北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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26年前の後悔

2009-10-06 21:29:47 | 懐かしの思い出
某所で、「昔好きだった人に会ってしたいこと」という特集が組まれていて、じっくりと読んでみた。
色々とある中で、一番多かったのは、やはり、告白とかプロポーズとかだったけど、自分の場合はちょっと違う。
実は、いつか機会があれば書きたいと思って暖めていたネタなんだけど、自分の答えは、「謝る」こと。

昔と言っても、昔過ぎる話で、実は小学生の頃の話なんだけど、同じクラスに、とっても仲が良くて、放課後もよく一緒に遊んだりしていた女の子がいた。
今から思えば、その人が自分にとっての初恋だったのかなと思うんだけど、あれは4年生の秋頃だったかな、その彼女が、クラスの中で疎外されだし、イジメの対象になってしまったことがあったのだ。
きっかけは、その彼女のある一面が、悪い方に一人歩きしてしまったという感じなんだけど、それを間近で見ていて、じゃあ自分はどうしていたかというと、非常に情けない話なんだけど、いつしか見て見ぬふりをするようになり、自然と距離を置くようになってしまっていたのだ。

それから今年で26年なんだけど、このことは、今でも本当に後悔している。
だって、好きという気持ちを持っていて、実際に仲良くしていたのにかばってあげられなかったのだから。
恐らくその時は、彼女をかばったら自分も(いじめられる)という気持ちになっていたのかもしれない。

で、私はその翌年の3月に、父親の転勤で転校することになったのだけど、クラスのみんなが書いてくれた寄せ書きの中で、その彼女は、

「元気でいてね。お友達たくさん作ってね」

っていうメッセージを書いてくれていた。
今から思えば、この時、自分も何か言うべきだったのかもしれないけど、結局何も言えないまま終ってしまったように記憶している。

あれから26年、彼女が今どこでどうしているのかはわからないけど、もし私のことを覚えてくれていて、どこかで再会する機会があったら、本当に謝りたいと思っている。
26年も前の話だから、彼女自身、そういうことがあったということも、あるいは忘れている可能性もあり、その場合、かえって過去の苦い体験を思い出させちゃうことになるかもしれないけど、自分の正直な気持ちがそうであることには変わりはないですからね。

ま、ちょっとたわごとっぽくなっちゃったけど、暖めていたネタを形にするのに、いい機会に恵まれたと思って書いてみました。

最後に、彼女との忘れられない思い出を、一つリンクさせておきます。
http://blog.goo.ne.jp/five-colors1213/e/9a08eddb0ca97047d1e3d85e3446df58
コメント
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