10/30 宇部市文化会館で原子力資料情報室 澤井正子さんの講演会がありました。主催はグリーンコープ山口。
タイトル「脱原発学習会 私たちの使うエネルギーについてもっと知るために・・・」
3.11から2年経とうとしている今、一般の人の中では情報量の差は広がっています。原発について詳しい人はどこまでも詳しく、知らない人はとことん知らずに生きている。そういった情報格差を埋めるため生協が学習会をやることは意味があると思います。会場は50人程度。ほとんどが女性でした。
基礎講座的な内容でしたが、パワポを使ったり、核燃料棒やペレットの模型を回したり、わかりやすく中身はたっぷりでした。後半に澤井さんが防護服タイベックを着て福島第一原発のすぐ近くまで入って取材されたときの写真とお話は説得力がありました。
印象に残ったお話を箇条書き的に記しておきます。
・ペレット1個で家庭11ヶ月分の電気
・たくさん電気を使う社会になってしまっている。
・島根原発は1日で広島原爆3発分燃やす。
・関東は水源地の汚染が進んでいる。山の除染はできない。
・避難したい人には避難する権利を与えるべき。
・福島は今、人体実験状態。弱い者にしわ寄せが行く。そういうリアリティを持たなかったことの責任。
・大熊町双葉病院の実態。人間がいてはいけない場所。原発には、「防災」はないということがわかる。
時間オーバーで質疑応答が全くなく、片付けも急いでおられたため、北九州市の震災がれき問題について、私はほんの少しだけお聞きしました。
「・・8000ベクレルなんてとんでもない!」と言っておられました。がれきについての意見交換ができなかったことが本当に残念でした。
本焼却が始まって、宇部市にこられたことは本当にタイムリーなのに・・・
いのち未来・うべからは3人参加しました。