ソチの開会式で、選手入場の際、習近平氏と安部総理のむかえ方が、新聞に出ていた。中国選手団には起立して迎え、台湾には座ったままで拍手、日本選手団には、微動だにしなかったとある。安部氏は、中国選手団にも拍手していたらしい。
こんな違いは、当然衆目を集めるところであり、習氏の振る舞いは、なんとも大人気ないし、こんな元首の国とは、つきあいたくないという気分にさせる。
彼にとっては、自国民向けのアピールもあるつもりなのだろうが、こんな国に進出した企業の人々の不安、家族の気持ち、を考えると、本当に心配になる。
いずれは、落ち着くところに落ち着くとは思うが、いろいろ紆余曲折があるだろうし、鬱陶しいことだ。たかだか、オリンピックの開会式でのことでそうだから、人間社会は、まだまだ住みづらく緊張感がたえない。
こういう世界の第一線で、ご苦労している人々の素顔は、どんなもんだろうか。小生が知っている、少々エライ人々は、ウラでは、本当に、偉そうにしていたし、庶民などは、本音のところで、心底バカにしていることに驚いた。権力をもち、富をもつというのは、こういうことだと、思い知らされたことがあったことだ。