日本は、敗戦以降、アメリカとは徹底的にくっついていかなければならない制約を受けているが、そのことは、悪いことばかりではなく、良い面もあるかもしれないとおもいだしている。
沖縄での事故や、米兵犯罪は、許せない現実があり、うけいれがたい実態ばかりが目立つので、何かいい面がないだろうかと、見直しをしはじめたということなのである。
政府間では、密約があるかもしれず、アメリカには絶対に反抗できない仕組みを、国の根幹のところで握られている可能性がある。自衛隊や、政府機関の構造にもその支配機構のかんじんかなめの部分を握られているのではないか、とさえおもわれる。
まさに属国的な存在になっているのだろうと思っている。それでも、良い面があるとすれば、日本の縦社会的な伝統的な社会構造が、支配者側の人間が、善良なる民衆を食い物にしてしまう構造であるために、放置すれば、必ずそういう傾向が、強くでてくると思われる。
アメリカの属国のおかげで、この日本の悪しき伝統が辛うじて、抑えられている面があることである。そのおかげで、健全な社会構造が保たれている面があると思われるのである。民衆は、この間になんとか自主的な、本当の地力をつけなくてはならないと思うのである。