![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f3/2d9af25d34513e169511639094f60c3b.jpg)
※ネタバレ注。
最後の最後にある映画のタイトルを引き合いに出しています。
ご覧になるご予定の方は
もうしわけありませんが、
公開されてからお読みいただくことをお勧めします。
(原題:Repo Men)
「いやあ、これはなかなかよくできた映画だわ。
やはり映画は観てみなくちゃだね」
----そりゃあ、そうだよ。
でもこの映画って、
『REPO/レポ』とタイトルが似ているけど、
リメイクってわけ?
「いやあ。ぼくもmigさんからご指摘を受けるまで勘違いしていたけど、
あの映画とはまったく違う。
もっとも、近未来の臓器回収のお話という点では同じだけどね」
----臓器回収ってどういうこと?
「損傷を受けたり病気で機能しなくなった臓器。
それらはこの現代では、
通常は他の人からの移植に頼るしかない。
ところがこの映画で描かれる、
いまから20年後の世界では
医療が発達したことにより、
人工臓器が生まれている…と、こういうことなんだ」
----それは便利。
でも高そうだニャあ。
えいにはとても買えないね。
「あらら。そのとおり。
まあ、ほとんどの人が買えないわね。
でも、それだと命を失ってしまう。
そこで次なる選択として
一括支払いでなくローンという方法が生まれてくる。
ところが、このローンというヤツ、
いまの日本を見ても分かる通り、
実に危なっかしい。
たとえば、ボーナスが出ると思って組んでいたローンが、
会社の業績不振などで支払えなくなってくる」
----そうか。もし、これが家だったら、
取り上げられてしまう。
「そう。それは臓器でも同じ。
しかも一括よりローンにした方が会社は儲かる。
さて、その商品=臓器を取り扱っている会社がユニオン社。
そして主人公レミー(ジュード・ロウ)は
その容赦なき臓器取立人(レポゼッションメン)というわけだ」
----うわあ。気が滅入るような話だニャあ。
お金がない人から臓器を回収するわけでしょ。
結局、命を奪うということじゃニャい。
「うん。映像的にもかなり血なまぐさいしね。
人工の腎臓や心臓を取りあげるわけだから…。
さて、レミーはこのユニオン社のボス、フランク(リーブ・シュライバー)の信頼を得て、
親友ジェイク(フォレスト・ウィテカー)と、
回収した臓器の数を競い合っている。
妻のキャロル(カリス・ファン・ハウテン)は、
そんな夫の仕事を嫌い、
販売係に転属願を出すように勧めている。
レニーも気持ちが動かされ、いよいよこれが最後の仕事というその日、
この事件は起こった!」
----ゴクッ。ニャに?
「人工心臓を停止させる電気ショック装置がショート。
レミーは吹き飛ばされて、
気がつくとベッドの上。
しかもなんと人工心臓に繋がれていた」
----つまり、彼自身がユニオン社に支払う側に回ったということだね。
でも高額とは言え、
レニーの仕事ぶりだったらすぐに完済できそうだけど?
「普通は、そう思うよね。
ところがレニーが、いざ仕事に取りかかろうとすると、
なぜか体が拒否反応を起こしてしまうんだ。
成果を上げられぬまま時は過ぎて、支払いは滞り、
ついに最後通告が届く」
----ニャるほど、
追う側から追われる側に。
でもよくある話のような気がしないでも…。
「確かに。
ただ、この映画、
それだけではなく
映像としての見どころが実に多い。
たとえば、
レニーが多くの債権者と共にレポメンの襲撃から逃げるところの横移動のカメラワーク。
あるいは、臓器を作っている白一色の部屋のシュールな美しさ。
そして、一見、場にそぐわないような音楽の挿入。
アクションにしても、
よくある派手なドンパチの銃撃戦というのではない。
レニーは突如、二丁のナイフを持って敵を切りつけていく。
で、実を言うと、これが劇画チックすぎて、
ツッコミどころがないわけでもないんだけどね。
なぜ、敵の武器もそのとき銃からナイフ類に変わるのか…とかね。
レニーと一緒に逃げるベス(アリシー・ブラガ)が
落ちぶれたクラブ歌手で
その体力も落ちているはずなのに、
いつしかアクション・ヒロインとして活躍していることもそう。
で、その極が、
マザー・コンピュータ(でいいのかな?)をだますために、
互いの臓器をお互いにスキャンするクライマックス。
麻酔もなしに体を切り裂くわけで、まずありえない。
と、疑問を抱きながら観ていて、
最後に全て納得。
そう、これはもう一つの『未来世紀ブラジル』…。
おそらく好きな人にはたまらない映画と言えるだろうね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あらら、それを言っちゃだめニャ」![悲しい](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/27/img609c3dd2wp6r9o.jpeg)
※脱出あり、潜入あり。飛行場のシーンなんかゾクゾクする度![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
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※画像はオフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
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ご覧になるご予定の方は
もうしわけありませんが、
公開されてからお読みいただくことをお勧めします。
(原題:Repo Men)
「いやあ、これはなかなかよくできた映画だわ。
やはり映画は観てみなくちゃだね」
----そりゃあ、そうだよ。
でもこの映画って、
『REPO/レポ』とタイトルが似ているけど、
リメイクってわけ?
「いやあ。ぼくもmigさんからご指摘を受けるまで勘違いしていたけど、
あの映画とはまったく違う。
もっとも、近未来の臓器回収のお話という点では同じだけどね」
----臓器回収ってどういうこと?
「損傷を受けたり病気で機能しなくなった臓器。
それらはこの現代では、
通常は他の人からの移植に頼るしかない。
ところがこの映画で描かれる、
いまから20年後の世界では
医療が発達したことにより、
人工臓器が生まれている…と、こういうことなんだ」
----それは便利。
でも高そうだニャあ。
えいにはとても買えないね。
「あらら。そのとおり。
まあ、ほとんどの人が買えないわね。
でも、それだと命を失ってしまう。
そこで次なる選択として
一括支払いでなくローンという方法が生まれてくる。
ところが、このローンというヤツ、
いまの日本を見ても分かる通り、
実に危なっかしい。
たとえば、ボーナスが出ると思って組んでいたローンが、
会社の業績不振などで支払えなくなってくる」
----そうか。もし、これが家だったら、
取り上げられてしまう。
「そう。それは臓器でも同じ。
しかも一括よりローンにした方が会社は儲かる。
さて、その商品=臓器を取り扱っている会社がユニオン社。
そして主人公レミー(ジュード・ロウ)は
その容赦なき臓器取立人(レポゼッションメン)というわけだ」
----うわあ。気が滅入るような話だニャあ。
お金がない人から臓器を回収するわけでしょ。
結局、命を奪うということじゃニャい。
「うん。映像的にもかなり血なまぐさいしね。
人工の腎臓や心臓を取りあげるわけだから…。
さて、レミーはこのユニオン社のボス、フランク(リーブ・シュライバー)の信頼を得て、
親友ジェイク(フォレスト・ウィテカー)と、
回収した臓器の数を競い合っている。
妻のキャロル(カリス・ファン・ハウテン)は、
そんな夫の仕事を嫌い、
販売係に転属願を出すように勧めている。
レニーも気持ちが動かされ、いよいよこれが最後の仕事というその日、
この事件は起こった!」
----ゴクッ。ニャに?
「人工心臓を停止させる電気ショック装置がショート。
レミーは吹き飛ばされて、
気がつくとベッドの上。
しかもなんと人工心臓に繋がれていた」
----つまり、彼自身がユニオン社に支払う側に回ったということだね。
でも高額とは言え、
レニーの仕事ぶりだったらすぐに完済できそうだけど?
「普通は、そう思うよね。
ところがレニーが、いざ仕事に取りかかろうとすると、
なぜか体が拒否反応を起こしてしまうんだ。
成果を上げられぬまま時は過ぎて、支払いは滞り、
ついに最後通告が届く」
----ニャるほど、
追う側から追われる側に。
でもよくある話のような気がしないでも…。
「確かに。
ただ、この映画、
それだけではなく
映像としての見どころが実に多い。
たとえば、
レニーが多くの債権者と共にレポメンの襲撃から逃げるところの横移動のカメラワーク。
あるいは、臓器を作っている白一色の部屋のシュールな美しさ。
そして、一見、場にそぐわないような音楽の挿入。
アクションにしても、
よくある派手なドンパチの銃撃戦というのではない。
レニーは突如、二丁のナイフを持って敵を切りつけていく。
で、実を言うと、これが劇画チックすぎて、
ツッコミどころがないわけでもないんだけどね。
なぜ、敵の武器もそのとき銃からナイフ類に変わるのか…とかね。
レニーと一緒に逃げるベス(アリシー・ブラガ)が
落ちぶれたクラブ歌手で
その体力も落ちているはずなのに、
いつしかアクション・ヒロインとして活躍していることもそう。
で、その極が、
マザー・コンピュータ(でいいのかな?)をだますために、
互いの臓器をお互いにスキャンするクライマックス。
麻酔もなしに体を切り裂くわけで、まずありえない。
と、疑問を抱きながら観ていて、
最後に全て納得。
そう、これはもう一つの『未来世紀ブラジル』…。
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観てから読みますね★
今月のおすすめまた教えて下さいな
これ、読まれなくて正解だと思います。
この映画に相通じる、
あの映画のラスト、
ご覧になられたら語り合いたいです。
あっ、おススメ、書かせていただきました。
でも、いまごろ吉祥寺いせやですね。
グロ多いのですがなんか目が離せないのですよw。
ラストの落ちはなるほど!と思わず唸ってしまう。テンポも良いので飽きませんがね。最後の本社に乗り込むところはバイオハザードみたいな感じでしたね。
初めてコメントいただきながら、
お返事が遅くなり、
まことに申し訳ございませんでした。
こういう、落ちへ向ってのめまぐるしい動きのある映画は、大好きです。
読もうとする暇さえ与えませんもの(笑)。
これからもよろしくお願いいたします。