北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

西興部村

2022-11-29 20:02:07 | オホーツク地方

北海道には難読地名が沢山ありますが、これは何と読むでしょう?

 

興部

 

「興味」の「興」だから「きょうべ」若しくは「きょうぶ」、あるいは「こうべ」若しくは「こうぶ」?

その辺が自然かなと思いますが、正解は、

 

おこっぺ

 

と読みます。

まあ確かに、「興」は、訓読みで「お」とも読むけれど、「おこっぺ」は、道外の方にはちょっと難しいかなと思います。

因みに地名の由来は、アイヌ語「オウコッペ」=「川尻の合流しているところ」が転訛したものであり、「興部川」、「藻興部川」という川が合流してオホーツク海に注いでいたところから、このように呼んでいたとされています。(興部町公式HPより)

 

 

今月の初め、地下鉄大通駅とさっぽろ駅を結ぶ「チ・カ・ホ」で、興味深いイベントが開催されていました。

たまたま近くまで行ったときに発見したので、ちょっと立ち寄ってみました。

 

 

これは、「興部町」の隣にある「西興部村」という村の地域おこしPRのためのイベント。

人口僅か1,039人(今年10月の統計値)で、全体の約9割が森林というこの村は、日ごろから地域おこしPRを積極的に行っていることで知られていて、このときも、札幌でこうしたイベントが開催されていたのでした。

 

 

 

村のイベントや名物を紹介する展示。

 

 

そして映像も。

映像にある「名士(めいし)バス」というのは、旭川と稚内の中間地点にある名寄(なよろ)市に本社のあるバス会社で、「名士」の「士」とは、名寄に近い「士別(しべつ)」という市の頭文字。

せっかくなので脱線して書いちゃいますが、北海道には「しべつ」と読む町が二つあり(もう一つは、道東の「標津町」)、こちらの方は、「武士」の「士」を用いていることから、「サムライしべつ」という愛称で知られています。

 

(参考:「サムライしべつ」の位置)

 

 

 

 

おや、このキャラクターは?

 

 

会場で子供たちに大人気だったこのキャラクターは、西興部村のイメージキャラクターの「セトウシくん」。

村内にある「瀬戸牛峠」に由来する名前で、ロックンローラーだそうです。

 

 

 

西興部村イメージキャラクター、ロゴ等について | 北海道西興部村

北海道西興部村

 

 

 

西興部村は、私も以前から興味があるのですが、いかんせん遠いこともあって、なかなか行く機会に恵まれません。

でも、いつか必ず行きたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オホーツクール

2020-08-07 21:09:50 | オホーツク地方

 

平昌オリンピックでの銅メダルの記憶も新しい、カーリング女子:ロコ・ソラーレの地元、北見市常呂町。

その常呂町にあるカーリングホールとして知られるのが、平成25年(2013年)11月1日に誕生した「アドヴィックス常呂カーリングホール」。

国際大会開催規格に準拠し、国内最大の競技場数6シートを備えた専用屋内施設です。

 

 

ホールの入口前にある、カーリングデザインのカラーマンホール。

昨年5月に新たに設置されたものだそうです。

 

 

 

全国あちらこちらで人気のマンホールカード。

北見市役所の常呂総合支所で配布しています。

窓口がお休みの土日祝日も、地下にある宿直室で配布しています。

 

 

JR女満別駅のロビーに、このようなポスターが。

 

 

こちらは、佐呂間町の道の駅。

オホーツク管内の各市町村に、ロコ・ソラーレのメンバーが、それぞれの町をPRするべく、設置されています。

 

 

 

了解しました。ハッシュタグに入れておきます。

と、メンバーの一人の親戚である友人(個人が特定されるといけないので、メンバーの誰かは書きませんが)にも伝えておきたいと思います。

 

 

これは、大空町の道の駅。

 

 

そしてこちらは女満別空港。

 

 

 

 

サイン入りのストーンも展示されています。

これからもオホーツク地方の観光PR材料として、広く活用されていくことでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女満別駅2

2020-08-06 21:03:26 | オホーツク地方

 

JR女満別駅前の風景。

ロータリー状になっていて、花壇と、小さい鐘がついている塔が立っています。

この鐘は・・・どうなんでしょう?定期的に鳴ったりするのかな。

 

 

小さな碑を見つけました。俳句が刻まれた碑があるようです。

 

 

 

高野素十(すじゅう)という俳人による「女満別 西女満別 秋の風」という俳句。

調べてみると、茨城県出身の俳人で、「春風や 闘志抱きて 丘に立つ」で知られる高浜虚子に師事し、山口誓子、阿波野青畝、水原秋桜子とともに「ホトトギスの四S」と呼ばれ、高い評価をされていたのだそうです。

 

 

元々は町内の「女満別神社」にある「俳句の杜」に設置されていたのが、現在はこうして駅前に移設されているとのことです。

 

 

小さな滝・・・ですが、水は流れていません。

せっかく広場として整備されているので、ちょっと残念というか、物足りない気もします。

 

女満別駅は、市街地というか繁華街からは少し離れているせいか、列車が来る時間帯以外は、人も殆ど歩いておらず、少々寂しい気もしました。

でも、今回紹介した句碑のように、「こういう物があるんだ」的な発見ができるというのは、町ブラの魅力なのかなと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女満別駅

2020-08-04 19:23:27 | オホーツク地方

 

大空町の中心部にある、メルヘンチックな建物。

物産館とか博物館、あるいは美術館の類でしょうか・・・、

 

 

って、白々しく言っちゃいましたが、JR石北本線の「女満別」駅の駅舎として使用されている建物です。

合併して「大空町」となって以降も、駅名は「女満別」のままで、現在の駅舎は、平成2年(1990年)の開設で、図書館が併設されています。

 

 

ここも、美幌駅と同じく特急が停車しますが、無人駅です。

 

 

特急列車が停車することと、網走~北見という主要な町を結ぶ区間の途中ということで、列車の本数は、割と多めだと思います。

 

 

 

駅舎から反対側へ通じる歩道橋の上から。

 

 

「女満別(めまんべつ)」という地名は、アイヌ語の「メムヤベツ」「メム・アン・ペツ」(冷たい泉のある川)に由来しています。

 

 

歩道橋への通路から見えるステンドグラス。

素晴らしい芸術作品だと思いますが、作者の名前とか設置の経緯は、さらっと調べてみましたが、分かりませんでした。

地元ゆかりの方でしょうかね。

 

 

 

駅舎の側には、かつての車掌車が展示されていますが、この色は運行されていた当時からのものでしょうか。

車掌車というと、色は黒というイメージが強いだけに、そうだとすると、大変珍しいのではないかと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女満別空港

2020-08-03 18:22:10 | オホーツク地方

 

網走、北見地方の空の玄関口「女満別空港」に寄ってみました。

先日釧路空港に行ってきましたが、コロナ禍で空の旅をしようという気になかなかなれず、正直旅に関する欲望が爆発寸前になっている感があったので、そんな気分を少しでも払拭したいという気持ちもありました。

 

 

空港の入口に、このような彫刻が設置されています。

昭和60年に設置されたもので、「女満別空港」の文字は、当時の横路孝弘北海道知事の揮毫によるものだそうです。

因みに、この角度から撮っているのは、私自身のねじ曲がった(ひねくれた)性格もさることながら、正面から撮ると、もろ自分の姿が写し出されてしまうからです。

 

 

「冬の厳しさが強ければ強いほど、春の訪れは、喜びに満ちたものになる。

網走周辺の自然は、冬には冬の詩情があり、春には春の詩情がある。

それらが人間に与える恵みを尊重する思いを込めて、このモニュメントを制作した。」

と書かれてあります。

作者の國松明日香さんという方は、小樽市出身の彫刻家で、Wikipediaによると、札幌市内にも多くの彫刻が建立されているそうです。

どんな作品があるのか、調べて見に行こうと思います。

 

 

空港の中へ。

羽田便と関空便が、コロナ禍の影響で運休になっているようです。

釧路空港からの関空便は、LCCのピーチアビエーションですが、こちらはANAなんですね。

 

 

ロビーの風景。

旅立ちたいなあ・・・。

 

 

セブンイレブンが入っているんですね。

空港内に大手コンビニがあるのは、地方空港では珍しいのかな?

 

 

 

ちょうど、羽田行きのANA便が停まっていました・

これから出発です。

 

 

 

羽田行きですが、プロペラ機なんですね。

プロペラ機は道内便でしか利用したことがないような気がしますが、窓からプロペラが見える位置に座っていると、その迫力に見入ってしまうことがあります。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする