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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ムクドリの害鳥転落に思う

2012年08月20日 | 日記
狭い我が家の庭にも時々愛らしい来訪者がある。
メジロやキジバト、ヒヨドリの面々だが時としてあのくちばしの色に特徴のあるムクドリが数羽でウロウロしているときもある。
といっても10分かそこらでどこかに立ち去ってしまうのだが忘れた頃またやってくる。
そのムクドリがいま迷惑な存在として街中から邪魔者扱いされているとのことだ。
どうも電線などに群れて留まり鳴き声やフン公害を撒き散らしていることが原因のようである。
ムクドリといえば以前は益鳥として重用されていたのだがいつの間にか害鳥に転落してしまったのだ。
カラスのようにゴミ袋を漁るというような悪行はないと思うがそれでも脅しの音声で安らぎの場から追放される運命になってしまった。
日本野鳥の会などは「共存の道があるはず」と訴えているが果たして・・・。
人間との間も、動物との間も永くいい関係を続けていくのは難しいものだ。


シャープのリストラ策検討に思う

2012年08月18日 | 日記
シャープが複写機や空調機器などの事業売却など大幅なリストラを実施する方針を固めたようだ。
主力の液晶パネル関連でも堺工場運営会社への台湾企業からの資本受入れに続き亀山工場も同様の形態をとる可能性もあるという。
家電業界でも先端分野を走っていた同社がこれほどまで身を切らなければいけなくなったとは本当に寂しい。
主力銀行団が突きつけた支援条件をクリアするためこのような状況に追い込まれたのかもしれない。
もし一時的な株価急落インパクトまで経営改善のスキームに組み込まれるとなると日本の製造業にとって大きな危機だ。
その辺りは金融関係者の配慮が必要だろう。
もちろん当該企業のコンティンジェンシープランがより重要なことは言うまでもない。
為替レートの影響があればキチンと整理して行政等にPRしたらいいと思う。


大荒れの67年目終戦記念日に思う

2012年08月16日 | 日記
67年目の終戦記念日は大荒れの日になってしまった。
韓国李大統領の竹島上陸に触発され今度は香港・活動家の尖閣諸島・魚釣島強行上陸である。
韓国大統領の上陸は政権基盤の失地回復を狙った大博打だが香港・活動家の強行上陸はその連鎖反応とも思える。
また双方ともわが国の政権不安定に乗じたものだ。
とにかくこんなに落ち着かない終戦記念日は初めてだ。
今こそわが国は与野党結束して「外敵」に対処すべきだろう。
内閣不信任だ、何だの内輪もめはしばらく封印してこの難局に当たらなくてはならない。

オリンピック・マラソン結果に思う

2012年08月15日 | 日記
ロンドン・オリンピックの男子マラソン結果は中本健太郎選手が6位に入賞したものの多くの国民が注目していた藤原新選手は残念ながら45位と思わぬ不成績に終わった。
30キロ付近までは中本選手と同様入賞を狙える位置にいながらそれ以降大きく失速してしまったのだが国民の注目と期待を一身に集めていただけに残された長い距離をずいぶん辛い思いで走っていたのではないだろうか。
藤原選手は代表選考当時どの実業団にも属さないいわゆるフリーター・ランナーだったため全て自費で準備を進めてきた、まさに判官贔屓である日本人好みの選手だ。
彼が頑張れば他の実業団ランナーにいい刺激を与えられたのでは・・・と考えると本当に残念だった。
今彼には新しいスポンサーがつきトレーニング環境は整ったはずだがフリーター・ランナーの好イメージはファンの脳裏に深く刻み込まれている。
あらためて勇姿を見せてもらいたいものだ。


韓国大統領の竹島上陸に思う

2012年08月14日 | 日記
韓国大統領の意を決した竹島上陸には驚かされた。
誰が考えても日本サイドの相当の反発とリアクションが予想されたからだ。
それでも強行したのは察するところ当人の政治的ポジションが実兄の逮捕などでギリギリまで追い込まれていたということだろう。
大統領は当初竹島訪問の目的を「環境保護」などと説明していたがその後の言動とパフォーマンスは「領土問題」と「従軍慰安婦問題」に凝縮されておりナショナリズムを標的にしていることは一点の疑いもない。
一部のメディアは大統領のこの行動を冷ややかに評し日韓関係の悪化を危ぶむ向きも多いという。
とにかく大統領は一発大勝負の賭けに出た。
これが吉と出るか凶と出るかまだ読みきれないがただ韓国に実効支配を許してきたことに対する回答はさらに準備しておくべきだろう。

ロンドン五輪閉幕に思う

2012年08月13日 | 日記
第30回ロンドン五輪が閉幕した。
今回はわが国にとってなかなか意義深い大会だった。
獲得メダル数は合計38個と史上最高だそうだ。
金メダル数こそ目標に及ばなかったが全体個数の増加に次回以降への期待が膨らむ。
なかでも印象的だったのは団体戦の好結果だ。
男子水泳メドレーリレーの北島の高記録は今だに信じられないほどだ。
女子卓球も個人では見られない団体成績をおさめメダルへの熱い思いを感じさせた。
女子バレーだって、男子フェンシングだって、・・・チーム力の源となる絆の強さが随所に表れていた。
今回のオリンピックは日本スポーツ界、とりわけ団体競技の新たなステップになったと思う。

「造反」流行に思う

2012年08月12日 | 日記
消費増税法案の採決を巡り随分「造反」という言葉を見てきた。
昨日の参院での採決でも民主党に6人の新たな「造反」があったことが話題になった。
「造反」という言葉はもともと紅衛兵はなやかなりし頃の中国でもてはやされた「毛語録」中の「造反有理」が語源だと記憶していているがどうも何か悪いことをしているイメージがあってあまり好きではない。
多くの国会議員を抱える政党のことだから全ての構成員が全ての政策について同じ行動をとることのほうが不気味である。
またそれを党議拘束とかで縛ることなど大人の政党がやるべきことではない。
自由投票が民主主義の基本だと思うがどうであろうか。
ついでに言えば「造反者」という呼称についてもほかにいいに表現方法はないものか。
せめて「非同調者」くらいでいいと思うのだが・・・。

消費増税法案成立に思う

2012年08月11日 | 日記
金曜日午後の参院本会議で消費増税法案が可決、成立した。
その後行われた記者会見での首相の第一声は2009年選挙マニフェストに消費増税が記載されていなかったことに対するお詫びだった。
それはそれとして民主党は何故その後マニフェストを修正しなかったのか。
修正するチャンスは何度もあった。
2010参院選の大敗時もそうだったし現首相が代表に選出されたタイミングもそうだった。
大体成立してから「お詫び」をいくら言われても「騙された感」が拭いきれない。
それに「増税分は全て社会保障に充当される」と言われても誰も具体的なイメージを描けないでいる。
ハッキリしているのは8%、10%という税率だけなのだ。
首相は一体改革に政治生命を賭けるというが増税法案だけを先行させた今のやり方は極めてリスキーだ。
今後いともあっけなく白紙に戻ることもあり得ると考えるべきだろう。


「衆院近いうち解散」に思う

2012年08月10日 | 日記
首相が三党合意絡みで手を組む自民、公明両党党首に対し「社会保障と税の一体改革法案が成立した暁に、近いうちに国民に信を問う」と伝えたようだ。
首相が解散時期を前広に言えようハズがないので「近いうち」という表現になるのは止むを得ないが受取る議員にとって「2週間程度」から「1年先まで」と解釈に開きが出てくるのは当然の成行きだ。
まだまだ一波乱、二波乱あるだろう。
首相はこの曖昧な口約束と引き換えに消費増税法案の成立を手にするがこちらも逆進性への対応や景気条項など課題山積だ。
それに一体改革とはいうものの社会保障の姿は一向見えてこない。
本当に困ったものだ。
片肺飛行の改革法案などもともと離陸させてはいけない。
全ての政党、議員はあらためて国民の福祉と幸福を再考し一体改革の姿を描き出して欲しい。

「人口減過去最大の26万人」に思う

2012年08月08日 | 日記
総務省の人口動態調査によればわが国の3月末時点での総人口は約1億2600万人で前年比26万人減は過去最大だそうだ。
ただ国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によれば20年後の総人口は今より1200万人減と見込まれているので年間26万人減などまだほんの序章に過ぎない。
出生率に劇的な変動がない限り今後間違いなく人口は減り続ける、それも加速度をつけながら・・・。
いうまでもなく人口減は国家の盛衰に大きな影響を与える。
特に生産人口だけを考えると変化はさらにドラスチックだからことは深刻だ。
それにしても少子化対策のみならずグローバリゼーション対応、中高年層の活用など何一つ政府の施策は評価に値しない。
今のままでは文字通り「ジリ貧」を続けるだけだ。
「決めない政治」からいい加減に脱却しよう。