昨日の記事の続き。
函館の歴史上欠かせない人物の旧住居にして、貴重な資料が数多く展示されている施設が無料開放されていたということで、多くの人が興味深く眺めながら歩いていたのが印象的でした。
4畳半のスペースですが、この中に相馬家の歴史が詰まっています。
右から、初代相馬哲平とその夫人、二代目哲平、三代目哲平の写真。
二代目も多額納税者で、1935年(昭和10年)の全国長者番付に「前頭」として位置づけられています。
右から二つ目の「贅沢をせぬこと」については、初代哲平が、一代で財を成した豪商にも関わらず、食事は質素で、下駄も潰れるまで履き続けたというエピソードが残されています。
旧函館区公会堂の建設に多額の寄付をしたのは有名な話ですが、他にもこれだけの実績があるということなんですね。
お、気になる記載がありましたよ。
そうなんです、10年前に放送された「ブラタモリ」函館編で、この建物が紹介されていたのです。
でも、一言申し上げたい。なぜ、「タモリさんが」なのでしょう。きちんと、「タモリさんと桑子真帆アナウンサーが」と書いてほしかった・・・って、思った桑子アナファンの方、私の他にもきっといる・・・かな?
この眺めが、ブラタモリでも紹介された旧イギリス領事館方面。
そして、「ブラタモリ」で紹介されたといえば、
そう、1921年(大正10年)函館大火の痕跡とされる、木材の焼けた跡です。
番組では、函館の坂道が、直線かつ幅が広いのは何故というテーマで、度重なる防火対策として、類焼防止のために坂道が広く整備されたということに触れられていましたが、そのきっかけとなった大火の痕跡がここに残されているということで、タモリさんと桑子アナが旧相馬家住宅を訪問し、この焼け跡が紹介されていました。
最後にこうして見ることができてよかったです。