空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

議論に国民は参加しなければならない。

2012年03月24日 10時38分31秒 | 思考試行

政治の世界は、何事かを決めていかなければならない。政府中心に意思決定をするのだが、議会での議論が形骸化すると、官僚の事実上の支配に任されてしまい、官僚は、自らの都合のよい方向を探り、コップのなかの争いをくりひろげる。

国民不在の政治が展開されていく。議会がしっかり機能していくためには、論者の力量にかかるわけだが、それには、背景の国民自身の力量が試されている。問題を議員に提起できる見識や、意見がなければ、議員の活動に反映させることは困難である。

議員はリーダーの役割は当然担わなければならないが、問題を発見するのは、生活のなかにいるものであって、国民自身が主体的に行動しなければならない。

小泉内閣が持ち込んだ、非正規雇用の害悪が、劣悪な労働条件を招来して、従来安月給といっていた公務員給与が相対的に、高い給与となっている。事実は、まわりの「落ち方」が激しくて浮かび上がったにすぎない。

どこかで、不当に利益を得ているところがあって、貧富の差が拡大している。これを是正するのは、まさに、国民の意思であり、怒りであり、行動である。

正当な認識を持ち、事態をはっきり把握して、政治の世界を動かし、制度の改変していかなくてはならない。国民が、自分でやらなければ、ならない仕事である。