グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

風の読めない政治家に思う

2016年10月18日 | 日記
先日ある閣僚の政治資金パーティで白紙領収書乱発が明るみに出た。
金額の記載のない領収書など全く意味をなさない上、不正経理の温床でしかないのだが当閣僚の釈明は「政治資金規正法上は問題がない」というものだった。
一瞬、ん?と思ったものだが数日後に党本部が「内規を見直したい」との見解を表明したら早速「(白紙領収書の手渡しは)褒められたことではないので今後改善していきたい」と応じた。
余りの変わり身に呆れるばかりである。
凡そ白紙領収書こそ全否定されるべきなのに「政治資金規正法上、問題がない」という感覚を疑ってしまう。
たしかにパーティ受付での混雑は分からないでもないが少なくとも指摘された時点で国民感情に沿った適切な対応を行うべきだったと思う。
こんなに簡単に前言を翻すのであれば有権者から信頼を保持することは難しいだろう。
政治とカネの問題はかってないほど世間の耳目を集めている。
政治家が世間の風をまるで読めない、読める風といえば「解散風」だけ、というのであれば余りにも情けない。