欧州放射線リスク委員会(ECRR)の科学委員長クリス・バズビー博士
【発言要約】
(福島第一原発の)原子炉を密閉する必要があります。
原子炉の下を掘って、コンクリートを流し込み、上部を囲うためのドームを作るには1兆ドル(78兆円)かかるかもしれませんが、しなければなりません。
そうしなければ、放射性物質はずっと垂れ流され続け、徐々に東日本は放射能汚染で使い物にならない土地となっていくでしょう。SFホラー映画の「マッドマックス」のように・・・
http://ameblo.jp/rubywednesday/entry-11315321769.html
ロンドンオリンピック開会式で日本選手団だけが、トラックを半周した後退場させられました。理由はわかりませんが、日本が世界からそういう待遇を受けていることだけは確かです。動画のバズビー博士も日本から帰国する際に衣類を捨てて行かれたそうです。
http://www.jetro.go.jp/world/shinsai/inspection_uk.html より
原発事故にともなう日本産農林水産物・食品への安全性検査等規制の動向を見ると
イギリスでは、「原産地が福島、群馬、茨城、栃木、宮城、山梨、埼玉、東京、千葉、神奈川、静岡、岩手の12の都県の食品・飼料の輸入に関して、日本を出発前に検査を受け、EUが定める基準値以下であることを示す放射線検査分析報告書を輸出証明書に添付する必要がある。また英国に輸入後、貨物の少なくとも5%が、サンプリング検査の対象となる。」とあります。
「差別だ」「風評被害だ」という感情論は科学的ではありません。放射能の問題は生き死にがかかった問題だから、そういう待遇になるわけで、それが世界の見方です。
個人的には、もう3.11.以降オリンピックも色あせてしまった。少なくとも関東東北の子どもたちがこの瞬間にも被曝をしているかと思うと、「平和の祭典」とは思えない。
少なくとも石棺が済んで新たな放射性物質の放出が止まらなければ、気が気でない。放射能汚染を直視すれば、東京にオリンピック招致などありえない。
追記
http://www.sponichi.co.jp/olympic/news/2012/07/31/kiji/K20120731003803631.html
あたかも誘導の不手際があったとされているがどこまでが本当かはわからないと思う。スポーツのスポンサーは世界的な原子力ムラだし、オリンピックだって軍需産業と絡んでいる。日本がレベル7の国になってしまって、危険な放射性核種全部の検査もできていない超汚染地域があり、そこから逃がしてもらえない人がたくさんいる状況で、オリンピック・・・・ 日本の選手団の団長は橋本聖子、自民党議員 ←原子力推進政党。
追記
http://ajw.asahi.com/article/0311disaster/fukushima/AJ201205120061
日本体操協会がドイツで、東京から来た人は核汚染されているという理由でバスの乗車拒否をされていた。朝日新聞。 より一部転載
One example was the 2011 World Figure Skating Championships, originally scheduled to be held in Tokyo in late March, but later reassigned to Moscow. The 2011 World Gymnastics Championships in Tokyo in October also appeared to be in danger at one point, but the Japan Gymnastic Association waged a successful campaign to reassure officials in other countries that Tokyo was safe enough to host the event as scheduled.It should be noted, however, that when some members visited Germany as part of that campaign, they were not allowed to get on a bus on the grounds that “people from Tokyo are contaminated.”
一例として、2011年世界フィギュアスケート選手権がある。もともとは3月下旬に東京で開催する予定だったが、後にモスクワに変更されました。10月に東京で2011年世界体操競技選手権大会も危険であるように見えるが、しかし日本体操協会は、東京はイベントを開催するのに十分安全であると他の国々の職員を安心させるためのキャンペーンに成功した。
しかしながら留意すべきことは、一部のメンバーがそのキャンペーンの一環としてドイツを訪問したとき、"東京からきた人々は核汚染されている。という理由でバスに乗ることは許されていなかった。
追記
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120721-00000070-mai-spo
<ロンドン五輪>活躍願いがれきメダル…被災地の子が手渡す
ロンドン五輪の開幕を6日後に控えた21日、日本選手団(24競技518人=選手293、役員225)の結団式と壮行会が東京都内で開かれた。初めて一般公開で行われた壮行会には、選手・役員約260人が出席し、事前公募したファン約6000人が参加。出席者の多くから語られたのが、東日本大震災の被災地への思いと誓いだった。
◇日本代表が結団式
壮行会には被災地となった宮城県石巻市・牡鹿中の生徒約30人が招かれ、がれきの中の木材などをもとに作ったメダルを、お守りとして選手に手渡した。実家が津波で流された同中3年の佐藤瑞保さんは「がれきの山を見ると、今でも心が痛み、あの日を思い出す。でも絶対に立ち上がろうと一歩ずつ前に進んでいる。お守りにはロンドンでの活躍へ願いを込めた。がれきは悲しみの象徴だったが、1年で生まれ変わった」とあいさつ。壮行会に出席した野田佳彦首相は「折れない心は人々に勇気を与える。東日本大震災の被災地で懸命に歯を食いしばり、復興へ向かう皆さんに勇気を伝えてくれると確信している」と、選手たちの奮闘に期待した。
管理人
放射性物質の危険性が、美談にすり替えられた瞬間、「風評被害」がおこることがわかる。
正しく危険性を伝えれば、がれきでメダルなんて絶対作っちゃいけないし、選手に渡しちゃいけない。被災地の子どもがだしに使われている。
がれきメダルを受け取らなければ非国民、日本選手団に非ずという空気を壮行会が作っているのも実に恐ろしい。
震災がれきを受け入れない市民は「非国民」という構図とまったく同じだ。
「東日本大震災の被災地で懸命に歯を食いしばり、復興へ向かう皆さん」に対しては、放射性物質の危険性を伝え、避難する資金を補償するのが政府の役目だと思う。内部被曝し続けながら、健康被害が出続けながら、今までと同じような「復興」は望めないと思う。
その位汚染されているから「汚染重点地域」に指定されているのではないですか。
日本選手団も全員、受け入れ国の納得がいくスクリーニングやホールボディカウンターを受けて参加しなければいけないと思う。
二次被曝の危険性がないことを医学的に証明できた人だけがオリンピックに参加できるようにしなければいけないはずだ。
このニュースだけは、何重の意味で恐ろしかったし、不良情報もここまで来たらおしまいだ。
http://www.sponichi.co.jp/olympic/news/2012/07/22/kiji/K20120722003730491.html
典型的な美談にすり替えるパターン。ツイッター上にも「ええ話やん」という意見がならんだ。
汚染地域に子どもを置いておくことが問題だとなぜ言わないのか。被災地は汚染されているというのがタブー化しているのではないか。