値段が高くても、良いものを選ぶ、という風でありたい。昔ホッチキスの「たま」を買うのに、安物を買ってしまったことがあった。
とことん具合が悪く、うまく紙にささらず、そして、「たま」同士の離れ具合が悪かったという記憶がある。パッケージや、見た目はあまり変わりはないのである。
それが強烈な記憶となり、その後は、安いだけでは買わない教訓となった。改善の工夫をし、努力をするのに、経費はかかる。特に、良いものをと思えば、工程にもそれなりの経費が掛かるのは当然のことである。
後にjisマーク入りの製品を購入した際に、その品質の大きな違いに驚いた。「安物買いの銭失い」というが、まともにこの例を経験した。
こういうことがあって、値段の高いものには、どこに、その努力があるのか、そのよってきたる原因を知りたくなる。そして、その理由が正当であるならば、そんな経験は少ないけれども、その高いほうを購入したいと思っている。
政治家をえらぶのも、その「品質」を良く見極めるべきである。力に迎合し筋の通らないことを言っているようなものを選んではならない。そんな政治家を選べば、そのつけは、有権者だけではなくその国の国民すべてに関わってくる。