国会審議を聞いていると、小沢鋭仁議員が、憲法改悪にむけて熱心に持論を述べ、安部総理の後押しに躍起である。
96条の手続法の要件を緩和して、容易に憲法を変えられるようにしようという論旨だが、行先は、9条が本丸であることは明らかであるにもかかわらず、国民の意思がわずか三分の一の議員の反対で議論もできないのはおかしい、などと周辺事情のことをグジャグジャいっている。
まずは、戦争できる国にしたい、というのが本音であり、いきなりの9条改悪では、抵抗があるとみて、まずは、手続きから入ろうという話である。
そして、国民主権から、支配者に都合のいいものに変えるのが本音である。こんのものに、国民が賛成するようでは、相当馬鹿だなといわれても仕方がない。
だいたいが、一般庶民を彼らがどうみているかといえば、本当に、彼らは、国民なんて何にも知らない馬鹿であって、取るに足りない存在としか思っていない。それが、彼等の本音である。
戦争ができる国にすることは、彼等の権力欲を満足させ、国際的にもいい顔ができる、軍需産業で儲かる道がうまれる、なんてことを考えているのだろう。
中国や北朝鮮の存在は、彼らにとって、その言い分を主張できる極めていい材料であるのだろう。かれらを刺激するイベントを組み込みながらの、彼等の動向を、よくよく監視していないといけない。