ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

神奈川県がジャーナリスト山本節子さんのブログを攻撃⇒スラップ裁判と同じ構図!

2013-09-14 | 憲法

 

 

あれだけ、がれきの広域処理の欺瞞性が暴かれても、まだ続けている自治体があります。神奈川県です。

 神奈川県では、南足柄市と箱根町での災害廃棄物(漁網)の受入れをすると言い続け、周辺住民を困らせています。そのむちゃくちゃな対応ぶりをジャーナリストの山本節子さんが、ご自身のブログWONDERFUL WORLDに書いておられたのですが、ついに、自治体がHPで名指しで山本さんを攻撃してきました。

あの、がれき受け入れで、もめまくった北九州市や大阪でも、行政対応を批判する個人ブログを晒すなんてことはなかったのに、神奈川県が個人攻撃してくるとは驚きました。スラップと全く同じ構図です。 

スラップ(英: SLAPP, Strategic Lawsuit Against Public Participation、威圧訴訟、恫喝訴訟。直訳では「対公共関係戦略的法務」)は、訴訟の形態の一つ。公の場での発言や政府・自治体などの対応を求めて行動を起こした権力を持たない比較弱者・一個人に対して、大企業や政府などの優越者が恫喝・発言封じなどの威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす訴訟である。

ついに言論の自由の弾圧が始まりました。私たちの知る権利も奪われつつあります。そのうち情報公開請求してもすべてが黒塗文書になるでしょう。ありえない東京オリンピック招致、このタイミングでの自治体の山本さんへの攻撃で、ああ日本は戦争に近づいていると私は感じました。

山本さんをこのように攻撃するのは、一個人の信用を傷つけるだけでなく

①各地の様々な反対運動を萎縮させる

②「言った言わない」論争に引き込んで、市民の目をそらす

目的があると思います。

【対処法】

●行政交渉は必ず複数で、メモ・録音・録画が重要。行政とのやり取りは基本的にメールか文書で。 

●電話で質問の場合は、そのあと、面倒でもメールで回答を貰う。

☆抗議する ⇒ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f3492/ 神奈川県「私の提案」

全国の皆様、神奈川県民の皆様、神奈川県にどうか声を届けてください。

 

山本さんの反論ブログ記事を転載します。転載ここから


http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=884 より

別の話題をアップしようと思っていたら、「山本さんのブログを神奈川県が攻撃しているよ」との連絡が。おっし。どれじゃ? これか↓
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f362076/

 あほらしいので、ごく簡単な反論を:

 (1)「9月中の契約書締結」は、私のメモにちゃんと残っているし、これをふまえてさまざまのメールのやりとりをし、文書も出しています。第一、根拠のないことを書くような私じゃないし、「9月に契約」なんて勝手に決めて、公言するはずないでしょ。それから、この契約は「県が通常行っている」ではなく、黒岩本人が、当初、「根拠法令がない」ことにたまげていたほどの違法事業であることを思い出してほしい。ガレキ受入れは、自治事務に首を突っ込むというルール違反の事業なんだから、そもそもを行うべきじゃなかった。県が適法だと思っているのなら、県民の要望に応じて公開するのは当然でしょう?

 (2)再委託については、洋野町が「がれきは岩手県にすべてお願いしています。私どもではできないので」と明言していましたよ。もともと環境相のがれき広域処理の枠組みでは、被災地の県(ここでは岩手県)が最初の受託者であり、だからこそ、「基本協定書」には岩手県の名前があるわけ。契約書だけを切り離して、「これは再々委託じゃない」ったって、それは通らないって。

 (3)電話対応については、電話した人の怒りと腹立ちに満ちた言葉をあえておとなしく表現しています。でも、たとえば「がれきの到着時刻を教えて下さい」に対し、県は「それは洋野町に聞いて下さい」、洋野町は「それは神奈川県に聞いて下さい」なんて答が続くんだから、何が誠実か。結局、今なお、がれき本体がどこにあるか地元住民はつかめず、二日目以後のがれき搬入は非公開(なんで?)というから、がれき受け入れ事業は、やはり密室作業なのです。誠実に虚偽説明するっていうのは詐欺に等しいから。 http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=883

 さらに言うと、神奈川県は、上の3点以外の私(たち)の主張は事実だ、と認めていることになるのよね。説明会の報告改ざんも、地元で反対多かったことも、さらに環境基本条例違反であることも・・・そうでしょう? つまり、神奈川県は単なるうそつきではなく、「おおうそつき」。これが黒岩県政の特徴です。全く許せん。2013.9.13

 2013.09.13 http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=885  より

神奈川県の職員が「9月に契約する」と言ったのを聞いたのは、私だけじゃないから。
 たとえば、この8月20日、初めて交渉に参加した「足柄地域の暮らしと環境を考える会」は、すぐに↓のような会報を出しています。

私がこの会の人々と会ったのは、この日が二回目。会報は初めて見るもので、作成には一切関与していません。うそつき神奈川県の証拠はまだまだたくさんあるんだから。2013.9,13 

足 柄 地 域 の 暮 ら し と 環 境 を 考 え る 会  会報 7320138月25日

 漁網問題」について事業者・神奈川県知事に当地での説明会を求めよう!「漁網受入れ反対」の声を神奈川県へ届けるため、さる20日、7人で横浜へ行ってきました。環境農政部の部長ほか数名の県職員に、次のような反対理由を述べました。 

まず、この受入れは、我々市民の意思を無視して決められたこと。茶葉に基準以上の放射性セシウムが見つかったことでわかるように、当地は汚染されていると考えられる。環境行政はその実態を調べる責任を果たさず、県内の他所で受け入れを拒否された産業廃棄物を持ち込むとは、県営水道の水源地でもあるのにとんでもないことだ。

それに漁網という当地に不慣れなものは、化学的成分も物理的形状も当地の一般ゴミの最終処分場での処理には問題がある。いくら災害時にゴミになったからと言っても、一般ゴミではなく、産業廃棄物であり、しかも有害有毒な特別管理廃棄物だ。などなど。

県職員県知事と県議会決めたことを、法律に沿って遂行するだけ! 

県側のお答えは、「県職員は上から指示された事業を、法律(特別措置法など)に沿って実行するだけ」とか。そして「当地の雨坪処分場は、『管理型』だから産業廃棄物でも埋められる」と、一旦は県営の産業廃棄物処分場に埋める予定だったのに、精一杯の拡大解釈です。

「県民のためを思っていながら、心ならずも…」の職員を支援するためにも、私たちは決めたご本人・黒岩県知事に当地においで頂き、説明を受け、大勢で反対の声を挙げ、計画の撤回を求めたいと思います。

南足柄市って地元のことを自分で考えたり、決めたり出来ないの?

県に赴いた2日後に、南足柄市長から当会宛に回答書が来ました。前回提出した要望書は、南足柄市自治基本条例に違反して、市民不在の手続きを進めていることへの抗議と合意書の撤回を求めたものでしたが、それに対しての回答にはなっておらず、「今回の漁網受入れは神奈川県から要望された訳ではなく、市長自身が被災地支援のために、安全性を大前提にして南足柄市に出来ることはないかと考えた上での漁網受入れであり、神奈川県の意向によるものではありません」と言うだけのもの。

では、県と市の双方に、漁網の発生地の廃棄物処理事情と、当南足柄市が受け入れねばならない理由を尋ねた要望書に、県より2日遅れで、県と全く同じ内容の回答書が来たのはなぜでしょう?

加藤市長の代理役の市職員の回答は、地元の具体的な条件には無頓着で、ゴミ処理を任せようとする県の言いなりの能天気で、指図は見え見えです。だから県知事にご登場願いたいと思います

合意書の裏に協定書、市民説明会の議事録操作、なぜ急ぐ「受入れの手続き」?

この間、不正な手段を使ってまで、岩手県洋野町、神奈川県、南足柄市の間で受入れの手続きが進められています。それは、この危ない災害廃棄物を、国費で、広域処理するために、従来の廃棄物処理法で禁止されてきた安全性に関わる条項が20143月までの間、免除される特例になっているから。

従来の法律では洋野町から神奈川県、神奈川県から南足柄市と、2回も事業委託をする再委託は禁止でしたがこの期間は免除なのです生活環境保全上、支障の恐れのある物の処分について、市町村長が処分者に対し、必要な措置を命じるという条文も、特措法では免除だから9月に契約、年内には運び入れを策しているのです!

県知事に当地での説明会を求め、大勢参加して声を挙げましょう! 


転載ここまで

20130820 足柄地域の暮らしと環境を考える会 記者会見   http://youtu.be/qfApwVjW-hE

 16:50 あたり神奈川県が「9月に契約」と言ったことを伝えています。

 

やっぱり、「うそつき」なのは神奈川県の方でした。

神奈川県は一刻も早く、訂正記事を出し、山本さんに謝罪すべきだと思います。

市民に検証できないと足元を見ているのです。

 


【動画】高放射線量地域 浪江町ムソー教授の調査 ツバメの奇形 白斑 アルビノ

2013-09-14 | 放射能汚染

  

高放射線量地域で生物に異変、奇形疑われるツバメも

TBS系(JNN) 9月11日(水)19時27分配信

 東日本大震災の発生から11日で2年半です。地震が起きた午後2時46分にあわせて、各地で黙祷が捧げられました。岩手・宮城・福島では今もあわせて21万人以上が仮設住宅での生活を余儀なくされています。

 また、福島第一原発の事故については、汚染水の問題が深刻化、さらに除染作業も遅れていて問題は山積みです。そんな中、海外の専門家たちが、福島県内の放射線量の高い地域で生き物の調査を行いました。調査では、奇形が疑われるツバメが高い確率で見つかりました。ビデオでご覧ください。(11日15:01)

 


  (管理人より)

ツバメに関する記事を集めました。ツバメの尾羽の奇形が出ています。チェルノブイリのツバメにはお尻に腫瘍が出来てますね。

事故後2年半経ってムソー教授・メラー教授の浪江町調査で、捕獲した10羽のツバメのうち3羽で奇形の疑い。(2013年9月)

・毛虫の死骸多数(鳥が食べない)

・1年目に鳥類、チョウが減少、今年はさらに減少

・野生のネズミ、1匹も捕獲できず

・ツバメに白斑 、尾羽の奇形

2011年8月のモニタリングでもウグイスのお尻にもできものが出来てたことが報告されていました。(以下参照)

鳥は、汚染した虫を食べて内部被曝しているのでラジオオートグラフ(モノクロのレントゲン写真のようなもの)でとると、放射性物質が黒くなって可視化されます。鳥は砂浴びをしますので点々になっています。羽に放射性物質が付着してしまうのです。(以下参照) 原因物質がそこにあるということがよくわかります。

http://mphoto.sblo.jp/article/55571894.html

 

(鳥が砂浴びをするときは、少なくとも一方の羽を開いて砂地に体をこすりつけます。顔を洗ったり、羽を逆立せるように動くものもいる。毛づくろいをしない鳥は砂浴びだけで体を清潔に保っている)

放射性降下物が多かった地域での砂浴びは鳥にとっては危険な行為だけれど、習性なのでやめることはできません。動画を見てもわかるようにお尻を砂にスリスリしています。お尻にも羽の中にも細かい放射性物質がついてしまいます。

 

ツバメもウグイスも砂浴びしたんだなと思います。かわいそうに体にたくさんつけてしまいました。

福島県内でアルビノのツバメが8羽確認されています。徳島県でも見つかっています。 ツバメの大量死も起きてます。

ツバメの体を放射能検査して欲しいです。行政の担当者が鳥インフルしか調べないってありえないです。

もっと真剣に生物のモニタリングをしなければ・・・・

ツバメなどの小鳥はBioindicator 生物学的指標 にふさわしい生き物。ちゃんと国が環境モニタリングすべき。

http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/result2012_tsubame.html 


 

 

 

 http://www.a.u-tokyo.ac.jp/rpjt/event/20111119-7.pdf  より

高線量地帯周辺における野生動物の生態・被曝モニタリング

石田 健(東京大学大学院農学生命科学研究科・フィールド支援担当・准教授)

 8月の調査で4羽の換羽前のウグイスの雄、10月の調査で1羽の換羽後の若鳥と思われるウグイスの雌を捕獲しました。3羽は、赤宇木地区で捕獲しました。その内1羽の尻(上尾筒)にはおおきな「おでき」の病変が観察されました(写真左)。各個体の羽毛(主に尾羽)を採取し、
放射線の測定をしたところ、高い被曝、汚染が確認され、セシウム134, 137, 銀110m等が検出されました(写真中央と右)。 


  http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/08/2013_13771330879718.html より

 


  http://www.mbs.jp/news/jnn_2013309_zen.shtml

 

12日兵庫県上郡町の県道で41羽のツバメが死んでいるのが見つかりました。警察と県が原因を調べています。

 12日午前11時半ごろ、上郡町高山の県道でツバメが大量に死んでいると通行人の男性から通報がありました。警察によりますと、死んでいたツバメは全部で41羽で、道路上の64メートルにわたっていたということです。

 「完全に死んでいて、ほとんどが車に潰されていた。万一のこと考えて、鳥インフルエンザの検査」(兵庫県西藩磨県民局 堀川道信副所長)

 鳥インフルエンザの簡易検査は陰性だったということですが、兵庫県では引き続き国の施設などで鳥インフルエンザウィルスの遺伝子検査を行い、死因を調べるということです。(13日00:00)

 


日本野鳥の会HPより転載 http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/result2012_tsubame.html 

 経過報告:放射性物質の影響調査 

チェルノブイリ原発事故では、ツバメに部分白化や尾羽の異常が生じたことが報告されているため、当会では主に支部会員に呼びかけ、情報を集めました。その結果、ツバメの部分白化については全国平均で5.7%、尾羽の異常は3.1%の割合で発生していました。一方、福島では、部分白化の発生率が0.6%、尾羽の異常が0%。隣接する宮城県でも部分白化の発生率が6.5%、尾羽の異常が3.2%で有意に高くなる傾向は初年度の調査では、特には見られませんでした。
 しかし、2012年7月に、宮城県内で尾羽に異常のあるツバメが複数いるとの報告が寄せられ、巣立ち後の巣を持ち帰り汚染の有無を調べたところ、5巣中2巣から、それぞれ7,200、6,700ベクレル/kgと比較的高濃度の放射性物質が検出されました。今後ツバメの被曝の有無や繁殖率などについても地域を絞って継続的な調査をする必要があると考えています。

※ツバメへの放射性物質の影響について
 2012年3月23日には、環境省自然環境計画課により、福島第一原子力発電所から約3キロ離れた福島県大熊町で採取したツバメの巣から、1キログラム当たり約140万ベクレルの放射性セシウム(セシウム134と137の合計)が検出されたことが発表されました※1。
 1986年に発生したチェルノブイリ原発事故では、放射性物質の影響により、ツバメに部分白化や尾羽の不均一な個体が生じたことや、放射線量の多い地域では雛の数が少ない等の現象が報告されています※2。

※1出典:環境省自然環境計画課調査結果/3月23日発表による
※2出典:Moller, A. P. & Mousseau, T. A. 2006 Biological consequences of Chernobyl: 20 years after the disaster. Trends Ecol. Evol. 21, 200-207.