人間というのは、時により、急に機嫌がわるくなったりする。夫婦においても、よく言われるように、自分の兄弟姉妹など、身内のことを批判したり、悪く言われると、急に機嫌が悪くなったりする。
なにかをきっかけにして、あの時、こう言った、ああ言った、などと思い出して急に機嫌が悪くなったりする。どう対処すればいいのか。なにか、根底において不安感があったり、ストレスがあって、それが噴出してくるかのようだ。
小生は、昔から、腹をたてるということがそんなになかったのであるが、やはり、理不尽だと思うと、立腹はする。それでも前後の見境なくカーッとするということはない。
それは、まがりなりにも、放送大学で永年学生を続けてきたことで、我慢強くなっているのかもしれないし、それなりに、「知性」が育ってきているとすればうれしいことだ。
ところが、相手が何事か、立腹のタネをもって、それをぶつけられることがある。あたかも、こちらを怒らせようとしているように感じることがある。そういう時こそ、この「知性」の働かせどころである。
技を誠心誠意もちいて、機嫌を治すことに成功すると、結構楽しいものだ。相手がそんな風になったときには、やれやれではなく、どのようにしていくかと、作戦をたてる楽しみというのもあってよいと考えてみるが、うまくいくのかな。