自民党が野党になったとき、国会の質問時間の割り振りを、野党八割、与党二割を主張して、そうなった。以後それは続いていた。
ところが、今度の選挙で、自民党が小選挙区制の、民意を反映しない制度のもと、インチキ宣伝を繰り返して、民意に程遠い支持率にふさわしくない、大量の議席を持つに至った。
そこで、国会では、加計問題の質問がまた始まる。そこで、自民党は、議席があっても質問できる時がないと若手に言わせて、この質問時間を議席で配分などと言い始めた。ここによく自民党の本質が出ている。野党の時の主張をひっくり返した。
これが自民党だ。自分の都合のいいように、ルールを変えてくる。議席多数の横暴を展開してくる。そして、衆議院では、質問時間に答弁の時間も、持ち時間にいれる。
したがって、のらりくらりの答弁や、質問にまともに答えず、論点をはぐらかしたり、官僚の説明をうけたり、そんなこんなで、野党の質問時間を奪う。
結局は、まともに答える気もなく、これでは、議会とはとても言えない。こういう状況が自民党のやり方だ。ひどいごまかしの政治が続く。こんなことを、いつまでも続けていれば、いつか必ず、しっぺ返しがくるに違いない。