間もなく刈り取りが始まる棚田。 安中市下秋間にて。 仲間と走るいつものコース。1時間走ってここで小休止。
落書きと言えば、観光地で見かける、自分の名前を書いたり、相合傘の下に恋人の
名前と並んで書くようなたわいないものが多い。 ここに来た事の記念に悪げもなく
書くのだろう。 何人かがいたずら書きするのなら、まだ我慢が出来るが、我も我もと
なるとこれは許しておけない。
最近というわけではないが、こんな落書きをよく目にする。 ここは新幹線のガード
下。
この種の落書きはあちこちで見る。 東京環状8号線(通称環八)の三本杉陸橋はこ
の書体で埋まっていた。アルファベットのようでもあるが読めない。 見方を変えれ
ば芸術的に見えないこともない。 落書きにしては手が込んでいる。 この書体、何ら
かの意図をもって書いたのだろう。 どなたかこの書体の意味をご存知であば教
えてください。
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話は変わるが山の頂には大抵地元の人が昔から呼んでいる名前がある。 精密な
地図と言えども、すべての頂に名前が記されているわけではない。 現地に足を運
び、地元の人に聞き、また文献を調べて名前を探り出し、こんな標識を架けている人
を知っている。 これは落書きではない。事前に作製したものを担ぎ上げて枝に吊る
す。自然を痛めない。
いずれも吉井町から甘楽町にかけての南に連なる山並み。 国土地理院の1/25000
の地形図には記載がない。しかし山の名はちゃんとあるんですね。 こうしたことを実
践できる人、尊敬してしまいます。
江戸時代の以前の落書き(らくしょと言った)は川柳調で書かれ、ご政道に対する痛
烈な批判であったという。 知らしむべし、よらしむべからず。 こんな政治に対する庶
民のささやかな抵抗、皮肉がこめられていた。
前掲の意味不明の落書きの作者さん! これだけの腕があるのなら、世のためにな
るような気の利いた落書きに挑戦してみては・・・
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山崎豊子が亡くなった。 享年88歳。 初期の小説は「ぼんち」 や「暖簾」等、女性
作家らしいものだった。 その後は女性作家の作品とは思えない圧倒的な内容の迫
力をもった小説を出し続けた。 「白い巨塔」 「不毛地帯」 「大地の子」などなど。
どれも読み始めると朝まで読みふけったこともある。 すごい作家だと思う。 合掌
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