その姿勢を保って、いるかぎり検察は、健康だろう。だが、今回のゴーン事件では、検察のやり方には外国からの批判があるという。弁護士を立ち会わせず、長い勾留期間がある。先進国では異例という。
日本の検察制度は、敗戦によっても、古い体質を持ち越してきたのではないだろうか。
日本が民主主義をいうようになっても、古いやり方が、残っているといえる。こんなやり方では、冤罪が発生するおそれが強い。事実、多くの冤罪事件をうんできた。
ゴーン氏という世界に活躍する人物を逮捕したことによって、日本の検察の事情が世界に知られることとなった。改善すべきは改善する時期を迎えているのではないだろうか。
人権を尊重し、世界に恥じない制度を確立すべきである。閉じ込めて、威嚇して、神経をまいらせ、自白をとるなどという古くさい手法は、やめるべきである。