空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

多様性、フレキシブル性、そして平和。

2009年06月25日 06時23分23秒 | 思考試行
政治家が、庶民の暮らしに影響を与えるのは、小泉改革で、富裕層、投資家のみが儲かる構造、一たび、労働者が、派遣業についたなら、浮かび上がる事のできない構造が、法律一本で、できてしまった例があって、これが、今度の選挙でどうなるのかが焦点の一つになっている。

庶民がこのことをどう見るかである。比較的高齢層が、年金等で余裕があっても、若い人びとは、総じて、ひどい環境におかれて、将来の見通しももてない状況に追いこまれている。  

経済団体のトップも大した哲学もなく、儲けしか頭に無い。地球は、今や狭くて、相互に関係している。イランや、イスラエル、アフリカ、中国、北朝鮮みんな関係している。これらを、頭において、政策を立案しなければならない。

民主党はそうなっているのか、自民党との対比で、今、上げ潮の感じがするけれども、小泉と同じ間違いをする可能性もある。それは、庶民の本当の味方がどうかは解らないことである。なにより、憲法9条に対する姿勢が、やはり、普通の国になりたいというのが、本音だからである。平和を真剣に考えているかどうか。

自然界の様子は、多様性、複雑性に満ちている。そして、この複雑性が、全体の調和を保ち、存続の条件になっている。バランスが、とれていなければ、どんどんへんな方向に、崩れていくことになる。

政治の世界も、一色に固まるというのは、うまくないのかもしれない。多様な、フレキシブルな形態でなければ、バランスがとれないのではないか。それは、人智をこえた相互関係の積み重ねのなかで、化学変化を生じて、そのなかで、微妙なバランスを得ることができるのかもしれない。

大きな観点として、全体のバランスが考慮されなければならないし、配慮が必要である。自然界の、多くの種、環境への対応ぶりなど、大いに参考になる。こうした姿勢のもとに、具体的な政策を練り上げなければならない。金持ちの言うことばかり、聞いているようでは話にならない。