北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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三吉神社

2021-08-13 20:29:07 | 札幌

8日(日)までの猛暑(酷暑)から一転、10日(火)には10℃台まで気温が低下したことで、寒暖差の影響もあったのか、少々疲れが出てしまったようで、昨日は、帰宅後ずっと横になっていて、更新をお休みしてしまいました。

幸い発熱等の体調不良はなかったものの、一週間後に一回目のワクチン接種も控えていることだし、注意が必要ですね。

皆様もどうぞお気を付けください。

 

 

先日、市内で職場の人に目撃されたと書いたことがありましたが、その現場はこちらでした。

札幌市中央区の、電車通り沿いにある「三吉神社」です。

 

 

釧路豊平区平岸で同じ名前の神社に行ったことがありましたね。

「さんきちじんじゃ」「さんきちさん」と呼ばれることが多いと思いますが、「みよしじんじゃ」が正式だそうです。

 

 

 

 

 

札幌の三吉神社は、明治11年(1878年)に秋田県の太平山三吉神社の分霊を祀ったのが始まりとされており、翌年、現在地に奉遷しています。

現在の社殿は、昭和52年(1977年)に、社務所と共に造営されています。

 

 

こちらの御祭神は、

「大己貴神(おおなむちのかみ。開拓・医薬・縁結の神)」

「少彦名神(すくなひこなのかみ。開拓・医薬・酒造の神)」

「藤原三吉神(ふじわらみよしのかみ。勝利成功・事業繁栄の神)」

「金刀比羅宮(ことひらぐう。商売繁盛・航海守護の神)」

「天満宮(てんまんぐう)」

の五柱ですが、有名なのは、はやり天満宮のようです。

受験シーズンではないこの時期でも、こうして沢山の絵馬が飾られています。

 

 

 

 

境内社として「出世稲荷社」というのがあり、近隣だけでなく、遠くからも、祈願に訪れるサラリーマンが多いそうです。

「出世稲荷」というのは、古くは豊臣秀吉によって聚楽第(秀吉が建てた政庁、邸宅)内に勧請された稲荷神社が由来だそうで、京都の大原には、現在でも「出世稲荷神社」があります。

 

 

境内には、幾つかの石碑が見られます。

向かって左側の「郷社 三吉神社」とある方は、札幌軟石で造られたものです。

 

 

建立年月日も書かれています。

 

 

「御使御差遣記念碑」と刻まれているこちらは、昭和11年(1936年)、北海道で行われた陸軍特別大演習に昭和天皇が行幸された際、当時随行した侍従が御使として三吉神社に差遣されたことを記念して建てられたものとされています。

 

 

「桂月菊花為千秋」とありますが、これは何だろう・・・?漢詩か和歌かな・・・。

 

 

 

 

境内にある「神楽殿」。

例祭日には、こちらで能が見られるそうです。

 

 

境内の中から撮っていますが、これは、札幌市の保存樹として指定されている「こぶし」の木です。

昭和43年(1968年)8月に指定されたものだそうですが、樹齢はどのくらいなのかな・・・。

なかなか立派ですね。

 

 

 

正面とは反対側から。

こちら側からも入ることができますが、それほど広くない道路なので、車での参拝は控えた方がよいかと思います。

 

コメント (2)
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