北九州市政だよりのモニタリングポストのグラフもおかしなグラフです。
↑焼却は毎日休みなく24時間燃やし続けるのに、わずか9/17~9/20の3日間の日明の数値だけ取り出して、「放射線量に大きな変化はない」と断定。
何かおかしい気がしますので調べています。
まず北九州市には、現在モニタリングポストが5箇所あります。八幡以外は、今回のがれき焼却のために新規に設置したものなので、メーカーが違います。
・八幡総合庁舎 (日立アロカ)
・松ヶ江南市民センター 日明市民センター 陣原市民センター 赤崎市民センター (富士電機)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20101002-883049/news/20120814-OYS1T00248.htm より
運用が始まったモニタリングポスト
宮城県石巻市の震災がれきを受け入れる北九州市で13日、空間放射線量を常時、測定するモニタリングポストの運用が始まった。受け入れが終わる2014年3月まで観測を続ける。
市民の不安を解消し、風評被害を防ぐ目的で、北九州市が環境省に設置を要望。同省が10日、がれきを処理する焼却施設と最終処分場計4か所に近い市民センターの敷地内に設置した。総工費は約700万円。
高さ1メートル50、直径50センチのプラスチック製の円筒に、空間放射線量を測定するセンサーを内蔵し、携帯電話回線で測定値を文部科学省のサーバーに送信。同省のホームページで公開し、他都市との比較もできる。
同市小倉北区日明の日明市民センターでは正面玄関の横に設置され、13日午前9時40分からデータの送信を開始。付属の表示板には人体の影響のないレベルとされる「0・060」などの数値が表示された。
同市は「数値を見ることで安全性を確認してほしい」としている。
(2012年8月14日 読売新聞)
このグラフは八幡総合庁舎のMPです。このMPは以前から設置されていたものです。
これは門司の松ヶ江南市民センター
八幡MPは右肩上がり、その他はギザギザでわからないというのはなぜなのか?
北九州市環境局大気汚染課に電話して聞いてみました。
八幡MPは管理が福岡県なのでHPを見ると(http://www.pref.fukuoka.lg.jp/a01/mpup.html)
北九州局(福岡県八幡総合庁舎:北九州市八幡西区)H24年10月11日から11月6日までの間に空間放射線量が約0.01マイクロシーベルト/時上昇した事案
1 経緯
- 本県が設置するモニタリングポスト(MAR-22)の点検を、平成24年10月9日から18日に実施しました。
- 北九州局(福岡県八幡総合庁舎:北九州市八幡西区)のモニタリングポストは、10月11日に点検を実施しましたが、その後、空間放射線量が上昇する傾向が見受けられました。
- 11月5日(月曜)に現地調査を実施したところ、機器の異常が確認されたので、翌6日(火曜)午後3時20分から再度点検を実施しました。
2 考えられる機器異常の概要
- モニタリングポストの測定部における通信ラインでノイズが発生した。
- 測定結果の精度を確保するため自動補正機能を有しているが、ノイズ発生により当該機能による誤った補正が働き、徐々に放射線量が上昇した。
3 実施した点検の内容
- ノイズ発生の原因と考えられるケーブルを交換
- 誤って働いた補正を是正するため、機器を校正
※今回発生した機器の不具合について、現在、メーカーに不具合の原因究明を求めています。今回発生した機器の不具合について、詳細が判明次第、当該ホームページにおいてお知らせする予定です。
11/6に校正をしたためか欠測があります。
新しい4箇所の北九州市のMPのグラフがギザギザなのは、MPが簡易的な型だから、センサーの感度の違い、ということでした。
実際にMPに行った方の記事・画像↓
http://donaxradio.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6.html
驚くことに、計測はされてるのに夜は表示が消えてるそうです。
小野先生のブログによると「役人のいいなりに線量が低く出るように設置されたのが北九州のモニタリングポスト」。もしかすると、八幡MPの方が正しかったのではと思えてきます。ツイッターで八幡MPの上昇に関してのツイートが相当流れていました。それで県が調べたのかな?校正は大切だと思いますが、もし八幡MPが正しかったとしたら・・・・
機器に異常がなくて実際に空間放射線量が上昇する原因があったとしたら、北九州唯一のまともなMPだったかもしれないのに・・・
小野先生のツイート
そうですよね、たしかに福島第一原発の異常数値も必ず「計器の故障」ですよね。
4基で700万円もかけて設置したモニタリングポストは、風評被害対策のためのものなので、がれきの焼却が終わったら撤去するそうです。
「風評被害を防ぐ目的」って目的がまず間違ってますよね。
本当は「異常を監視し、実被害を防ぐ目的」ではないのでしょうか?
私は「福島第一原発はまだ収束してないのに、せっかくあるMP撤去するなんてお金がもったいないと思います」と言ったら
「環境省が設置したものですので、処理が終われば撤去となっております」
「いやいや、どこが設置してもみんなの税金でしょう?福島原発は収束してませんよね」と言うと、無言でした。
「今後、玄海原発とか伊方原発とか、韓国の原発とかの問題もあるし、あったほうがいいと思います」と言うと
いつもの「ご意見は承りました」(=無視)
いずれにしても八幡MPの件は、またHPで報告があるようなので見ていきたいです。
MPにしてもそらまめ君にしても欠測のところって何か怪しい・・・・・・(ー_ー)!!
北九州市政だよりにいいたいことはまだまだ続きます。
北九州市政だよりのここがおかしい!ことがあったらお知らせください
追記
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201211/2012110701077&g=socより
モニタリングポスト、10%低く測定=鉛バッテリー放射線遮る-文科省
東京電力福島第1原発事故を受けて文部科学省が今年4月、福島県などに設置した放射線モニタリングポスト675台について同省は7日、装置の脇に置かれた鉛のバッテリーが地面からの放射線の一部を遮り、実際より約10%低く測定していたと発表した。
週明けにもバッテリーを台座下や検出器の上に移す工事を始め、来年2月末までに終える予定。
不具合があったのは富士電機と日立アロカメディカルが製造した「可搬型モニタリングポスト」。福島県に545台、周辺の宮城県や山形県などに計130台が設置され、測定結果を文科省のホームページなどで公表していた。
住民らから「自分が測定した数値より低い」と問い合わせが相次ぎ、8月ごろから調査していた。同省はバッテリーの遮蔽(しゃへい)効果を想定していなかったという。(2012/11/07-22:05)