何かがおかしい

万引現場にもモンスターペアレント　「捕まえる前に諭せ」「届く場所に置くな」(産経新聞) - goo ニュース


いわゆる「モンスター○○」も、ついにここまで来たかって感じで、驚きを隠せないですな・・・。

中学の時、１８歳未満が見てはいけない物（本じゃなくソフトの方）を万引きして捕まった奴がいたんだけど、当然ながら、親と担任がきちんと店に出向いて謝ったと聞いた。
物が物だけに、ただでさえ恥ずかしい話のさらに上塗りってところなんだろうけど、記事に出ている親達は、こういう話を聞いたらどう思うんだろう。
「手の届くところに置くのが悪い」なんて、一体、何がどうなったらそんな発想になるんだろうというのが甚だ疑問。
こういう親達（記事を読むと、祖父までいるような・・・）に共通しているのは、「自分の身に置き換えて考える」ということが欠落しているということだろう。

万引きに限らず、全ての犯罪において言えることなんだろうけど、「自分の身に置き換えて」ということは、言い方を変えると、「自分がされて嫌なことは人にもしない」という、人間としてごく当たり前のことであって、そんなことに思い至らない人が増えているのは、正直とても残念な話。
罪にまで至らなくても、日常でも、人の悪口を言ったり、変な噂話を立てたりなんてこともそうだろう。
ちょっと自分に置き換えて考えれば、おかしいということがわかるはずなのに。
程度の大小や、犯罪成立の有無に関係なく、「悪いことは悪い」とはっきり言える世の中であってほしいなあと、こういう記事を読む度に思う。
やっぱり、何かがおかしいですよ、今の世の中は。