芸能ニュースなどで、知らないうちに、知っているかのように、何らかのイメージをもってしまっている。
文藝春秋5月号に、辻仁成氏の「父と子のバラッド」の文章をみた。変な髪型をしていて、派手なタレントとしてイメージしていたのだが、文章を読むと、とても真面目な、好感のもてる人物であり、まったく印象が違ってみえた。
インターネットでみると、芥川賞受賞作家であり、その作品は、翻訳されて、海外でも受賞するなど、評価されている。映画をつくり、バンド活動もしていた。まさに、才人である。
そして、離婚に至る日記などの情報も出てくる。かれの生い立ちや、活動具合なども出てくる。
そして、文藝春秋の文章では、子育てのことや、生活の姿勢がでてくるが、、インターネットの情報とあわせると、自分が描いていた彼のイメージが一変した。この文章がウソとは思えないから、こちらのイメージを変えるほかない。
人間だから、いろんなことがある。彼は結婚を3回している。前の結婚の破綻は、彼の側に問題があったようである。
だが、人間は変わる。いつも、彼が問題ではない。思い込みで、判断すると間違えるケースであった。子育てに懸命な、父親像をこの一文は、説得力をもって表現している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます