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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

難航する連立政権パートナー探し

2010年12月27日 | 日記
民主党単独政権の拙劣さは覆い隠しようがなくなってきた。
いまだに場当たり的で国の姿も方向も定まらない。
その上にあの「ねじれ現象」である。
かような状況の下で連立政権再構築に向けた動きが生まれるのはごく自然の成行きだろう。
だがここでも迷走があるように思う。
何か民主党は誰彼なく秋波を送っているように見えるのだ。
社民党、公明党、たち上がれ日本、・・・
連立パートナーとなれば最低限基本政策合意が要るだろう。
社民党などとは普天間移設問題、法人税減税などであれだけ主張に開きがあれば元々連立パートナー足りえない。
連立政権再構築を目指す民主党は明確な基本政策(マニフェスト見直しを含め)を確立することが先決である。
そうはいっても基本政策で全て合意を得られるパートナーを見つけることは極めて困難だろう。
もしそれが可能であれば疾うに合流しているハズだから。
ただ政策ごとに合意をとるパーシャル連合なら十分見通しがある。
どんな政党も政策を実現する使命と期待を背負っているのだから。



高速道路料金政策を問う

2010年12月26日 | 日記
来年度の予算案では高速道路の無料化実験は継続とある。
一体いつまで社会実験を続けるつもりだろう。
その前に今年度の実験結果はどうなったのか。
いや、どうするつもりなのか。
実験というからにはどこかで一度結果を総括する必要があろう。
試行料金体系によって交通量、料金総収入、運営コストは従前の料金体系の時からどれだけ変わったのか、
鉄道、フェリーなど競合する業種の経営インパクトはどの程度なのか、
渋滞と利用料金とのトレードオフを利用者(法人、個人)はどのように受けとめているか、
などについてキチンと結果を分析しその後の料金体系設定に反映させるべきだが何か別テーブルで話が進んでいるようだ。
政府・民主党は国民の存在を軽視せず政策にもっと愚直に、もっと真摯に取り組んだらどうかと思う。
それにしても通行料金上限制は違和感を感じる。
JRの運賃が一定距離以上同額なんて想像が出来ない。
受益者負担の原則は簡単に崩すべきではないだろう。



ビートルズ・フォーエヴァー

2010年12月25日 | 日記
ビートルズ1969年のアルバム・タイトルでジャケット写真にもなったアビイ・ロードがこのたび英国政府から文化的・歴史的遺産の指定を受け景観が保存されることになった。
ビートルズといえば出合った時の衝撃が忘れられない。
それは私が高校生の頃だった。
1963年「プリーズ・プリーズ・ミー」「シー・ラブズ・ユー」「抱きしめたい」が立て続けにリリースされた時には驚きとともにもう熱狂的なファンになっていた。
その後も彼らは「涙の乗車券」「ディ・トリッパー」「ハロー・グッドバイ」などのヒットを連発し続けた。
そして1969年、「サムシング」「カム・トゥゲザー」などを収録する冒頭のアルバムにつながったのだ。
ジョン・レノンが凶弾に倒れジョージ・ハリソンが病没した今、グループ活動はなくなったが私にとってビートルズは依然世界最高のアーティストでありコンポーザーである。
ビートルズよ、永遠に・・・。
そしてアビイ・ロードも。

尖閣ビデオ流出事件の結末に思う(その2)

2010年12月24日 | 日記
昨日の続きになるが今回の事件で退職することになった海上保安官sengoku38氏はこんなようなコメントを残している。
「(ビデオ流出させたことについて)後悔はしていない」
「これくらいの処分内容は予想していた」
「早速職探しをしなければいけないし官舎も明け渡ししなくてはならない」
今回の行動はよくよく考えてのことだし現在の安定した生活を犠牲にしてでもという覚悟だったようだ。
無論守秘義務違反の罪は免れられないがそれでも組織を思い、国を守る一途な気概を感じさせてもらった。
あらためて「義」に殉じる武士道を思い起こしているところである。

尖閣ビデオ流出事件の結末に思う

2010年12月23日 | 日記
例の尖閣衝突ビデオ流出に関し警視庁が海上保安官sengoku38氏を国家公務員法違反容疑で書類送検、海上保安庁は12ヶ月停職処分を発令、本人は処分を受けた後依願退職というシナリオが固まったようだ。
予想された着地点といえ今一つスッキリしない。
つい最近お隣りの韓国は排他的経済水域内で中国漁船との衝突事件を引き起こしたが現場の小競り合い映像はその日からネットでガンガン流れた。
なぜ尖閣衝突ビデオも同じように躊躇なく公開することが出来なかったか。
そうすれば義憤にかられた海上保安官が職場にいたたまれず離職することもなかったし政府だって弱腰外交などと非難されることも避けられた。
ただビデオ公開制限を主導したと思われる政府高官(誰とは特定できないが・・・)だけは少なくとも表向きお咎めなしだ。
これでよかったのだろうか?
あのビデオは公開すると国益を損なうのだろうか・・・。
うーん、やっぱりスッキリしない。



規格外商品の宿命

2010年12月22日 | 日記
我が家は今2年ぶりのリフォーム真っ最中である。
勝手口のドアがガタピシするようになったので交換すべく業者に相談したが「サイズが規格外で標準品では対応不可。特注になる」との回答。
かといって標準品に合わせて壁を壊すのは本末転倒、やむなく特注で対応することにした。
ところが業者の採寸に過ちがあったのか、ドア・メーカーの手違いか分からないが出来上がってきた交換品は寸足らずで作業はやり直しになってしまった。
今日ようやくその工事が完了し一件落着だがつくづく規格外商品は大変である。
価格、納期もそうだが今回の場合失敗コスト(こちらは勿論業者負担だが)が上乗せになった。
もう少し標準品でカバー出来る範囲を広げられないものか。
自分で言うのもなんだが私はさほど個性にこだわるほうではない。
「安く、早く、失敗が少い」がいい。
今日も業者に確認したがやはり採寸間違いドアはオシャカになったとのことだ。
嗚呼。

民主党の亀裂

2010年12月21日 | 日記
小沢元幹事長の国会招致問題を巡り与党民主党の亀裂が深まっている。
現状のままでは民主党全体のマイナスだし国民も不幸である。
事ここまで到ればもう亀裂の修復は難しいのではないか。
万が一まとまったとしても政権を運営できる力量は疑わしい。
筆者は以前から「民主党は09衆院選マニフェストを見直しあらためて国民に信を問うべき」と主張してきたが未だに確たる形跡はなくただ個別案件毎に「コップの中の嵐」が巻き起こるだけである。
下野した自民党がうまく立ち回れる保証はないが大連立構想がささやかれるのも無理はない。
民主党はとにかく早く出直しを図って欲しい。
国民はただ嘆息をつく以外なす術はないのだろうか・・・?

取手無差別刺傷事件に思う

2010年12月20日 | 日記
(JR取手駅前で発生した)無差別刺傷事件にはいつもながら暗澹たる気持ちにさせられる。
いつだったか秋葉原で発生した無差別殺傷事件とダブらせて捉えた方も多かっただろう。
「(刺傷の)相手は誰でもよかった」「自分の人生を終わらせたかった」などはいつか聞いたようなセリフだし職を転々という容疑者の境遇も酷似している。
たった一つ今回の場合「殺意はなかった」というのが救いといえば救いだがそれでも社会に与える不安の大きさに大した差はない。
事件の遠因は社会の中で根深く絡まっており単純に再発防止策を絞りきれないがそれでも(派遣法がらみの見直しなど)労働市場の安定化は喫緊の課題だろう。
これすら障害も多く実現は大変だが出来るところから手をつけていかないと・・・。

来年度税制改正案に思う

2010年12月19日 | 日記
2011年度の税制改正案が固まりつつある。
今回の特徴は法人税の5%減税と個人(とりわけ高所得者層)に対する増税であるようだ。
小泉政権以来貧富の格差が広がり是正すべしとの風潮が出てきているため富裕層からの徴税強化は世間のコンセンサスを得られやすいかもしれない。
問題は法人税減税の方である。
政府は減税分がそっくり新規投資や雇用拡大に回ることを想定しているようだが事業採算性が見込めない限り企業の決断は鈍いハズだ。
現に大企業などの内部留保は膨らんでいるにも関わらずが雇用はあの体たらくである。
余程強い動機が働かない限り即効性は期待できないだろう。
さらに5%の減税分のうち2%は財源がメドがたっていないということも大変気がかりである。。
やはり高速道路料金社会実験や子ども手当などのいわゆるバラマキ政策見直しや大本命である消費税の増税検討を実施すべきではないか。
それとも国債の増発しそっくり子孫にツケをまわしていくのだろうか。

菅首相の訪沖に思う(その2)

2010年12月19日 | 日記
昨日午後沖縄での菅首相の「今後(沖縄との)コミニュケーションを深める大きな一歩になった」発言には違和感を持ってしまった。
マスメディアを介して知る限り今回の訪沖は地元の反発を強めただけ得るものはなかったと思うがこのようにあまり無理して成果を強調することなどは逆効果でしかない。
ここはやはり沖縄側と依然大きなギャップがあることを素直に認めそのうえで今後進めていく方策・方針を説明をすべきだった。
事前準備の良否はさておき交渉経緯は正しく認識しそれを前提にしないと先行きうまく進められるか心配である。
もともと政治の世界では無用な自画自賛やスタンドプレーが目立つが全て「見透かされている」と理解したほうがよい。