを貼ったところが、全部そのまま、テープをはがすときに皮膚がくっついてとれてしまうっていうのが、どんどんひどくなって最終的にはテープは一箇所も使えなくなりました。」 

健康なとき皮膚の細胞はさかんに分裂して新しいものに置き換わります。しかし放射線をあびた大内さんの皮膚では新しい細胞ができなくなりました。古い皮膚は剥がれ落ちていきました。

皮膚に走る激痛、感染とのたたかい、肺には水がたまり、呼吸が困難になり始めていました。 

看護記録に記された大内さんの言葉です。 「もう嫌だ」 「家に帰る!」 「やめてくれ」 「おふくろ」 

呼吸を助けるため、器官に管を入れて、人工呼吸器をつけることが検討されました。それは家族と言葉を交わせなくなることを意味していました。

面会に訪れた奥さんに、大内さんは語りかけました。 

看護師「大内さんたぶんその頃は、すごいいろいろ体のだるさとかがでてきて、お話するのも多分、力が要る、そういう感じだったと思うんですね。それでもなんかこう、ちょっと優しい口調で少し笑いながら、奥さんに「愛してるよ」とおっしゃってて、そういうのが伝わってくると、私たちは辛い、ですよね・・私たちは確かにわからないといっても、大内さんがこれから状態が悪くなるっていうのは、想像ができることでしたし、もちろん大内さんも少しは知っていたと思うんですよ、悪くなるであろうということを、その中で、家族にそういうことを伝えたっていうことが、大内さんがどんな気持ちで奥さんにその一言を言ったんだろうと思うと、微笑ましいと思いながらも、なんて言えばいいんでしょう、大内さんの伝えたかったことが、その一言に込められていたんだな・・・と思います・・」

翌日、大内さんは呼吸困難になりました。その直後、挿管=器官に管を入れる処置、が行われました。

大内さんの無言の戦いが始まりました。

被曝11日目

家族は、毎日面会に訪れていました。奥さんと息子、両親、兄弟が大内さんとの面会を待っていた部屋です。 

看護師長「なにか用事があって入った時に、ここで一生懸命鶴を折っておられて、それが印象的ですね。」

大内さんの家族が折った鶴です。 1つでもいいからベッドの近くに置いてあげたいと家族は希望しました。しかし感染を防ぐために無菌室に入れることはできませんでした。家族は鶴を折り続けました。

被曝18日目

妹から移植された白血球を作る細胞が根付いているかどうか血液の検査が行われました。細胞の中に光る赤い2つの点。女性の染色体であることを示しています。大内さんの血液の中で妹の細胞が息づいていました。

前川医師 「みんなほっとしたと思います。その局面では。まず最初の難関、まあそれで一時期にしろ突破できたかなということで、僕自身もこれで白血球が増えてくれれば、がんばれるなというのは思いましたね」 

白血球をつくる細胞の移植が成功したのは、被曝治療では初めてでした。白血球は、順調に増え健康なときと同じ値まで回復しました。

大石さんは、言葉は語れなくても、家族の呼びかけに体全体で応えていました。しかし1週間後、血液の細胞に微妙な変化があることがわかりました。

大内さんの体内に根付いたばかりの妹の細胞の染色体です。その一部に異常が発見されました 

染色体に傷がついていました。これも放射線が原因ではないかと医療チームは考えました。大内さんの体を貫いた放射線によって体内の物質が変化し、自ら放射線を発するようになっていました。 その放射線が妹の染色体を傷つけたのではないかとみられました。

医師 「血液の病気で、骨髄移植を受ける、あるいは末梢血幹細胞移植を受けるという患者さんはたくさんいらっしゃいますが、そういう患者さんで新たに根付いた細胞にそういう異常が見つかったことは、まったくないんですね。ですから我々にとってある意味で衝撃でもありますし、放射線被曝の怖さでもありますし、その理由が何かということが随分議論にはなりました。もちろん証拠が何もありませんので結論は出てませんけどね・・・」

被曝27日目

病状の悪化は、血液と皮膚だけにとどまりませんでした。大内さんの腸の内視鏡映像です。死んだ粘膜が白く変色して、垂れ下がっています。

大量の下痢も始まりました。放射線の被曝では、腸など消化管の障害から死に至るケースが多いとされます。

前川医師がもっとも恐れていた事態でした。家族の同意を得て、臨床試験中の薬も投与しました。

しかし、下痢の量は日に日にふえ、1日3リットルを超えました。

下痢が始まって3週間後、腸の中で出血が始まりました。 粘膜がはがれたところから、染み出した血液が溢れていました。大内さんの輸血の記録です。青いシール一枚が輸血一回分です。

半日で10回以上行われた日もありました。 

前川医師「こうした高い線量の被曝をされた患者さんの治療で、科学的な根拠を作るのはほとんど不可能なもんですから、いいだろうと思われる治療、我々が持てる薬すべて投入してましたので、今から思っても、消化管出血に対しては打つ手はなかなかなかっただろうと思いますね・・・」 

大内さんは、重症患者用のベッドに移されました。55度の角度まで傾くベッドです。体の循環をよくし、皮膚に負担を与えないためでした。状態がさらに悪化していました。

当時の治療の様子です。皮膚が失われたところから、血液や体の水分が染み出していました。 体のほとんどを、ガーゼで覆わなければならなくなっていました。 

看護師「毎日毎日染み出しがすごくって、もうほんとに半日かかるぐらいなんですね。午前中いっぱいとか たくさんの先生に囲まれて皮膚の処置をするんですけど、それがすごく痛いみたいで、そのときは完全に薬をたくさん使って眠らせるようにはするんですけど、みてるだけで、すごく痛々しかったですね」 

看護師「目もすごく乾燥するし、出血しやすくなるし、けっこう目から出血していて、血の涙が流れているような感じです・・・」

ガーゼで覆われた大石さんの体です。あびた放射線の量が多いところから、障害が全身に広がっていきました。

皮膚や腸から1日、10リットル前後の水分が失われていました。同じ量の水分を常に補給しなければなりませんでした。

水分の染み出しを防ぐために、皮膚の移植を行うことになりました。人の皮膚を試験菅で培養してつくった、培養皮膚です。やけどの最新の治療法である培養皮膚の移植が毎日のように行われました。 

前川医師「もうご本人の皮膚がなくなっているもんですから、少しガーゼでこすって出血する層を出して、そこにのせるというかたちのものですから、 それほど大掛かりなものではないもので、入手でき次第、皮膚移植をどんどんやっていきました。しかし、残念ながらせっかく頂いて植えた皮膚は、全身状態も関係しているのかもしれませんけれども、つくということはありませんでした。」 

被曝から一ヶ月後の大内さんの右手です。放射線によって染色体が破壊され細胞は次々と失われていました。 

 

治療方針を検討する会議では医師たちの発言が少なくなっていました。方針を決定していたのは常に前川医師でした。

白血球を作る細胞の移植が成功したあとは、治療の成果が見えない日々が続いていました。 

研修医 「助かる見込みが非常に低いということが客観的に誰の目にも明らかだった。ただし誰もあまりそれは公に口には出しませんでしたけど、やはりみんな誰しもがそう感じてたと思います。ただ、それを誰かが言い出すと全体の士気といいますか、結局自分たちがやってること、その大内さんに積極的に介入していくということに対して、一度疑問を持ってしまうと、一度誰かが疑問をもってしまって、それがみんなに伝わってしまうと、自分らは一体何をやってるんだと、誰のために何のためになってんだということになってしまいますから、それが少し怖かったのかもしれないですね」

看護師「ひどくなってからは、本当に、ここにいる人はなんなんだろうって、誰なんだろうとかじゃなくてなんなんだろうっていうぐらいにひどい状態なんですね。本当に、体がある、それも綺麗な体じゃなくて、ぼろぼろになった体がある。それで機械が周りについている・・・っていうような状態で、それで私たちはそういう体を相手に、次から次にその体を維持するために、かわきそうな角膜を維持するためにとか、はげてきそうな皮膚を覆うためにとか、そういう処置がどんどん続いていくので、自分は何のためにやってるんだろうっていうのばっかりだったんですね。だから自分は別に角膜を守りたいわけじゃないし、大内さんを守るためにやってるんだって思わないと耐えられないケアばっかりでした。」 

治療が始まって2ヶ月が経とうとしていました。大量の出血と繰り返される輸血。大内さんの心臓は、体全体に血液を送り出すために激しく打ち続けていました。

心拍数は1分間に120以上。マラソンをしているときと同じぐらいの負担がかかっていました。 

被曝59日目

この日、前川医師はいつも通り午前7時ごろ回診を始めました。その直後、モニターを見た前川医師が大内さんの病室に駆け込みました。

心臓が突然停止したのです。 

前川医師「これはまずいってことで、急いで大内さんの治療室、部屋に入って、そこまで行きますとすぐに心臓、心肺蘇生って言うんですけども、心臓マッサージをはじめるんですが・・・」  

大内さんの心臓は、いったん動き始めたものの再び停止、再開と停止を3度繰り返しました。分刻みで心臓マッサージと強心剤の投与が行われました。 

前川医師「何が起こったんだろうということもちょっとわからなかったですし、心臓もどってくれっていうことを念じて、マッサージをしたりみんなの手配をしたりして、全員集合したんですけど・・」 

1時間ほどして、大内さんの心臓は自らの力で、再び鼓動を始めました。 

看護師「やっぱり戻った時は、ほっとしました・・・本当にその時は何も考えられなくて 一生懸命戻って欲しいってと思うことばっかりだったんで・・・戻った瞬間は大内さんが戻ってくれたと思ってほっとしました」

しかし、心臓が一時的に止まったことによって、脳、腎臓など全身の臓器が深刻な影響を受けました。大内さんの症状が急速に悪化していきました。

大内さんは家族の呼びかけにも応えなくなりました。機械と薬に支えられて生きていました。 

前川医師「自分自身はもちろん長い経過の中でとくに終わりの方にいたっては、もう治療やめたほうがいいんじゃないかなと思ったと思います。 しかしなんといっても大内さんの場合、ご家族の方々が最後の最後まで希望を捨てられなかったというのが、私たちを支えてくれた一番大きな原動力となったと思います・・・」

面会に訪れた家族の言葉です。

母は息子の名前を呼びかけました・・  「頑張ってね」

父は耳元で語りかけました・・     「最後まで頑張るんだ」 

被曝65日目

大内さんの血液の中で新たな事態がおきていました。アメーバのように広がるのが免疫細胞です。体に進入した細菌やウィルスなどを退治します。それが異常をきたし、正常な白血球などに襲いかかっていました。輸血と血液を増やす薬の投与が繰り返されました。 

前川医師「白血球がどんどん下がってくる、最後はほとんどゼロに近い状態まで戻ってしまったんですね。そんなこともあって、もう打つ手がない、最後はほんとに打つ手がないなっていう閉塞状態って言いますかね、なんとも言いようのない気持ちですよね。前にも進めない、後ろにも下がれない、かといって何かいい方法、解決策があるわけでもないっていう、まったく手詰まりの閉塞状態っていうのが正直な気持ちでしたね・・」 

異常をきたした免疫細胞は、妹の細胞がつくりだした白血球まで攻撃していました。

被曝81日目の夜、前川医師は大内さんの家族全員を呼びました。「今度、心臓が止まっても、もう蘇生措置はしない方がいいと思う」、前川医師は説明しました。 

前川医師「その時にはもう何もしないでください、ということはおっしゃいましたので、それで関係する医療スタッフには徹底して、心臓がとまっても、今度はもう心肺蘇生をしないということになりました・・・」 

家族は言葉すくなに部屋を後にしました。

その翌日、奥さんは大内さんに語りかけました。「2000年は越してほしい・・」

家族は待機室で鶴を折り続けていました。その数は1万羽に達しようとしていました。 

被曝83日目

奥さんは息子を連れて、大内さんの元を訪れました。この日初めて顔のガーゼを外して面会しました。 

小学生の息子が父親に呼びかけました。 「お父さん、がんばって」 

看護師「そのときだけ奥さんが泣かれて、私の見る限りでは・・奥さんがそのときだけ泣いちゃって、たぶん泣いてるのも、我慢しながら泣いてるんですよね・・我慢しないで!と思っていた・・・」 

その日の夜、大内さんは息を引きとりました。 大内さん、家族、そして医療チームの83日間にわたるたたかいは終わりました。

人間の体を内側から壊していく放射線被曝。放射線の影響は大内さんの体の隅々にまでおよんでいました。

大内さんの筋肉の細胞です。放射線の影響をもっとも受けにくいとされています。

しかし、多量の放射線をあびて、筋肉の繊維はほとんど失われていました。その中で1つだけ、筋肉がきれいに残っていた臓器がありました。心臓でした。心臓の筋肉だけは、放射線に破壊されていませんでした。 

医師「・・どうしてなのか・・もちろん違いはあるわけですけれども、心臓が大丈夫でほかの筋肉だけがやられていく、いろいろ文献を調べても今のところよくわかりません。放射線の影響なのか、薬剤、いろんな治療の影響なのかもいろいろ議論をしましたけれども、両方の意見がありまして、私もまだ結論はでていない。ただ事実としてはそういうことがありますので今後の医療のひとつの考えるべき点かなというふうには思っております・・・」 

体中の細胞が壊される中で、大内さんの心臓は生き続けていました。

医師や看護婦たちが懸命に大内さんの治療を続けてきた救急部集中治療室。その日々は医療チームのひとりひとりに今も大きな問いかけを残しています。 

前川医師「今回のことで感じるのは、やっぱり、人間の作ったものは、一歩間違うととんでもないことになるなと、そのとんでもないこともほんとに我々一介の医師がなんともしようがないと、たとえどんな最新の技術や機器を持ってしても、とってもとっても太刀打ちできない破滅的な影響をもたらすんだなということは実感しました・・・」 

大内さんとの出会いは、前川医師にとって大きな転機になりました。

この春、前川医師は定年を迎え、病院を去りました。これからは被曝治療の体制づくりに取り組もうと決意しています。 

「逝ってしまった人たちは戻ってくることはありません。逝ってしまった人たちに今度はありません。」

前川医師の元に届いた大内さんの奥さんからの手紙です。 

「とても悲観的な考えなのかもしれませんが、原子力というものにどうしてもかかわらなければならない環境にある以上、また同じような事故が起きるのではないでしょうか。しょせん人間のすることだから、という不信感は消えません。それならば原子力に携わる人たちが、自分たち自身を守ることができないのならば、むしろ主人たちが命を削りながら教えていった医療の分野でこそ、同じような不幸な犠牲者を今度こそ救ってあげられるよう祈ってやみません・・・」 


 

(管理人より)

※この動画の中に心臓の筋肉に関するところがありますが、これは、大内さんが外部被曝で高線量を浴びたせいではないかと私は思います。内部被曝なら心臓に放射性物質が蓄積し内側から細胞を破壊することになります。心筋梗塞など突然死の報告がチェルノブイリ事故の際もなされています。

 


低レベル廃棄物の焼却処理開始

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074774121.html?t=1421659511919

茨城県東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」は、平成11年の臨界事故のあと敷地内で保管している低レベル放射性廃棄物などについて、周辺住民の理解が得られたとして、事故から15年余りを経て、19日から焼却処理を始めました。

平成11年9月、東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」で、核燃料の製造過程で違法な作業を重ねた結果、核分裂が連続して起きる「臨界」が発生し作業員2人が死亡したほか、周辺の住民などおよそ660人が被ばくしました。
「ジェー・シー・オー」では、臨界事故のあと、低レベル放射性廃棄物などを敷地内で保管してきましたが、周辺住民の理解が得られたとして、19日から新たに設置した炉で焼却処理を始めました。
作業は午前11時から始まり、臨界事故の前、核燃料を精製する際に使用した油類およそ100リットルの焼却が行われ、トラブルはなかったということです。
今後は、油類の処理を終えたあと、作業服など臨界事故の後に出た低レベル放射性廃棄物の焼却を進めることにしていて、200リットルのドラム缶に換算しておよそ700本分を8年かけて処理する計画です。
東海村の70代の男性は「事故後の処理を進める必要もあり、焼却処理はしかたがないと感じているが、安全に安全を重ねて進めて欲しい」と話してました。
「ジェー・シー・オー」では、3月上旬、焼却処理の結果について周辺住民に報告することにしています。

01月19日 18時12分

(管理人より)

ついにウラン廃棄物が燃やされてしまいました。このNHKの記事。「仕方がない」という意見を市民の声として取り上げています。

しかも記事本文中に「ウラン廃棄物」と書いていません。「低レベル放射性廃棄物」としか書いてありません。このあたりももう異常だと思います。

今日から燃やして、焼却処理の結果報告が3月とかふざけてるのかと思います。

茨城県HP、東海村HP、JCOのHPも、茨城新聞も、今日のウラン廃棄物の焼却開始のお知らせは出ていませんでした。

私は震災がれき焼却に反対した市民は、この狂った事実をどう考えているのかと思います。 

JCO 東海事業所 放射線監視状況

モニタリングポスト設置地点

 小学校が近くに

 

 

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2015-01-18 | 被爆者、被害者、市民の声

JCO、低レベル放射性廃棄物の焼却処理開始へ

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2396456.html

TBS NEWS 2015/1/16

茨城県東海村の核燃料加工会社「JCO」は、臨界事故後に保管している低レベル放射性廃棄物の焼却処理を、今月から開始すると発表しました。
 東海村の核燃料加工会社「JCO」によりますと、臨界事故後、会社の施設内でドラム缶に入れて保管している低レベル放射性廃棄物のうち、可燃性のウラン廃棄物およそ200本と、ドラム缶に換算しておよそ500本分の油類を今月19日から8年かけて焼却処理を行うということです。JCOは新しい焼却処理施設の検査や試験を行い問題ないことが確認され、敷地内の空間線量の調査を行ったところ平常値の範囲内だったことなどから、周辺住民の理解が得られたと説明しています。
 また、JCOは焼却処理開始後も構内の放射線を測定するなど、近隣の自治体に定期的な情報提供を行うとしています。(16日21:52)

 

臨界事故後の廃棄物を焼却処理へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150116/k10014722741000.html

NHK 1月16日 8時05分

茨城県東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」は、平成11年の臨界事故のあと、敷地内で保管している低レベル放射性廃棄物などについて、来週にも焼却処理を始める方針を固めました。周辺住民の理解が得られたとして、臨界事故から15年余りを経て初めて焼却処理が行われます。

平成11年9月、東海村にある核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」で、核燃料の製造過程で違法な作業を重ねた結果、核分裂が連続して起きる「臨界」が発生し、作業員2人が死亡したほか周辺の住民などおよそ660人が被ばくしました。
事故後、「ジェー・シー・オー」は低レベル放射性廃棄物などを敷地内で保管してきましたが、周辺住民の理解が得られたとして今月19日にも新たに設置した炉で焼却処理を始める方針を固めました。「ジェー・シー・オー」は、核燃料加工事業の再開を断念しており、臨界事故から15年余りを経て処理が進むことになります。
焼却処理では、臨界事故前に核燃料を精製する際に使用した油類を最初に焼却したうえで、作業服など臨界事故後に出た低レベル放射性廃棄物の焼却を進めることにしていて、200リットルのドラム缶に換算しておよそ700本分を8年かけて処理する計画です。
「ジェー・シー・オー」は焼却施設には、排気用のフィルターを設け放射性物質が外部に漏れることないとしていて、来月以降、焼却処理の結果を周辺住民に報告する予定です。


(管理人より)JCOの放射性廃棄物を燃やすことのニュースが出たのと同じ日に、火災事故。 恐ろしいですね。

トラブルに慣れてはいけない!茨城県東海村核施設の年末年始の火災事故。J-PARC、東海第二発電所。

JCOの放射性廃棄物を燃やすニュースは昨年ブログ記事にしました。必見↓

茨城県核施設でトラブル頻発。幕引き報道の先に、JCO焼却施設のウラン廃棄物焼却の本格運転開始が!

 

可燃性のウラン廃棄物およそ200本と、ドラム缶に換算しておよそ500本分の油類を8年かけて焼却処理するなんて、日本はもう狂気の国。19日から燃やされるんです。

絶望しかありません。これらの廃棄物の放射能濃度の数値などが一切、記事に書かれていません。

震災がれきの焼却の際は、燃やすがれきの放射能濃度を測ったり、試験焼却でデータを出させたりはしました。排ガスの検査はインチキでしたが、灰の検査もしました。

TBSの記事には「JCOは新しい焼却処理施設の検査や試験を行い」とありますので調べると

焼却設備に係る試運転について 2015年1月16日 JCO

え~!排ガスで調べたのは、ばいじん、一酸化炭素、リン酸ミスト、ダイオキシンだけ? 燃やしたのは新品の灯油だけ?ウランを含んだ油は??

たった これだけの資料で 「JCOは新しい焼却処理施設の検査や試験を行い問題ないことが確認され」たことになって、1/19から放射性廃棄物を燃やすんですか!

そもそも「コールド試運転」ってなんだ?ってことです。 このことばだけでも不親切なんですよ。 テクニカルなことに疎い市民を煙に巻く。

注として 「コールド試運転:新品溶媒による試運転」と小さい字で書いてありますが、なんのことやらわかりません。

http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/nuclear_subcommittee/004/004_002/pdf/002_006.pdf 

上の資料を見ると、「設備機能確認試験は、核物質を使用しないコールド試験と、核物質を使用するホット試験から構成される」とあります。

だとしたらコールド試験だけでなくホット試運転もしなきゃいけないのでは? 

新品溶媒というのは灯油に20%のTBP試薬を入れたもの?を指すようです。

保管溶媒というのは、ウラン廃棄物の油?だと思われます。

だとしたら 焼却設備に係る試運転について 2015年1月16日 JCO の4は、放射性物質の成分分析をしなければならないはず。

 

よくわからなくなったのでJCOのサイトを見てみました。http://www.jco.co.jp/project.php#waste   より

 

社内での各種検査・試験

11月下旬~1月中旬に社内において以下の項目の検査・試験を行い、問題がないことを確認しました。
 
(1)機器の外観・員数検査・据付寸法検査
(2)インターロック(安全装置)試験
(3)制御試験・検査(制御盤と機器の動作確認)
(4)実作動模擬試験(灯油燃焼、新品溶媒の燃焼、排ガス冷却工程の確認

保管溶媒の焼却試運転     1月19日~

ウラン廃棄物の保管管理

ウランの取扱い作業で発生した固体廃棄物を分別して、専用のドラム缶(容量200㍑)に充填し、保管施設にて保管管理しております。ウラン廃棄物の最終処分先は未だ決定しておらず、臨界事故前に発生したものも含め、2014年12月末時点で、10,093本(可燃物643本、不燃物9,450本、住友金属鉱山(株)からの保管受託分を含む)のウラン廃棄物を保管しております。

 

ホット試験というのが1/19からの試運転に当たるのかもしれませんが、よくわかりません。排ガスや排水の放射性物質の検査はどうなるのか、異常があったら運転をやめてもらえるのかどうかもわかりません。

それからJCOには燃やせないウラン廃棄物のドラム缶が1万本近くあるんですね! 

茨城県核施設でトラブル頻発。幕引き報道の先に、JCO焼却施設のウラン廃棄物焼却の本格運転開始が! にも書きましたが

やっぱり最後の最後は始末に負えない、高濃度に汚染された灰が残って、結局またドラム缶詰です 


排ガスと排水が出るということがわかります。その中には放射性物質が含まれることになるのではないでしょうか?

 

 

  


http://office-aoba01.seesaa.net/article/382469886.html   に

JCOの問題について相沢一正議員の一般質問があります。

焼却処理に適さない有機系廃棄物・リン酸トリブチル廃溶媒と出ている。焼却処理に適さないと出ている。


りん酸トリ-ノルマル‐ブチル  http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/1116-76-3.html 「火気厳禁」と書いてある

オクタノール http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/111-87-5.html   「炎や高温のものから遠ざけること」 と書いてある

トリオクチルアミン http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/1116-76-3.html   「火気厳禁、環境への放出を避けること」と書いてある

 

放射性物質のウランを含んでるだけでなくその他の有害物質も含んでいます。どれも環境中に出してはいけないとの記述がありました。

それなのに1/19から燃やそうというのですから、本当に恐ろしいことです。

放射性物質の問題は食べ物の被曝回避だけではありません。

放射性廃棄物の焼却の問題なのです。放射性微粒子、PMが大気中に拡散すれば、吸い込めば追加で内部被曝。複合汚染でどんなことになるかわかりません。

福島原発事故後、どさくさに紛れて燃やしちゃいけないものを何でもかんでも燃やす国になってしまったということです。

日本に住む私たちはもう大なり小なり実験台です。ε=(・д・`*)ハァ…

 痛ましい死者を出したJCO臨界事故。


 国家の犯罪 臨界事故の原因は如何に情報操作されたか!  より

1999年9月30日、茨城県東海村で臨界事故が発生した。政府の危機管理能力が麻痺している中で、村上村長は350m圏内の退避を決断、被曝量の減少に貢献した。それでも2名の作業者が亡くなり、政府発表でも667名の被曝者が確認されている。水抜きの決死隊や救助にあたった消防士の被曝もあった。夕方雨の中を帰った小中学生、高校生の低線量被曝も心配されている。
 事故を起こしたJCO東海事業所の転換試験棟と県道をはさんで反対側で働いていた大泉恵子さんは、その夜から下痢と嘔吐をくり返し、脱力、無気力感に苛まれ、入退院をくり返した。彼女は今、夫の昭一さんと共に、損害賠償と医療補償を求めて民事裁判をしている。風評被害には147億円を支払ったJCOは、健康被害には「因果関係の証明」を被害者側に要求し、0回答である。
 写真家の金瀬ゆたかさんは、今年4月、JCO正門前の桜並木で、雄しべが花弁化した櫻を撮影し、週刊金曜日(5月23日号)に発表した。大泉さんの工場の櫻も異常であった。
 日本の原子力史上最悪、最大の事故であった。その影響が村民や関係者に現れてくるのはいよいよこれからだろう。
 
 さてこの事故は、被害の規模の大きさに加えて、この事故の原因と責任を欺くことにおいて、歴史的事件となった。
 この事故はものづくりの中で発生した。だから、もし発注者(動燃)の注文が危険で違法なものであったなら、その注文を実現すべく作業したものの責任と、発注者の責任とはどちらが本質的責任であろうか。また原子力はすべてが許可制であるが、国の安全審査が無責任なデタラメであった場合、その許可どおりにものづくりした作業者・受注者と許可した行政当局とは、どちらに本質的責任があるのか。この二つの問いへの単純な結論が、当事者たちの情報操作によって完全に逆転しているのが、この臨界事故である。これは大規模な国家の犯罪と言わねばならない。

 





15年たってもJCOの体質は何も変わっていないということがこのウラン廃棄物焼却問題で明らかになりました。

そして反対住民はいるのに、「周辺住民の理解は得られた」 と嘘をつき事実の隠蔽に加担するメディアの体質も変わっていないということです。

http://blogs.yahoo.co.jp/liliumnokai/10807826.html  この反対住民のブログも、活動に関して更新が止まっていますのでよくわかりません。

http://office-aoba01.seesaa.net/   このブログも、最新情報はJCOウラン廃棄物焼却問題から離れています。

 

どうやらこの二つの反対住民は、自然エネルギー推進の脱原発市民のようです。

原発や放射能や被曝に反対するなら、放射性廃棄物の焼却に最後まで反対してほしいと私は思います。

 

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トラブルに慣れてはいけない!茨城県東海村核施設の年末年始の火災事故。J-PARC、東海第二発電所。

2015-01-17 | 事故

J-PARC施設で火災

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074743391.html

NHK  01月16日 20時31分

16日午後、東海村にある日本原子力研究開発機構などが運営する実験施設、「J-PARC」で、実験設備を制御する電源盤から火が出ました。
火はすぐに消し止められてけが人はなく、放射性物質が外部に漏れることもありませんでした。
16日午後3時すぎ、東海村にある「J-PARC」内にある「物質・生命科学実験施設」と呼ばれる施設内にある電源盤から煙や火が出ているのを近くにいた作業員が見つけました。
火は、作業員が消火器を使って、すぐに消し止め、けが人はいませんでした。
また、放射性物質の漏えいもありませんでした。
「J-PARC」によりますと火が出たのは「ミュオン」と呼ばれる素粒子を使った実験設備を制御する電源盤で、当時、実験はしておらず、この電源盤に新しい部品を組み入れたため通電試験をしていたところ発火したということです。
「J-PARC」では、おととし5月、別の実験施設で放射性物質が外部に漏えいする事故が起き、すべての施設の運転を停止していましたが、去年2月からは今回火災が起きた施設を含む一部で再開していました。
J-PARCセンターの齊藤直人副センター長は「2年前の事故以降、安全対策に取り組む最中に、こうした火災で心配をおかけしたことをおわびします。原因はもちろん、安全管理体制についても改めて検証していきます」と話しました。

 

「J-PARC」 実験ホールで出火

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150117/CK2015011702000159.html

東京新聞 2015年1月17日

加速器実験施設「J-PARC」(東海村)を運営するJ-PARCセンターは十六日、敷地内の「物質・生命科学実験施設」(MLF)実験ホールで変圧器から出火、作業員が消火したと発表した。作業員の被ばくや環境への放射性物質漏れはなかった。

 センターによると、同日午後三時ごろ、陽子ビームを集束、曲折させるミュオンビームライン装置の電源の通電直後に変圧器(縦二十センチ、横三十センチ)から白煙が立ち上り、異臭がした。作業に立ち会った高エネルギー加速器研究機構の職員の指示で、メーカーの社員が消火器で消し止めた。電源と変圧器は新たな実験方法に対応するため、昨年十二月に新設、試験中だった。

 J-PARCは二〇一三年五月、原子核素粒子実験施設(ハドロン実験施設)で放射性物質漏れ事故を起こし、同施設は現在も運転を停止している。斉藤直人副センター長は「運転再開に向け施設の改修、管理体制の見直しを進めてきた。再開への影響は分からない」と話した。 (林容史) 


(管理人より)また茨城県東海村で核施設のトラブルが起きました。こういうニュースでもNHKと東京新聞では書き方が違いますね。東京新聞は割と具体的に書いてあります。

J-PARCのHPでみてみます。http://j-parc.jp/

平成27年1月16日 J-PARCセンター 日本原子力研究開発機構高エネルギー加速器研究機構 J-PARC・物質・生命科学実験施設(MLF)第2実験ホールにおける火災について

J-PARC・物質・生命科学実験施設(MLF)第2実験ホールにおける火災について

1.発生日時  平成 27年1月16日(金)15時01分頃
2.発生場所  独立行政法人日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所
J-PARC・物質・生命科学実験施設(MLF)第2実験ホール(第2種管理区域)
3.状況 : 1月16日9時からミュオンビームライン用の電磁石電源のメンテナンスを実施していた。
  • ①14時30分頃、通電準備作業を開始。14時57分頃、異臭がしたため制御盤の扉を開けたところ、15時01分頃、電磁石制御盤のトランスから発火を確認。消火器による初期消火を実施。
  • ②15時01分、119番通報。
  • ③15時11分、ひたちなか・東海広域消防本部の消防車が入構。
  • ④15時26分、ひたちなか・東海広域消防本部により火災と判断。同時に鎮火確認。焼損面積は約30cm×20cmであり、トランスが焼損した。
  • ⑤管理区域内・外に放射性物質の漏洩はない。

なお、加速器からのビームは停止しており、ミュオンビームの利用はしていなかった。
4.原因 : 調査中。
5.影響 : 放射性物質による周辺環境への影響はない。また、負傷者もない。

(添付資料)
現場図面/ミュオンビームライン用の電磁石制御盤/トランス


 

焦げてましたね。  しかし、なぜネットの記事などでちゃんと火災現場の写真とか流さないんでしょうね。 J-PARCは一昨年も放射能漏れ事故を起こしてるのに!

こういう速報はここに出ます。 

いばらきの原子力安全行政 記者発表一覧 ⇒ http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/gentai/nuclear/press/index.html

J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF) における火災について(速報) 平成27年1月16日 生活環境部防災・危機管理局原子力安全対策課


この図を見ると中性子実験装置とか現場のすぐ隣にあります。 ((((;゜Д゜))))

これがもっと大きな火災だったらと思うと、ぞっとします。本当に放射能漏れが起きてないのでしょうか?

この施設周辺の人はこういった事故の際、知らされてるのかどうかわかりません。

原発もいらないと思いますが、なんでこんな核の研究施設が存在するのかわかりません。原発もなくして、こういう施設も一刻も早くjなくして欲しいと願います。

こういう施設で働いてる人には福島原発事故の収束の研究をしていただきたいものです。

気づいてませんでしたが昨年末に、東海第二発電所で火災が起きていました

平成26年12月19日 生活環境部防災・危機管理局原子力安全対策課 東海第二発電所 廃棄物処理建屋における火災について(速報)

平成26年12月19日 日本原子力発電株式会社 東海第二発電所 廃棄物処理建屋3階送風機室(B)における火災の発生について


毎日茨城のニュースは目を通しましょう。http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/gentai/nuclear/press/index.html

もう生きた心地がしないとはまさにこのこと。かと言ってこんな状況に慣れるというのも、それはそれで異常なことだと思います。

この綱渡りはいつまで続くのでしょうか・・・綱から足を踏み外す日も近いのかもしれません。


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科学技術信仰を子どもに刷り込む!玩具メーカーと企業の戦略。国策プロパガンダでリカちゃんやレゴまでも!

2015-01-14 | 被爆者、被害者、市民の声

サンチャイルドビッグサイエンスという月刊の子ども向け科学絵本があります。この月刊絵本自体は非常にいい写真絵本なのですが、2010年2月号を見て驚きました。

福島原発事故前から自然エネルギー推進運動は行われていましたが、こういう形で子どもに刷り込んでたんですね。

 

 

 

 監修は 財団法人 新エネルギー財団 です。この組織の賛助会員を見てみますと、完全に原子力ムラ=再エネムラ企業が勢ぞろい 

http://www.nef.or.jp/introduction/annnai/p09.html

 

石油資源等
コスモ石油株式会社
JX日鉱日石エネルギー株式会社
一般財団法人石炭エネルギーセンター
  石油資源開発株式会社
国際石油開発帝石株式会社
     
ボーリング・調査等
アジア航測株式会社
イー・アンド・イーソリユーションズ株式会社
いであ株式会社
出光大分地熱株式会社
伊藤忠テクノソリューシヨンズ株式会社
奥会津地熱株式会社
株式会社開発設計コンサルタント
川崎地質株式会社
株式会社建設技術研究所
JX日鉱日石探開株式会社
株式会社シーテック
株式会社JPハイテック
株式会社JPビジネスサービス
ジオテクノス株式会社
新日鉄住金エンジニアリング株式会社
株式会社地球科学総合研究所
地熱エンジニアリング株式会社
地熱技術開発株式会社
  中央開発株式会社
中電技術コンサルタント株式会社
帝石削井工業株式会社
株式会社東亜利根ボーリング
東電設計株式会社
株式会社東北開発コンサルタント
東北緑化環境保全株式会社
西日本技術開発株式会社
株式会社ニチボー
株式会社日さく
一般社団法人日本動力協会
株式会社ニュージェック
株式会社物理計測コンサルタント
北電技術コンサルタント株式会社
北電総合設計株式会社
みずほ情報総研株式会社
三菱マテリアルテクノ株式会社
八千代エンジニヤリング株式会社

     
建設・土木等
株式会社奥村組
鹿島建設株式会社
株式会社熊谷組
五洋建設株式会社
佐藤工業株式会社
清水建設株式会社
積水化学工業株式会社
大成建設株式会社
株式会社大東設計コンサルタント
  株式会社竹中工務店
東急建設株式会社
飛島建設株式会社
日本工営株式会社
株式会社安藤・間
前田建設工業株式会社
三井住友建設株式会社
三菱地所ホーム株式会社
     
繊維・化学等
株式会社カネカ
東レ株式会社
  三菱化学株式会社
三菱瓦斯化学株式会社
     
鉄 鋼
株式会社神戸製鋼所
JFEスチール株式会社
松尾橋梁株式会社
  日本重化学工業株式会社
株式会社日本製鋼所
新日鐵住金株式会社
 
鉱業・非鉄金属等
日鉄鉱業株式会社
三井金属鉱業株式会社
  三菱マテリアル株式会社
     
機械・電機・造船等
株式会社IHI
エコパワー株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ
株式会社エヌ・ティ・ティデータアイ
株式会社荏原製作所
オーエムソーラー株式会社
川崎重工業株式会社
京セラ株式会社
株式会社栗本鉄工所
株式会社サニックスエナジー
株式会社サンジュニア
三洋電機株式会社
株式会社サンワハウス
株式会社GSユアサ
シャープ株式会社
ゼファー株式会社
ソーラーフロンティア株式会社
創造ホールディングス株式会社
株式会社タクマ
田中水力株式会社
株式会社デンソー
  株式会社東芝
トヨタ自動車株式会社
長州産業株式会社
那須電機鉄工株式会社
日揮株式会社
日本電気株式会社
日本風力開発株式会社
株式会社日立製作所
日立造船株式会社
日野自動車株式会社
富士電機株式会社
パナソニック株式会社
パナソニック株式会社(エコソリューションズ社)
マツダ株式会社
三井造船株式会社
三菱重工業株式会社
三菱電機株式会社
株式会社明電舎
矢崎エナジーシステム株式会社
株式会社ユーラスエナジーホールディングス
株式会社ライジングコーポレーション
     
商 社
岩谷産業株式会社
住友商事株式会社
  三菱商事株式会社
     
金 融
株式会社商工組合中央金庫
株式会社三菱東京UFJ銀行
  株式会社三井住友銀行
株式会社リそな銀行
     
電 力
沖縄電力株式会社
関西電力株式会社
九州電力株式会社
四国電力株式会社
中国電力株式会社
中部電力株式会社
  電源開発株式会社
東京電力株式会社
東京発電株式会社
東北電力株式会社
北陸電力株式会社
北海道電力株式会社
     
ガ ス
大阪瓦斯株式会社
東京瓦斯株式会社
  東邦ガス株式会社
西部ガス株式会社
     
市町村
北海道弟子屈町  

 

本文中の「先生・おうちの方へ」というページ内の解説も、新エネルギー財団の監修で、原発推進企業、つまり産業界の方を向いた解説となっています。エネルギー供給技術についての基礎知識のない大人は、なんの疑問も持たず、その解説を信じて子どもに教えるでしょう。

新エネルギーの問題点や危険性、廃棄物問題などはどこにも書かれていません。都合が悪いことを書かないというのは原子力ムラのやり方そのもの。

 

さらにこんなのもあります。レゴという有名なデンマークのおもちゃメーカーのプラスチック製のブロックがありますが、さすが新エネが進んでる国だけあってこんな限定バージョンまでありました。

限定なのでプレミアが付いて高くなってるそうです

デンマークの風力発電機メーカーVestas社とレゴ社がコラボレーションして生まれたセット。Vestas社の社員でないと購入ができないセットだそうです。

 

さらに日本でも リカちゃんハウスがパナホームとコラボレーション 6500円!

 

 

 電気を熱に変えるオール電化の暮らしを進めています。IH調理器、ヒートポンプのドラム式洗濯機、デジタルテレビなどなど。別売りの小物もあるという商魂逞しさ。

日本おもちゃ大賞?なんじゃそれ? 権威付けに必死ですね。エデュケーショナル・トイ部門優秀賞!  教育的玩具って!!!

 

男の子にも女の子にも国策の新エネルギーをすり込んで、考える力を奪っています。

風車で電気を作って、スマートハウスに住むのが未来の新しくてあこがれの素敵な暮らし!こういう流れに持っていきたいのだと思われます。

実際はこういうこと 

ソーラーパネルだらけのスマートシティ。本当にこんな暮らしが正しいのかどうか考えなければなりません。 

 

「科学技術信仰」は子どもから大人まで浸透しているのです。学校でも刷り込まれてきました。

 

科学技術って役に立つね!

未来の科学技術ってすごいね!

宇宙って夢がある!

科学の進歩は大切だね!

科学の恩恵で私たちの暮らしはあるんだね!

科学の進歩の為には税金を使って当然だね!

たとえ失敗しても技術開発し続け諦めないこと!

 

そうすると、市民に考える力はなくなりますので、科学者は偉い!と御用学者を盲信していくことになります。携帯電話や地デジや太陽電池などの普及の経緯を見たらわかります。

規制緩和し、制度を作って一人一個、一家に一台とか新技術による工業製品を買わせるのは、膨大な利権がらみの怪しい構造だということです。

その根っこに「科学技術」があります。

メーカーで特許を持っている人が威張り散らす理由はそこにあります。

 

海外に負けるな!

科学技術開発(発電、移動、通信、宇宙、医療、化学など)

特許⇒技術利権の「金」  

企業・官僚・御用学者・政治家で ~ムラを作る (規制緩和し根拠法を作って国策化)

工業製品の大量生産販売⇒「金」

国策科学技術開発に税金投入

 

科学技術に望むのは「夢」の話じゃなくて、いま現実に緊急に命を脅かすもの、つまり放射性物質や低周波、電磁波の問題を最大限「適正」にできる技術のこと。

「ごまかし」じゃなくて「適正」。

低周波や電磁波、放射性物質による健康被害が出ない技術でなければ倫理的とは言えません。

それが無理な技術ならその技術は人間を不幸にする技術です。国策化して商品製造し、売る為に宣伝してはいけないと思います。

それがエントロピーを増やすことだからです。

科学者や技術者に「倫理」を求めたいと思います。

科学に無知な市民を騙さないで欲しいと心から願います。

 

 

 


保険証もお金もなく、病気になっても病院に行けない人のための社会福祉法で定められた「無料低額診療施設」

2015-01-07 | 大事なこと

 東京・渋谷区:宮下公園など3日まで閉鎖 ホームレス締め出し2014年12月27日

閉鎖された宮下公園の入り口前で座り込んで食事するホームレスの男性

 

 

佳子さま、皇居で成年行事 ティアラにドレス姿披露 2014年12月29日

ローブ・デコルテは白地に金糸の花模様、ティアラはプラチナの台にダイヤモンドがあしらわれており、宝飾大手ミキモトが製作した。

ティアラは、ネックレスやブレスレットなど他の宝飾品4点とセットで約2800万円。

 


(管理人より)

寒空に階段に座ってゆで卵をむいているホームレスの男性。2400万円の税金を身につけて微笑む皇族の女性。

私は客観的に日本の今後を考えるのに判断材料として大事だと思ったので、大晦日にこの上の二つの写真をツイッターで提示してみました。

2人の人物に対して個人的な感情はありません。

何も自分の意見などは入れずに、ただニュースソースと写真を並べただけのツイートです。いろいろな考え方の人から嫌がらせなどが来ましたが、結局256RTと拡散しました。

https://twitter.com/oldblue2012/status/549866816978169856

社会の全ての矛盾がここにあります。原発事故で放射能汚染国になった国の市民は今こそ、この不条理な社会システムそのものに本気で疑問を持たなければならないのではないかと私は思います。

そうでなければ原発をなくすことはできないし、戦争を止めることもできないのではないでしょうか?

 

さて、無保険者でも利用可能「無料低額診療施設」を知っていますか NEWSポストセブン に情報がありましたので拡散したいと思います。

保険証もお金もなく、病気になっても病院に行けない人のための社会福祉法で定められた「無料低額診療施設」というものがあります。 

 実際に調べてみました。

東京都 福祉保健局 施設等一覧  より

1 その他の社会福祉施設等(Excel:100KB) の無料低額診療施設 をエクセルの一番下のタブ「無料低額診療施設」をクリックすると見ることができます。

確かに、非常に不親切な情報提供の仕方です。驚きました。

これではネットスキルがない人は見つけることはできません。私はPDFにしてリンクをのせると同時に、JPEGですぐ見えるように記事に貼っておきたいと思います。

無料低額診療施設(東京都)一覧表PDF  印刷する場合はこちらからどうぞ


厚生労働省の  ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について を見ました。

100人超える自治体をあげておきます。無料低額診療施設もざっと調べて右側にリンクを載せました。

都道府県別のホームレス数 (平成26年度調査)

大阪府    1,864 人     無料低額診療事業実施施設一覧表(大阪府)PDF

東京都    1,768 人   無料低額診療施設(東京都)一覧表PDF  都のサイトから

神奈川県   1,324 人   http://www.iryoukyou.or.jp/02area_consult.html

愛知県      380人    http://scuel.me/area/aichi/function/36

福岡県      369人    http://scuel.me/area/fukuoka/function/36

埼玉県       301人     無料低額診療施設(埼玉県)一覧表PDF   県のサイトから         

千葉県       285人    無料低額診療事業者(千葉県) 一覧表PDF

兵庫県      214人    http://scuel.me/area/hyogo/function/36?page=2  尼崎市(http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kenko/039muryoteigakusinryo.html

静岡県      133人    http://scuel.me/area/shizuoka/function/36

宮城県      122人        無料低額診療施設(宮城県)PDF

京都府      121人        http://scuel.me/area/kyoto/function/36

 

 

こちらにも病院が掲載されていました。 無料・低額診療にとりくんでいる事業所 - 全日本民医連


無料低額診療施設を一覧表にして、PDFで印刷しやすいようにHPに掲載している自治体もあれば、HP検索しても出てこない自治体もあります。

これから暖かくなるまで何回雪が降るかわかりません。インフルエンザなど感染症も大流行しています。

原発事故現場から放射性物質が環境中に今でも出続けている日本。

とくに放射能汚染地域は、今後病人が爆発的に増えるということはチェルノブイリの例でも明らかです。

体調が悪く病院にかかりたいと思ったとき、すべての人が我慢しなくても済むような社会であったらと心から願っています。


今度はレニングラード原子力発電所で事故か?チェルノブイリ原発と同型の老朽原発。

2015-01-07 | 事故

 No impacts on radiation safety after incident at Leningrad nuclear plant

Russia  January 07, 1:24

ST. PETERSBURG, January 6. /TASS/. Malfunctions at one of the units of the Leningrad nuclear plant had no adverse impacts on radiation safety, spokesman for the nuclear plant Andrei Alberti told TASS on Tuesday.

“The incident was related to electrical equipment that is placed several hundred metres away from the reactor. The radiation level at the station is within natural background limits,” he said.

The incident at the plant’s unit one was reported on January 4. Emergency shutdown controls were activated when the shell of one of the unit’s two transformers was damaged. The transformer was switched off. The plant’s capacity went down by 300 megawatts.

“It will have no impact on consumers,” Alberti said.

The Leningrad nuclear plant is located on the coast of the Gulf of Finland some 35 kilometres of St. Petersburg’s suburbs and 70 kilometres away from the city’s centre.

 

レニングラード原子力発電所での事故後の放射線の安全への影響はない

レニングラード原子力発電所のうちの号機の一つでの故障は放射線安全上の有害な影響を及ぼさなかった、と原子力発電所のスポークスマン、アンドレイ·アルベルティは火曜日にTASSに語った。

「事故は原子炉から数百メートル離れたところに配置された電気機器に関連していた。その場所の放射線レベルは、自然バックグラウンドの範囲内である」と彼は言った。

発電所の1号機の事故は14日に報告された。1号機の2つの変圧器のうちの1つの外板が損われた際に、緊急シャットダウンコントロールが作動した。変圧器のスイッチが切られた。発電所の能力は300MWダウンした。

「それは、消費者に影響を与えないだろう」とアルベルティは言った。

レニングラード原子力発電所は、サンクトペテルスブルグの郊外約35kmフィンランド湾の沿岸に位置し、市の中心部から70km離れている。


 

レニングラード原子力発電所

レニングラード原子力発電所(ロシア語: Ленинградская атомная электростанция; Ленинградская АЭС) http://www.lennpp.rosenergoatom.ru/

はロシア北西部レニングラード州のフィンランド湾沿いのソスノヴイ・ボールに存在する原子力発電所。

サンクトペテルブルクから西に70kmの位置に存在する。

チェルノブイリ原発と同型の4基のRBMK-1000が設置されており、老朽化の進む原発に代えて近隣にレニングラード第二原子力発電所が建設中である。

RBMK 黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉



(管理人より)

もう、年末年始のウクライナのザポリージャ原発の放射能漏れ問題も、そして今日のレニングラード原発の事故?もどうなってるんでしょうか?

レニングラード原発 のHP http://www.lennpp.rosenergoatom.ru/  にも事故のことが出ていないようです。

福島原発もダダ漏れ、ヨーロッパでもこのような状態。

私たちは日々覚悟を決めて生きていかなければならないということだと私は感じています。





自然エネルギー推進したって原発メーカーは原発の輸出をやめません。原発メーカーの不買について考える

2015-01-07 | 再生可能エネルギー
2014/10/27日本経済新聞
 
三菱重工業は27日、欧州向けに開発した大型原子力発電プラントについて、欧州の電力会社で構成する団体から安全性や運転性能に関する認証を取得したと発表した。「EU―APWR(改良加圧水型)」と呼ばれる設備で、出力は170万キロワット級と世界最大規模。認証取得を機に、欧州での受注活動を強化する。
 
  
2014/12/27 日本経済新聞 電子版
 
日立製作所は英国で建設する原子力発電所の現地調達率の目標を6割程度に設定する。2年以内に現地の300社以上を組み込んだサプライチェーン・マネジメント(SCM)を築く。原発輸出では信頼性確保と現地経済の活性化が求められる。現地調達率6割は原発輸出を目指す日本勢の目安となりそうだ。
 日立と米ゼネラル・エレクトリック(GE)の原子力合弁会社、日立GEニュークリア・エナジー(日立GE)がSCMを構築する。原発は英ウェールズで2020年代前半の稼働を目指している。現地当局による詳細な設計の審査が始まったため日立GEも現地企業の選定を始めた。
 日立GEの英国内での発注先は300~500社に達する見通し。英国やウェールズの政府からの要請に応えるため、現地政府の支援を受けて多くの部品で現地企業を活用する。原子力機器やタービンなどの主要機器は日本から輸出する。
 金額ベースで現地調達率6割程度を目標とする。日立GEが直接発注する英国のロールス・ロイスなど10社程度との連携を深め、間接的に現地の300社以上との取引関係を詳細を把握して信頼性を確保する。
 日立は12年に独電力大手から英国の原子力発電事業会社「ホライズン・ニュークリア・パワー」を約850億円で買収した。ホライズンはウェールズに2基、イングランド西部のオールドベリーに2基の原発を建設する。まずウェールズの原発1基で19年の着工を目指す。1基の事業費は5千億~8千億円とされ、4基合計で2兆~3兆円に達する見通しだ。
 今回のSCMはホライズンの原発建設だけでなく、日立がリトアニアで20年代中ごろの稼働を目指す原発向けの活用を視野に入れる。リトアニア側は現地企業への発注を求めているため日立は英国でのノウハウを応用する。欧州を含めた現地調達率は6割程度を目指すことになる見込み。
 日立の原子力事業の売上高は13年度で1100億円。海外事業の拡大で20年度に2800億円にする。東芝や三菱重工業も英国などで原発の建設計画を進めたり受注を内定したりしている。 
 

2015/1/4 2:00
 
東芝が中国で原子力発電所の主要設備を大量受注することが有力になった。現地の複数の原発運営会社と計6~8基分を納入する方向で最終交渉に入った。受注額は2千億円規模のもよう。
エネルギー消費が増える中国では、世界で最も多く原発新設が計画されている。東芝は中央アジアのカザフスタンでも原子炉納入交渉を進め、新興国市場開拓を加速する。
 米国子会社の原発設備大手ウエスチングハウス(WH)が、山東省の海陽原発、浙江省の三門原発向けなどに納入する。制御システム、タービンなど主要設備の一部を受注するとみられる。原子炉本体は含まない。
 WHは中国の国営原子力企業、国家核電技術(SNPTC)への技術協力などを通じ足場を固め、中国の原発市場でトップに立つ。だが日本や欧米のメーカーに韓国やロシア勢なども加わり、受注競争は激化している。WHは海陽、三門の両原発で中型炉を2基ずつ建設しており、2020年代に稼働する増設分の設備受注で有利に働いた。
 国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の原発の発電容量は40年に6億2400万キロワットと13年比6割増える。新設分の4分の1強を中国が占める。中国で25年までに50基が新設されるとの予測もある。温暖化防止などから新興国を中心に原発導入が相次ぐ。
 東芝はWHを通じてカザフスタンでも新設原発への原子炉納入を狙う。国営原子力事業会社カザトムプロムと交渉しており、日本政府もインフラ輸出の一環として受注活動を後押しする方針だ。
 カザフスタンは原発の燃料となるウランなどが豊富な資源国。東芝はWH株の一部をカザトムプロムに譲渡するなど関係を深めており、原発輸出が実現すれば資源を安定的に確保する効果も期待できそうだ。 
 
 

(管理人より) 

2014年末から2015年のニュースを見ても、いくら市民が自然エネルギー推進運動したって原発メーカーは原発の輸出をやめないということがわかります。

温暖化説を根拠にして原発推進も自然エネもセットで進められていたのだから、原発メーカーは福島原発事故が起きたって原発やめる気などそもそもないのです。

「自称」脱原発市民グループが、熱狂的にデモや署名を集めたり、講演会や自然エネ推進の映画上映会したり、イベントやったりしましたが結局、選挙は負け、原発メーカーも原発輸出をやめません。

なぜか?それは、「自称」脱原発市民が、「自然エネルギーが原発を補完してること」に気づけないからです。

地域で有名な脱原発市民のリーダーは、ほぼ行政や原発推進団体から助成金をもらっている環境NPOとつながっており、自然エネの利害関係者であることが多いのです。

そこがハブの役割を果たし、さまざまな組織団体政党に働きかけて、今の自然エネ推進の流れに誘導しているということです。まさに人工芝運動。

市民一人ひとりは、純粋に単純に「原発なくすためになにかしたい」と思って集まっているのに、無知であるがゆえに、そういった利害関係者によって、巧妙に嘘をすり込まれていきます。

無知な市民に嘘をすり込む講師は原発推進企業のOBや自称環境運動家、自然エネ推進環境学者、自然エネ推進映画監督、自然エネ推進環境NPOにスカウトされた落選議員や落選候補者、フリーライター、ジャーナリストなどなど有名人。

市民に大切な情報を共有することなく、「~の会は~をやりました」「~円カンパが集まりました」「~円カンパしました」「みんなで候補者の~さん(自然エネルギー推進者)を応援しましょう」の大合唱が全国で行われています。

果たしてこのような市民グループの宣伝と「選挙互助会」みたいなものが、原発をなくす運動なのでしょうか?

私は市民ができることはまず3つだと思います。グループに入らなくても一人でできます。 

 

●騙されないよう情報収集と学習・・・・・・・地球温暖化の嘘を見抜く、自然エネが原発を補完している構造を検証する。被曝影響、送配電の仕組み、ゴミ焼却の危険性について学習する。

●放射能回避・・・・・・放射能汚染の状況を把握し、汚染された空気を吸わないよう、汚染された食べ物を食べないよう行動する

不買・・・・・原発メーカーのものは買わない(特に高いもの、車や再エネ関連製品) 

 

自分が出来る不買をすればいいと思うのです。私たちの生活の中に入り込んでいる原発メーカーの商品。「たくさんあるから無理」と思わず、とにかくできる限りどんどん不買していく。あえて原発メーカーの商品を買う必要はないのです。そうすれば工業製品の廃棄物も減るし、何より壊れてもないのにCMで新商品を買うのはまったくエコではありません。

 

原発をなくすために、東芝の不買をするなら、東芝のテレビ・冷蔵庫・洗濯機・パソコンだけでなく再エネ関連商品も買わない。

東芝の太陽光パネル 東芝の蓄電池 東芝のスマートメーター 東芝のエコキュートも不買の対象です。


原発メーカー(三菱・日立・東芝)はメガソーラーで儲かっていることがわかります。太陽電池だけではなくパワコンでもが儲かる仕組み。



 
 
 
 
 

経産省の下の図に原子炉メーカーの三菱・日立・東芝だけ赤線で囲み、赤線を引いてみました。

再生可能エネルギーでも原子炉メーカーが儲けていることがわかりますし、原子炉メーカー以外の企業も原発推進企業ばかりなので原子力ムラ=再エネムラということが見てわかります。

再生可能エネルギーの全量買取制度の導入に向けた検討について より

 

 

 
 
原発メーカー三菱・日立・東芝は、健康被害が実証されているエコキュートを製造しているということからも、儲かりさえすれば病人が出ようがなんでもやるという企業の姿勢は丸見えですし、
再エネ関連機器が原発体制を補完していることも証明されています。

消費者庁も認めています。

消費者安全法第23条第1項に基づく事故等原因調査報告書【概要】 平成26年12月19日

報道

消費者事故調:「エコキュート」運転音で健康被害の可能性

毎日新聞 2014年12月19日 20時35分(最終更新 12月19日 23時10分) 

 ヒートポンプ式給湯機「エコキュート」から発生した低周波音で不眠などの健康被害を受けたとの申し立てを受け、因果関係を調べていた消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は19日、低周波音を含む運転音が原因の可能性が高いとする報告書をまとめ、公表した。国の機関が家庭用ヒートポンプの低周波音による健康被害の可能性を指摘するのは初めて。

 エコキュートは、大気中の熱を集めてお湯を沸かす家庭用ヒートポンプ給湯機の愛称。電力各社と住宅関連メーカーが普及をはかっている。省エネ効果が高く、先月までの国内累積出荷台数は約450万台。機器は屋外に設置され、運転音は、湯を作り出すヒートポンプユニットの圧縮機や送風機から生じる。

 安い深夜電力を活用し夜間に稼働しており、同庁には2009年9月から今年2月までに、運転音による不眠などの健康相談が112件あった。

 今回、調査を申し立てたのは群馬県高崎市の50代夫婦。09年2月ごろから、自宅から約2メートル離れた隣家に設置された機器の運転が始まると、不眠や頭痛、めまいなどの症状を感じるようになった。

 事故調は夫婦のほか、健康被害を訴えている類似の18件も調査。その結果、機器の設置と発症が同時期▽撤去や移設で症状が改善したケースがある−−などから、夫婦については低周波音を含む運転音と因果関係がある可能性が高いと判断し、他の18件も否定できないと結論づけた。

 事故調は健康被害の防止のため、寝室のそばを避けるなど機器の適切な設置や、低周波音を減らす製品開発などを事業者に促すよう、経済産業省など関係機関に対応を求めた。経産省は「真摯(しんし)に対応する」としている。【江口一】

 

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88

エコキュートは原発の深夜電力を利用してお湯を沸かす給湯器ですから、原発メーカーはつくるはずですよね。

エコキュートメーカー



 

山田征さんからのお便り(2) 今こそ脱「自然エネルギー」いつまで?いくらまで?払い続ける付加金

2015-01-06 | 被爆者、被害者、市民の声

 

 

今こそ脱「自然エネルギー」

いつまで?いくらまで?払い続ける付加金 

●新規の発電設備の認定受付を停止

今月(10月)に入ってたて続けに、九州電力、北海道電力他いくつもの電力会社各社が、10kw以上の太陽光発電他全量売電対象となる「再生可能エネルギー」による新規の発電設備の認定受付を一時停止する、と発表しました。

 その理由は、「再生可能エネルギー特別措置法案」つまり、全ての電気利用者が、これらの設備で発電した電気全てを20年間買い取らされ続ける、という制度がスタートしたことで勢いづいた個人も含めた様々な企業や事業者、自治体、生協団体等が、この事業に参入しようと認定申し込みをしました。

その数は政府や電力会社の予想をはるかに超えた膨大なものになり、それをそのまま受け入れてしまうと、電気利用者の必要に応じて、多くもなく少なくもない状態を火力で出力調整しながら送り出している「電気の安定供給」そのものに支障が起きる恐れがある、というものです。

 

●気ままな発電に左右される火力

前号で、風力や太陽光発電は「電気を使う側の都合」ではなく「おひさまや風の都合」で発電したりやめてしまったりするので、電力会社はその不規則な発電状況を「スマートメーター」を通してリアルタイムに知る必要があります、と書きました。

 もし、風力や太陽光発電設備がなければ、火力発電だけでシンプルに出力調整していればいいのですが、きままな発電しか出来ない風力や太陽光が増えることで、そちらの調整をさらにきめ細かくやらなければならず、非常に複雑な操作が加わってしまうことは避けがたい事実であります。

今回の受付停止に対してすぐに、「電力会社は原発回帰のつもりか」といった批判記事が出ましたが、これはこのような動かしがたい電気の仕組みに対しての認識不足によります。

 

●電力会社が取り組む自然エネルギー

 現に各電力会社は「自然エネルギー反対」どころか、どの会社も早い段階からこぞって大型風車やメガソーラー発電建設に取り組んでいます。それを電気利用者は2年以上も月々買い取らされているのですが、彼らは企業名を変えて事業を行っています。いま現在も全国各地で電力会社持ちの建設事業はたくさん実施されています。

「電力会社=自然エネルギー反対」は大きな誤りです。調べてみればすぐ分かることです。

月刊『日経エコロジー』の先月号に「膨らむ認定・九電は接続保留・国民負担は47兆円の試算」というタイトルの記事がありました。

これが今回の受付停止につながっていることを知りましたが、一体私たちはどれくらいの負担を強いられるのでしょうか?

 

●増え続ける負担

先月末、私は愛媛県鬼北町にある大きな酒屋さんで話をしました。その時、そのお店のデンキの検針票を見せてもらいました。大きな冷蔵庫などがあり、月々約7万数千円分弱の電気代でしたが、なんと付加金は約3千円となっていました。

この先このお店で使う電気の量は特に変化はないわけですが、外での風力や太陽光他の発電設備が増えれば増える程、このお店の負担もスライドして増え続け、ひと月1万円になってしまうかもしれません。

 

●外国企業にも支払われ続ける

また、ソーラーパネル事業はアメリカのGE、ゴールドマンサックス、中国の国営電力会社の上海電力やスカイソーラー、カナダの電力会社ほか海外企業もたくさん参入しています。

それらの企業が得る数十億円、数百億円もの事業益は全て日本の電気利用者が、自分の使った電気代の他に、「いつまで」の期限無しで、負担し続けます。

私たちはもっともっと具体的な仕組みと事実を知る努力をしなければいけないのでは、と思います。

※前号の予告では「余った電気」について書く予定でしたが、九電の認定停止問題を先にお知らせしました。 2014年 11月1日 市民活動のひろば より

 


(管理人より) 前記事に続き山田征さんの再エネ買取中断の見方について書かれた記事を二つ、文字起こししました。

山田征さんからのお便り(1)今こそ脱「自然エネルギー」  きちんと知りたいスマートメーター

上の記事でも系統安定化の件に触れていますが、経産省の資料に図があります。https://www.env.go.jp/council/06earth/y0613-11/ref01-2.pdf

 

 

 

私たち市民が、送配電の仕組み、電気に関する基礎知識がないために、原子力ムラ=再エネムラ、マスコミによって自然エネルギーを餌に騙されてしまっていることがよくわかります。

山田征さんが上記事で

彼らは企業名を変えて事業を行っています。いま現在も全国各地で電力会社持ちの建設事業はたくさん実施されています。「電力会社=自然エネルギー反対」は大きな誤りです。調べてみればすぐ分かることです。」と言われていますので調べてみました。

電事連のサイトより http://www.fepc.or.jp/environment/new_energy/megasolar/index.html

2020年度までに全国約30地点(電力会社10社合計)で約14万kWの太陽光発電設備を設置する「メガソーラー発電」計画を公表


この中から 平成26年12月1日 中国電力株式会社 宇部太陽光発電所の営業運転開始について

 

 

http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E002502.pdf より

「電力会社≠自然エネルギー反対」ですね。

関連会社の名前でメガソーラーを全国につくりまくっていますね。新設なので多業種にわたって儲かるということです。ゼネコン公共工事と同じです。


http://www.fepc.or.jp/environment/new_energy/dounyu/index.html  風力発電も電力会社は推進しています。

中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて (中部 北陸 関西 中国 四国 九州 電力株式会社)

 

電力会社は、自然エネ反対どころか太陽光、風力発電をどんどん増やしても原発やめるつもりはないということですね。

生協や市民や地方議員の自然エネルギーの認識が不足していると思われます。どうか少しでもこのことを市民同士で共有して下さい。原発をなくすためには自然エネ推進しても意味がないということを。

自然エネ普及の語り部たちは、残念なことに自分に都合の悪いことは市民に伝えていないのです。

「系統安定化」のしくみを市民に知らせるべきなのに、市民は「小規模分散化!」「ショウキボブンサンカ!」と刷り込まれている現実に絶望します。

 

 

 


山田征さんからのお便り(1)今こそ脱「自然エネルギー」  きちんと知りたいスマートメーター

2015-01-05 | 被爆者、被害者、市民の声

2014年 山梨日日新聞掲載 http://www.sannichi.co.jp/article/2014/10/24/00012970

 

山田征さんからのお便り  今こそ脱「自然エネルギー」

きちんと知りたいスマートメーター

●「スマートメーターが必要な理由」

私が東京電力によって電気を切られてしまったのは、2011年10月3日の朝でした。早いものでそれから2年11ヶ月以上になります。切られてから10ヶ月ほど経った頃のことでした。その電気を切る作業をして行った本人が訪ねてきました。ノックで出てみますと

「山田さん、電気無しでご不便はないですか?そろそろ点けませんか・・」と言うのです。

「私が不払いしている計12円の付加金、払わなくてもつけてくれますか?」と言いますと

「いえ、それをお支払いいただいた上で・・・」

「そうですか。私は払う気はありませんけど、つけてはもらいたいです」と言いながら「それもですが、いま政府が全部の家屋に取り付けることにしたスマートメーターのことを聞きたいのですが・・」

「あ、あれはですね、あれをつけると省エネできるようになるんですよ」

「いや、そうじゃないでしょう?本当の目的は省エネではなくて、太陽光や風力発電が増えるから要るんじゃないですか?そのついでに全部の家屋につけるんでしょ?」

と言いますと、しばしの沈黙の後に

「その通りです。山田さんだから言っちゃいますけれど・・」何故要るのかわかりやすく話してくれました。

「ご存知かもしれませんが、私共(電力会社)の方ではご利用の皆様のご使用に合わせて電気を作り出しています。(つまり多くもなく少なくもなくということです)それを100とします」と、彼は両手の指で4cm幅位の線を横に引きました。

「ところがおひさまの条件がよくてソーラーパネルがしっかり発電しますと、その100が120、130と上がってしまいます。そうすると電気のオーバーヒートが起きて大変なことになってしまいますから、急いでその分、火力発電の出力を落とします。落ちたと思ったら、今度はパネルの上に雲がかかってきました。するとパネルの発電は落ちてしまい、100が80、70に下がってしまいます。そうなると電圧が足りず停電が起きかねません。そうなっては大変ですから、急いで火力発電の出力を上げて100に戻します。その操作はソーラーパネルの変電設備に取り付けてあるスマートメーターからのリアルタイムの情報でやるわけです。ソーラーパネルはあっちこっちに点在してますから、これからはますますスマートメーターなしにはやっていけないんですよ」というわけでした。

 もし太陽光や風力発電が無ければ私たち人間社会の電気は、私たちの使用状況に合わせて火力できめ細やかに出力の上げ下げをしていればいいのですが、「人の都合」ではなく、「おひさまや風の都合」で発電する風車やソーラーパネルが増え続けていくことで、その気ままな発電状況をリアルタイムで電力会社に送り続けることの出来る「スマートメーター」は「不可欠品」である、ということです。

 

●政府の意図は「スマートグリッド社会」?

というわけで、特にソーラーパネルを乗せていない全ての家屋にとって「スマートメーター」は全くの不用品なのですが、それを強制的に取り付けようとしている政府の側には全く別の意図があります。

それは前の自公政権時の終わりの方の福田政権、麻生政権あたりから経済産業省内部で柏木孝夫、山地憲治、飯田哲也、他の外部の識者達と企画検討を始めた、日本全体を「スマートグリッド化」社会にする為に、この「スマートメーター」は必要不可欠品であるわけです。

 ちなみに2008年~2009年にかけての麻生政権時、すでに「2020年までにメガソーラー設置を2800万kwにする」という目標値をあげています。その計画はその直後の民主党政権に引き継がれ、今はまた元の自公政権の元で、本来の計画以上の成果を上げながら「スマートグリッド社会」の下地づくりが進んでいます。

2011年3月11日の東日本大震災は、この計画にとって最大級の追い風となりました。

 次回は個人がソーラーパネルで発電し、余った電気は本当に役に立っているのか、消えてはいないのかについてです。(9月13日)

 

 

 

 

【 関連記事】 

山田征さんの自然エネルギー学習会、自然エネルギーの是非を問うイベントで共感の声!東京新聞に記事掲載!

家庭に潜む電磁波の危険性をまず知る。スマートメーターが導入されるとさらに危険が追加されてしまう

【危険を隠蔽】スマートメーター全家庭に。電力10社 2024年度末に大幅前倒し!国民の無知につけこむ。

1日中、電波を出しまくり被曝を強要する危険な電気検針器=スマートメーターが日本に導入されてしまう!

市民発電所はどこへいくのか スマートメーター編  スマートグリッド社会は要らないよ!

 

追記

経産省の資料に図があります。https://www.env.go.jp/council/06earth/y0613-11/ref01-2.pdf

この図を見ると、このまま自然エネルギーを増やすと制御不能になることが分かっているのに、どんどん国費を投入していることに驚きます。

 

 

 

 

 


ザポリージャ原子力発電所6号機、続報 基準値の16倍?放射能漏れか?ウクライナ当局は否定

2015-01-03 | 事故

LifeNews 17:58 / 30.12.2014

ГСЧС Украины подтвердила утечку радиации на Запорожской АЭС

Официальные сводки свидетельствуют о том, что пресс-служба ЗАЭС скрывает правду об аварии в 6-м энергоблоке.

Украинские атомщики дезинформировали общественность и СМИ о реальном положении дел на Запорожской АЭС. В Интернет попали сводки Государственной службы по чрезвычайным ситуациям за 28 и 29 декабря, которые опровергают заверения руководства ЗАЭС о том, что шестой энергоблок был введен в строй уже вечером 28 декабря. Кроме того, допустимый уровень излучения на АЭС, согласно замерам, оказался выше нормы в 16 раз.

 

ウクライナGSCHS国家緊急事態サービスはザポリージャでの放射能漏れを確認した。

公式の報告は、ザポリージャのプレスサービスが6号機の事故についての真実を隠していることを示している。

ウクライナの核科学者は、ザポリージャ原子力発電所における業務の実態について、市民とメディアに本当の状況を誤解させた。

インターネットは、12月28・29日の国家緊急事態サービスの概要を得た。そして、6号機が12月28日に夜に運転を再開したというザポリージャ代表の誤りを明らかにした。

これに加え発電所での放射線の許容レベルは測定結果によると、基準の16倍を超えていた。

 (以下略 元サイトへ)


(管理人より)6号機も漏れてたのか!?と正月からさらに暗い気分になりました。3号機はレベル0の事故ということになりましたが、今度はどう評価するのでしょうか?

LifeNewsのロシア語の記事を、グーグル翻訳にぶちこんで訳すのに疲れてきて途中休んでいたら、ロシアトゥデイの記事が出ましたのでそちらを先に訳してみました。素人なので間違ってたらすみません。

千葉市で放射線源が紛失し、ウクライナで原発事故が年末2回も起きているにも関わらず、紅白歌合戦の話題で盛り上がる日本人。日本のメディアも報じません。

ああ、こうして情報の精査ができずに市民はさらに放射能の危険に晒されていくのだと実感しました。小さい事故が何度か起きたあとに大きな事故が起こる可能性があるということは、東海村爆発事故の例でも明らかです。

もしもウクライナで更なる大きな爆発事故が起きたら、ヨーロッパはもっと汚染されるでしょう。日本も追加で汚染されるでしょう。日本からヨーロッパへ移住してもあまり意味がないということになってしまいます。

ウクライナの国家緊急サービスの代表者を見たら軍人でした。http://www.mns.gov.ua/content/managament.html

http://en.wikipedia.org/wiki/State_Emergency_Service_of_Ukraine ウクライナの国家緊急サービス

 

情報がいろいろあって、放射能漏れが実際にあったかどうかは私にもわかりませんので、各記事のソースなどを見て各自でご判断ください。

 

Radiation situation: Ukraine’s Zaporozhye Nuclear Power Plant

ウクライナ国内の原発周辺の線量を知ることができるサイト(エネルゴアトム)

http://www.energoatom.kiev.ua/en/map_aes/ 

Global Radiation Monitoring Networkによる放射能モニタリング 

世界のモニタリング・ステーションの一覧 http://sccc.org.au/international-radiation-monitoring-stations 

風向き  ⇒ http://earth.nullschool.net/jp/#current/wind/surface/level/orthographic=100.99,8.53,296

 

 


ロシアトゥデイ

http://rt.com/news/218807-ukraine-nuclear-plant-leak/

Radioactive leak at major Ukrainian nuclear plant – report

Published time: December 30, 2014 18:21 
Edited time: January 01, 2015 09:18

A radioactive leak has been detected at Ukraine’s Zaporozhye Nuclear Power Plant, the largest in Europe, a media report says, citing the country’s emergency services. Ukrainian officials have denied the report.

LifeNews published what it claims is a leaked report by the State Emergency Service of Ukraine, which denies an earlier assessment by the plant’s authorities that the radiation at the facility is equal to the natural background following an incident on Sunday.

Ukrainian authorities have denied the Russian media report that a radioactive leak had taken place at the plant, Reuters reported.

"The plant works normally, there have been no accidents," an energy ministry official told the news agency. No official comment on whether the leaked documents are authentic has been provided.


主要なウクライナの原子力発電所で放射性漏れ - 報告書

ヨーロッパで最大のウクライナのザポリージャ原子力発電所において放射性漏れが検出された、とメディアレポートは国家緊急サービスを引用し述べた。ウクライナの当局者は報道を否定している。

LifeNewsは、それがウクライナ国家緊急サービスによって漏洩されたレポートであると発表した。 そしてLifeNewsは、日曜日の事故後に施設の放射線量が自然バックグラウンドと同じであるという発電所当局による初期評価を否定している。

ウクライナ当局は、放射性漏れが発電所で起きたというロシアのメディア報道を否定している、とロイターは報じた。

「発電所では事故はなかった。正常に稼働している」とエネルギー省の関係者は報道機関に語った。 漏洩された文書が本物かどうかについての公式なコメントは出されていない。


 

Two documents released by LifeNews appear to show that the plant's officials put deliberately misleading information on their website. The documents – both addressed to the head of the regional emergency services – state that radiation levels at the plant on Sunday and Monday were 16.8 times higher than the legally permitted norm.

By Monday, the levels had slightly increased – growing from 16.3 to 16.8 times higher, and Unit 6 was still shut down, the report said, contradicting the plant's statements that the problem had been fixed and that the plant was operating normally.

On Sunday, one reactor at the plant was automatically shut down after a glitch, becoming the second halt in operations in recent weeks. The reactor was running at 40 percent of nominal power, the plant's official website said, adding that radiation at the facility being at the level of 8-12 microroentgens an hour.

 

LifeNewsが公表した二つの文書は、発電所の職員が故意にまぎらわしい情報をウェブサイト上に置くことを示しているように見える。

その文書は、両方とも地域の緊急サービスの代表に宛てており、日曜日と月曜日に発電所での放射線レベルが法的に許された基準よりも16.8倍高かったと述べている。 

月曜日には、レベルがやや増加していた - 16.3倍から16.8倍まで上昇、そして6号機はまだシャットダウンされたままだったと報告されたが、問題は修復され発電所は正常に稼働しているという発電所の声明と矛盾する、と述べた。

日曜日には、発電所の1つの原子炉は自動的に、ここ数週間の運用中に2回目の停止となり、突然の停止後に系統遮断した。原子炉は公称電力の40パーセントの稼働だった。発電所の公式ウェブサイトは、施設での放射線量は一時間あたり8〜12マイクロレントゲンであると付け加えた。

 

The error was later announced to have been corrected, and the troubled unit – Power Block # 6 – was plugged back into the network.

On November 28, Zaporozhye's Unit 3 was switched off for almost a week. The shutdown, which was reportedly caused by a short circuit, was made public five days later, when Ukrainian Prime Minister Arseny Yatsenyuk revealed it during the first meeting of his new Cabinet.

Regarding the November incident, Ukrainian authorities have contacted the International Atomic Energy Agency (IAEA). The agency was informed that "a reactor at the Zaporozhye Nuclear Power Plant remained safely shut down following a short circuit in the plant’s transformer yard last week," its December 3 statement said.

 

エラーは修正され、 問題があった6号機は系統に接続された、と後で発表された。

11月28日には、ザポリージャの3号機は、ほぼ一週間停止していた。報告によると、ウクライナのアルセニー・ヤツェニュク首相は、新内閣の最初の会議中にそれを明らかにした際、ショートカットによって引き起こされたシャットダウンは5日後に公表された。

11月の事故については、ウクライナ当局は国際原子力機関(IAEA)に連絡した。

機関は、「ザポリージャ原子力発電所の原子炉は、先週の発電所の変圧器のショートカットに続いて、安全に停止した」と12月3日の声明は述べていると報告した。

 

Ukraine’s State Nuclear Regulatory Inspectorate has said no radioactive materials were released because of the shutdown, the IAEA added. The incident was preliminarily estimated to be a level 0-rated event on the International Nuclear and Radiological Event Scale, which ranges from 0 to 7.

Zaporozhye nuclear power plant is one of the four nuclear power plants in the country, which together supply a large part of Ukraine's energy needs. The Zaporozhye plant alone, Europe's largest, supplies at least one-fifth of the country’s power needs. It is the world’s fifth-largest nuclear power plant.

In the meantime US nuclear power-plant builder Westinghouse Electric Co. has reached a deal with Ukraine's Energoatom in Brussels to provide fuel to Ukraine to lower Kiev's dependency for supplies from Russia.

The US company says it will “significantly” increase fuel deliveries to Ukrainian nuclear power plants through 2020, according to a statement released Tuesday.

“This increased cooperation between Westinghouse and Energoatom will bring diversification and security of nuclear fuel supplies for Ukraine’s reactor fleet,” the statement reads.

Westinghouse, which has been operating in Ukraine since 2003, says that under terms of the contract, the US firm will employ its global supply chain to “manufacture the fuel and components making use of its facilities in the US and Europe.” No other details were provided.

“Westinghouse looks forward to providing a full range of products and services to Ukraine and the global VVER market with proven experience in digital controls, fuel, refueling, inspection services and plant upgrades and refurbishments,” said Yves Brachet, Westinghouse president for Europe, Middle East and Africa.

 About 44 percent of power in Ukraine is generated from nuclear facilities, according to the International Atomic Energy Agency. Earlier this year, Kiev has agreed to extend Westinghouse existing cooperation agreement until 2020.

ウクライナの国家原子力規制検査局は、シャットダウンによる放射性物質放出はなかったとIAEAが付け加えたと、述べた。その事故は、予め0から7までの範囲の、国際原子力·放射線事象評価尺度で、レベル0と評価される事象であると推定された。

ザポリージャ原子力発電所は、ウクライナのエネルギー需要の大部分を供給する国内の4つの原子力発電所のうちの1つである。ザポリージャ原発単独では、同国の電力需要のヨーロッパ最大、少なくとも五分の一を供給する。それは、世界第5位の原子力発電所である。

一方、米国の原子力発電所建設のウェスティングハウス·エレクトリック(株)は、ロシアからの供給のキエフの依存を低下させるため、ウクライナに燃料を提供するためにブリュッセルでウクライナのエネルゴアトムとの契約に達していた。

火曜日にリリースされた声明によると、米国企業は、2020年までウクライナの原子力発電所へ燃料の配達を「大幅に」増やす予定だと言う。「ウエスティングハウスとエネルゴアトムの間のこのさらなる協力は、ウクライナの原子炉グループのために核燃料供給の多様化とセキュリティをもたらすでしょう」との記載がある。

2003年からウクライナで運営されているウェスティングハウスは、契約の条件の下で、米国会社が「米国とヨーロッパで施設を利用して燃料と部品を製造する」グローバルなサプライ・チェーンを使用すると言う。その他の詳細は全く提供されなかった。 

「ウエスティングハウスは、デジタル制御、燃料、燃料補給、検査サービスと発電所のアップグレードや改装において実績のある経験を持つウクライナおよび世界的なVVER市場に、一連の製品・サービスを提供することを期待している」、とウエスティングハウス(ヨーロッパ中東・アフリカ)のイーブ・ブラシェ社長は述べた。

IAEA(国際原子力機関)によると、ウクライナの電力の約44%が原子力施設から生成される。今年のはじめに、キエフは2020年までウェスティングハウスの既存協力協定を延長することに合意した。

Is it dangerous?

The media report indicated that on December 29 the radiation level at the Zaporozhye Nuclear Power Plant was estimated at 0.00505 mSv/yr. According to the World Nuclear Associationa typical range of dose rates from medical sources of radiation is 0.3-0.6 mSv/yr. In order to develop radiation sickness, a one-time dose of at least 1,000 to 2,000 mSv would be enough. Meanwhile, between 2,000 and 10,000 mSv in a short-term dose would cause severe radiation sickness with increasing likelihood that this would be fatal.

それは危険か?

12月29日、ザポリージャ原子力発電所の放射線レベルが0.00505mSv/年と推定されたことが報道された。世界原子力協会(World Nuclear Associationa)によると、医学的線源からの線量率の標準的範囲は0.3-0.6mSv/年である。

放射線障害を引き起こすには、一回に少なくとも1,000〜2,000mSv/年の被曝線量で十分である。一方、短期の被曝線量2,000〜10,000mSv/年は、これは致命的になる可能性をもつ重大な放射線障害を引き起こす。


 ウクライナ、ザポリージャ原発の放射能漏れを否定  (ラジオイラン2014/12/31(水曜) 22:26)  http://urx2.nu/fO1z

ウクライナが、ザポリージャ原発における放射能漏れの報道を否定しました。

プレスTVによりますと、ウクライナ政府関係者は30日火曜、ヨーロッパ最大の原発・ザポリージャ原発における放射能漏れに関する報道を否定し、「この原発では何の事故も発生していない」と語りました。
この政府関係者はまた、「放射能漏れは発生していないし、この原発は正常稼動を続けており、何の事故も発生していない」と述べました。
あるニュースサイトは、証拠を提示し、「この原発で放射能漏れが確認され、基準値の16倍に達している」と主張しています。
ウクライナ政府が、「ロシアから核物質を受け取るのではなく、その代わりにアメリカのウェスティングハウス社から核燃料を得ようとしている」と表明したあとで、ロシアとウクライナは核問題をめぐっても対立を抱えるようになっています。
ロシア政府は、「ウクライナのこの行動は、ウクライナの安全だけでなく、ヨーロッパ全域の安全を脅かすことになる」と表明しました。
1986年にウクライナで発生したチェルノブイリ原発事故は、史上最大の原発事故とされています。 

 

2014/12/31のザポリージャ原発の映像

Ucrania: central nuclear Zaporozhye sufre fuga de radioactividad



無知な市民をオフグリッドに誘導するのに必死!自然エネ推進の偽脱原発運動家の言い訳に反論する。

2015-01-02 | 再生可能エネルギー

昨年秋頃、いかにも私がブログで主張している内容に対する、自然エネルギー推進側の「言い訳」?のようなものが市民の間にSNSなどで出回っていましたので、正月一発目に反論しておきたいと思います。

その出回った言い訳を受けて、さらに市民がブログに書くという展開も見受けられました。取り付けたパネルについて悩んでいた市民が解決してほっとしたという内容のブログで、まったく呆れました。

このブログです。 http://ameblo.jp/green-note-page/entry-11962052409.html  巧妙な嘘が散りばめられています。

パネルを買ってしまった人は、パネルを使うことに都合のいい意見しかきかないという態度を示しています。

 

なお当ブログの反論は、原発推進派が自然エネルギーについて書く「批判」内容とは違います。 原発推進派はレアアースや地球温暖化の嘘、蓄電池、エコキュートなどの危険性についてはついては全く触れません。

一部に見られる原発推進派の自然エネルギー批判というのは、偽物なので不完全です。結局、原発推進派は自然エネルギーも推進しています。

CO2地球温暖化の嘘をうまく利用した、同じ穴のムジナなのです。

CO2地球温暖化懐疑派の学者の中にも、自然エネルギー推進派が混ざっているので注意が必要です。そういうタイプの学者も巧妙に混ぜ込んであります。

以下の紫の文字部分は、自然エネ推進派の言い分です。下にブログ管理人の私が反論を囲み記事で書いています。

 

◆EPTが2年半(数年前のデータ)なので、長く使うことは環境にプラスである。再生できない石油、石炭、ガス、ウランで作られた電気を使う方が環境に良くない。

 反論↓

「EPT」とは何かですが、英語:Energy Payback Time エネルギーペイバックタイムのことです。

「EPTが2年半」が間違い。太陽光パネルは膨大な鉱物資源と化石燃料を浪費して作るハイテク工業製品です。資源節約的かどうかはライフサイクル全体で評価しなければなりません。

太陽光発電の発電装置自体が、化石燃料なしには作れません。発電に使う燃料はただでも、設備を作るのに膨大な火力の電気を使うのです。

発電装置運用中の燃料のことだけに注目させるのは欺瞞です。

下図の赤字、赤囲い部分と廃棄にかかるコストを無視しておいて、「EPTが2年半」というのはおかしい。

資源エネルギー庁の図 ・・・この図は重要です。(エネファームやエコキュート、IHクッキングヒーターも描かれているということはそれらがエネルギー政策に関係しているということです) 

 

金属シリコン製造は膨大な電力を消費。太陽電池は中国の安い電力と人件費なしには作れない。珪肺とは?

シリコンはケイ石から作られます。ケイ素と酸素を主成分とするケイ石を木炭などと一緒に電気炉で融解、還元してつくります。具体的には電気炉にケイ石、木炭などの炭材を配合投入し、そこに大電流を流して炉心温度を上げると、炭材から出るガスがケイ石から酸素を奪い、ケイ素が金属状に遊離して金属ケイ素ができ上がります。 金属ケイ素の製造には膨大な電力を消費します。

 

太陽光パネル、風車、蓄電池に必要なレアアースを製錬する際に、放射性物質が環境中に出ます。原発の燃料、ウラン精製時に環境が放射能汚染されるのと同じこと。
 

採掘・製錬時に放射性物質を撒き散らすレアメタル・レアアースは自然エネルギーにも使われている事実 

自然エネルギーの設備寿命は長くて約20年。約20年後は莫大な有害性産廃の山となります。 「環境にプラス」とは到底いえません。

リサイクルや廃棄物処理に化石燃料が使われることは言うまでもありません。

 追記 太陽光発電の廃棄物の新しい試算のグラフ http://diamond.jp/articles/-/90832  より

2040年には年間80万トンの太陽光パネルの電子廃棄物になりますね。

今、太陽光発電を推進してる人間は60代後半~70歳ぐらいが多いでしょうから、年間80万トンのソーラーパネルのゴミが出る頃には、この世にいないかもしれません。

無責任なのは核のゴミと同じです。

参考⇒【太陽光発電設備の災害廃棄物】 環境省が事務連絡 【土壌汚染する含有物質が流出する恐れ】

 


 

 

◆太陽光パネル生産の際の公害は、工場の公害規制の甘さによるもの。中国・インド産を避け、先進国で生産された太陽光パネルを選べばよい。

反論↓

健康被害を工場規制の問題に矮小化するのは本末転倒。原発を品質管理の問題にすり替える原子力安全派と全く同じ論理。公害を否定するところも原発推進者と同じ。先進国が後進国に公害を押し付けているという反省が全くないことに心底驚かされます。

ソーラーパネルの原料のレアアース、レアメタルなどの鉱物は、アフリカなどの貧しい国にあり、紛争鉱物となっています。それらは追跡すると中国で精錬されサプライチェーンとなっています。

工業先進国がそこから原料を買っているのです。「先進国のパネルを選べば」なんて無意味です。

パネル製造時にも環境汚染☟

中国の太陽電池工場付近の水源から基準値の10倍のフッ素化合物。基準値の100倍の工場も。

日本の自然エネルギーに必要なレアアースを、中国など現地の人達を被曝させながら製錬していることを全く無視しています。

中国レアアース「環境問題として有害物質による大気汚染、強酸性の排水、放射性物質など」

中国とインド製を避ければいいという、まことに身勝手で情けない発想にも驚かされます。自宅の太陽光パネルがヨーロッパ製だったらそれでいいなんて、しょせん自己満足でしかありません。

 

 

 

 ◆有害物質を含む太陽光パネルは実際にあるが全てではない。シリコン系パネルは、生産時のエネルギーが少なく有害物質は含まれていない。

合金化されたパネルはリサイクル困難だが、シリコン系パネルはリサイクルが可能であり、すべてダメであるかのように言うのは間違い。合金系であるソーラーフロンティア社製のパネルは回収されるので例外。パネルは20年持ち、50年後も変な使い方をしなければ半分の発電量がある。

現時点ではリサイクル事業は、パネルの廃棄物がまだ少ないので閉鎖になってしまう。経年劣化はどうなるかは不明だが、シリコン系パネルのリサイクルは困難ではない。 

 反論↓ 

有害物質が含まれていることを認めながらも「全てではない」というご都合さ。シリコン系のものは複雑ではないのでリサイクル可能というのも間違い。 

http://mric.jogmec.go.jp/public/report/2012-05/23.Si_20120619.pdf

 

また、シリコン系の太陽光パネルのセルにも有害物質が含まれているものがあります。

下図は株式会社カネカの太陽光パネルセルの断面図(http://www.nedo.go.jp/content/100513523.pdf より)ですが、上から2番目の層に「透明電極」という層があります。

透明電極には、ITO(In2O3[酸化インジウム]/SnO2 [二酸化すず]の複合酸化物)が一般的に使われているようです。(下図のカネカの透明電極にITOが使われているかは未確認。)

インジウムは毒性物質です。(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001iz7t-att/2r9852000001izs5.pdf )

インジウムはレアメタル稀少金属で、中国の多数の採掘現場で公害が発生しています。(このITOは液晶TVやパソコンの薄型ディスプレイにも使われています。電子廃棄物は有毒)

 

シリコン系パネルをさもリサイクルが簡単なように言ってますが、極めて難しい作業です。その理由を二つ上げます。

太陽光パネルの構造は一般的に下図のようになっています。(東レリサーチセンター http://www.toray-research.co.jp/taishou/batteryenergy/bat_002.html より)

 

①Al(アルミ)フレーム部分とその左の主要部分(白板熱処理ガラスからバックシートまでとする)は、シール材(ブチルゴム、シリコンゴムなど柔らかい接着剤)で接着(密着)されている。Alフレームを取り外すのは容易なことではない。ブチルゴムやシリコンゴムを見たり触ったりしている経験のある人ならすぐ分かる。

産業用ロボットで引きはがす?

引きはがす時は最初に剥がれる瞬間まで多くの力が必要で、その後は急に弾き剥がれる。これを現状の産業用ロボットでやろうとするとトルク(力)管理が複雑過ぎて無理。 また、あらかじめ寸法が規格化されていないとさらに難しい。

 

②白板熱処理ガラス、バックシートをどうやって取り外すのか。 中身の太陽電池セル、電極、インターコネクト材をどうやって封止材から取り出すのか。

封止剤(これがやっかいもの)はシリコーン樹脂以外なら有機系化合物なので「焼けば取れる」。

 

http://www.dowa-ecoj.jp/sonomichi/solor_recycle/02.html より 赤文字

まず、封止材(EVA)の除去方法です。太陽光発電システムは屋外に設置されますので、風雨にさらされても大丈夫なように、とても丈夫に出来ています。

ただ、解体する際にはこれが大変で、封止材という樹脂を除去するのに苦労しています。
焼けば樹脂は飛ばせますが、ガラスとしてのリサイクルが出来るように、違うやり方がないのかを検討しているところです。」

と書いてありますが、焼けば有毒ガスが発生するし、燃えカスが残ります。洗浄しても燃えカスがこびりついていて取れないかもしれない。

また、上記URLでは、「以前はシリコンが高価でしたので、そのシリコンをリサイクルしようと検討したのですが、シリコンと一口に言っても様々な種類や技術的課題があり、有価でのリサイクルは難しいという結論に達しました。」とあります。

 

ソーラーフロンティア社は回収した後どうするのでしょうか?ソーラーフロンティア社が倒産したら回収はどうなるのでしょうか?企業任せというのは無責任です。

さらに「変な使い方」ってどんな使い方でしょうか? そもそも夏はパネルの表面が80度をこえ、冬は雪が積もる過酷な野外環境に設置するパネルに「変な使い方」って・・・?

太陽光パネルの温度変化を調べるヒートサイクル試験の結果に関しても、市民に公表されていません。研究発表したという情報だけでよくみると肝心の中身がありません。http://urx2.nu/fMR6

口頭発表が多く、パワポ資料もなぜか見つかりませんでした。

これら信頼性試験に関する発表時期が、2013年~2014年と最近に集中していること、今頃になってこんな基本的な事をやっている状態には疑問を感じます。

市場でトラブルが多発して、メーカーと共同で慌ててやっているのかもしれません。

メーカーとの共同研究の場合は具体的な数値を公表すると他メーカーに技術情報、レベルを悟られてしまうので、 発表内容を公表しないのかもしれません。

 

「50年後も半分の発電量がある」というのは、「50年後にはたった半分の発電量になってしまう」とも言えます。

50年間、設備を維持する為に、追加した設備やメンテナンスのコストは完全に無視するつもりのようですね。 

 

「リサイクル=エコ」という嘘がまかり通っているので、市民が自然エネルギー推進者の嘘を信じてしまうのです。

工業生産の仕組みから考えて再エネは無理です。あらゆる汚染が広がり資源や国費が浪費されるだけ。かりにリサイクルしても100%原料に変身するわけではありません。

化石燃料を使って高温にし、リサイクル途中に有害なPMが出て、最終的に始末に負えない汚染廃物が残ります。

 「廃棄物の有効利用=善」という認識があります。これはよく考えなければなりません。その廃棄物が毒物でないか、生態系の循環の中で土に還るのかが重要です。

大量生産・大量消費・大量廃棄・大量リサイクル

リサイクルするから太陽光パネルをどんどん買って捨てていいなんておかしいと気づかなければなりません。分別さえすればいいなんてご都合です。

 

 

 

太陽光発電の電気はあてにされず、設置を増やしても原発などの従来の発電所が減らされない仕組みにされている。売電しても、送電線の仕組みは、近所に流れるだけで、それ以外は消えてしまっている。 

反論↓ 

「あてにされず」ではなく、お天気任せだから「あてにできない」のです。「自然エネが増えても原発などの発電所が減らされない仕組みにされている」じゃなくて、国と原子力産業ははじめから、再エネを増やしても原発をなくすつもりはないということです。原発が組み込まれています。

言葉尻をわずかに変えることで、どこまでも、「原子力ムラVS再エネ」といった陰謀論的に話をするのは非常に狡猾です。

三菱のスマートグリッド図(原発も火力も再エネも、ヒートポンプも全部入って盛りだくさん! 全てで儲かる仕組みです)

 

火力発電は自然エネが増えても減らすことはできません。自然エネの不安定さを、火力発電でバックアップし出力調整しなければならないからです。

もともと、質の悪いクズ電気を、パネルを増やせば原発なくせるかのように語っていたパネル推進派の語り部たちは、ついにパネルで作った電気が消えてしまってることを認めました。オフグリッドに誘導するためです。

スマートグリッドも送配電のしくみがわからない一般市民をだましていたということです。

『誰も答えない!太陽光発電の大疑問』(近藤邦明著)  より

売電メーターを通過したこの逆潮流は、電力として有効に使われるわけではありません。電力会社は直近の電力需要を数十分おきに予測して運転していますが、予測不能の逆潮流が発生しても瞬時にこれに対応して発電電力量を調整することは困難です。従って逆潮流は送電線網の中に、余剰=無駄な電力を供給しているだけなのです。

 その結果、電力の有効利用率が低下し、電力供給ネットワークの中で局所的な電圧の上昇や周波数特性の変動が起こり、全体としてネットワークの供給電力の品質が低下することになります。 太陽光発電由来の余剰な電力は、送電線網の発熱やアース線によって無為に捨てられているだけです。

もともと天気任せで出力調整の不可能な太陽光発電では、この逆潮流を制御することはできません。 

 

 

◆送電線網につながないオフグリッドには、経済的損失はあるが未来がある。すでにパネルを設置して売電している家庭は、10年で買取が終わるが、売電価格を下げられたらオフグリッドにすればいい。

画期的な技術の進展で、バッテリーの価格が下がる。やがて有害物質を使わないパネルも作れるようになる。太陽光パネルには将来の可能性があるので、断念しないこと。

 反論↓ 

経済損失が出ることが分かって、高額な商品を進めるのは詐欺的行為。オフグリッドを進めるということは蓄電池を買わせるということ。蓄電池の問題に触れていません。

「画期的な技術」と科学技術に期待させる言い回しはイメージ誘導型の文言です。 

技術の進歩に幻想を抱かせ、資源採掘、製造、廃棄物、リサイクルの問題を無視しています。

超危険なNAS電池が増えるのも市民にとっては困ることです。リチウムイオン2次電池は家庭をオフグリッドするには大容量が必要なのでまだまだ庶民には高嶺の花。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120329/210399/?rt=nocnt 価格はオープンだが、「100万~150万円での提供になる」(NEC)

バッテリーを追加で買うことを強制することでもあります。追加であれやこれや設備を買なければいけなくなったら、ますます採算が合わなくなります。

また、廃棄されたリチウムイオン電池のリサイクル技術も現状では未確立。リサイクル開封時、間違ってショートすれば爆発事故が起きる可能性があるのです。

有害物質を使わないパネルができるようになるまでは、毒物を使い続けるということなので、その間にパネルの有毒産業廃棄物は増え続けるばかり。

10年後には技術が進歩しているのではないかというのは、無責任な話。結局、見切り発車の、問題先送りです。

高レベル核廃棄物の処分の言い訳と似ています。テクニカルなことがわからない市民を煙にまくのです。

処分方法がもし確立しなかったら、今現在、パネルや電池を推進している人はどう責任を取るのでしょうか?

 

市民が「それがエコかどうか」を判断する能力がないことを見越して、イメージと短いフレーズだけを徹底的に刷り込み、考える前に行動させる。この一部始終を私はリアル市民運動の中で見てきました。

自然科学の基礎知識がないおばちゃんが、訳も分からず「ショウキボブンサンカ!」とさけび、イベントやその他の運動に駆り出されているのをみて唖然としたことがあります。

まさに運動のための運動。利権のための運動という人も実際にいました。 自然エネ推進は原発をなくすことにつながっていないのに、それを指摘すると「分断するな」「原発推進派か?!」の大合唱。

自然エネルギー推進する脱原発派の運動を見るとまさにこれ↓と同じやり方です。

 

ヒトラーの大衆扇動術

・大衆は愚か者である。

・同じ嘘は繰り返し何度も伝えよ。

・共通の敵を作り大衆を団結させよ。

・敵の悪を拡大して伝え大衆を怒らせよ。

・人は小さな嘘より大きな嘘に騙される。

・大衆を熱狂されたまま置け。考える間を与えるな。

・利口な人の理性ではなく、愚か者の感情に訴えろ。

・貧乏な者、病んでいる者、困窮している者ほど騙しやすい。

都合の悪い情報は一切与えるな。都合のよい情報は拡大して伝えよ。

・宣伝を総合芸術に仕立て上げろ。大衆の視聴覚を刺激して感性で圧倒しろ。

 

 

それの元になっているのが、地球温暖化の嘘です。

地球温暖化詐欺 "The Great Global Warming Swindle" ここで動画を見ていただけたらと思います。

この動画の中にも、工業化を否定するなというメッセージがあり、全部が全部納得できる内容ではないのですが、

CO2地球温暖化説は、原発推進派によって政治的に持ち出されて、学者が買収され、CO2は悪者にされたことや、太陽光、風力発電業界もその流れに乗っかったこともわかります。

環境NPOが助成金で腐っていることもよくわかります。

だから地球温暖化が正しいと言う脱原発派・自然エネルギー推進派は偽物なのです。