北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ゴミについて

2008-04-30 19:50:45 | 日々のもろもろ
函館に来てビックリしたことの1つに、ゴミの分別が帯広と微妙に違うということがある。
例えば、帯広では、プラスチック製品のうち、歯ブラシやハンガー、食器類などは不燃ごみに分類されているのに対し、函館では可燃ごみとして扱われているのには本当にビックリした。
先日この話を職場でしたところ、部下の一人から、数年前に、高性能のごみ焼却炉が導入されたらしく、それによって、可燃ごみとして収集できる物の範囲がそれまでよりも広がったらしいとの答えが返ってきた。

でも、どうなんだろねこれって。
その時は、「へぇ~なるほどねぇ~」と思ったんだけど、よく考えてみると、本当にそれでいいのかなって思う。
私は帯広に引っ越して間もない頃、プラスチック製品は全て資源ゴミだと勝手に思い込んでいたのだが、ある日、歯ブラシを入れて出した資源ゴミの袋が、回収されずにゴミステーションに残っていたので、おかしいなと思って市のホームページを見ると、歯ブラシは不燃ごみと書かれてあって、ビックリした記憶がある。
可燃ごみか不燃ごみかという以前に、同じプラスチック製品でも、包装容器類は資源ゴミとして扱われているのに、歯ブラシやハンガーなんてのは、資源としてリサイクルはできないのかなあって、すごく単純な疑問として思ってしまうんだけど、どうなんでしょうね?
やってやれなくはないような気もするんだけど・・・。

それからもう1つ。これは大変いいことだと思うんだけど、函館では、町のいたるところに金属製のゴミ収集箱が設置されていて、みんながそこに排出することになっているせいか、例えばカラスが生ゴミの袋を食いちぎって、中身が路上に散乱するなんて光景が殆ど見られないのにも、失礼ながらビックリした。
帯広では、こうした収集箱が設置されているのはごく一部のため、それこそ町のいたるところで、カラスが食い荒らした生ゴミが散乱しいて、とてもじゃないけど見るに耐えない光景が広がっていたので、この辺はぜひ改善して欲しいなあと、元市民としては思ってしまいます。

明日は可燃ごみの日。旅行前なので、出せるものは全部出してしまいます。

最後に、さっき四国の天気予報を見たら、明後日だけ曇り時々雨だとか。
私の晴男パワー、今回は炸裂するかどうか、乞ご期待。
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2時間限定の冒険

2008-04-29 21:24:43 | 渡島・檜山地方
四国出発まであと3日だけど、それまで籠もっているのもなんだし、ちょっくらどこかへ行ってこようと思い、普通列車でのプチ旅行に出かけてきた。





道内の線路で活躍する、1両編成のワンマン列車。
これに乗って向かった先は・・・





函館から普通列車で1時間ちょっとの、「木古内」という町。
小さな町だけど、函館と青森を結ぶ「津軽海峡線」の要衝となっている町で、今後、北海道新幹線が開通することで、さらなる活性化が期待される町だ。

ということで、初めて訪れる町での、目的を定めない未知への冒険へ、Ready Go!
列車の関係上、滞在許容時間はわずか2時間。果たしてどこまで回れるか・・・?





駅を降りてしばらく歩いていると、展望台へ向かう登山道に辿り着いた。
傾いて見えるかもしれないけど、道を基準に見ると、きちんと真っ直ぐに見え・・・ますか?





15分ほどで山頂へ。
昨年、米子へ行った時に、米子城址の急な坂道を登った時のことを思い出しながら辿りつくと、眼下には、津軽海峡の雄大な景色が。
もう少し天気が良ければ、対岸の青森まで見えることもあるらしいです。





山を降りた後は、残り少ない時間を利用しての中心部散策。
まず見つけたのがこれ。戊辰戦争で新撰組と共に戦った、現山形県庄内地方の藩士達の上陸の地。
函館(当時は「箱館」)は、ペリー来航により開港された港の1つだけど、こういう所にまで戊辰戦争の跡が残っていたのにはちょっとビックリでした。
そういや、山形県って、置賜地方、村山地方、最上地方には行ったことがあるけれど、庄内地方だけまだ行ったことがなかったっけ。
過去に2回訪れて好きになった県だし、近くなったこともあるので、一度行ってみようかなあ・・・。





山を離れて海辺を歩いていると、突然こんな物が目に止まった。
一体これは・・・?





この写真は、木古内駅から徒歩5分ほどの所にある「佐女川神社」。
寛永2年(1625年)、時の松前藩の地頭の河野加賀守源景広によって建立された神社で、神武天皇の母にあたるとされる、「玉依姫命」を祭っているが、
当時、現在も町内を流れる「佐女川」の河口付近に建てられた神社の主祭神が玉依姫命だったことから、「女神に助けてもらう川」として「佐(助けるという意味があるらしい)女川」と名付けられたとの言い伝えが残っているらしい。
で、上の海辺の鳥居との関連はと言うと、この神社は、寒中みそぎの名所として知られていて、毎年1月に、修行者の男衆が厳寒の中で鍛錬に入っているのだが、その一環として、1月15日には、上の鳥居がある、通称「みそぎ浜」と呼ばれる浜において、4人の青年が、別当・稲荷・山の神・弁財天の4体の御神体を清めるというのが恒例行事になっているのだとか。

なるほど、「みそぎ」の名所だったんですね。
木古内のそれは今日初めて知ったんだけど、毎年、冬にあちこちで行われている寒中修行の様子を見ると、それだけで身震いしてしまう私。
もしやれと言われても多分無理だと思うけど、一度生で見てみたいという気持ちはあるかなと。

と言うことで、もう少し回ってみたい気持ちもあったけど、残念ながら時間切れのため今日はここまで。
実は、回っている中で、もう1つ、ぜひ行ってみたい場所があることを発見したので、そこは日を改めて行ってみようと思います。
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25℃まで・・・?

2008-04-28 22:22:55 | 日々のもろもろ
ほぼ全国的に行楽日和=今後1週間、登山は雪崩注意-気象庁(時事通信) - goo ニュース


いつも旅行に出発する直前は、天候が気になってソワソワしている私だけど、とりあえず今のところは大丈夫みたいで一安心。
一時期職場で雨男呼ばわりされていたこともあるのだが、それを返上してから早数年。今年も予報どおり好天に恵まれますように。

でも、予報見たら、気温が25℃くらいまで上がるとか。
こりゃ、今年もまた半袖持参だな。

今日の函館は、朝方弱い雨が降っていたのだけど、夕方は一転して快晴に。
そのおかげで、危なく職場に傘を忘れる所だった。
傘を持って職場の前を通りかかったお姉さん、どうもありがとう。
おかげで傘のことを思い出して、忘れずに帰宅することができました。
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語りつくせぬ魅力

2008-04-27 22:02:29 | ドラマ
劇場版公開を4日後に控え、北海道でも放送された、「『相棒』完全ガイド」。
見応えありましたですね~。
先日の水谷さん&寺脇さんの北海道ローカル番組ご出演の時もそうだったけど、お二人の口から、表裏関係なく様々なエピソードが語られるというのに、ついつい引き込まれてしまいました。

中でも良かったなあと思ったのは、主演のお二人以外の役者さんのインタビューが、短いながら収録されていたこと。
例えば、伊丹役の川原和久さんと、三浦役の大谷亮輔さんは、喋る雰囲気が劇中と異なっていて、特に川原さんに関しては、目を閉じて声だけ聞いていたら、恐らく伊丹だと気付かないのではないかと思うくらい雰囲気が違っていて、その辺からも、役作りの素晴らしさが垣間見れたような気がする。
他にも、角田課長役の山西惇さんや、米沢役の六角精児さんも、色々と裏話的な話をしていただいて面白かったが、願わくば、せっかく紹介シーンがあったのだから、大木&小松こと志水正義さんと久保田龍吉さんにもインタビューをしていただきたかったなあと・・・。

他に印象的だったのが、ゲストの中でもとりわけ印象的な人をフィーチャーした「悪女編」。
特に、佐藤江梨子さんや鈴木杏樹さんのシーンが印象に残ったけど、鈴木杏樹さんって、ついこの間、「土曜ワイド劇場」で水谷さんと共演されてましたよね。
あの番組の紹介記事を見た時、思わず、
「あっ、右京さんと月本幸子さんだ!」
って思ってしまったし。
そうなんです。入れ込んで見ているせいで、レギュラーやゲストで出演されている役者さんを他の番組で見ても、ついつい、「相棒」の役とダブらせて見てしまうんですよ。
例えば、鈴木杏樹さんなんかは、どの番組で見ても月本幸子さんにしか見えなくなってしまっているし、Season2第20話にゲスト出演された吉本多香美さんは、以前は、「ウルトラマンティガ」の影響で、
「あっ、レナ隊員!」
と思いながら見ていたのが、今では、「れ」が「る」に変わって、
「あっ、(岡村)留奈だ!」
と思ってしまうから不思議なもんです。(二役の留美はどうしたのって突っ込みはご勘弁を(汗))

因みにこのコーナーが終って、思わず口をついて出た言葉は、これでした。
「(木下)あゆ美ちゃんも出ないかなあ・・・」
時代劇への出演も決まったことですし、期待して待っていましょう。

とまあこんな感じで、他にも書きたいこと、印象に残ったことは沢山あるのだけど、「相棒」の魅力は、たかだか1時間半の番組では到底語りつくせないものがあるのだから、そこは、DVDやガイドブックを見て、自分なりの世界観で楽しんでいければよいのかなあと実感しました。
待望の劇場版、多分、5月10日か11日のどちらかに観に行きます。1回目は。
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インパクト大の地名

2008-04-26 17:03:33 | 函館



この石碑、「椴法華村発祥の地」とあるのですが、
ここで問題。この地名、皆さん(北海道の方は除く)読めますか?

いきなり正解を言っちゃいますが、「とどほっけむら」と読みます。
平成16年12月に市町村合併で函館市に編入された、函館から車で約1時間の所にある、漁業の盛んな小さな村です。


(場所はこちら)
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/todohokke/html_out/map_car.htm


舌を噛んでしまいそうな村名の由来は、アイヌ語の「トトポケ」(岬の陰の意)から。
北海道は、他にもアイヌ語に由来する地名が数多くあるのだけど、この村は、一度聞いたら忘れられないネーミングとしてテレビや雑誌で紹介されたこともあるので、合併して村名が消えてしまったのが、ちょっと残念。
私も、ぜひ一度行ってみたいと思っていたので、今日、車を走らせて行ってみました。

さて、勘のいい方はお気づきかもしれませんが、それでは、地名の由来になっている、「岬」とは一体・・・ということで、そっちにも車を走らせてみました。





旧椴法華村の漁港から車で約10分の所にある「恵山(えさん)岬」。
道立自然公園にも指定されていて、風光明媚且つ穏やかなスポットです。








岬の象徴が、写真の白亜の灯台。
日本の灯台50選にも選出されていて、周囲の景色とも大変よくマッチしている。
私がこれまで訪れた岬の中では、10年前に訪れた、高知の足摺岬に良く似ているなと実感した。








海を見下ろす高台から撮ったのが、この2枚の写真。
下の写真は、大きな木が少し邪魔をしているように伸びていたのが少々残念。

先日(4月5日)紹介した「立待岬」や、昨年10月に紹介した「襟裳岬」もそうだけど、岬から見下ろす海の景色って、何とも言えない落ち着いた雰囲気が感じられて私は好きだ。
これまで3年間海のない町に住んでいたせいか、こういう景色を見ると、癒しと共に懐かしい気持ちにさえなってくる。
これからも時々、こうした景色を求めて車を走らせることになるだろう。
コメント (2)
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