トランプ氏が拉致被害者家族と面会した。家族は、トランプ大統領が真摯に対応してくれたといいながら、その言葉から、日本政府の本腰をいれた取り組みが不十分であるとのニュアンスが伝わってきた。
相手がある話といえども、いつまでも、この問題を解決できないのは、変なわけで、具体的な行動がなされていないと言われても仕方ない。
アメリカの大統領も3代続けて被害者家族と面談している。日本政府の取り組みがどんなものなのか、検証されるべきである。
いま行われている米中首脳会談で、北朝鮮への制裁強化の問題がどこまで話され、中国が具体的行動にどの程度実行するのか、北が動くようなものになるのかどうかである。
トランプはかなり強硬に、制裁行動の実行を中国にせまると言われるが、むしろビジネスの方に関心が強いようにもみえる。
日本は、国として、憲法の制約があるために、他国との関係において、理不尽な扱いを受けている、という短絡的な見方がある。昔の日本なら、ほうっておくはずがない問題だと。
ただ、その解決手段は、武力闘争ということになるから、たいへん危険な話である。一度、戦争となれば、今や、人類滅亡の危機の話である。北への効果的な行動が展開されるべきである。