草食男子などという言葉があって、もはや、結婚どころか、女性そのものにも関心が低く、本当の女性ではなく、アニメの女性に惹かれるなどという若者がいるという。生殖能力の減退が見受けられるのは、これも時代変化の現れだろう。
男と女といえば、ほっておいても、ひきあうものと思われているがそうでもないらしい。たしかに、性別は、男と女とはっきり別れるものでもなく、かなり、実態が話されるようになってきた。この現象は、明らかな進歩だろう。
そうしたなかで、よのなかのことがどのように進歩していくのかの方向がみえてくるのではないだろうか。実態から、出発するという変化の潮流が始まっている。
いま、日本の政治の世界は、明らかに男性優位となっている。これは、歴史的な流れのなかでのことであって、腕力が絶対の時代が長く続き、論理や知力が本当のいみで力量を発揮していない時代にあっては、男性優位であったが、それがいつまでも続く訳がない。
女性が知力をつけ、自信をもって、動き始めたとき、世の中は大きな変化を始める。生命を自ら、生み出し、育む性が、力を持つことは、いわば必然である。どういう環境、居心地を求めるのか、主人公が主張しなければならぬ。まずは、差別に対する、闘いから着手だ。