恩をチャント返そう。感謝しよう。

恩を仇で返す、という言葉がある。世話になった人に、厳しく当たる、自分がいかに世話になったかを忘れたいという思い、世話をしてくれた人には、負い目がある。その負い目を、感謝にかえて、いければいいのであるが、逆に、仇でかえすのである。

それは、無視したいという衝動から、そうなるのか。世話になった人に対しての、目に余る、自分勝手な振る舞いは、まことに見苦しい。

これは、人間社会の中で、よく見るような気がする。特に、真面目で大人しく、不平不満を言わない、人の悪口を言わない、こういう人は、被害者になる可能性がたかい。

本当の気持ちのやりとりができなくて、そうなる。いつか、解ってくれるだろうと期待するが、そんな気持ちは、常に踏みにじられるだけである。

当事者の中に、理不尽なものがいると、それは、倍化する。理不尽なものを、助長させてしまうと、手がつけられない。子供の虐待事件、家庭内暴力、悲劇の種をよびおこす。

理不尽なものは、相当な年配になっても、外からの反省の機会が与えられずに、自分勝手な人間として暮らし続ける。生きていること自体が、罪である。これに、つきあう羽目になった人は、地獄である。

誠意は、誠意の人の、その成果は、すべて自分勝手なものがとりあげる。感謝もされない。回りに振り回される。自分というものを主張しない。主張しないことの「報酬」がいかにひどいものか。

日本の封建時代というのは、こういう自己主張をすることはないが、もくもくと自分の務めを果たす人を、支配者は求めてきた。その通りやっていれば問題はなかった。

しかし、いつの時代も自分の頭で考え、主張しなければ、取り残され、利用され、そして、使い捨てられる。

やはり、言うべきことをいい、やりとりするなかで、共通の成長をはからなければならない。言わないと解らないという世界は、明かにある。言わないと、知らん振りをしたり、それをいいことにして、という副作用がでてくる。

ずるい人間、汚い人間は、やはり何らかの指摘をうけなければならない。指摘してやらねばならない。それが、恥ずかしいことであることを、しらしめねばならない。

寄付を集めて、貧しい人びとへ

家を建てて、ローンを組んだ。ところが、会社が倒産して、次の就職ができない。

景気が悪くなって、ローンが払えず、家を追い出され、借金だけが残る。こんな人が珍しくない。

家を抵当にとって、銀行は金を貸したのだから、家を手放せば、借金が残らないというのが、常識だと思うのだが、銀行は損をする可能性をできるだけ減らそうとするからそんな契約条件にはしない。

家を買って、ローンを組むというのは、大変リスキーなことになっている。

法律で、人を使い捨てにする仕組みを入れてきて以来、働いても働いても、楽にならない条件を、金持ちドモは、庶民に押し付けている。

自殺者が、年間3万人をこえても、カネモチドモには、何の反省もない。時計、車、ブランド品、グルメ、エステ、贅沢の限りを尽くしてなお、飽き足りない。欲望をさらに膨らませている。

とんでもないことである。この状況を、どのようにしていくのか、政治家には、真剣に考えてくれといいたい。放火事件や、殺人事件、これらは、みんな、この欲望に、その原因がある。

貧しくとも、平和で、豊かな生活というのは、あり得る。カネモチ同士の、醜い関係を、暴き、少しでも、いい世の中にして行こうではないか。選挙もそういう視点で、考えて欲しい。

タイトルのような、組織ができないものかと思う。有り余っている連中は、寄付してくれ。そうすれば、罪一等は減じてやってもよい。