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ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

【恐怖】北九州市の市政だより(10/15)に掲載された震災がれき広域処理についての記事の欺瞞

2012-11-05 | 震災瓦礫問題

以前にも記事にしましたが、北九州市はがれき関連の情報を市政だよりで全戸配布しています。ネットで見れない方はこの紙媒体を信じきっています。ネット上では、北九州市のHP、市政だよりバックナンバーで見ることが可能です。

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/dayori/121015/special/special1-1.html

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/dayori/121015/special/special1-2.html

御用ゆるキャラていたんが、現地レポートした体裁になってますが、画像を挿入しただけであることはバレバレ。

最初に、ていたんに喋らせているセリフ、「がれき処理は被災地の方にとって必要だし、安全・安心というのは分かっているけど・・」というのがあざとい。

全部見ましたが、検査の頻度や具体的な方法、検出限界値などが、一切、書いてありません!!!

しかも、「家庭ごみと合わせて混合率10%程度になるようにして焼却されるんだ」とていたんは言っています。

「危険な放射性物質や・有毒化学物質を含んでいるため、家庭ごみで10倍にうすめて焼却します」となぜ言わないのでしょうか?

私は今でも、がれき専用ダイアルに電話していますが、職員の人になんど聞いても「うすめてる」とは絶対言いません。「うすめてますよね」と言っても、認めません。上司からNGワードのお触れが出ているのかもしれません。

1日に何トン焼却するのか、そのうちどれくらいをベクレル検査するのかなど、重要なところの具体的な数値がいっさい書かれておらず、唯一書いてあったのが、がれきが「30cm以下に破砕」というところだけ。 もしかして北九州市民は「cm」以外の単位を示したところでわからないと、馬鹿にされているのではないでしょうか?

実は毎日焼く110トンそのうち、たったの600gしかサンプリング検査してないっていうことをどれだけの北九州市民が知っているのでしょうか?

HP上の見つけにくいPDFファイル上にはこの数字はありますが、市政だよりにはないのです。

さらに、測定結果も、結果のみ!そもそも「管理目標」ってなんだか自己満足な感じですね。「市民の安心を得るために設定した数値」って!恩着せがましい感じもあり、結局市役所が決めた数値です。

そんな管理目標の数値で安心は全く得られていません。

10倍にうすめて焼かなかったとしたら、単純にこの10倍の飛灰になるんじゃないでしょうか?

煙突から出る煙の濃度も10倍になるんじゃないでしょうか?

結局、それだけ危険なものとわかってて「うすめて、我慢を強いる」ための欺瞞ではないのでしょうか?

環境中に出てしまう放射性物質の総量について全く書かれていません。

 

宮城県の村井知事は

 安全であるということだけでよろしいかと思っております。健康上全く問題のない数値であるわけですので、詳細な数値を出したところで消費者の皆さんは理解ができないわけでありますから、安全か安全でないかということだけはっきりと証明すれば十分だというふうに思っております。正式には、牛肉の放射性物質検査結果通知書といったような形で添付をしたいと考えております。(1キログラムあたり)500ベクレル以下であるということであります。その証明書がついていれば(1キログラムあたり)500ベクレル以下で、どれだけ食べても全く問題がないということであります。

と言って、市民を馬鹿にして結果だけ知らせたわけです。さらに

つまり、北九州市も同じ理論で、「不検出」「管理目標を大きく下回る」という結果だけ書いておけばいい、としているのではないでしょうか?

この北九州市政だよりが出る前から「具体的な数値と、頻度、検査方法を市民に公表してください」と何度も電話で頼んでいたのにこの結果です。

自分たちに都合の悪い事実は市政だよりに掲載しない北九州市の姿勢に、絶望を感じます。

しかも、この市政だよりは、北九州市の発行ですから、当然下関の彦島の人には配布されません。山口県民にも配布されません。

このことを山口県民の方と話しましたが、

「わからないまま、この市政だよりをみてしまうと、何も知らない普通の人、山口県民も北九州市民もだまされてしまう」、という声がありました。

北九州市の市政だよりについては、まだまだ言いたいので次記事に・・・・

追記

こんな欺瞞に満ちた北九州市政だよりに対して、「反対派の住民はこれを読んでいないのか」とつぶやく人もいました。

http://topsy.com/p.twimg.com/A5LTILOCIAAquSn.jpg?allow_lang=ja

反対する人は、危険を指摘する人。こんな市政だよりを見たら、逆におかしいとすぐに気づきます。


「市民と科学者の内部被曝問題研究会」を設立した松井英介さんの記事「低線量内部被ばくテーマの集会」

2012-11-05 | 放射能汚染

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20121101ddlk40040413000c.html  より転載

低線量内部被ばくをテーマにした集会が福岡市であり、岐阜環境医学研究所所長、松井英介さん(74)が呼吸や飲食によって体内に取り込まれる放射性物質の影響を説き、参加した70人と活発に論議した。「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・福岡」主催。

 松井さんは昨年、広島の被爆者で核廃絶を訴える肥田舜太郎さんらと「市民と科学者の内部被曝(ひばく)問題研究会」を設立し、副理事長を務めている。

 講演では、ベータ線を出すストロンチウム90やアルファ線を出すプルトニウム239などの測定を政府と東京電力はほとんどせず、ガンマ線の数値を基に健康被害を意図的に過小評価していると批判。「ガンマ線と違ってベータ線とアルファ線は(遺伝子情報を伝達する)DNAの二重らせんの両方を傷つけて修復が困難になる。体の中に“ホットスポット”ができてしまう。異常再結合が次々に起こって、がん、先天障害、免疫異常の原因になる」と主張。「汚染地に住む人たちを、コミュニティーを維持した形で集団移住させるためにこそ税金を使うべきだ」と提起した。【林田英明】

〔福岡都市圏版〕

 


管理人より 

当ブログのブックマークにも有りますが、市民と科学者の内部被曝問題研究会のHPを是非ご覧下さい。

市民が低線量内部被曝を理解し、市民に語る・・・・う~ん。インプットもアウトプットも難しいな~。でも、少しずつ・・・。

市民と科学者の内部被曝問題研究会

http://blog.acsir.org/?eid=16

http://blog.acsir.org/?eid=20  がれき関連