ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

【動画】高放射線量地域 浪江町ムソー教授の調査 ツバメの奇形 白斑 アルビノ

2013-09-14 | 放射能汚染

  

高放射線量地域で生物に異変、奇形疑われるツバメも

TBS系(JNN) 9月11日(水)19時27分配信

 東日本大震災の発生から11日で2年半です。地震が起きた午後2時46分にあわせて、各地で黙祷が捧げられました。岩手・宮城・福島では今もあわせて21万人以上が仮設住宅での生活を余儀なくされています。

 また、福島第一原発の事故については、汚染水の問題が深刻化、さらに除染作業も遅れていて問題は山積みです。そんな中、海外の専門家たちが、福島県内の放射線量の高い地域で生き物の調査を行いました。調査では、奇形が疑われるツバメが高い確率で見つかりました。ビデオでご覧ください。(11日15:01)

 


  (管理人より)

ツバメに関する記事を集めました。ツバメの尾羽の奇形が出ています。チェルノブイリのツバメにはお尻に腫瘍が出来てますね。

事故後2年半経ってムソー教授・メラー教授の浪江町調査で、捕獲した10羽のツバメのうち3羽で奇形の疑い。(2013年9月)

・毛虫の死骸多数(鳥が食べない)

・1年目に鳥類、チョウが減少、今年はさらに減少

・野生のネズミ、1匹も捕獲できず

・ツバメに白斑 、尾羽の奇形

2011年8月のモニタリングでもウグイスのお尻にもできものが出来てたことが報告されていました。(以下参照)

鳥は、汚染した虫を食べて内部被曝しているのでラジオオートグラフ(モノクロのレントゲン写真のようなもの)でとると、放射性物質が黒くなって可視化されます。鳥は砂浴びをしますので点々になっています。羽に放射性物質が付着してしまうのです。(以下参照) 原因物質がそこにあるということがよくわかります。

http://mphoto.sblo.jp/article/55571894.html

 

(鳥が砂浴びをするときは、少なくとも一方の羽を開いて砂地に体をこすりつけます。顔を洗ったり、羽を逆立せるように動くものもいる。毛づくろいをしない鳥は砂浴びだけで体を清潔に保っている)

放射性降下物が多かった地域での砂浴びは鳥にとっては危険な行為だけれど、習性なのでやめることはできません。動画を見てもわかるようにお尻を砂にスリスリしています。お尻にも羽の中にも細かい放射性物質がついてしまいます。

 

ツバメもウグイスも砂浴びしたんだなと思います。かわいそうに体にたくさんつけてしまいました。

福島県内でアルビノのツバメが8羽確認されています。徳島県でも見つかっています。 ツバメの大量死も起きてます。

ツバメの体を放射能検査して欲しいです。行政の担当者が鳥インフルしか調べないってありえないです。

もっと真剣に生物のモニタリングをしなければ・・・・

ツバメなどの小鳥はBioindicator 生物学的指標 にふさわしい生き物。ちゃんと国が環境モニタリングすべき。

http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/result2012_tsubame.html 


 

 

 

 http://www.a.u-tokyo.ac.jp/rpjt/event/20111119-7.pdf  より

高線量地帯周辺における野生動物の生態・被曝モニタリング

石田 健(東京大学大学院農学生命科学研究科・フィールド支援担当・准教授)

 8月の調査で4羽の換羽前のウグイスの雄、10月の調査で1羽の換羽後の若鳥と思われるウグイスの雌を捕獲しました。3羽は、赤宇木地区で捕獲しました。その内1羽の尻(上尾筒)にはおおきな「おでき」の病変が観察されました(写真左)。各個体の羽毛(主に尾羽)を採取し、
放射線の測定をしたところ、高い被曝、汚染が確認され、セシウム134, 137, 銀110m等が検出されました(写真中央と右)。 


  http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/08/2013_13771330879718.html より

 


  http://www.mbs.jp/news/jnn_2013309_zen.shtml

 

12日兵庫県上郡町の県道で41羽のツバメが死んでいるのが見つかりました。警察と県が原因を調べています。

 12日午前11時半ごろ、上郡町高山の県道でツバメが大量に死んでいると通行人の男性から通報がありました。警察によりますと、死んでいたツバメは全部で41羽で、道路上の64メートルにわたっていたということです。

 「完全に死んでいて、ほとんどが車に潰されていた。万一のこと考えて、鳥インフルエンザの検査」(兵庫県西藩磨県民局 堀川道信副所長)

 鳥インフルエンザの簡易検査は陰性だったということですが、兵庫県では引き続き国の施設などで鳥インフルエンザウィルスの遺伝子検査を行い、死因を調べるということです。(13日00:00)

 


日本野鳥の会HPより転載 http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/result2012_tsubame.html 

 経過報告:放射性物質の影響調査 

チェルノブイリ原発事故では、ツバメに部分白化や尾羽の異常が生じたことが報告されているため、当会では主に支部会員に呼びかけ、情報を集めました。その結果、ツバメの部分白化については全国平均で5.7%、尾羽の異常は3.1%の割合で発生していました。一方、福島では、部分白化の発生率が0.6%、尾羽の異常が0%。隣接する宮城県でも部分白化の発生率が6.5%、尾羽の異常が3.2%で有意に高くなる傾向は初年度の調査では、特には見られませんでした。
 しかし、2012年7月に、宮城県内で尾羽に異常のあるツバメが複数いるとの報告が寄せられ、巣立ち後の巣を持ち帰り汚染の有無を調べたところ、5巣中2巣から、それぞれ7,200、6,700ベクレル/kgと比較的高濃度の放射性物質が検出されました。今後ツバメの被曝の有無や繁殖率などについても地域を絞って継続的な調査をする必要があると考えています。

※ツバメへの放射性物質の影響について
 2012年3月23日には、環境省自然環境計画課により、福島第一原子力発電所から約3キロ離れた福島県大熊町で採取したツバメの巣から、1キログラム当たり約140万ベクレルの放射性セシウム(セシウム134と137の合計)が検出されたことが発表されました※1。
 1986年に発生したチェルノブイリ原発事故では、放射性物質の影響により、ツバメに部分白化や尾羽の不均一な個体が生じたことや、放射線量の多い地域では雛の数が少ない等の現象が報告されています※2。

※1出典:環境省自然環境計画課調査結果/3月23日発表による
※2出典:Moller, A. P. & Mousseau, T. A. 2006 Biological consequences of Chernobyl: 20 years after the disaster. Trends Ecol. Evol. 21, 200-207.

 

 



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