国としてのふるまいを、決めて、行動する。国境をきめて、その領域をまもる。そこに住む国民の生活について関連する制度に係わっていく。環境問題もある。エネルギー問題もある。
これらの仕事は、時代により、状況により変化していく。今は、セクト的な各国の利害の調整が大きな仕事となっている。
国家がなくなるのは、まだまだ先のことであり、このパラダイムは、そう簡単には変わらないように見えるけれども、つまらんことにエネルギーを使っているとしか思えない。
そして、日本としては、どういう進路をとるべきか、国際貢献をできる限り続けるなかで、「共生」の理念を世界の標準にしていくことだろう。
そのことで、日本の憲法の思想を現実化することができる。また、そのことは、世界にとっても意味のあることだと考える。災害が多く、武力を持たず、戦争をしないと宣言しているのだから、それを貫徹することによって、世界とつながっていくのだ。
それでいいのではないか。罪もない人々の命を奪い、困難に巻き込むことは、正義を掲げてやることではないし、ごまかしの要素が必ずある。ビジネスの、においである。