生活保護制度を利用せざるを得なくなった人々を、病院がグループを作ってたらい回しにして、当人が退院したいといっても、先送りにされているという事態があると、テレビで報道していた。
公的扶助を、病院がクイモノにしている姿がそこにある。本来の病院の機能を壊して、病院経営・組織維持のためになりふり構わず、制度を悪用している。
こういうことは、利権の発生するところには、どこでもありうることなのだろうが、マスコミで明らかにならない以上は、問題事件として取り上げられることもないだろう。
その意味では、マスコミの持つ力は大きなものがある。彼らがどういう方向をむくかによって、世の中の状況は大変化をもたらす可能性がある。
朝日新聞の今朝の朝刊には、放送法をめぐって池上さんのコラムが出ている。新聞各紙の論調、マスコミに対する自民党の動き、政治が介入すること自体が、放送法違反の可能性に触れている。
となると、マスコミ自体の取材力が問われる。今のような、娯楽ものばかりをして、視聴率を稼げばいいとしているのは、大問題である。
少しでも、世の中を良くしていこうとする視点を忘れてはならない。
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