新しくパソコンを調達した。とにかく設定に多大なエネルギーを強いられる。すぐに揃えられないものもあって、時間もかかる。
設定のために、置いておかなくてはならなかったものを、保管が悪いために探しまわる羽目になる。しくみについても、知らないと何をしているのかが、理解不能となる。
それでも、知識をふやしながら、少しずつ設定がすすむと、やれることが増えてきて、新しいパソコンの能力のすごさがわかってくる。技術は、進歩しているのである。
文明が滅びていくのは、外からの侵略というより、国家内部の事情によることが多い、と文芸春秋3月号の「日本の自殺」に書かれている。これは、1984年チームが書いたということだが、今の時代にも意味があるとして、再録されたものらしい。
ローマ時代の話がでてくる。働かないで、ばらまきをもとめる風潮が蔓延し、国家が内部から崩壊していく。日本もその道をたどっているというのが論旨である。
富の偏在を野放しにし、弱者を食い物にしているしくみを変えないと、ならないけれども、それは単純にバラマキを要求するということではない。
何をするにも、主体性をもって、学びつつ前進していかなければならないということだろう。そのなかに、くらしをいきいきとさせる要素があると思う。