北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ロイズローズガーデン

2022-07-31 16:00:00 | グルメ・スイーツ

 

これまで何度か、北海道の有名なお菓子メーカー、「ロイズ」の関連施設を紹介してきました(例えばこちらとかこちら)が、今回紹介するのは、札幌市の北東端、当別町との境近くにある、北区あいの里にある、「ロイズ」の親会社、「(株)ロイズコンフェクト」のある場所。

 

 

その敷地の一角に・・・、

 

 

このようなガーデンが整備されています。

「ローズ」とあることでお察しと思いますが、バラが主体のイングリッシュガーデンです。

 

 

 

入口から入ってすぐの所で出迎えてくれたのは、バラではなく、こちらの白い花。

花の名前の表示がないので種類は分かりませんが、「デルフィニュウム」かな?

 

 

 

 

バラの見ごろは、例年6月中旬から7月下旬(今日までか)とのことです。

 

 

それほど広くはない庭園内には、所々、こうした休憩スペースも設置されています。

 

 

 

何やら鐘が設置されていますよ。

 

 

「Royce family Memorial Tree 2020.07.01」とありますが、どういう意味があるのかな。

 

 

こちらは、「アナベル」でしょうか。

 

 

 

 

こちらも冒頭と同じ「デルフィニュウム」でしょうかね。

 

 

 

バラと緑の草花の中を潜り抜けるアーチがありました。

藤棚のように、花が綺麗に咲いていたら絶好の映えスポットでしょうね。

 

 

町中でも割とよく見かける「シャスターデージー」も咲いています。

 

 

こちらは、「エキノプスリトロ」という、キク科の宿根草。

見るのは初めてだと思います。

 

バラが主体とはいえ、10月下旬まで開園しているとのことで、秋は秋で違った魅力があるのかなと思いました。

秋にも一度行ってみようかな。

 

コメント (8)
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ラベンダー発祥の地

2022-07-30 16:48:55 | 札幌

今日は真夏日の北海道。

7月も明日で終わり、お盆を過ぎると少しずつ秋めいて来るのかなと思います。

 

 

6月から7月にかけて、札幌市内でもあちらこちらで見られるラベンダー。

今年はそろそろ時期も終わりですが、来シーズンに向けて、一つ、ラベンダーに関する歴史スポットを紹介しておきます。

 

 

 

場所は、南区南沢というエリア。

 

 

 

これは、昭和15年(1940年)、南沢にある農園で、日本で初めて、香料としてのラベンダーの栽培が行われたということに触れたうえで、ここが「ラベンダー発祥の地」であるということをPRしているものだけど、以前、ここに書かれている「曽田香料」という会社について、西区二十四軒に工場があり、昭和13年(1938年)に、そこでラベンダーの試験栽培を行っていたということに触れて、あくまで私見ですが、「本当の『発祥の地』は、(南沢ではなく)二十四軒なのでは?」ということを書いたことがありました(こちら)。

別に、どちらが「発祥の地」なのかについて論争が起こっているわけでもなさそうだけど、二十四軒説については、札幌市が公式に監修しているパンフレットにもその旨が書かれているので(こちら)、西区民としてもそちらを支持したいところですが、南沢がこうしてPRしていることは、それはそれとして尊重したいと思います。同じ札幌市内なんだしね。

 

 

ということで、その「発祥の地」の解説板付近のラベンダーの写真。

 

 

 

 

綺麗に咲いていて、道行く人を楽しませてくれますね。

 

 

この場所は具体的に南沢のどこかというと、こちらの神社。

 

 

 

「札幌南沢神社」という神社で、書かれているとおり、明治30年(1897年)、「札幌三吉神社」(こちら)の分霊を受けて祠が建てられたのが創祀とされ、大正2年(1913年)に現在地に移転しています。

地域を見守る小さな神社という雰囲気で、商売繁盛、縁結び、五穀豊穣、合格祈願、就職祈願等に御利益があると言われています。

 

 

 

 

 

 

狛犬を見ようと思ったのですが、一対も鎮座していませんでした。

こういうのはどうなんでしょう、珍しいのかな・・・。

 

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違いの分からない男 その20

2022-07-29 19:08:50 | 渡島・檜山地方

不定期にもほどがあるくらい忘れた頃に復活するこのシリーズ。

前回はこのときでしたが、今回で20に到達しました。

 

JR留萌線2段階で廃止 4市町に提案 沼田まで3年間存続も(NHK NEWS WEB)

 

ウーン、そうなんですね・・・。

もしそうなるなら乗りに行こうかなと思っていますが、先日、相互フォローしていただいている方のブログで、廃止が検討されている区間にある「峠下」駅が紹介されたとき、「峠下」という地名の由来について、次のような紹介がされていました。

 
 
 
「アイヌ語の 『ルチシ・ポク』(峠の下)に由来する地名で、石狩と天塩の堺付近の峠を指す」

 

図書館でアイヌ語由来の地名を紹介する本を読んだときに、「ルシチ山」=アイヌ語で「ル・チシ・ヌプリ」(峠の下にある山/路の中央に窪みのある山の二説)という解説があり、「ここでいう『峠』とは、駅の近くにある『恵比島峠』を指すという趣旨のことが書かれていたので、なるほどそういうことかと思っていましたが、五年前まで十年間道南地方で生活した経験から、ふとこんな疑問が。

 

「七飯町にも『峠下』という地名があるけれど、同じ由来なんだろうか?」

 

早速調べてみましたが、検索すると、七飯町の「峠下」は「アイヌ語の『ラン・ポク』(坂下の意味)に由来する」としか書かれていなかったので、「なのにどうして「坂下」じゃなく「峠下」なの?どういうこと?」と思って、図書館で、「北海道蝦夷語地名解」という本を読んでみたところ、こんなことが書いてありました。

 

「元々は『坂の下』だったのだけど、和人が『嶺の下』と呼んでいた」

 

これに関しては、かの松浦武四郎も「初航蝦夷日誌」の中で「峠ノ下・嶺下とも書いた。渡島地方南部、久根別川上流の函館平野北端に位置する。地名は大峠または長坂峠と称される峠の下に位置することによるという」と書き記しているそうで、更に七飯町史もにも目を通してみると、「明治元年(1868年)から百二十年前、南部人来往す。村落に高山あり。山下に村落を形成する故「峠下」とした」ということが書かれていました。

つまり、元々はアイヌの言葉で「ラン・ポク」と呼ばれていたのが、和人たちが、「坂」ではなく「峠」と言っていたことで、それがそのまま現在に至る地名になったということのようです。

同じ地名なのに、その場所によって由来に違いがあるというのも面白いものですね。

 

 

その七飯町峠下ですが、色々と調べてみて「えっ!?」と思ったことが一つ。

写真は、函館に住んでいた頃に撮った、国道5号沿いの「北海道昆布館」という施設で、このブログでも紹介したことがありましたが(こちら)、コロナ禍による客の減少の影響で、一昨年8月で閉館してしまったそうです。

また行きたかったんですけどね・・・残念です。

 

コメント (6)
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遠友夜学校跡地

2022-07-28 20:15:36 | 札幌

 

札幌市内中心部に、かつて5,000円札の肖像となっていた、あの「新渡戸稲造」氏の名を冠した公園があります。

 

 

 

これは有名な言葉ですね。

東京大学入学試験の面接において、「大学で英語を学び、日本と西洋それぞれの長所を伝え合い、世界の国々が仲良くし、共に向上していくための橋渡し役になりたい」という趣旨で発言した言葉だそうです。

 

 

 

そこにある解説版。

「札幌遠友夜学校跡地」とあります。

 

明治27年(1894年)、当時札幌農学校の教授であった新渡戸稲造と妻の満里子(メリー)は、経済的な事情など様々な事情で就学出来ない児童のために、「遠友夜学校」という学校を開設しました。

他の人への思いやりを持った人間を育てることを目的としていたこの学校は、社会事業に深い理解を持つ人々の寄付金を中心に運営され、教師も北海道大学の学生が新渡戸の意志を引き継いで代々無給で奉仕し、札幌におけるボランティア活動の原点ともなりました。

 

 

 

公園内には、このような自動販売機が設置されています。

 

 

 

 

 

売上金の一部を「遠友夜学校記念館」設立と維持管理のための資金に充てる目的で設置されたもので、昨年7月から運営されているそうです。

 

 

 

この公園は、そんな「遠友夜学校」の跡地を整備したもの。

昭和19年(1944年)、戦時政府の命により閉校となってしまったそうですが、もし戦後も存続していたら、札幌ひいては北海道の教育の歴史に、また違った1頁が刻まれたことでしょう。

近年また、夜間中学というのが文部科学省の方針により整備促進されていますが、北海道には「遠友夜学校」という学校が存在したことがもっと広く知られ、その精神が受け継がれていくとよいと思います。

 

 

 

 

新渡戸稲造と満里子夫人を描いたレリーフ。

 

 

 

北海道に縁の深い彫刻家、「山内杜夫」氏の作品である「新渡戸稲造萬里子両先生顕彰碑」。

「学問余里(より)実行」とい言葉が刻まれています。

 

 

 

 

この公園に関する情報も掲載されている、こんな本が発売されたので、早速買ってきました。

 

 

札幌市政100周年の記念すべき年。

まだまだ知らない場所、情報も多いので、大いに活用したいです。

コメント (2)
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麺好 長沼屋

2022-07-27 19:34:08 | グルメ・スイーツ

 

先日長沼町へ行ったとき、以前から気になっていたラーメン屋さんに寄ってみました。

 

 

「麺好 長沼屋」さん。

メニューが豊富で、選ぶのに悩んでしまいそう。

 

 

 

色々考えて、こちらの「黒白湯」をオーダー。

 

 

ほほう、「マー油」ですか。

「マー油」ってにんにくの焦がし油のことだったんですね。知りませんでした。

 

 

凄いマー油が浮いています。

でも、そんなに油分が強く感じられるわけでもなく、にんにくの風味も強くないので、気にならずに箸が進む美味しさです。

 

 

このチャーシューもボリュームがあります。

豚と鶏が一枚ずつ入っているのだけど、柔らかい鶏に対し、豚の方は結構噛み応えがありました。

 

 

行ったのは先月だけど、またぜひ行こうと思いました。

 

 

ということで、またついこの間行ってきました。

 

 

今回は「ゆずペッパー」をオーダー。

とろみのあるスープに、ポン酢ジュレが入っていて、ペッパーの風味と甘酸っぱさが程よくマッチしていて、美味しかったです。

この時期はやっぱり冷たいものが欲しくなりますよね。

 

 

長沼町中心部は飲食店も多く、口コミで高評価のお店や、話題性のある個性的なお店もあったりするので、ぜひ「発見!タカトシランド」か「しあわせ散歩」で行ってほしいと以前から思っていました。

「しあわせ散歩」は、中心部にある長沼神社を拠点にすればいいし、「タカトシランド」も、三年前に安平町でロケをした例があるので、長沼町も十分可能だと思います。

コメント (2)
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