北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

五ヶ月が過ぎて

2012-08-31 20:35:28 | 日々のもろもろ
今日で8月も終わり。
江差へ異動してきて、早いもので五ヶ月が経過してしまったけれど、夏休みを三週間後に控え、ちょっと今がピークかなという気がしている。

来週、上部機関が来ての検査が控えているのだけど、これ自体は毎年恒例のものでありながら、ここ数年、皆さんも聞いたことがあると思うけど、「コンプライアンス」の観点から徐々に厳しくなってきていて、今年は特に、今までにはなかった調書の作成が求められている。
これは昨年度から進められていたもので、前任者からは、「お膳立てはしたので、後は淡々と調書を作ればよい」という引き継ぎを受けていたのだけど、だからと言って、それをただ鵜呑みにするだけだと、いざ自分が矢面にたった時にろくな対応ができず、検査の結果が悪いものになってしまいかねないので、6月頃から、全部で400くらいある項目を一項目ずつチェックして、調書の作成を進めてきた。
今週奥尻へ行ってきたのも実はそのためで、書類だけきちんと整理しても、実際に向こうの状況がどうなっているのかをしっかり頭に叩き込まねばならないと思ったので、二日間かけて作業を進めてきた。
とりあえず、できることはやったかなと思いつつ、来週水曜日の本番に向けて、月~火で総仕上げをしようと思っているので、後は、少しでも良い結果で終われるようにと思っている。

ただ、それはいいのだけど、ここ二~三週間くらい、そっちに集中し過ぎたせいで、他の仕事は、少々遅れ気味なのが正直なところ。
もちろん、そんなことはただの言い訳にしかならないのだけど、そうこうするうちに新しい案件も次々と飛び込んでくるので、ちょっと今は、一つ間違えると頭と体がパンクしてしまいかねないので、来週検査が終わったら、今度は遅れを取り戻すのに時間を費やすことになりそう。
そのうえ、三週間後の夏休みはもう確定だから、今までにないくらい、厳しいスケジュール管理が求められそうだ。

少し前までは、江差のような小さな町の事務所にも、事務系の職員が多く配置されていて、みんなそれぞれに仕事を分担していたのだけど、一人減り二人減りして、とうとう今は、課長と私の二人だけという状態。
それでも、本来は、人と一緒に仕事も減るということだったので、二人だけになって最初の頃はまだよかったのかもしれないけど、最近は、色々と厳しくなってきたせいで、一つ手続きを踏むのに相当な時間と労力が必要になったことも多く、正直な話、もう一人ぐらい誰か来てほしいと思うこともしばしば。
ま、愚痴ってばかりも仕方がないし、幸い、今の職場は、みんな仲が良くて雰囲気もとても良いので、それを頑張る原動力にできればいいのかなと思ってる。

と言うことで、来週から9月。
異動してきて半年という節目の月を、良い形で終わらせられるよう、しっかりと頑張らねば。
そして勿論、夏休みも充実したものにできるように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いい加減に・・・

2012-08-30 22:30:58 | 日々のもろもろ
真夏日:8月下旬、函館で6回目記録 最多更新/北海道(毎日新聞)





これ、今日22時22分時点における、室内の温度計です・・・。
本当に、いい加減にしてほしいものです。

一昨年も猛暑だったけど、この時期はさすがに涼しくなっていた記憶がある。
昨年は、飛び抜けて猛暑というわけでもなく、むしろ平均的な暑さという感じだったけど、9月に日本横断旅行から帰ってきてみたら、出発前まで半袖で十分だったのが一気に涼しくなっていたのを覚えている。

さあ今年はどうでしょうね・・・。
一応予報では、来週前半に降る雨の影響で、気温も平年並みに下がるみたいだけど、かと言って、昨年みたく急にグッと下がっちゃうのもどうかという気がするし・・・。

一体、秋の便りはいつになったら聞こえてくるのやら。
山の方では、トンボが飛んでいたり、少しずつ木々が色づいていたりしてますけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みそぎの舞台

2012-08-29 22:13:43 | 渡島・檜山地方



先週の土曜日、江差線で木古内まで行った時、短い滞在時間の中で見つけた場所をご紹介します。





海岸沿いに建っている一基の鳥居。
でも、その後ろに神社らしき建物は見当たりませんよね・・・。





ご覧のとおり、鳥居の後ろは、どこにでもある、ごく普通の砂浜。
一体ここはどういう場所なのかと言うと・・・





「みそぎ(禊)」という言葉、聞いたことがある方もいると思います。
神道で、自分自身の身に穢れのある時や重大な神事などに従う前に、自分自身の身を洗い清める儀式のことで、昭和から平成に変わって間もないころ、某疑獄事件を経て行われた国政選挙で、クロ若しくは灰色だった議員が多用したことで有名になったことがあったけど、実はここ木古内は、毎年1月に、選ばれし4人の若者が、厳寒の津軽海峡の中で冷水に浸かることで体を潔め、1年の豊漁豊作などを祈願するという、「みそぎ祭&寒中みそぎフェスティバル」というイベントが名物になっていて、「みそぎ浜」と呼ばれるこの海岸一帯が、その舞台になっているのです。

※石碑に何やら怪しい人影(白いポロシャツを着てカメラを構えている)が写ってますが、どうぞお気になさらぬよう(笑)





こちらが、祭りの中で若者達が津軽海峡に浸かる前に籠っている、「佐女川(さめがわ)神社」で、1600年代からこの地にあったとされている歴史深い神社。

記録によると、1831年1月15日、夢枕で御神体を清めよとのお告げを受けた神社守が、近くを流れる佐女川に入って、冷水で身を清め、御神体を抱いて海に出たところ、そこには大きな鮫と、その背中に白衣の美しい女性がいたという。
女性を神の使者だと信じた神社守は、夢中で何度も沐浴したが、いつの間にか女性は姿を消していて、大きな鮫は川を上って、上流の佐女沼に姿を消したとされており、それ以降、この地では、豊作、豊漁が続き、かの有名な「天保の大飢饉」も乗り越えることができたのだという。

このことが起源となって、毎年1月の寒中みそぎに繋がっているのだそうです。





「佐女川」に架かる橋。
どこにでもあるごく普通の橋だけど・・・、





その名も「みそぎ橋」と言うのだそうです。





ここが、佐女川と津軽海峡の合流地点。
川の河口を見るのは昔から好きなんだけど、こういう風に歴史に触れた上で見てみると、また違った趣があるように感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩と海とウニと・・・

2012-08-28 21:49:51 | 渡島・檜山地方
相変わらず残暑が厳しい北海道(そうでもない地方もあるけど)。
江差は、今日は30度で、明日も予報では32度とか。
週間予報を見たら、今週末から9月だってのに、来週もまだ30度になる地方があるとか。
いい加減涼しくなってほしいですよ本当に。

そんなこんなで、昨日今日は奥尻への出張。
昨日は外、今日は中であちこち動き回る作業をしていたけれど、これも、言うに及ばず暑さとの戦い。
節電の影響でエアコンは切っているので、今日は扇風機が大活躍でした。

そんな暑さとの戦いのさ中、昼休みに、ちょっくら散歩に出て、海を見て来ましたので、今日はその辺をご紹介。








出張所から徒歩10分くらいの所にある、観光名所「鍋釣岩」。
高さ約19mで、中の空洞は、人工ではなく自然にできたものと言うからして、大いなる脅威を感じてしまいます。








岩の近くの海。
透明度の高さに、心を奪われてしまいます。





岩を横から見て一枚。
この位置から見ると、何だか海の底から岩がニョキッと生えてきたような感じもします。





これは、繁華街の街路灯。
奥尻はウニが名産なので、このような形をしているのです。





最後に、帰りのフェリーのデッキで撮った夕陽。
時刻は午後6時ちょっと前。本当に暗くなるのが早くなりました。





夕陽と反対側も一枚。
夕陽が反射していて、何だか幻想的な雰囲気になっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綺麗な海の側で

2012-08-27 18:20:16 | 日々のもろもろ
今日は、月1ペースで来ている奥尻島への出張で、三回目にして初の泊まり。
宿は、島で実施されている道路や港の工場がピークになっていて、やっと押さえることができた旅館。
六畳の綺麗な和室なので、快適に過ごせそう。(相変わらずの猛暑だけど)

今日は、島内の港二箇所を見てきたのだけど、写真撮影のために、ロープしか昇降手段のない防波堤にも上ったりして、怖かったけど、奥尻の透明度が高い海を見ていると、疲れも吹き飛んでしまいます。

明日も、夕方まで奥尻で作業して、夕方のフェリーで江差に戻ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする