報道のとおり、自民党の圧勝で選挙は終わった。突然の解散で、野党の準備が十分でなかったこともあるだろうが、日常のくらしのなかで、大きな変動を望まない国民の気風が一般的なのだろう。
共産党は、すべての選挙区に候補者をたてた。供託金の没収の制度があって、何億もの金額を国庫に納めてきたそうだ。池上さんの特番で初めて知った。
国際的にみても、供託金の金額が300万円もの高額に設定している国は、日本だけらしい。これは、安易に立候補できないようにしている狙いがあって、民主主義的な発想ではない。こんなこともあるんだと知った。
そして、多数を取った自民党は、ついに、「憲法改正」を視野に入れてきた。いよいよ戦争のできる国へと舵を切り始めた。小泉進次郎君も言い始めた。「今の自衛隊をみたら、あれは軍隊でしょ。憲法をかえなくては。自民党の党是にも入っている。」
戦争で、誰がたいへんな思いをするのか、どれだけ悲惨な人々がうまれるのか、それが、本当にはわかっていない。非常に低レベルの、人生観、価値観だといえる。
平和こそ、過去の歴史から学ぶ最大の目的であるが、中国や、北朝鮮、ロシア、韓国などのふるまいにおどらされると、戦争のできる国にならなければと、思うようになってしまう。なんとしても、戦争をさせてはならない。これからの、大事な課題である。