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渡辺一彦小児科医「CSの誘因は皮膚・粘膜に接触した、また脳内に侵入した化学物質であり心因性ではありません」

2018-03-07 | 公害

(管理人より) 札幌市白石区 渡辺一彦小児科医の化学物質過敏症に関する資料です。

 

「4,5年前から柔軟剤の香料、においのきつい成分によって 化学物質過敏症が うちのクリニックで倍増している (ある患者は)思考力、記憶力、集中力の低下で交通事故を起こしてしまった」


 

 

朝日新聞 2017年11月2日 
私の視点 小児科医 渡辺一彦
香料による被害 国は早急に調査・規制して

「学校で頑固な頭痛や目まい、皮膚炎、ぜんそくなどがおきたという子どもが来る。他人の衣服に付着した柔軟剤の残り香や消臭・除菌スプレー剤が原因である」

 

 

渡辺一彦医師が「札幌医師会通信」に載せた投稿です1  より

化学物質過敏症(CS)について

最近匂いのきつい衣装の女性~時に男性とすれ違うことはありませんか。
2012年頃より各地の消費者センターへ、「柔軟仕上げ剤」で頭痛や吐き気が出るという苦情が急増していますが、皆さんの周りではどうでしょうか。私は道新の取材を受け、CSの連載記事の冒頭に載りました(2017.3.22)。関心を持たれている先生もおられると思いますので、この機会にCSについて寄稿します。

症例提示

最近私の経験した例を紹介します。

児童例ですが、元々アトピー性皮膚炎でしたが、明るく元気な園児でした。年長から園内で皮膚の掻痒と咳が出現するようになり、大好きな幼稚園を止む無く退園しました。

入学してからも級友とは仲良くしていましたが、学校でも同様の症状が誘発されます。自宅ではほぼ快適に生活できます。

また通学路、スーパーの洗剤コーナー、地下鉄の中でも誘発されます。経過から柔軟剤の臭いが誘因とわかりました。学級には他に柔軟剤の臭いで体調不良が出るような子はいません。母親も柔軟剤、化粧品などで頭痛や吐き気、全身倦怠感などが誘発されます。

患児は珍しいことに柔軟剤に含まれることのある有毒なイソシアネートの特異的IgE抗体が陽性でした。
イソシアネートの影響は不明ですが、少なくとも暴露を受けていたという実証です。

学校側では「柔軟剤で健康被害がでる児童がいるので自粛に協力を」と呼びかけるポスターなどを掲示し、また換気を徹底していますが、その子にとってまだ十分とはいえないようです。 

化学物質過敏症の最近の傾向

私は90年代後半よりシックハウス症候群(SHS)に取り組んできました。2000年から厚労省の研究班(故飯倉洋治昭和大学小児科教授)の協力研究員を数年務め、「アトピー性皮膚炎など室内環境が関係する疾患への対策研究会・北海道」に参加・運営してきました。そこで新築やリフォームでSHSを発症した症例を検討してきました。

その症例の中に、誰もが使う洗剤、化粧品、芳香剤、防虫剤、スプレー剤、家具などの日用品に反応して多彩な症状を起こす例~CSへの進展例~を経験してきました。自宅ばかりではなく学校や園、職場でも発生しました。

これらの症例については、先の研究会の「患者宅調査」集にも載せてあります。SHSは2002年には病名登録されました。SHSを予防するため、2003年に建築基準法が改正され、SHSはその結果急激に激減しました。

しかし、その後も私の外来には新築やリフォームに関連のない、先に挙げた身近な日用品などからの揮発物で健康被害を受ける患者が時々受診しました。全国的にも同じ傾向にあり、2009年にはCSも病名登録されました。

そして登場した「消臭・香りブーム」です。

名前は挙げませんが、きれいな女性タレントや元テニスプレーヤーがTVや新聞で広告している芳香柔軟剤、消臭除菌スプレーなどが家庭に広まりました。学校では制汗スプレーが大流行で、中年男性も「加齢臭」対策に消臭剤使わないと非常識といわれかねない雰囲気です。そのためCSが急増してきました。まさに「香害」です。

しかし、「消臭・香りブーム」を煽ったメーカーは、「安全性を確認した製品を製造販売している」として、CSの増加を無視しています。当院でもこの数年ではCS患者が倍増し、全道各地から受診や電話相談があり困惑しています。CSは一過性の軽症例もあるとは思いますが、そうした例は受診しないので実態は不明です。

受診する例は重症・難治例が多く、当院では障害年金を受けている患者は15人になりました。一、 二年毎の更新ですが、改善した例はほとんどありません。

更に休学・退学、別居・離婚、休職・退職・転職など不幸な転帰例は数多です。社会経済的環境の劣化で生活保護を受ける例も増えてきました。医療費ばかりでなく何らかの対策で生活費もかさみます。

勤労者に限ってみても、明らかに労災と思えるケースでも認定されたのはわずかで、良くて傷病手当金をもらってお払い箱です。

患者にとって理不尽なことであり、だれしもが予想もしていなかった病気です。まさに「新しい公害」と言えるでしょう。これらは社会的な損失であり、CSの予防や治療、支援などに関して、もはや政策的な対応が必要な段階にあると思います。

化学物質過敏症(CS)について

最近匂いのきつい衣装の女性~時に男性とすれ違うことはありませんか。
2012年頃より各地の消費者センターへ、「柔軟仕上げ剤」で頭痛や吐き気が出るという苦情が急増していますが、皆さんの周りではどうでしょうか。私は道新の取材を受け、CSの連載記事の冒頭に載りました(2017.3.22)。関心を持たれている先生もおられると思いますので、この機会にCSについて寄稿します。

症例提示

最近私の経験した例を紹介します。児童例ですが、元々アトピー性皮膚炎でしたが、明るく元気な園児でした。年長から園内で皮膚の掻痒と咳が出現するようになり、大好きな幼稚園を止む無く退園しました。

入学してからも級友とは仲良くしていましたが、学校でも同様の症状が誘発されます。自宅ではほぼ快適に生活できます。

また通学路、スーパーの洗剤コーナー、地下鉄の中でも誘発されます。経過から柔軟剤の臭いが誘因とわかりました。学級には他に柔軟剤の臭いで体調不良が出るような子はいません。母親も柔軟剤、化粧品などで頭痛や吐き気、全身倦怠感などが誘発されます。

患児は珍しいことに柔軟剤に含まれることのある有毒なイソシアネートの特異的IgE抗体が陽性でした。
イソシアネートの影響は不明ですが、少なくとも暴露を受けていたという実証です。

学校側では「柔軟剤で健康被害がでる児童がいるので自粛に協力を」と呼びかけるポスターなどを掲示し、また換気を徹底していますが、その子にとってまだ十分とはいえないようです。 

化学物質過敏症の最近の傾向

私は90年代後半よりシックハウス症候群(SHS)に取り組んできました。

2000年から厚労省の研究班(故飯倉洋治昭和大学小児科教授)の協力研究員を数年務め、「アトピー性皮膚炎など室内環境が関係する疾患への対策研究会・北海道」に参加・運営してきました。そこで新築やリフォームでSHSを発症した症例を検討してきました。

その症例の中に、誰もが使う洗剤、化粧品、芳香剤、防虫剤、スプレー剤、家具などの日用品に反応して多彩な症状を起こす例~CSへの進展例~を経験してきました。自宅ばかりではなく学校や園、職場でも発生しました。

これらの症例については、先の研究会の「患者宅調査」集にも載せてあります。SHSは2002年には病名登録されました。SHSを予防するため、2003年に建築基準法が改正され、SHSはその結果急激に激減しました。

しかし、その後も私の外来には新築やリフォームに関連のない、先に挙げた身近な日用品などからの揮発物で健康被害を受ける患者が時々受診しました。全国的にも同じ傾向にあり、2009年にはCSも病名登録されました。

そして登場した「消臭・香りブーム」です。

名前は挙げませんが、きれいな女性タレントや元テニスプレーヤーがTVや新聞で広告している芳香柔軟剤、消臭除菌スプレーなどが家庭に広まりました。学校では制汗スプレーが大流行で、中年男性も「加齢臭」対策に消臭剤使わないと非常識といわれかねない雰囲気です。そのためCSが急増してきました。まさに「香害」です。

しかし、「消臭・香りブーム」を煽ったメーカーは、「安全性を確認した製品を製造販売している」として、CSの増加を無視しています。当院でもこの数年ではCS患者が倍増し、全道各地から受診や電話相談があり困惑しています。CSは一過性の軽症例もあるとは思いますが、そうした例は受診しないので実態は不明です。

受診する例は重症・難治例が多く、当院では障害年金を受けている患者は15人になりました。一、 二年毎の更新ですが、改善した例はほとんどありません。

更に休学・退学、別居・離婚、休職・退職・転職など不幸な転帰例は数多です。社会経済的環境の劣化で生活保護を受ける例も増えてきました。医療費ばかりでなく何らかの対策で生活費もかさみます。

勤労者に限ってみても、明らかに労災と思えるケースでも認定されたのはわずかで、良くて傷病手当金をもらってお払い箱です。

患者にとって理不尽なことであり、だれしもが予想もしていなかった病気です。まさに「新しい公害」と言えるでしょう。これらは社会的な損失であり、CSの予防や治療、支援などに関して、もはや政策的な対応が必要な段階にあると思います。 

 

 CSの診断について 渡辺一彦医師の札幌医師会通信2 (札幌の渡辺一彦医師が、札幌医師会通信2017年9月号に投稿したものです)  より


CSの診断について

ほとんどの人は臭いがきつくても不快感だけで無症状で、その場を離れれば済みます。しかしCS中には頭痛や眩暈、吐き気などが出たりする人もいます。また長時間吸入することにより、全身倦怠感、脱力感などで寝込んでしまう人もいます。

臭いは化学物質ですが、有害性の低いものでも一部の人間には上記の症状を誘発させることがあると認識しないと診断ができません。
CSは様々な統計で数%といわれています。決して珍しい病気とは思えません。

確かに中高年の女性に多いのですが、男性にもまた学童でも罹患します。周囲には大げさな人、 神経質な人、 「変人」と嘲られ孤立を深めています。症状そのものは多彩で、受診された患者さんには転院例が多く、自律神経失調症、更年期障害、身体表現性障害、不安神経症、パニック障害、うつ状態などと診断されていることがあります。

確かに症状はその通りです。しかしそのような前提の治療の効果はほとんどありません。化学物質と症状の因果関係を検討しなければ見逃します。CSは初期であれば、誘因の回避、除去で症状が軽快し、再暴露で再発することがはっきりしています。周囲の理解があり、協力次第では全く普通の生活が送れます。

しかし、誘因の回避が困難であると、症状は多彩になり、重症化し、誘因の物質が拡大し、より低濃度で発症してきます。こうなると鑑別も困難で容易に診断が下せません。しかも病悩期間が長く、重症化すればするほど、先に挙げた精神疾患が続発してきます。

中には慢性疲労症候群、線維筋痛症も併発していて、その科の先生と共同で診ている患者もいます。病名登録にはない「電磁波過敏症」すら合併することもあります。無臭症の人でもCSは発症することがあり、単なる嫌な臭い、きつい臭いなど臭いそのものがCSの誘因ではないということが理解できます。

また無臭の化学物質でも誘因になります。くどいようですがあくまでCSの誘因は皮膚・粘膜に接触した、また脳内に侵入した化学物質であり、心因性ではありません。診断のためには問診は非常に重要であり、時間がかかります。専門的には眼神経的な検査などもありますが、行える施設は国内でも数か所に限られます。 

 

渡辺一彦医師の札幌医師会通信に投稿されたCSについて3  (札幌の小児科の渡辺一彦先生が札幌医師会通信2017年9月に投稿したものの転載になります)  より

CSの治療と対策

薬物療法で化学物質にたいする過敏性を完治した例は私の経験ではありません。有効な治療は誘因物質を回避、排除した適切な環境で生活、労働することですが、その適切な環境を得ることが

重症化したケースでは困難なのです。アスファルト臭や車・ストーブの排気で外出も出来ません。中には樹木や草から発生する臭い、ヒトから放散する微量生体ガスにも影響される深刻な例あります。

ですからCSの治療・予防のため、社会がその存在を認め、CSのための環境づくりが必要です。CSは環境の「カナリヤ」的存在であり、CSにとって良い環境は、万民にとっても良い環境なのです。

受動喫煙の健康被害が認知され、分煙、禁煙が社会的な流れになってきましたが、まさにCSにも同じことが言えると思います。先の香料に関しても被害者がいる以上、製造・販売・使用に何らかの規制が必要です。なおCS患者は受診にも一工夫が必要です。

通常の医療機関、介護施設に入れない、また長時間滞在できない例が目立ちます。当院では基本的にまだ患者が来ない朝8時頃に受診させ、しっかり換気した状態で迎えます。院内は抗酸化剤を塗布していますが、それでも院内では吸着剤入りのマスクを着用しなければならない患者がいます。

過敏な人では院外で診ることもあります。診る方も大変です。この拙文がCSに関心を寄せるきっかけとなれば幸いです。

 

 

 札幌市白石区 渡辺一彦小児科医

「ある商品が原因になって一定の人たちが健康被害を受けることが確実なときその商品はたとえ大多数の人たちにとって有益だとしても欠陥商品だ。そのような商品を開発・販売することは企業倫理として許されるのだろうか」 週刊金曜日 2016/6/3 




コメント (2)

香害被害者の皆さまへ【衣類から柔軟剤の悪臭を抜く】脱臭方法まとめ (自己責任でお願いします) 

2017-11-09 | 公害

 

追記 11/11

化学的中和 脱臭後に、香料の匂いは消えても、うすいケミカル臭が残ることがあります。
汚染の程度にもよりますが、重度の化学物質過敏症の方は、反応するかもしれませんので、冒頭にお知らせしておきます。
香料の匂いだけでも消したい方にはどうぞ。

 

ツイッターでは、ほそぼそと発信しております、ブログ風の谷の管理人です。

最近、柔軟剤や消臭剤などの人工香料の悪臭が引き起こす健康被害が社会的な問題となっております。こちら

しかしながらそれを気持ちの問題にすり替えるようなテレビ番組や報道も出始めました。とんでもないことです。原因は外にあるのです。管理人はこの問題を解き明かすため新しくブログをつくりたいと思っていますが、体力の問題もあってまだ準備が出来ていません。

そこで今日は、柔軟剤の香料が付着し悪臭を発するようになってしまった衣類の洗濯についてだけ、こちらで紹介しようと思います。

衣類から発する柔軟剤の化学物質臭に困っている人がたくさんいます。ツイッターにもたくさんの化学物質アレルギーの方の悲鳴が上がっています。

衣類に付着した柔軟剤を落とせないことに絶望する人が急増。どうやってもその臭気を落とせず、結局衣類を捨てなければならないなんて、余りにも理不尽過ぎます。

この脱臭洗濯方法については、柔軟剤臭が移染した衣類を、私が何度も自宅で洗濯し、調べた実験結果のようなものです。ツイッターでも報告をいただきました。

あくまで「自己責任」で洗濯してみてください。あの強烈なケミカル臭がなくなれば、お気に入りの衣類も捨てずに済むかもしれません。

最近の柔軟剤や合成洗剤や消臭スプレー、消臭ビーズなど人工香料の化学物質がついてしまった衣類は、CS患者だけでなく普通の人にとっても不健康です。

 

【衣類から柔軟剤の悪臭を抜く 脱臭方法まとめ】

柔軟剤のにおいがついてしまった衣類(汚染度は中~小程度)を用意する。

 

①クエン酸水溶液をバケツにつくり、完全に浸す。つけ置き。

②1時間程度浸す(汚染度中~大は、長めにつけ込む)

③軽く絞ってざっと水ですすぐ

④セスキか炭酸塩で手洗い、または洗濯機で普通に洗う。汚れがついてる場合は粉石けんをつけて手もみ洗い。

⑤すすぎをしっかりする

⑥干す(できたら日光に当てる)

 

以上です。

※完全に濃い柔軟剤や消臭ビーズに漬けられて、猛臭となった衣類についてはこのブログの一番下をご覧下さい。

※色落ち等の問題はわかりませんのであくまで自己責任でお願いします。

※クエン酸を使いますので塩素系漂白剤は混ぜないようにご注意ください。

※柔軟剤臭のしない衣類とは完全に別に洗ってください。

 

酸とアルカリで中和して、臭気をなくすやり方です。

 

これに行き着くまでは、重曹で洗ったり、洗濯機にセスキと酸素系漂白剤を入れて洗ったり、石鹸でもみ洗いなどあらゆることを試しましたが、柔軟剤の臭気が完全に消えることはありませんでした。むしろ、濡らせばものすごい臭気が揮発し戻ってくる始末。

はじめから通常の洗濯では簡単には落とせないように開発されて作られていたのです。もう実に迷惑です。化学を専門に勉強している人間が、洗濯物からずっと匂いの微粒子を放出し続ける仕組みを考えたのです。「香料の化学物質によってアレルギー症状が出るので、そんな匂いを嗅ぎたくない」という人に対しても、無理やり匂いを長時間嗅がせるという仕組みを、化学的に作り出したのです。

繊維製品用液体仕上げ剤組成物 - 特開2008−7872

専門用語がたくさんならんだ特許技術の詳細を読むと、猛毒な成分名(イソシアネート)もありました。

こういった「香り成分を包む合成樹脂のマイクロカプセル」という特許技術も、科学技術の適用の尺度が間違っている典型的な例と言えます。

こういったものを開発する企業エンジニアは「公害」を生み出す加害者です。

柔軟剤を使う人だけじゃなくて買ってない人、CS患者(化学物質過敏症、化学物質アレルギー患者)にまで、有毒成分を撒き散らして迷惑をかけ、環境を汚染します。家庭からの洗濯排水は最後には海に流れていくのですから。

「ちょっと試してみようかな」という程度の興味で柔軟剤や消臭ビーズを使うと、洗濯機の内部も衣類もぜんぶ化学物質で汚染されてしまいます。臭いがずっと残ってしまいます。

今の柔軟剤メーカーが悪質なのは、一度使ってしまうとどう洗濯しても落ちないレベルの強い化学物質が衣類に残留してしまうということを隠して、「香り長持ち」という謳い文句で売っているところです。消費者は何もわかっていません。まさかこんなに強くて臭い匂いがついてしまうなんて想像できないのです。CMは嘘ばかり。

柔軟剤が「洗濯中に安定で衣類に強く付着し乾かしても長持ちする」ということは、 柔軟剤が「洗濯しても落とせず、乾かしても消えない」ということ。

こんなことを柔軟剤の「性能」なんてあたかも「いい働き」のように表現しているのです。「性能」なんかじゃなくて「迷惑な性質」をメーカーが化学で作り出したのです。

柔軟剤の「香り長持ち」という性質は、もしその香りが体に合わなかった場合は、落とせないのですから困ることになります。

 

香害(こうがい) そのニオイから身を守るには
 岡田幹治
金曜日



柔軟剤にしっかり浸された衣類の臭気は、通常の洗濯では落とせません。

こちらをご覧ください。

臭気発生源及び悪臭防止対策  2010年6月 社団法人におい・かおり環境協会  より

脱臭方法として 薬液洗浄法「臭気物質を薬液(酸、アルカリ)と接触させ、化学的中和により、無臭化する」とあります。

 

私ははじめこれを知らなかったので、ずいぶんいろいろ試行錯誤しました。ですがその結果よくわかりました。

 

酸は、クエン酸を使います

【量り売り】石けん百貨 クエン酸 (2kg)
 
生活と科学社

アルカリは、セスキ炭酸ソーダか炭酸ソーダ(=炭酸塩、炭酸ナトリウム)を使います

【量り売り】石けん百貨 セスキ炭酸ソーダ (1kg)
 
生活と科学社
   

 

【量り売り】石けん百貨 炭酸ソーダ(炭酸塩) (3kg)
 
生活と科学社

 

今まで合成洗剤以外で洗濯したことがなかった人はわかりにくいと思いますのでここを参考にされてくださいね。

この柔軟剤問題をきっかけに、洗濯方法自体を勉強しなおし、石けん洗濯やアルカリ洗濯を学ぶ機会としましょう。

合成洗剤も無香料の柔軟剤も合成界面活性剤ですから、健康と環境のためにもう卒業しましょう。

 

重曹・セスキ・炭酸ソーダ(炭酸塩)の比較  より

3つのアルカリ剤、セスキ、重曹、炭酸塩。これらの、使い勝手の違いや化学的な性質の違いをまとめました。使用する際のご参考にどうぞ。

重曹、セスキ、炭酸ソーダいずれにも消臭効果がある。これは、酸性のにおい物質がアルカリ性で中和されるため。

 

 

もっと言えば、アルカリも酸素系漂白剤も工業製品なのでできるだけ使いたくないんですけどね。

柔軟剤の化学物質を撒き散らされているため仕方なく、脱臭のために使っています。

 

完全に濃い柔軟剤や消臭ビーズに漬けられて、猛臭となった衣類については、これは最終手段なのですが、竹酢液(蒸留済)をクエン酸水溶液の中に少し垂らすと、臭いを軽減できると思います。そのあとは普通に洗えば竹酢液自体の強烈な匂いはほぼ消えます。

 
 
 
 実際に自分でやってみてうまくいったという実験報告、コメント欄でお待ちしています!
 
 
追記 
 
 

柔軟剤の香料はイソシアネート等のマイクロカプセルに包まれている。籠型のトウモロコシ澱粉をイソシアネート等で繋いだ吸着剤に入れてからカプセルで包んだものもある。       
この写真は、国内で流通している柔軟剤で洗濯して太陽で乾かした布の繊維に接着しているカプセルとその内部のトウモロコシ澱粉シクロデキストリン・イソシアネート等の鎖状ポリマーらしきものが写っている。 

洗濯機で濯いでも落ちないのだから強く接着できるように、ポリウレタンとして固まりきらないプレポリマーイソシアネートに違いなく、接着できるように活性で有毒なイソシアネート基が残っているだろう。
乾いた後で布を揉んだらマイクロカプセルは破れて萎れた。香料は外に出て行ったろう。残ったポリウレタン・カプセルは、日光や、着物がこすれることや、温まることで揮発しやすい小さい分子に分解する。香りが失せてもまだ有害だろう。

イソシアネートは特段に薄い濃度の空気中汚染でも、多くの人がアレルギーを起こすので有名な化合物だ。

喘息のような咳の発作や目や鼻や喉など粘膜が炎症を起こしたり、皮膚も炎症を起こしたり色が変わったりする。肺から血液に入って全身を回り、呼吸器、心臓、脳、に多く集まり、腎臓、泌尿器、肝臓、脾臓にも集まる。中枢神経機能の変調も知られているし、血管収縮で心臓発作も起きそうだ。塗装作業や発泡断熱材吹付け作業で即死した例も知られている。慢性的には間質性肺炎になって回復不能となり、酸素ボンベを引きずって暮らした末に死に至ることもある。喘息発作で急死もある。失明の恐れも考えられる。

 
 
追記 11/17
 「リンク先のライオンの特許出願ですが、特許請求の範囲として、マイクロカプセルの素材をアクリル系とメラミン系とウレタン系でおさえてありますが、実際商品化したのはウレタン系ではないようです」

というコメントが来ました。
もはや自分がどこのメーカーの柔軟剤を吸わされ、付着させられているか不明なので、マイクロカプセルの素材がなんであっても、困っていることには変わりありません。
街を歩けばいろんな柔軟剤の粒子が飛んでいるので、いつ、誰から、どの素材のマイクロカプセルを吸わされたか、そんなことは同定できません。
柔軟剤に徐放技術を適用したことが間違いであるということです。
被害者にとっては、全メーカーがそれをやめること以外に、助かる方法がないと言えます。


 
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<アスクル火災>鎮圧と発表されたあとに再燃。倉庫火災の消火の困難さを示す

2017-02-26 | 公害

アスクルHPを見ると、22日に鎮圧したと言っておきながら。まだ完全には鎮火してないんですね。

2017年02月26日 弊社物流センター火災に対する対策について(第10報)  



NHKのアスクル火災についての報道

アスクル倉庫火災 国の専門家が消防と原因調査
アスクル倉庫火災 国の専門家が消防と原因調査 2月23日 17時52分
NHKはこれ以降、報じていません。
ですが実際は

2017年2月24日(金) 埼玉新聞 <アスクル火災>3階で再び炎、強風影響「全体の鎮火、数日遅れる」

 三芳町上富の事務用品通販大手アスクルの物流拠点「アスクルロジパーク首都圏」の倉庫火災は24日、発生から丸8日が経過した。この日も残火処理に当たったが、午後6時現在、鎮火には至っていない。

 入間東部地区消防組合によると、同日朝、強風の影響により空気が入り込み、倉庫3階東側で炎が出た。3階は屋根が落ち込んで消防隊員が近づけない場所が多く、商品も山積みになっていることから、機械で熱源を探索しながら放水。1、2階はほぼ鎮火しているものの、今回の再燃により「全体の鎮火は数日遅れる見通し」としている。

 

アスクル火災、3階でまだ炎…残り火に放水続行

2017年02月25日 07時02分 読売新聞

埼玉県三芳町のオフィス用品通信販売大手「アスクル」物流倉庫の火災で、入間東部地区消防組合は24日、消防車4台、消防隊員16人を出動させて、倉庫内の残り火の消火活動を行った。

 1、2階はほぼ鎮火しているものの、3階では、この日も2か所で炎が上がり、同組合が放水を行って消火した。

 同組合によると、最初に炎が確認されたのは早朝で、倉庫3階東側スロープの接続部近く。消防隊員が内部に進入して、消火作業を行った。さらに、午後にも、この近くで、天井の一部が崩落した場所から火が出ており、はしご車からの放水で消火した。

 同組合では、倉庫内の温度を調べる作業と、3階を中心とした残り火の消火作業を25日も続ける方針。鎮火後に安全が確認されてから、東入間署と実況見分を行って、倉庫の詳しい構造や出火原因、延焼経路などを調べる。

 

 

 

 

 

 

 

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(アスクル火災)「有毒ガス」が出ている時に報じず後出しするメディア。住民はのどの痛みや吐き気・頭痛

2017-02-23 | 公害

(管理人より)火災発生から6日たってようやく鎮火したアスクル倉庫の火災。今回のアスクル火災について、余りにもメディアの誘導がひどいので指摘しておきます。

火災発生時は、どの局の報道でもソーラーパネルや倉庫内の危険物については触れませんでしたが、流石にそれはおかしいという意見がツイッターで拡散したため、少しずつソーラーパネルについても、局が触れるようになりましたが、あくまで表面的な報道で肝心なことは突っ込まないという状態が今もずっと続いています。

そのようなおかしな報道ばかりですが、わずかに問題に触れている記事を引用しておきます。つまり問題が起きている当日に報じられているのではなく必ず後出しで、誘導付きということです。 


アスクル倉庫 再び小さな爆発
02月20日 19時08分 NHK  

オフィス用品の通販大手「アスクル」の埼玉県三芳町にある物流倉庫で起きた火災は、出火から4日がたちました。
20日からは消防隊員が倉庫内に入って消火活動を行っていますが、午後に再び小さな爆発が起きたうえ、保管されているコピー用品など大量の商品が燃えているため、どこで火がくすぶっているのかわかりにくくなっていて、消火活動は難航しています。

埼玉県三芳町上富にあるオフィス用品の通販大手「アスクル」の3階建ての物流倉庫で起きた火災は、2月16日の出火から4日がたちました。
消防によりますと、のべ床面積およそ7万2000平方メートルのうち、これまでに東京ドームとほぼ同じ広さの4万5000平方メートルが焼けたということです。
消防が、けさ、倉庫内を調べたところ、火は上がっていませんが、2階と3階のところどころで白煙が上がっていて、消防隊員が空気を補給できる特殊な機材を持ち込んで消火作業にあたっていました。
しかし、20日午後1時前に3階の南東側で再び小さな爆発が起き、消防隊員が一時、外に避難しました。
さらに倉庫内は広く、保管されていたコピー用紙など大量の商品が燃えているため、どこで火がくすぶっているのかわかりにくくなっていて、消火活動は難航しています。
消防は、引き続き安全を確認しながら慎重に消火活動を続けています。アスクルによりますと、火災が起きた倉庫は3階建てで、のべ床面積はおよそ7万2000平方メートルあり、コピー用紙や文房具など、およそ7万種類の商品を保管していたということです。

1階に通用口があり、トラックが商品の積み込みなどを行うスペースが広く取られていて、商品の大半は2階と3階に保管されていました。
消防が火災を覚知したのは、今月16日の午前9時すぎで、「1階の段ボールから火が出た」という通報でした。
消防によりますと、消火活動が始まったあと、早い段階で1階と2階の天井の一部が崩れ落ち、火は建物全体に燃え広がりました。
さらに、屋上に敷き詰められていたソーラーパネルにも引火したということです。

消火活動は、2階と3階に窓がほとんどないことから、外からしか放水できず、難航しています。消防は火災の翌日から、重機で2階と3階に穴を開けて、内部への放水を始めました。
そして、18日の夜には、いったん2階部分の火を消し止めることができたということです。
しかし、19日の午前0時13分と15分に、3階の南東部分で、保管されていたスプレー缶に引火したとみられる2度の爆発があり、ふたたび火が強まりました。
その結果、これまでに全体の6割以上にあたる、4万5000平方メートルが焼けたということです。
消火活動が長期化している理由について、消防は建物の2階と3階には窓がほとんどなく、外からの放水が難しく、屋上にはソーラーパネルがあり、水をかけると、消防隊員が感電するおそれがあるため、直接、放水することができませんでした。
さらに建物の中の温度が一時、500度に達し、熱で壁がゆがむなど倒壊のおそれもあり、慎重に活動する必要があったとしています。アスクルの物流倉庫の火災で消火活動にあたっている入間東部地区消防組合西消防署の柿島勝巳署長は、20日現場で取材陣に対し「徐々に火が収まっている状況にあると思われ、消防隊員が様子を確認しながら内部に進入して消火活動にあたっている」と現在の状況を説明しました。そのうえで「鎮火のめどは立っていない。近隣の消防の応援をもらいながら、全力で消火活動にあたりたい」と話していました。

 動画で初めてソーラーパネルについてテロップが出ました。ソーラーパネルに放水すると消防隊員が感電する恐れがあるのでできなかったということを記事では認めています。

消火活動の妨げになっていたということです。

しかし付属の動画の内容とWEB記事が全く同じではありません。NHKではこういうことはよくあります。

そして、今日2/23の朝日新聞にはじめて「有毒ガス」について触れていますが、なんというか腰の引けた記事。 

アスクル火災なぜ長引いた 住民「家の中、すすだらけ」
小笠原一樹、佐藤祐生、木村司2017年2月23日04時03分 朝日新聞

 埼玉県三芳町の事務用品通販大手「アスクル」の物流倉庫で起きた火災は、出火から6日後の22日、ようやくほぼ消火された。なぜこれほど長引いたのか。

 「本当に申し訳ありません。初期消火の段階で止められなかった」。22日午後、アスクルの岩田彰一郎社長は、火災が起きた倉庫の近くで報道陣に頭を下げた。

 入間東部地区消防組合によると、火災は16日午前に発生。岩田社長らによると、出火場所とされる1階の北西側角付近は、使用済みの段ボールを置いておく場所で火の気はないという。倉庫内は禁煙で、倉庫区画とは分離されたところに喫煙所があった。

倉庫内では当時、400~500人が勤務しており、男性従業員2人が熱い煙を吸って病院に搬送された。火は2、3階へ燃え広がり、22日午前9時半にほぼ鎮火するまでに、鉄骨3階建て倉庫の延べ床面積約7万平方メートルのうち、約4万5千平方メートルが焼けた。パソコンや文房具、洗剤など約7万種類が保管されていたという。

 消防は完全な鎮火に向け、倉庫の一部を重機で壊し、倉庫内で放水を続けているが、作業終了のめどは立っていないという。

 三芳町は一時、周辺6世帯16人に避難勧告を出し、県によると3世帯10人がホテルなどに避難した。近くの主婦(50)は、ぜんそくをもつ小学5年の長女(11)を同級生宅に泊まらせた。「黒煙で、家の中にいても鼻の中が真っ黒。のどの痛みや吐き気、頭痛もあった。家の中はすすだらけで、布団も買い替えようか考えている」と話した。煙のため、ずっと家にいたという男性は「(火災まで)倉庫の中で何を扱っているか、何も知らなかった。地域に会社をもっと開放してほしい」と話す。

 総務省消防庁によると、倉庫には、消防法施行令でこの規模の倉庫に設置が義務づけられている消火器、屋内・屋外消火栓、自動火災報知設備、誘導灯が備わり、1階の一部にはスプリンクラーも設置されていたという。なぜ燃え広がったのか。

 消防によると、窓や出入り口などが少なく、延焼部分に直接注水するのが困難だった。一時500度にもなる熱気や有毒ガスが立ち込めたり、崩落の危険が増したりしたことで倉庫内に入るのも難しかったという。

 建物の特性も影響した。広い倉庫の随所に商品棚があり、食用油や紙類など燃えやすい物も多かった。19日未明には3階にあったスプレー缶に引火したとみられる爆発、20日午後にも破裂音がして、消火を妨げたという。

 大型倉庫の火災は過去にもある。1991年には東京都足立区の靴の倉庫が4日間燃え、靴やサンダルなど150万足が焼けた。ネット通販の拡大で、都市部の高速道路周辺では今回のような倉庫が増えている。

 東京理科大学大学院国際火災科学研究科の池田憲一教授(耐火構造)は「そもそも可燃物が多く、窓が少ない倉庫の火災は、長期化が宿命だ。火災の感知や初期消火など、消火活動の基本を改めて確認することが大切」という。「火災感知設備の増強、初期消火のためのスプリンクラー強化、消火ロボットの普及などで火災を防ぐことはできる。ただ、耐火設備を万全にすればそれだけコストがかかる。消防や防災の専門家、経営者、倉庫の管理者で、どこまで備えるかを議論することが重要だ」(小笠原一樹、佐藤祐生、木村司)

 

「黒煙で、家の中にいても鼻の中が真っ黒。のどの痛みや吐き気、頭痛もあった。」とありますので、煙を吸い込んだ住民には実際こういった健康被害も出ているということです。

「一時500度にもなる熱気や有毒ガスが立ち込めたり、崩落の危険が増したりしたことで倉庫内に入るのも難しかったという。」とありますので、「有毒ガス」が出ていたことを認めています。どうして有毒ガスが出ている時に言わないのか!

その有毒ガスが煙となって周辺に流れたことには触れていないお粗末な記事。

何が燃えたことで有毒ガスが出たのか、500度になったのかについて書かない。専門家もそこに触れない。

近隣住民は「(火災まで)倉庫の中で何を扱っているか、何も知らなかった。」と語っています。近隣住民も何が燃えているか知らないまま煙を吸わされたということです。

広い倉庫の随所に商品棚があり、食用油や紙類など燃えやすい物も多かった。19日未明には3階にあったスプレー缶に引火したとみられる爆発と記事にあります。

これは明らかに誘導だと思います。食用油や紙類など燃えやすい物、スプレー缶が燃えたと思わせる。実際には、ガスボンベが爆発しています。

倉庫内にはその他の爆発物や劇物、燃えてはいけない化学物質や重金属を含む工業製品も大量に保管されていたこと、それらが燃えてしまったことを言わないなんて・・・・

もはや良心を失っているとしか思えません。どうしても、紙類や食品や化粧品が燃えたことにしたいという意図がバレバレなんです。

さらに、NHKは「異臭がするということで町からマスク1枚支給」と報じました。近隣の中学校長がそうコメントしています。

問題は煙の有害性です。それを「異臭」だからマスクということにしています。

「有害な煙を吸わないようにマスク」と言わないといけないのに。しかも1枚だけなんて・・・

 

これから水質検査、土壌検査をするべきと思います。

本当は県がエアサンプラーを使って、空気を引っ張って有害物質の有無を調べるべきだったと私は思います。

そういうことを県民や市民が行政に要求しないと、命と環境は守れません。

 


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(アスクル火災)地響きとともに大小30回以上の爆発音、午前3時頃まで続く「花火が打ち上がった位ドーンドーン」

2017-02-20 | 公害

 

アスクル倉庫火災 延焼続く フジテレビ系(FNN) 2/20(月) 6:35配信  より

 

 

 

  

夜中に地響きと爆発音30回以上、「眠れない」 読売新聞
2017年02月20日 08時00分 読売新聞

消火作業が続いている埼玉県三芳町のオフィス用品通販大手「アスクル」物流倉庫の火災で19日未明、大きな爆発音が2回鳴り響いた。

 現場で消火作業に当たっていた消防隊員約40人が一時避難し、危険が及ぶ可能性があった倉庫西側の3世帯7人に対して同町が避難勧告を出して、2世帯6人が避難する事態となり、住民らからは不安の声が上がった。 入間東部地区消防組合やアスクルによると、爆発音は倉庫南東部3階で起こり、保管されていたカセットコンロ用ガスボンベや整髪料・化粧品のスプレー缶などに引火したとみられている。

 住民らによると、19日午前0時過ぎから、地響きとともに大小30回以上の爆発音が聞こえ、午前3時頃まで続いていたという。

 倉庫から約50メートル先に住む住宅清掃業の女性(69)は「大きな爆発音で目が覚めた。何十回も響き、眠れなかった」と振り返った。この女性は「外に出ると真っ黒な煙が上がり、はしご車が3台ぐらい来て消防隊員も慌てた様子だった。家の中にいてもエアコンから煙が入り、臭いが充満して困る。洗濯物も干せない」と語った。

 避難した住民6人は、倉庫から約1・5キロ離れた町立中央公民館で夜を明かし、日中、ホテルなどに移動したという。「爆発の音が大きかった」と不安そうだったという。(岡本遼太郎、植村信介) 

 


(管理人より)アスクル火災で爆発音が30回以上起きていました。やはりガスボンベに引火しています。 倉庫3階の雑貨というところに新品のガスボンベが大量にあったと思われます。

「大きな爆発音で目が覚めた。何十回も響き、眠れなかった」こんなひどい状態!そのとき 行政はどうしてたんでしょうか? 

アスクル火災 行政の動きをまとめてみました。

埼玉県三芳町ホームページより 

新着情報 

 

今までで3回、煙に注意が出ていますが、どんな危険性があるかという具体的な注意では全くありません。☟ 

火災の煙というのはどんな人にとっても有害なのに「影響を及ぼすことも考えられます」という微妙な言い回し。

 

  

埼玉県ホームページより 

三芳町内アスクル物流倉庫の火災対応(2月19日_17時現在:報道発表)

 2月16日(木曜日)に入間郡三芳町で発生した アスクル物流倉庫火災について

 2月19日(日曜日)17時現在の状況について報道発表しました。

 ○ 報道発表資料(第6報)2月19日_17時現在(PDF:162KB)

 【過去の報道発表】
 ○ 報道発表資料(第5報)2月19日_10時現在(PDF:131KB)
 ○ 報道発表資料(第4報)2月18日_16時現在(PDF:160KB)
 ○ 報道発表資料(第3報)2月17日_16時現在(PDF:159KB)
 ○ 報道発表資料(第2報)2月16日_20時現在(PDF:164KB) 
 ○ 報道発表資料(第1報)2月16日_17時現在(PDF:156KB)

 

埼玉県も煙について、特にこれといった注意喚起があるわけではなく、どういう対応をしたかが書かれているだけ。煙は埼玉県全体に流れて言っているのに・・・・煙に壁はないのに。

越境してどこまでも流れていくということは、福島原発事故で学習済みのはずでは?

埼玉県特別機動援助隊(愛称:埼玉SMART)とは (愛称:埼玉SMART)の出動指示とありました。

埼玉県特別機動援助隊『埼玉SMART』  より

高度な資機材を装備し、特別の教育・訓練を受けた消防局(本部)の機動救助隊、埼玉県防災航空隊、災害派遣医療チームの埼玉DMAT(ディーマット)から編成される。

「高度な資機材を装備し、特別な訓練を受けた救助隊。県内の下記10消防(局)本部に所属する11部隊で構成されている」と書いてありました。

http://www.pref.saitama.lg.jp/a0402/smart/documents/h2804_s-smart.pdf  より

 

 これらを見て、自治体が本当に市民の命と環境を守る立場で動いているのか、みなさんはどう思われますか?

 マスコミも詳しく報じず、自治体もこのような状態。

これは三芳町のアスクル倉庫に限った事ではありません。あなたの町のプラントや倉庫でも起こるかも知れないのです。

そのとき自治体がどう対応して、地元メディアはどう報じるでしょうか?

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(アスクル火災)ソーラーパネルの種類はCISだった。出された在庫商品の配置図が不親切

2017-02-19 | 公害

アスクルHPより

2017年02月16日


第5報より

1.火災等の現況
(4)避難勧告について
2月 19 日(日)午前3時、三芳町より「アスクル西側3軒7名に避難勧告」が発令され、同日午前3時 40 分、6名が三芳町立中央公民館に避難していらっしゃいましたが、同日 14時現在、三芳町立中央公民館に避難されている方はいらっしゃいません(三芳町発表)。なお、引き続き三芳町立中央公民館は避難所として開設しており、弊社社員を派遣し対応にあたっております。

Ⅱ.新たなご説明事項
1.2月 19 日(日)に発生した爆発については、現時点において鎮火しておらず、どんな商品が爆発または燃えているか確認できておりませんが、スプレー缶が爆発した可能性はあると考えております。
2.避難勧告を受けた近隣にお住まいの皆様に対して、ご希望によりホテルを手配し、利用についてご案内させていただきました。
3.弊社の対応として、2月 16 日(木)出火後いち早く役員が現場入りし、当日 17 時 30 分から記者会見を行っております。順次、近隣にお住まいの皆様や町役場、消防、小学校などにお詫びの訪問をしております。
2月 17 日(金)には、近隣にお住まいの皆様専用の特設ダイヤルを開設し対応しております。(03-4330-5399)
4.現場においてマスクを配布しております。

(管理人より) 倉庫内の配置図がアスクルHPにあがっていましたが、これでは良くわかりません。電化製品とメディカル商材、大型雑貨が危ない気がしますが、細かい内容が書いてありません。


http://www.askul.co.jp/csr/environment/promise/promise3.html   より

「2014年5月期に稼動開始した「ASKUL Logi PARK 首都圏」には、ソーラーフロンティア社製CIS太陽光パネル(160w/枚)3700枚を屋上に設置し、2014年3月より発電を開始しています。」

と書いてあります。


インジウムは発ガン性 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001iz7t-att/2r9852000001izs5.pdf

セレンは有害大気汚染物質に該当する可能性がある物質 https://www.env.go.jp/chemi/report/h28-01/pdf/chpt1/1-2-2-09.pdf

こういった有害物質を含んだソーラーパネルが燃えているということです。

アスクル火災の一連の報道を見ると「出荷できないこと」が一番の問題のような扱いをされていますが、新品のあらゆる工業製品が燃えてしまったということは何重の意味で、膨大な資源のロスが生じているということです。それに加えて大気汚染、水質汚染の問題。そういったことに触れようとしないマスコミに対しとてつもなく深い闇を感じるのです。

NHKが肝心なことを言わない報道をまたやっています。動画と専門家の意見を入れて記事を更新しているようです。

燃え尽きるまではどうしようもないということです。

アスクル倉庫火災 出火から3日 鎮火のめど立たず 
2月19日 18時42分 NHK 

動画より

 

 

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アスクル火災。FNNとNHKがソーラーパネルについてわずかに言及。市民「家の中でも鼻が真っ黒」「喉、目が痛い」

2017-02-19 | 公害

 

  報告:井原伸之「屋根の太陽光パネルですが溶けて大きく形が変わっています」(音声のみ)

 

消火活動難航 「爆発」で避難勧告も
フジテレビ系(FNN) 2/19(日) 12:23配信

埼玉・三芳町の倉庫で16日に起きた火災は、丸3日がすぎた19日午前も燃え続けていて、19日未明、大きな爆発があったことから、近くの住人に避難勧告が出された。
16日午前9時すぎ、三芳町にあるアスクルの物流センターの倉庫で起きた火災は、丸3日たっても、鎮火のめどは立っていない。
19日未明には、2度の大きな爆発があり、炎や煙が再び激しくなったため、町は午前2時40分、近くの3世帯7人に避難勧告を出し、そのうち6人が公民館などに避難している。
近所の住民は、「黒煙を出しているので、家にいても鼻が真っ黒になる」、「洗濯物を全て室内でやっているが、それでも(煙の)臭いがつく」などと話した。
火は、倉庫内の3階に積まれている化粧品のスプレー缶に燃え移り、爆発を繰り返しているとみられ、消火活動は難航している。

 

アスクル倉庫火災 出火から3日 鎮火のめど立たず
2月19日 18時42分 NHK

長期化の理由は?
アスクルの物流倉庫で発生した火災は、火が出てから19日で、丸3日がたちましたが、鎮火の見通しはたっていません。なぜ消火活動が長引いているのか。消防によると、建物に窓がほとんどなく、放水が難しいことに加えて、19日未明に内部で爆発が起きて建物が倒壊するおそれがあるためだとしています。

消防が今回の火災を覚知したのは、今月16日の午前9時すぎ。「1階の段ボールから火が出た」という会社からの通報でした。消防がかけつけて消火活動を始めましたが、3階建ての建物の1階と2階の天井が早い段階で崩れ落ちたため、火は建物全体に燃え広がり、屋上に設置されたソーラーパネルにも引火して激しく燃え上がりました。

一方で消火活動は困難を極めています。建物の2階と3階には窓がほとんどなく、火が出ている場所に、直接放水することができなかったからです。
さらに建物の中の温度が500度に達するなどしたため、消防隊員が近づくこともできませんでした。

このため消防では17日重機を使って、2階と3階の壁に穴を開けて放水を始めました。この結果、18日の午後8時ごろには消防隊員が2階部分の火がほぼ消えたことを確認しました。ところが19日の午前0時13分と15分の2回にわたって爆発が起きました。3階の南東側に保管されていた大量のスプレー缶に引火して爆発が起きたと見られています。

爆発のあと火の勢いは大きくなり、倒壊のおそれがあることから外からの放水を行っていますが、鎮火のめどはたっていません。

 (管理人より)

アスクル倉庫の火災が発生して3日目にようやくFNNが屋根の上のソーラーパネルについて言及しました。現場上空のヘリからの報告で一言だけですが。

「屋根の太陽光パネルですが溶けて大きく形が変わっています」と。テロップにもなっていません。音声のみ。屋根の上のソーラーパネルはこの時点で、半分は燃え落ちているように見えます。NHKもようやく、ソーラーパネルに関して触れました。たった一行ですが⇒「火は建物全体に燃え広がり、屋上に設置されたソーラーパネルにも引火して激しく燃え上がりました。」

爆発音の原因が化粧品のスプレー缶などとなっていますが、この火災で中身が詰まった状態の大量の新品に引火しているわけですから、実際のところ、手がつけられない状態と思われます。

そもそも使用済みスプレー缶は穴を開けて中身を出してからゴミとして捨てなければならなりません。爆発の危険があるからです。中身が少し入ったスプレー缶たった一個であってもゴミ収集車で爆発という事故も起きています。そんな危険なものにガンガン引火しているのです。中の温度が500℃にもなると思います。

倉庫内にはまだまだスプレー缶以外にも爆発物、危険物はあるはずです。

倉庫内の在庫品の種類の聞き取りをすれば、爆発物の有無はわかります。倉庫内でのその棚の配置を確認すればいずれ火が回って行くことは想定可能。もっと早くに避難指示を出さなければならなかったのではないでしょうか。引火した場合、爆発するのはガスボンベやリチウムイオン電池もあります。そういった爆発の危険がある商品が他にも倉庫以内にあるかどうかを伝えないメディアの腐れぶりにも泣けてきます。

リチウムイオン電池は国策として膨大な税金を投入し進められているハイテク工業製品です。ソーラーパネルも同じ。だからマイナスになることを報じないのだと思われます。現場で消火作業に当たっている消防士が感電の危険があることを知らないはずがありません。実際アメリカでもソーラーパネルがのった倉庫火災が起こって全焼しているのです。

ソーラーパネルのために消火活動が阻害されている事実☟ 2013年

 September 03, 2013 at 3:17 PM, updated September 04, 2013 at 6:39 AM

Dietz & Watson warehouse blaze: solar panels hampered firefighting, officials say   より抜粋転載(翻訳は管理人)

Dietz & Watson warehouse の倉庫火災:ソーラーパネルが消防活動を妨げたと、当局は言う

バーリントン郡の燃えている倉庫の屋根にある7000枚以上のソーラーパネルは、消防士にとってあまりに危険であることがわかったと地元当局が明らかにした。 

デランコの消防長ロン・ホルト氏は、30万平方フィートのDietz&Watsonの屋根(日曜午後から炎上している)の上に消防士を派遣することを拒否した後、「我々は代替エネルギーがある建物を保存することはできないだろう」と、ニュージャージーの消防司令官のウィリアム・クレイマー氏に語った。

「ソーラーパネルはいくつかの理由から消防士にとって特に危険である」と、全米防火協会の部長であるケン・ウイレット氏は述べている。

「パネルへの電力供給を遮断できないため感電する可能性がある」とし、「換気孔をあけるために屋根の上に障害物がない経路を持っていないということは別の問題だ」と述べた。

ウイレット氏曰く「基本的にソーラーパネル(セルから成る)は太陽光線から発電を行い、そしてどんな灯り(街灯、投光器、消防士の懐中電灯など)でもパネルを起動させる。それらのパネルはとても効率的だ。」

クレイマー氏によると、Dietz&Watsonの火災とたたかった人たちは水の問題でも働きを妨げられていた。火災の大部分が今日までに鎮火できたとしても、建物は依然として消火ホースから水をかけられている。専門家によると、感電、それから屋根の上に広がっているソーラーパネルで滑ってつまづくことは、いわゆるグリーンと言われる建物の火災と戦う潜在的な危険のうちの2つに過ぎない。

火災にさらされた太陽電池は非常に多くの腐食性の煙やガスを発生する可能性があり、その吸入曝露による危険や、屋根の上のパネルの重量による構造的崩壊の危険もある。

 アスクルの火災とよく似ていますね。黒煙がすごい。最後は骨だけになっています。

Massive fire at Dietz & Watson warehouse in Delanco, New Jersey

 

ソーラーパネルが燃えると腐食性の煙やガスが発生するとアメリカでは報じているのに、日本はだんまり。恐ろしい話です。迷惑がかけられているのはご近所の人達。

有毒な煙を吸いこんで病気になったら訴訟になるのではないでしょうか?

アスクル倉庫の近隣住民の人たちの声を集めてみました。

 

上のFNN記事より

●近所の住民は、「黒煙を出しているので、家にいても鼻が真っ黒になる」、「洗濯物を全て室内でやっているが、それでも(煙の)臭いがつく」などと話した。

<アスクル火災>3日目も鎮火せず 周辺住民「眠れない」「心配」  埼玉新聞 2/18(土) 22:44配信  より

●住居兼事務所を構える会社員小笠原頼子さん(67)は「風向きが17日の夕方から北風になり家の中に煙が入ってきた。主人は『眠れない』『煙臭い』と言っていた。こんな状況が何日も続くと心配」とこぼした。 現場付近を休日の散歩コースにしている会社員男性(85)は「今日で3日目だ。でも消えそうにない」と途方に暮れたような表情だった。

<アスクル火災>喉、目が痛い…住民訴え 小学校も対応、社長ら謝罪  より

●倉庫の隣りで工場を経営する佐々木進さん(61)は「朝には消えていると思ったが、まだ煙が出ていた。24時間燃えるとは思わなかった。プラスチックの燃える臭いがした」と話す。女性従業員は「喉が痛いし、目も痛い」と煙の影響を口にする。

2日経った今も…「アスクル」火災 鎮火めど立たず テレビ朝日系(ANN) 2/18(土) 11:53配信  より

●近くの会社の人:「ビニールの焼け焦げた臭いがすごかった。早いところ鎮火してもらわないと困る」 

<アスクル火災>消火難航、倉庫倒壊の恐れ 毎日新聞 2/20(月)  より

●倉庫の南約100メートルに住む女性(74)は「倉庫から黒煙が押し寄せ、窓を閉め切っても煙の臭いがする。眠れない日が続き、普段の生活ができない」と話す。


こんなに煙が・・・所沢の方までくさい匂いがしているようです。吸い込んでいるということ。

そらまめ君のグラフ表示が消えていることに疑問を感じます。肝心な時にないなんて!

数値として 60、70、86など出ていますね。

 .

 

 

 

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埼玉県三芳町アスクル倉庫の火災。ついに屋根の上のソーラーパネルに延焼。倉庫内にはパソコンや洗剤なども

2017-02-17 | 公害

 

 

(管理人より)昨日2/16の朝9時にアスクル倉庫で火災が起きた後、ずっとツイッターで情報を更新していましたが、24時間経っても鎮火していませんので、やはりブログにまとめておきたいと思います。ソースが気になる方はツイートにリンクを貼っていますのでそちらで確認してください。

場所

●消防車など37台 

平成 29 年2月 16 日 アスクル株式会社 火災発生に関するお知らせ 作業員2名が救急車で病院に搬送され入院。その他3名が救急車内で手当て 

火災が起きた当初は、倉庫内の「コピー用紙やダンボールが燃えた」という報道でした。その後、倉庫内は燃え続け、少しずつ倉庫内にどんなものが入っているかということが各ニュースで出始めました。オンライン店舗の商品を見てもわかりますが、倉庫の中にはオフィス用品など7万種類も商品が保管されており、その素材も多岐にわたります。当然、紙製品だけではありません。

アスクルのHPのここを見ると、リチウムイオン電池やLEDや家電も扱っていたようです。バッテリーで検索かけると山ほど出てきます。リチウムイオン電池は危険物、爆発物なので引火したら消火が困難になることはわかりきっています。恐ろしいです。検索で柔軟剤や殺虫剤も出てきました。

文房具~紙、プラスチック製
パソコン~プラスチック プリント基板 液晶ディスプレイ
洗剤~合成洗剤=化学物質

このカテゴリーの商品が倉庫内にある可能性 

これらの倉庫内商品はすべて新品で燃えているわけですが、火災は、ある意味、産廃の野焼きと同じなんです。雑多なものが煙突やフィルターすらない状態で、その場で燃えてしまっているのですから。これらがごちゃまぜで燃えてしまったら、ダイオキシンだけでなく、未知の化学物質の有害な煙、つまりPM2.5になることは容易に想像がつきます。行政は周辺住民に注意喚起をしたのでしょうか?あれだけ中国からのPM2.5を騒いで、日常的に市民に「ごみ分別」を強制しておきながら、このような火災では無分別にあらゆるゴミを燃やしているのと同じことなのに、何も言わないのでしょうか?

倉庫の中には、あらゆる電子機器と化学物質、プラスチックで作られた製品がぎっしり。民家の火事よりも、ある意味、産廃置き場の火事よりももっと危険な煙かもしれません。工場火災なら原料が燃えたPMになりますが、火災が起きているのは出来上がった製品の巨大倉庫ですから多種多様な物質、成分がPMになります。

科学者やジャーナリストは何も言わないのでしょうか?この煙の危険性を誰も指摘しないのでしょうか?

メディアはヘリコプターを飛ばして、屋根の上も撮影しているのに、ソーラーパネルが設置されていることを言いません。現場の記者も言いません。 

さらに消火のために放水すれば、その水が汚染水になります。ごみを燃やすこと自体がそもそも危険な行為であるということがずっと隠蔽されてきましたから、市民にはこういった火災に対する危機意識もありません。

周辺にお住まいの方は、この火災の煙を吸い込んではいけない。洗濯物を干さない。マスクをして不要不急の外出を避ける。喘息や化学物質過敏症の方も要注意です。

そしてついに昨日の夕方~今朝のニュースの映像で倉庫の屋根の上のソーラーパネル(太陽光パネル)が燃えていることがわかりました。しかし映像だけでコメントはありませんでした。 現場を取材している記者が「目が痛い」と言っていました。破裂するような爆発音も。

 

 

 

 

NHK☟

 毎日新聞 

  

 さてここで、パソコンやソーラーパネルなどの電子機器が燃えた場合の問題を指摘しておきます。以前にブログでも書きました。

電子廃棄物=雑品スクラップの輸出規制強化へ、プリント基板から鉛、液晶からヒ素。汚染はどこでも迷惑

太陽光パネルが増えると消防士が感電・有毒ガス等の危険に晒される。東京消防庁はリスクを過小評価。

いったん物流倉庫が火災になったら、倉庫に保管されている新品のパソコンが燃えても、ゴミになったパソコンが燃えても、結果は同じこと。「難燃剤を含むプラスチックやプリント基板や液晶ディスプレイなどが燃えると有毒である」ことに変わりはありません。実際、電子廃棄物を野焼きでリサイクルしているアフリカや中国では大変な健康被害が起きています。

パソコンが火事で燃えたら、ヒ素がPMとなって環境中に出るということです。

 

総務省消防庁消防研究センターの資料に、ソーラーパネルが燃えると有毒ガスが出ることが書いてあります。☟

 

ソーラーパネルの含有量試験結果を見ると、鉛やヒ素、アンチモン、銅、スズ、亜鉛、銀など含まれます。 種類によっては インジウム、ガリウム、カドミウム、セレン、テルルなどの毒性物質を含んだソーラーパネルもあります。 ソーラーパネルを見ても何の種類か素人には判断不能です。アスクル倉庫の屋根のソーラーがどういった種類かもわかりません。 

ストリートビューでは、アスクル倉庫の屋根にソーラーパネルが設置されているのは見えませんし、倉庫に何が入っているかもわかりません。もし火事になり、それが燃えた場合、周辺住民は知らずに太陽光パネルやパソコンの燃えた有毒ガスを吸う可能性があるということではないでしょうか?

報道では、「物流への影響、けが人」だけを流していますが、深刻なのは「大気の汚染」です。

さらに、この火事になったアスクル倉庫のある埼玉県は、福島第一原発事故でまだらに放射能汚染された場所でもあります。

埼玉県の土壌汚染
(2013年9月)「埼玉県三芳町 町立体育館側溝手前に溜まった「路傍の土」  より  セシウム合計 3020±440 Bq/kg 

これは深刻です。まさに複合汚染。

●バンダジェフスキー博士
「体内に取り込んだCs137その他の放射性物質、鉛などの化学元素が長期にわたって作用した結果、子供の心内で発生した代謝障害と電気パルスの伝導障害の組み合わせは、将来死に至る病的機能障害の発生を促す好ましくない前駆症状である」

●野村大成 大阪大学名誉教授
「被曝した親から生まれた子どもが、誕生後にさらに被曝すると、ガンの発生が遺伝と環境の複合要因で多く起こる」

●西尾正道・北海道がんセンター名誉院長

「こういう多重複合汚染の社会になってきて、おそらく今2人に1人はガンになると言われていますが多分2・30年経ったら3人のうち2人はガンになります。僕はとっくに死んでますから若い議員さん方是非確かめてください。ガンがどんどん増える社会になります。」

  

ということで、アスクル倉庫周辺の方は 一応 そらまめ君でPM2.5の状況や風向きなどをご確認の上、どうか注意してお過ごし下さい。

発生から3時間経った頃の映像。

 

昨日の12時  赤い点

 

 

 周辺は畑、住宅地。風でどんどん流れて、空気や土や水を汚染していきます。

 

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水俣病原因企業チッソの廃水貯蔵施設跡の護岸の市道が崩れる恐れ。通称「八幡プール」は負の遺産

2016-05-01 | 公害

 

チッソの廃棄物処分場跡、護岸役の市道にひび

熊本日日新聞 2016年05月01日

熊本地震によって、水俣病の原因企業チッソの廃棄物処分場跡(水俣市、通称・八幡プール)と不知火海を隔てる市道が崩れる恐れが強まり、市が警戒を強めている。チッソはかつて八幡プールにメチル水銀を含む排水を貯蔵していたことから、埋め立てられた現在も土壌に汚染が残っているとみられる。老朽化のため、市は護岸の役割を果たす市道の改築を計画していたが、度重なる地震でコンクリートのはがれやひびが拡大している。

 八幡プールは水俣川河口左岸にある。水俣病発生当初、水俣湾に排水を流していたチッソは1958年、排水を八幡プールに一時貯蔵した後に不知火海に流すようになり、汚染が拡大。その後、チッソが埋め立てた。

 市道は、不知火海と水俣川河口を隔てるように八幡プールの周囲を走っており長さ約1・2キロ、幅2~7メートル。もともとチッソの管理道路で市が譲渡を受けたが老朽化しており、現在立ち入り禁止になっている。

 市は昨年度まで市道を調査し、幅数センチのひび割れや鉄筋の腐食、護岸のゆがみなどを確認。「今すぐ崩壊する恐れは低い」としながらも、市道の全面改築を計画し、環境アセスメントや設計の費用約5500万円を本年度予算に計上した。

 ところが、熊本地震が発生。市土木課が見回りを強化したところ、新たなコンクリートのはがれやひびの拡大が見つかった。活断層の日奈久断層帯に近く、同課は今後の強い地震を懸念している。

 一方、チッソの事業会社JNCは14日以降、現在所有する廃棄物処分場跡の約20万平方メートルを調査。「異常はない」としている。

 同プールの一部は86年に市が購入し、下水処理場とごみ処理施設を建設した。市が87~88年度に2施設の土壌を調査した記録によると、土壌1キログラム当たり最大で総水銀11・80ミリグラムを検出。ヒ素、鉛などの重金属も含まれていた。

 熊本学園大の中地重晴教授(環境化学)は「地震で液状化を起こす恐れもある。行政が調査し、リスクの再評価を急ぐべきだ」と指摘している。(隅川俊彦) 

 

(管理人より) 通称八幡プールというチッソの廃水貯蔵施設の護岸の役割を果たす市道で、今回の熊本の地震によりコンクリートのはがれやひびが拡大しています。

八幡プールはチッソの廃水の排出先ですから、水銀・ヒ素・鉛などの毒物が染み込んだ土がいまでも海のそばに大量にあるということです。

この八幡プールが崩壊したら、水俣湾に水銀がまた流れ込むことになります。

昨年の時点で、その市道の改修が決まって予算もついていたのですが、結局のところ改修工事は間に合いませんでした。常総市の水害のときの堤防と似ていると感じます。

リスクが正しく評価されていないということではないでしょうか? 

不要不急のものは後回しにして、こういう緊急性がある工事を先にしなければならなかったのではないかと思えて仕方がありません。

昨年2015年の2月の時点で西日本新聞が以下のように報じています。 

チッソ廃水貯蔵施設跡 汚染土流出の恐れ 水俣市、周辺市道改修へ [熊本県]

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/143482(リンク切れ)

2015/02/04付 西日本新聞朝刊

熊本県水俣市は3日、水俣病の原因企業チッソが一時的に廃水を貯蔵した「八幡(はちまん)プール」の埋め立て地を通る市道が老朽化し、有機水銀などの汚染物質を含む土壌が、隣接する不知火海に流れ出す恐れがあるとして、補強工事に着手する方針を明らかにした。総工費は約20億円に上るとみられ、汚染者負担の原則からプール跡地を所有するチッソにも一定の負担を求める方針。早ければ2016年度にも汚染防止対策を含む補強・改修工事に着手する。
 八幡プールはチッソが整備し、水俣病公式確認から2年後の1958年、廃水の排出先が水俣湾からプールに変更された。ただプールは不知火海へ排水できる構造になっていたため、汚染海域が拡大。その後プールは埋め立てられ、現在は環境関連企業や市のごみ処理施設などが立地する。
 市は埋め立て地の沿岸部などを市道として整備。しかし現在は老朽化で通行に危険があるため、ほとんどが通行禁止になっている。
 さらに今年1月までの市の目視調査で、市道の複数箇所で亀裂が生じ、路面下の汚染物質を含む土砂が不知火海に漏出する恐れがあることが判明。市は、市道1・2キロについて、「地域経済振興」の名目で14年度補正予算に調査費などとして1350万円を計上。昨年12月定例会で可決され、一部で構造を調べるボーリングが始まっている。
 市によると、プール跡周辺での水質調査では、水銀などの汚染物質は国の基準値を下回っている。ただ市幹部は「近くに活断層の日奈久断層もあり、将来を考えて汚染防止策が必要。市民の不安も払拭(ふっしょく)したい」と話す。すでに国、熊本県と協議を開始し、チッソにも工費負担の可能性について情報伝達しているという。
 一方、八幡プールから数キロ離れ、チッソが排出した水銀を含む汚泥などが埋まる水俣湾埋め立て地(82年着工)は、県の老朽化対策の検討委員会が1月30日、「(今後)おおむね40年以上、性能を維持できる」と結論づけている。
 13年10月に採択された世界規模での水銀の排出・使用削減を定めた「水俣条約」は、水銀汚染地の特定と適正な管理を各国に求めている。 

 

「近くに活断層の日奈久断層もあり、将来を考えて汚染防止策が必要。」と、市幹部は分かっていたのに結局、工事は間に合いませんでした。

 「地域経済振興」の名目で予算をつけたようですが、水俣ですら「防災」じゃないんですね・・・

公害防止よりも経済振興? いま日本中で行われていることでもあります。

公害原因となる毒物を含んだ汚染土壌は現実なのに・・・

汚染土壌を一体いつまでこの海の近くに置いておくのでしょうか?このような毒物を出した企業が責任を持って後始末するべきなのに・・・・

 

 地図

 

 

Googleストリートビューで見れる限界

 

 

熊本地震のあと、水俣ではこの廃水貯蔵施設跡の危険性が報道で指摘されましたが、そのほかの熊本・大分の産業廃棄物最終処分場などの施設はどうなっているのでしょうか?

もし、地震の影響があるとしたら、山の中の場合は土砂災害の危険、海なら液状化。環境中に有害物質の汚染が広がる恐れがあるのではないでしょうか?

日本のような地震大国では、原発と同じように、漏れ出すとまずい有毒物質を含む産廃最終処分場や中間施設などを自然環境の中に分散、点在させてはいけなかったのです。

施設が壊れたら有害物質が一気に周辺の自然環境に拡散してしまうことになるからです。

あらゆる種類の産廃の最終処分場と呼ばれる大きい貯蔵施設だけでなく、小さい貯蔵施設や溜め場、残土置き場みたいな場所が、九州だけでなく日本中にあります。

大企業が工業生産の工程で危険な廃物を出し、その危険廃物を運ぶ仕事も存在し、焼却炉、リサイクルも含めて巨大な利権構造になっています。

そういった産廃業が災害廃棄物の処理で行政の”支援”をしているのですから、産廃を減らすという議論の方向にすらなりません。

必ず産廃企業と繋がった地方議員がいますので、どんなに危険でもやりたい放題。

 

今回の八幡プールに関する問題は「公害」は昔の話なんかではないということがよくわかる例。

八幡プールは原発と同じ負の遺産。次世代に残してはいけないものです。

 

こういった主張をすると必ず、「どうしようもないことは考えないことにした」と言い出す市民が出てきます。

見て見ぬふりをして、個人の快楽ばかりを追求してきた結果が今の日本です。

 

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