パソコンを導入してから、買い替えのたびに、設定に苦労してきた。その都度、なんとかのりこえてはきたが、どこか人まかせにする傾向があった。ことにあたって、自分がどう関わるかについて、深く考えてこなかった。
これが、今回の場合は、そうもいかなくなった。自分で挑戦する構えをもって事にあたるという風にかわらざるをえなかった。まずは、配線のゴチャゴチャを理解することから始めた。丹念に、外からきている「光回線」のラインからはじめて、ベントウ箱の一つひとつの型式をメモし、線がどのようにつながっているかについて、図にしてみた。
その結果、全体の仕組みがみえてきた。「光」が入った箱から、それぞれ分岐しているのだが、機能として、パソコンにいったり、電話にいったり、そしてファックスにいったりしているが、メールもインターネットもファックスも、オオモトは「光回線」一本なのである。
もちろん、それぞれの細部については、その仕組みがわかっているわけではない。それでも、これがわかったことで、相当な前進感がある。
インターネットとメールは、別回線になっているのではないか、ファックスも特別な回路を経由しているのではないかとか、電話はどうなっているのか、など、線もゴチャゴチャだが、理解も目茶苦茶であった。なんと、すべてひっくるめて「光回線」からきているわけで、このもっとも細い線が、まさにオオモトなのである。光回線の情報伝送力が絶大な力なのである。線を一本一本、具体的にたどることによって、はじめて大筋の理解ができたのである。