北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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札幌最古のお寺

2021-07-31 18:38:55 | 札幌

 

 

「札幌市東区 本龍寺やって参りました」

「何その書き出し?」って思われるかもしれないけれど、これは、「イチオシ!!」の「しあわせ散歩」冒頭での、オクラホマ河野さんの挨拶風。

細かいことだけど、河野さんはいつも「◇◇『に』やって参りました」の「に」を略して、「札幌市◯◯区 ◇◇寺(若しくは◇◇神社)やって参りました」と言うので、それがまた面白いなあと思いながら見ていました。

ま、それはどうでもいいとして・・・。

 

「札幌最古之霊場」とありますが、歴史あるお寺のようですよ。

 

 

 

一番上の写真は、幹線道路である「環状通」から撮ったものだけど、その環状通と交差する小さな道に面して、重厚な雰囲気の門があります。

 

 

 

中に入って見つけたのがこの石碑。

「幕吏 大友翁史跡」とありますが、「大友翁」とは、北海道開拓の祖と言われ、現在その一部が「創成川」となっている「大友堀」という水路を開削したことで知られる「大友亀太郎」のことです。

 

 

もう一つ門があります。

 

 

横に、お寺の由来(歴史)を細かく記した説明板があります。

上から二枚目の写真に「札幌最古之霊場」とありましたが、このお寺は安政年間(1854年~1859年 )、「明珠院日現」という僧によって開山され、説明板にもありますが、慶応4年(1868年)、大友亀太郎により、境内に、妙見大菩薩を祀る「妙見堂」が建立されました。

その後、明治14年7月(1881年)に寺号を公称し、現在に至っています。

 

 

説明板に、開拓判官として札幌開拓の礎を築いた「島義勇」に関する記述もありますが、その島判官にまつわる碑も建立されています。

 

 

小さな祠があり、その中に三体の像が。

 

 

名前が書かれていないのですが、これは恐らく島義勇でしょう。

 

 

こちらが、お寺に縁の深い大友亀太郎だと思うのですが、

 

 

もう一体が何という人物か分かりません。

色々調べたけど出てこなかったので、直接聞いてみようと思い、事務所へ行ってみたのですが、残念ながらどなたもいらっしゃらなかったようで、話を聞くことはできませんでした。

引き続き調べてみます。

 

 

 

こちらが、説明板にある「妙見堂」。

昭和63年(1988年)に、「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選定されています。

 

 

こんな説明板が置かれていました。

お子さん向けなんでしょうかね。

 

 

説明板に描かれている二つのキャラクター。

こちらは、東区の公式キャラクター「タッピー」

 

 

こちらは初めて見ました。

元町地域限定のキャラクターでしょうか。

 

 

こちらが本堂。

 

 

 

永代供養のための三重塔も建立されています。

 

 

 

「さっぽろ・ふるさと文化百選」としての説明板も設置されています。

札幌最古の寺院である「本龍寺」。まだまだ調べてみると、興味深い歴史エピソードに出会えそうです。

 

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あれから20年

2021-07-30 19:32:20 | 特撮作品鑑賞

百獣戦隊ガオレンジャー20周年記念「ガオフェス」が開催!(スポニチアネックス)

 

久しぶりにスーパー戦隊シリーズ関連のトピックス。

そうか、もう20年経つのか・・・。

 

「百獣戦隊ガオレンジャー」は、平成13年(2001年)にスタートした、スーパー戦隊シリーズ第25作目の記念作品。

当時27歳~28歳だった私も、ちょうどこの頃、戦隊シリーズを始めとする特撮作品の熱が高まり出していたので、今でも印象に残っていますが、実はこの2001年というのは、今に繋がる重要な転機となった年と言ってもよい年でした。

どういうことかというと、

 

・この年の4月頃からPCでインターネットをやり始めた私は、検索で見つけた戦隊シリーズ関連のサイトに出入りするようになり、そこで知り合った人達と、8月に旅先の京都で、11月には地元札幌でオフ会に参加し、同じ趣味の仲間と交流を持つようになった。

 

・残念ながら、この「2001年に知り合った人達」は、様々な事情で現在は全員音信不通になっているのだけど、現在でも交流のある仲間達との出会いは、この「2001年に知り合った人達」が関係している。

 

・この年知り合った人の中に、自身のHPを立ち上げ、オフ会を率先して企画・開催していた「U氏」という人がいたのだが、このU氏の繋がりで知り合った「G氏」が立ち上げていたHPの掲示板に、現在も交流のある仲間が書き込みをし、それを見た私がコメントを書き込み、そこにリンクされていた仲間のHP(現在は閉鎖)にお邪魔させてもらった。

 

ということなのだけど、実はもう一つあり、このブログでも時々触れている、現在でも月1ペースで文通を続けているペンフレンドと知り合ったのは、冒頭で触れた「ガオレンジャー」がきっかけ。

現在でも不定期で刊行され続けている「HERO VISION」という特撮専門誌があるのだけど、昔、色々な雑誌によくあったペンフレンド募集のコーナーに彼女が、「ガオレンジャーファンの方」という条件で投稿しており、それを見た私が、同じ北海道ということで手紙を送ってみたということだったのだけど、正直、それから20年も文通が続くなんて、当時は全く想像すらしていなかったと思うし、今振り返っても、我ながら凄いことだと思います。

最初に私が手紙を送ったのは、10月か11月だったと思うので、今年のその頃に出す手紙の中で、この話題に触れてみようと思っています。十年前、10周年のときには特に触れた記憶がなかったので。

 

 

 

2001年を振り返る上で欠かせないもう一つのトピックスが、当時、森永製菓から出ていた「スーパー戦隊ウェハースチョコ」のオマケであるカードの収集。

第一弾と第二弾に分けて発売され、私は両方共にコンプリートしているのだけど、自分で集めるだけでなく、買い集める中で重複していたカードを互いに交換するサイトというのがあって、そういうのを利用したのもよい思い出です。

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2つのカントリーサイン

2021-07-29 19:58:22 | 小樽・後志地方

 

たまには「札幌」以外のカテゴリーからということで。

JR函館本線ほしみ駅の近くにある、小樽市のカントリーサイン。

青は海で、小樽運河の街路灯と、運河沿いの古い倉庫がデザインされているのかな。

 

 

 

なんだけど、一般的なカントリーサインを紹介するサイトで紹介されているのは、こちらのデザインの方。

見てのとおり、小樽運河が描かれています。

一枚目の方は、以前、「発見!タカトシランド」で映りこんでいたことがあったので、私の中では、「小樽のカントリーサインといえばこれ」というイメージが出来上がっていたのだけど、実はそれ以外にも別なのがあり、しかもそちらの方が有名だと知ったときは、正直驚きでした。

二枚目の方ですが、設置されている場所によっては、運河の水と街路灯が、青ではなく紫になっているものもあるそうです。

高速道路には、この二つとはまた違うデザインのが設置されているそうだけど、さすがにそれは、降りて撮るわけにいかないので。

カントリーサインの写真を撮るために方々を回っている方も多いようだけど、二枚目の方は国道沿いなので見つけやすいとしても、一枚目の方は国道から少し入った市道沿いなので、見つけるのは困難かも。

それだけに、見つけたときの喜びや達成感はひとしおなんだろうなと思いますが。

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祝・50周年

2021-07-28 19:49:20 | 札幌

 

北海道民なら誰もが知っている、地元密着度の強い「セイコーマート」。

写真は釧路で住んでいたアパートの近くにあった店舗だけど、「セブンイレブン」や「ローソン」などの大手が進出していない小さな町村では、スーパーマーケットの替わりとして、住民の生活を支えています。

以前仕事で関わったことのある小さな村では、待望のセイコーマートがオープンする日、役場の月間予定表に、赤い文字で「セイコーマートオープン」と書かれていたぐらいでしたから。

 

 

でもって、こちらの写真。

実は今年2021年は、セイコーマートの1号店が誕生してから50周年という節目の年。

写真の店舗が、その第一号店なのです。

たばこに肉、酒と、小さなスーパーのような感じだったんですね。

これらいずれも、現在でもセイコーマートでは普通に売られていますが(地方だけでなく札幌のような都市部でも)。

 

 

そしてこの写真が、現在も営業している第一号店。

駐車場もなく、店内でおにぎりやお弁当を調理して販売する「HOT CHEF」もないのだけど、現在でもこうして営業を続けています。

50年間もこうして地元の生活を支え続けていることに、敬意を表したいと思います。

 

 

そういえば、ここに限らず、セイコーマートは、他の大手コンビニと違って、店舗の撤退、閉店ということが少ないかもしれません。

私の近所でも、私がまだ学生だった頃(25年前)からずっと営業している店舗がある(そこも、駐車場とHOT CHEFはない)し、先週、それよりもさらに前、小学校から中学校にかけて住んでいた地域に行ってみたところ、そこでも、当時からある店舗が、未だ営業を続けているのを確認しました。

このことからも、いかにセイコーマートが道民の生活に根差し、道民と共に歩んでいるお店であるかが窺えると思います。

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木工団地

2021-07-27 19:03:29 | 札幌

 

 

久しぶりの気になる電柱紹介。

「木工」って何でしょう・・・、

行政地名ではありません。

 

 

何やら歴史ある町工場のような建物があります。

 

 

 

 

 

写真の場所は↑のとおりで、小さな町工場が幾つか見られますが、この辺りは、昭和30年代後半に工業地域として造成され、「木工団地」という工場集落が誕生した地域でした。

 

 

「団地」というくらいだから、相当な数の工場が軒を連ねていたことと思いますが、宅地化の進展や、工場の建物、設備の老朽化などにより次々と撤退し(↑の写真にも写りこんでいますが、大手ショッピングモールも開設されています)、その数も少なくなってしまいました。

それでも、札幌市の産業史に大きな足跡を残したことには間違いない地域なので、今でも頑張って操業されている工場にエールを送りつつ、そうした歴史のある地域であるということをしっかりと留めておきたいと思います。

 

 

 

電柱に残された地名には、その地の歴史が刻まれているということが、あらためて確認できた気がします。

因みに、発寒にはもう一つ「鉄工団地」といって、こちらは現在でも一大工業地域として稼働している地域があるので、近いうちにそこもゆっくり回りながら、歴史を探ってみようと思います。

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