北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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コナンワールド

2024-05-25 20:04:02 | 映画

 

劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」。

遅くなったけど、ようやく観に行ってきました。

 

 

市電で「松風町」電停で下車の「シネマ太陽函館」。

ここで映画を見るのはいつ以来かなと思って振り返ってみると、実に8年ぶりでした。

 

(最後に観に行っていたのはこの映画)

 

全国上映 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

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8年ぶりだけど、中は全く変わっておらず、懐かしい思いがこみ上げてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガイド活動をしている手前、函館の名所旧跡が多数登場するこの映画は絶対に外せないと思っていましたが、ガイドサークルの方たちと話していて、既に観たという方から、「そもそもテレビで見たことがなく、基礎知識が全くなかったので、作品世界に入っていくのに時間がかかった」という趣旨の声が幾つか聞かれたので、私はどうかなと思っていました。

一応、10年前あたりに娘と一緒に毎週見ていたので、最低限の知識ぐらいは・・・と思っていましたが、残念ながらそこはやっぱり駄目でしたね。このポスターに登場する人物も含め、理解できていたのは、コナンと毛利父子、それに少年探偵団の面々ぐらいでした。

でも、実際に観てみて、人物や設定に関する基礎知識には乏しいけれど、作品世界にはすんなり入って行けたと思います。その理由は、それだけこの作品の基礎設定がしっかりとぶれないまま長年貫かれていて、初めて観る人や私のようにしばらく観ていなかった人にも、登場人物の人物像や設定がすんなり理解できるような作られ方がされているということだと思います。

以前、「相棒」のノベライズ版に感想を寄せた方(どなただったかは忘れちゃいました。自宅に戻れば確認できるのですが)が、「(第1話からではなく)途中の回から見始めたのに、どの人がどういう人物設定なのかが瞬時に理解できた。それだけしっかりとした作り方がされているということなんだと思う」という趣旨のことを書かれていたのを思い出しましたが、それと同じことがこの作品にも言える気がします。

暗い場内ではありましたが、ガイド学習用のメモ用紙を持参し、どのシーンで函館どの場所が登場したかを殴り書きでメモしてきました。これからのガイド活動の中でも、その場所を案内することになったら、年齢性別関係なく触れてみようかなと思います。

劇中で登場した場所については追って紹介しますが、一箇所だけ、この劇場版がきっかけで参拝客が激増しているというこちらの神社を、過去記事の再掲で紹介します。

 

(「北海道東照宮」の記事)

 

東照宮と箱館戦争 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

最近、西部地区ばかり散策していたので、たまには郊外にあるスポットをと思い、前から興味がありつつ、行っていなかった場所へ行ってきた。函館市郊外の陣川町(「相棒」フ...

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お宝の隠し場所として、コナンや服部平次が解いた暗号に記されていた場所です。

 

 

 

JR函館駅のロビー。

ここも、小さいお子さんを連れたご家族の写真撮影の行列ができています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

函館市内を走る、作品デザインがラッピングされた電車やバス。

路線によっては、アナウンスがコナンの声になっているのもあります。

いつまでの運行か分からないけれど、これから函館に来て作品世界を楽しんでみたいという方はどうぞご参考ください。

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これは行かねば

2024-03-31 15:55:42 | 映画

 

 

大泉洋、函館でコナン大暴れ苦笑い 「めちゃくちゃにして…」とツッコミ

 アニメ『名探偵コナン』劇場版シリーズ27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(100まんドルのみちしるべ)』が、4月12日に公開されることを記念して26日、劇場版の舞台...

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アニメ映画なんてかなりしばらく観ていないけれど、4月からガイド活動を始める手前、これはやっぱり観に行かなきゃいけないんだろうなと思います。

ひょっとしたら、いわゆる「聖地巡礼」の旅行客を案内する機会がある可能性があるし、「はこだて検定」で出題される可能性だってあるでしょうから。

「聖地巡礼」については、私も仲間たちと、毎年、80年代のスーパー戦隊シリーズのロケ地を巡る「遠足」を開催しているので、皆さんがどういう思いで各地を回っているのかも理解しているつもりでいます。

 

んで、函館ではいつから上映ですって?

 

 

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』

ついに明かされる、“キッドの真実”ー 刀に秘した“真実”が、いま月下へと導かれる!4月12日(金)公開!

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』

 

 

4月12日(金)からですね。承知しました。

次の週の週末(20日(土)か21日(日))に西部地区に行こうと思っている用事があるので、それと抱き合わせるかな。

函館の「シネマ太陽」は、全国的にも話題の映画の上映が他の地域よりも遅れたり、どうかしたら上映自体しないなんてことが、少なくとも以前私が住んでいた頃はよくあったけれど、さすがにこれは公開と同時に上映しますよね。

 

出発まであと3日。

今日は全国的に日曜日だけど、区役所が午前中開庁していたので、転出手続きを済ませてきました。

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17年前の記事

2022-08-06 16:34:24 | 映画

17年もこのブログを続けていると、たまに、きっかけがあって古い記事を読み返してみることもあるのだけど、先日、相互フォローを頂いている方のブログでのやり取りがきっかけで、この記事を思い出し、読み返してみました。

 

 

韓流ブームを先取り? - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

いつもと趣向を変えて、たまには映画の話でも。相変わらずの韓流ブームですが、実は今から4年前、韓流ブームが本格化する以前に、一つの感動作品が制作、上映されていたの...

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ブログの開設から五か月後の、平成17年(2005年)10月29日の記事。

その四年前に日本で公開されていた「リメンバー・ミー」という映画について紹介していました。

どういうストーリーかというと、所属していた大学のアマチュア無線の同好会の部室から、壊れた無線機をもらった女子大学生が、皆既日食の夜に、同じ大学の学生と名乗る男性と無線機で交信し、翌日会う約束をしたのだが、実は、女子大学生が生きているのは1979年、相手の男性が生きているのは2000年という、時空を越えた関係であったというのが主軸で、やがてそのことから、二人を繋ぐ運命が徐々に明らかになっていくというもの。

正直、フォロワーさんのブログでこのことを思い出すまで、ストーリーも含め、ほとんどが忘却の彼方だったのだけど、今回記事を読み返してみて、色々なことが思い起こされてきました。

この映画に興味を持ったきっかけは、↑の記事でも書いているとおり、当時FCに入っていた岡本真夜さんが、この映画のイメージソングを歌っていたということ。(YouTube探してみたけどなかった。残念・・・)

観に行った劇場がどこだったかは忘れちゃったけど、多分、もうない劇場だと思います。大通公園に面していた辺りだった気がするんだけど。

それと、この映画は、「時の香り」というタイトルで日本版リメイクされているんだけど、それには、ブレイク前の斎藤工さんが出演されていました。

ファンの皆さんにとっては貴重な映像だと思うので、ハッシュタグにしておきました。

 

今後も、過去記事を振り返る機会があったら、こんな具合に書いていこうと思います。

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アイヌモシリ

2020-11-29 18:22:25 | 映画

 

阿寒湖畔にある「アイヌコタン」を舞台にした映画、「アイヌモシリ」を観てきました。

アイヌ文化と距離を置き、コタンを離れたいと考えている14歳の少年が、周囲との触れ合いにより、アイヌ民族の文化や精神を肌で感じ、その世界に入っていくという過程が描かれています。

主人公の少年をはじめ、主要キャストをコタンで暮らすアイヌの方達が演じることで、約1時間30分という短い時間ながら、アイヌ民族の文化や精神が、よりリアルに感じられる内容になっています。

地元釧路をはじめ、全国各地で上映されている、この冬オススメの作品です。

「アイヌコタン」の紹介記事

 

アイヌ民族の文化や歴史にはすごく興味があり、じっくり勉強したいという気持ちもあるのだけど、幅の広さに、どこから手を付けてよいやらのが正直なところで、なかなか先に進めないでいます。

願望を言わせてもらうと、ご当地検定(私が受検した「はこだて検定」や「くしろ検定」など)のテキストのように、幅広い分野のことがコンパクトに纏められている本があるといいのになと思うのですが・・・。

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一粒の麦

2020-01-26 19:38:07 | 映画

 

このような映画を観てきました。

日本初の女医・荻野吟子の生涯を描いた作品です。

男尊女卑の考えが強く世にはびこっていた明治期、周囲の反対や弾圧にも屈することなく、女医になるという初志を貫徹し、出身である埼玉県では「三大偉人」の一人に数えられている人物ですが、実は北海道にも縁があり、明治30年(1897年)に、檜山の瀬棚町(現・せたな町)に診療所を開業していました。

 

※「三大偉人」の残る二人は、新一万円札の肖像となる渋沢栄一と、江戸時代に盲目の国学者として活躍した塙保己一。

 

このことから、せたな町には、その功績を称える顕彰碑が建っているそうなのだけど、私がそのことを知ったのは、函館を離れる直前(でもなかったかな?)だったので、そこへ行ったことはありません。

もっと前、せめて江差に住んでいた頃に知っていればと、残念に思ったものですが、また行く機会はあると思うので、そのときにじっくりと見てくるのを楽しみにしたいと思います。

せたな町だけでなく、出生地である熊谷市や、診療所跡などがある都内各地にも、彼女の功績を紹介する施設があるそうなので、そちらにも行ってみたいです。

 

タイトルの「一粒の麦」は、「ヨハネ伝」の第12章24節のキリストの言葉、「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」に由来するものですが、荻野吟子は、友人に誘われて聞きに行ったキリスト教牧師の説教の中にあった「男も女も神の目から見たら平等である」という言葉に心酔し、後に洗礼を受けることとなりました。

毎日の通勤ルート上にある「釧路ハリストス正教会」の掲示板にこの作品のチラシが貼られていたのを見て、「どういうことなんだろう?」と疑問に思っていましたが、なるほどそういうことだったのかと分かりました。

 

作品は、主演の若村麻由美さんや、夫役の山本耕史さんなど、錚々たる顔ぶれの役者さんが揃っていますが、ラスト近く、せたな町の観光名所、三本杉岩の前でロケが行われたシーンで、北前船の船主役で出演されている柄本明さんが、ほんの数分の1シーンにも関わらず強烈な存在感を発揮されていて、改めて素晴らしい役者さんだなあと実感させられました。

昨年10月に東京で公開され、今年に入ってからの全国上映会では釧路は三か所目。

「コーチャンフォー釧路文化ホール」こと「釧路市民文化会館」で上映されましたが、町の劇場でもこんなことはないのではと思うほどの満席でした。

これからも全国各地で上映されるので、ストーリーの詳細には触れませんが(公式サイトはリンクを貼っておきます)、久しぶりにいい映画を観たなと思えました。オススメの作品です。

そうそう、最初の方で、誰の台詞だったか忘れたけど、「ボーっと生きてんじゃないよ」という台詞があり、このとき、会場からドッと笑い声があがりました。やっぱり皆さん「チコちゃん」を観てるんですね(笑)。

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