若いタレント同士が、呼び合っているのを聞いていると、明らかに年下なのに、年上のタレントの名前を「くん」づけで呼んでいるのを聞く。「さん」ではないのか、と違和感を持つ。
特に、男同士の場合に、よく見られる。女性を呼ぶ場合は、さん付けになるようだが、呼び方にも、流行があるのか、習慣が変わってきているのか、そして、「くん」と呼ぶことで、同輩感がでてきて、先輩、後輩という感じは薄らぐ。
親に対する呼び方も、相当な変化がある。大体において、尊重する気分がなくなっている。相手を尊重するというより、自分を低めたくない、気分がありありである。
何か、人にやってもらっても、感謝するということがないように思える。挨拶ができない。きちんと挨拶できることは、貴重な財産にみえる。良心的に、真面目に、事に臨むならば、挨拶の仕方も当然ながら、そのようになるべきだし、問題意識として、持つべきだろう。
自分を実態よりも、高めにみる傾向があるのが、自然らしいが、そうしないと、自信をもって生きていくことが難しいという生物としての本能かもしれない。自信を持っている同士が、やりあって、刺激しあって、社会を進歩させるエはネルギーにしているのかもしれない。
謙虚というのも、程度が難しい。卑屈になることが、謙虚ではないように思うが、基本的な姿勢として、卑屈ではない謙虚な態度が身につくと、周囲の人ばかりではなく、自分にとっても、有益だと思う。