ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

太陽光パネルは安全だと思ってる方へ見て欲しい情報(1)太陽光パネルの火事・火災について 

2013-09-19 | 太陽光発電は危険

  

太陽光パネルは、脱原発のための未来のエネルギーだと信じておられる方がほとんどだと思います。

現在日本では、太陽光パネルを普及するために「太陽光発電付加金」が私たちの電気代に上乗せされ、パネルをのせていない人まで強制的に徴収されています。こんな不公平な付加金はまず納得いきません。(※太陽光発電付加金は2014年9月まで。再エネ賦課金に移行)なので太陽光パネルについていろいろ検証してみたいと思います。

まず、パネルで火災は起きてないのかを調べたいと思い、英語と日本語でネット検索してみました。すると大変興味深い結果が出ました。

まず英語で「Solar Panels and Fire」で画像検索すると ⇒   画像が山のように出てきます。

     「Solar Panels and Fire」で動画検索すると⇒ http://bit.ly/1btaFe8  (ドイツとアメリカのニュースを上に紹介)

つまり、太陽光パネルを先に普及させたヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどでは、すでに火災事故がかなり起きているのです。 

 

 そのうちの2011年のオーストラリアの報道を読んでみました。(翻訳は管理人)☟ 

Botched solar panels 'a fire risk'  

しくじったソーラーパネル '火災のリスク' (ダニエル・マーサー 西オーストラリア、金曜日 2011 年 12 月 23 日)

国の電気安全監視の報告によると、西オーストラリアにある数千の屋上太陽光パネルは、潜在的な火災のリスクがあることがわかった。国は設備上の広範囲にわたる欠陥を強調している。

EnergySaftyは本日、260台の家庭用太陽光パネルの検査結果を発表する。これらのパネルは、短期的にも長期的にも安全性に多くのリスクがある不良品の驚異的な割合を示している。太陽電池パネルの12%が誤って配線されており「潜在的に火災の危険性」があることが、6月、西オーストラリアで太陽光パネルの迅速な調査を依頼された報告により明らかになった。

そして設備の11%が、配線の保護が適切にされておらず、最終的に安全上のリスクになる可能性があることがわかった。さらに27%は表示を見落とすといったような小さい瑕疵があった。全体で、検査された太陽電池パネルの半分が何らかの欠陥があった。

EnergySaftyは、この調査結果を受け入れがたい重大な懸念と評し、システムの安全性が不明な場合、太陽電池パネルの所有者に、設置業者または回線ネットワーク運営者に連絡するよう説明した。

監視役理事のドン・サンダース氏は、州と連邦政府の膨大な補助金が、太陽光パネルの需要の増加をあおり、間接的に問題が起きることにつながったと語った。

しかし、大部分は太陽光発電企業と設置者の責任であるとサンダース氏は言った。その企業は、時にいい加減であり、急成長している需要を利用するため手を抜いたのだと。

「システムの販売業者は誰であっても全責任を負っています。」とサンダース氏は言った。「彼らは、あらゆる点で正しい設置工事を提供することになっている。」「業界は圧力をかけられており、もちろん設置工事率が大変高かったとき、手を抜きたいという誘惑がある。」

サンダース氏は、EnergySafety、Western Power、Horizon Powerが悪質な設備に対する警戒感を高め、危険な管理者を取り締まるよう、業界に通知した。

彼はまた、太陽光パネルを購入した家庭と企業に、システムの品質を明記した電気安全証明書を要求するよう主張した。

国立電気通信協会(NECA)の西オーストラリア支部は、この調査結果が太陽光発電設備の設置業者を定めている法律の精査に非常に関係しており、求められていると言った。

カイル・クタシ氏(WA連合総責任者)は、現在の規制が臨時であったか、欠落していると述べた。同氏は、規制当局間のギャップと太陽電池パネルに対する大量の需要が、資格を持たない経験の浅い事業者を市場に誘致していると述べた。

「公認の電気工事請負業者によって行われていない仕事が多くあります」と、クタシ氏は言った。

「我々は、それらの人々が電気契約サービスを宣伝しており、彼らが不法に契約しているのだと言ってきました」「しかし、我々はそれが国家弁護士によって持たれている見解ではないことを伝え続けている。」 

元記事☟

DANIEL MERCER, The West Australian Updated December 23, 2011, 2:50 am

Thousands of rooftop solar panels in WA pose a potential fire risk, according to a report by the State's electricity safety watchdog that highlights widespread defects in the quality of installations.

EnergySafety will release the result today of an audit of 260 household solar panels which reveals a staggering rate of botched jobs, many of which are either an immediate or long-term safety risk.

The report, which was commissioned in June amid the rapid take-up of solar panels in WA, found 12 per cent of solar panels were incorrectly wired and posed "a potential fire hazard".

It also found that 11 per cent of installations had wires which were not properly protected and could eventually become a safety risk.

A further 27 per cent had minor defects such as missing labels.In total, half the solar panels inspected had some form of defect.

Describing the findings as unacceptable and a serious concern, EnergySafety advised anyone with solar panels to contact their installer or network operator if they were unsure about their system's safety.

Don Saunders, the watchdog's acting director, said generous State and Federal government incentives had fuelled the explosion in demand for solar panels and indirectly led to some of the problems.

But Mr Saunders said the lion's share of the blame lay with the solar companies and installers, who were sometimes being lax or cutting corners to capitalise on the booming demand.

"Whoever the seller of the system is has the overarching responsibility," Mr Saunders said.

"They are supposed to deliver an installation that is correct in all respects.

"The industry has been under pressure and, of course, there is this temptation to cut corners when the rate of installation has just been so high."

Mr Saunders put the industry on notice, saying EnergySafety, Western Power and Horizon Power would be increasing their vigilance against dodgy installations and cracking down on rogue operators.

He also urged households and businesses which bought solar panels to demand electricity safety certificates that stipulated their system's quality.

The WA branch of the National Electricity and Communications Association said the findings were hugely concerning and called for an overhaul of the laws governing solar installers.

Kyle Kutasi, the association's WA general manager, said current regulations were ad hoc or missing entirely.

He said regulatory gaps and massive demand for solar panels were enticing unqualified and inexperienced operators into the market.

"There's a large portion of the work that's not being done by licensed electrical contractors," Mr Kutasi said.

"We have been saying for while that those guys are advertising electrical contracting services and therefore they're contracting illegally.

"But we keep being told that that's not the view being held by the State Solicitor."

 

いま日本でも、固定買取制度が行われているので関連業者が爆発的に増え、売電業務を事業に追加する企業もあります。太陽光パネルをのせる住宅や企業が目に見えて増えてきているように思います。ハウスメーカーの家が多い新しい住宅地は、大概、太陽光パネルがあります。

しかし、こういったことが海外で指摘されていることを設置者は知っているのでしょうか?業者のいいなりに投資目的で、補助金を貰い、ホイホイパネルをのっけていいのでしょうか?

アメリカの太陽光パネルの火災の動画を見ると、ものすごく真っ黒な煙が出ています。重金属を含むPM(微粒子)の煙が周辺に漂い、雨が降れば土に落ち、水源地を汚すことは予想できます。化学物質はどうなるのでしょうか?周辺に住む人の健康への影響は?

ファストソーラー製のパネルにはカドミウムが含まれているそうです。しかし、パッと見にはどこのメーカーのものかなんてわかりません。工業製品というのは、燃えたり、廃棄物処理の際に二次災害になるのが恐ろしいところです。

 

北九州市内の公立小学校にも太陽光パネルがあることに驚きました。火災の危険性もありますが、ばいじんが降る街にガラスのパネル?それもどうかと思います。

さて、日本語で「太陽光パネル 火事」で 検索するとどうでしょうか?   http://bit.ly/1btbmEq 

火災の画像はほとんどありません。売る側の営業用の保証の話しか出てこないです。太陽光パネル10年保証って意味ありますか?耐用年数パネル17年。インバーター10年。火事が起こるかもしれないものを新築の家の屋根に置くというメンタリティって・・・・?

火事の画像だと思って開くと、「中国製は品質が悪いので・・・」といったような、おかしな説明がついている記事もありました。

「日本製工業製品は大丈夫だ」というこの楽観視は、原発推進の際にもなされていたことです。科学技術を盲信した傲慢な態度に呆れます。「日本の原発は安全安心、チェルノブイリとは違う」。同じようなことを太陽光パネルでもまだ懲りずに言うんですね~ ( ゜д゜ ) 

日本でも2011年に、6年使用した太陽光パネルで火事になっています。消火活動で消防士が感電する事態。 

いま、固定買取制度に浮かれ、売電の損得計算ばかりして、こういった事故を想定しないことは、大きな問題だと私は思います。この記事の最後に引用しているのでスクロールしてぜひお読みください。


消防庁の認識↓

http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2503/pdf/250326_jimurenraku.pdf

 

アメリカの方が詳しい☟

Fire Operations for Photovoltaic Emergencies

http://osfm.fire.ca.gov/training/pdf/Photovoltaics/Fire%20Ops%20PV%20lo%20resl.pdf#search=%27photovoltaiv%20fire%27

 

【参考】自宅の屋根がソーラーパネルで火事になってしまった人の体験をお読みください(太字強調は管理人)

家が火事に…(前)  より

 (中略)

切り妻の屋根の天辺と外壁の間から、白い煙がもやもやと出ているではありませんか!!!私の頭の中で、匂いと音と煙が一気に結びつきました。どうしたらいいの!?我が家の屋根には、瓦一体型のソーラーパネルが乗っています。

ソーラーシステムの故障が疑われました。ソーラーのメーカーに電話する?いや、取り付けたハウスメーカーに問い合わせるか?先ずは夫に…?受話器を取ると、迷わず、生まれて初めて「119」を押しました。

「火事かどうかわからないんですけど、ベランダに出ると焦げくさくて、パチパチ音がして、屋根のところから白い煙が出ているんです。」と言うようなことを喋ったと思います。

名前や住所など聞かれ、怪我をしているか、火は見えるか、そして火事と言う事でいいですかと聞かれました。 家の中に火の気配は全くなく、匂いもせず、ベランダに出ても、火そのものを確認した訳ではありませんでしたので、火事と言えるのか断定できず、

「火事かどうかわからないです、どうしたらよいかわからないんです」と半泣きで答えました。電話の向こうで、「奥さん、それは火事ですから、すぐに家から避難してください。

隣近所にも火事だと言う事を知らせて回ってください。」と言うのを聞くと私はすぐに、猫部屋の窓を開け、犬を連れて外へ飛び出しました。 

すぐに南側の並びのお宅に知らせ、東側の並びのお宅に走り、チャイムを鳴らしているうちに、うちの屋根から出ていた白い煙が大量の黒い煙に変わり、ものすごい勢いで降りてきて、私は煙に巻かれて目も開けられないほどになりました。

慌てて犬を連れて風上へ逃げ、我が家を見上げると、まだ消防車も到着しないうちに、瓦の間からメラメラと炎が上がり始めたのです。 

家が火事に…(後)  より

消防のサイレンが近くまで来ると、近所の方達が駆けつけてきました。風下のお宅は、離れていても焦げ臭い匂いが風に乗って、いち早く気付いてやってきました。「あんた、どうしちゃったのよ!?」「わかりません、突然屋根から煙が出始めて」

私は、泣きじゃくりながら答えました。瓦の間から炎が出ているのを、どうすることもできず泣きながら見上げ、もうおしまいだと思わずにはいられませんでした。

肩をギュッと抱いてくれる人、一緒に涙ぐんでくれる人、泣いても仕方ないのだから泣くな!と叱る人、みな、近所の方々がそれぞれに私を励まし、慰めてくれました。

消防車や救急車パトカーが続々と到着し、それと同時に、近所で見かけない人たちも集まってきました。最初に到着した消防団のおじさんが、泣きじゃくる私を抱えて、「大丈夫ですよ、ちゃんと消してあげるからね」とおっしゃり、私はただ、「お願いします、お願いします」と泣きました。動揺が激しいという事で、私は救急車に入れられてしまいましたので、

その後の消火の様子は実際に見ていません。犬はお隣の方が看てくれて、猫は自力で脱出したと聞きました。救急車の中で、事情聴取がありました。消防の方、救急の方、警察の方、それぞれに名前、住所、家族構成、火事と気付いた時のことを何回も聞かれました。

特に、警察の方からは、朝起きてから時系列で事細かに行動を尋ねられ、その際に火元となるようなものを使用したかどうかを確認されました。 

そのうちに、消防の方が、ソーラーの電源はどこにあるかと尋ねました。私は、入居してから6年間、ソーラーの電源を触ったことも無く、何となくそれらしきものはあるけれど、それが電源なのかどうかさえ良く分からなかったのです。

なんでも、消防士の方々が、消火活動中に感電していると言われ、驚きました。

ハウスメーカーの人達が呼ばれ、電源は落とされましたが、ソーラーは日が出ている限りは電気を作り続けるようになっているらしく、結局、日が暮れるまで、感電状態は続いたようです。 

消防の方々の、危険と背中合わせの中での活躍のおかげで、ご近所に火が移ると言う事はなく、怪我人も出さずに鎮火することが出来ました。仕事とは言え、大変危険な活動です。本当に、消防の方々に感謝してもしきれません。

ハウスメーカーの方はすぐに、当日の宿泊先を手配してくれました。鎮火後、消防の方ととりあえずの身の回り品を取りに家に入りました。

燃えたのは屋根裏から上だけだったのですが、家の中は散々で、どこもかしこも水浸し、これが我が家かと目を覆いたくなるほどの惨状でした。クローゼットは扉が閉まっていたにもかかわらず、中の衣類は全てびしょぬれ、使えるものは何一つありませんでした。

体の力が抜けて、一瞬、生きる気力を失いました。家族みんな、焦げ臭い匂いをさせて、手配してもらったホテルへ車で向かい、翌日着るものも無かったので、閉まる寸前のヨーカドーで下着やとりあえずの衣類を買い、泣きながら床につきました。

他人の匂いたっぷりのホテルの部屋で、家を失った惨めさを嫌と言うほど実感させられました。その夜はほとんど眠ることができませんでした。