各界の識者が、フランクな雰囲気で、世界情勢を語る。この番組は、国内政治をとりあげないことが特徴といえるのではないだろうか。問題になりそうなことから逃げているともいえる。よって、多くは、世界の問題を取り上げることになる。
見ていて、おもしろおかしくがモットーのようで、深刻な雰囲気には、絶対にしない。すべては、お笑い仕立てにする。司会が、お笑い芸人の東野であり、いわば、解説組と視聴者側とにわかれて、番組が展開する。
複雑な歴史関係も、東野が、簡単な紙芝居でわかりやすく、説明する。解説者もその端折りぶりに苦笑するが、これが長い歴史を簡単に説明して、わかった気にさせる。それにしても、こんな風には、歴史に向いたことがなかったから、新鮮なのである。
それを知らないと、日常生活になにか影響があるということではないが、やはりそれは知っておかなくてはならないことで、知らずにすませるわけにはいかない。
けっこう、貴重な教養番組である。