(原題:THE FAULT IN OUR STARS)
----『きっと、星のせいじゃない。』。
これって、タイトルからしてロマンチック。
「うん。
この映画もやはり新宿カリテ、新宿武蔵野館での予告で観ていたんだけど、
やはりヒットしそうな予感があるんだ」
----ふうん。
青春ラブロマンスの予感があるけど…。
「そうだね。
脚本が人気の『(500)日のサマー』のコンビだし…。
しかも今回は
そこに“難病”の要素が加わる。
物語はほんとうにシンプル。
ガン患者の集会で出会った若い男女ヘイゼルとガスの恋物語。
ヘイゼルは奇跡的に薬が効いているものの酸素ボンベが手放せない末期のガン患者。
学校にも行けず、友達もいない彼女は、
両親に言われていやいや参加したガン患者の集会で、
片脚を切断して骨肉腫を克服したガスと出会う。
独自の感性が光るヘイゼルに恋をしたガスは、
彼を傷つけまいと距離を置く彼女に素晴らしい贈りものをするが…」
----ふむ。
これは、その贈りものがポイントだニャ。
「うん。
その贈りものとは。
ヘイゼルの大好きな作家からのメールの返信。
それがきっかけでふたりは、
ヘイゼルが知りたいと切望する彼の小説の“その後”を教えてもらうために
オランダへ旅することになる…」
----うわあ。ふたりとも障害を抱えているのに
海外旅行なんて大変だ。
「そう。大変。
それがこの映画の持つ魅力。
一昔前だったら、
若いふたりが海外旅行…だなんて、
それだけでワクワクするドラマが生まれたものだけど、
今ではさして珍しくもなんともない。
時代の変遷とともに自立も早まり、
若い世代に立ちはだかる“障壁”は少なくなってきている。
ところがこの映画のふたりは
それぞれ明日をも知れぬ限られた時間を生きている。
周囲のサポートも必要だし、
心の中で死の恐怖と戦い続けている。
そんなふたりだからこそ、
観ている方もじっと見守らずにはいられない。
オランダの高級レストランで
おしゃれをして背伸びしてワインを注文するガスとヘイゼル。
そんなふたりがとてもキュートで微笑ましく見えてくる。
こんな気持ち、
かつては映画でよく味わったもの。
ところがいつしかスクリーンの中のふたりは、
会ったその日にベッドイン。
そこからドラマが始まっていく。
でも、この映画は、ふたりが結ばれるまでが長い。
て言うか、
まず結ばれるかどうかも分からない。
さっきも言ったように
ヘイゼルなんて、最初はその気がないからね…」
----ニャるほど。
確かに最近では珍しいかもだニャ。
でも、ラブストーリーだからキスシーンくらいあるんでしょ?
「うん。
このキスシーンは
ちょっと語り草になるかもね。
そこは、ある有名な場所。
しかしそこに行くには、
ヘイゼルは、
それこそかなりの苦労をしなくてはならない。
それをガスが手助けする。
そしてその達成とともに、至福の瞬間は訪れる。
しかも周囲の拍手の中で…」
----みんないい人ばかり。
幸せな映画だニャ。
「いやいや、ところが
肝心の作家というのがとんでもないクセ者。
非情で卑劣。
わざわざオランダにやってきたふたりにけんもほろろ。
彼らが難病であることに対しても冷酷な態度を取る。
で、このサイテー男をウィレム・デフォーが怪演。
というところで話をふたりの俳優に移そう。
ヘイゼルとガスには
『ダイバージェント』に出演したシャイリーン・ウッドリーとアンセル・エルゴート。
このアンセル・エルゴートというのが最初はいけ好かないヤツ。
ニヤニヤと目で誘って、
同じ男としてどうも気に入らなかったんだけど、
物語が進むにつれて次第に好感が持ててくる。
で、最後には完全に観る者の気持ちを持って行ってしまう。
これは久々のアイドルスターという感じがしたね。
個人的には、ヘイゼルの母親を
懐かしのローラ・ダーンが演じているのも嬉しかったけどね」
フォーンの一言「最近では珍しい純愛映画なのニャ」
※邦題の付け方もうまい度
※スティーヴ・カレルの演技は『チャンス』のときのピーター・セラーズを思い起こさせました。
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
----『きっと、星のせいじゃない。』。
これって、タイトルからしてロマンチック。
「うん。
この映画もやはり新宿カリテ、新宿武蔵野館での予告で観ていたんだけど、
やはりヒットしそうな予感があるんだ」
----ふうん。
青春ラブロマンスの予感があるけど…。
「そうだね。
脚本が人気の『(500)日のサマー』のコンビだし…。
しかも今回は
そこに“難病”の要素が加わる。
物語はほんとうにシンプル。
ガン患者の集会で出会った若い男女ヘイゼルとガスの恋物語。
ヘイゼルは奇跡的に薬が効いているものの酸素ボンベが手放せない末期のガン患者。
学校にも行けず、友達もいない彼女は、
両親に言われていやいや参加したガン患者の集会で、
片脚を切断して骨肉腫を克服したガスと出会う。
独自の感性が光るヘイゼルに恋をしたガスは、
彼を傷つけまいと距離を置く彼女に素晴らしい贈りものをするが…」
----ふむ。
これは、その贈りものがポイントだニャ。
「うん。
その贈りものとは。
ヘイゼルの大好きな作家からのメールの返信。
それがきっかけでふたりは、
ヘイゼルが知りたいと切望する彼の小説の“その後”を教えてもらうために
オランダへ旅することになる…」
----うわあ。ふたりとも障害を抱えているのに
海外旅行なんて大変だ。
「そう。大変。
それがこの映画の持つ魅力。
一昔前だったら、
若いふたりが海外旅行…だなんて、
それだけでワクワクするドラマが生まれたものだけど、
今ではさして珍しくもなんともない。
時代の変遷とともに自立も早まり、
若い世代に立ちはだかる“障壁”は少なくなってきている。
ところがこの映画のふたりは
それぞれ明日をも知れぬ限られた時間を生きている。
周囲のサポートも必要だし、
心の中で死の恐怖と戦い続けている。
そんなふたりだからこそ、
観ている方もじっと見守らずにはいられない。
オランダの高級レストランで
おしゃれをして背伸びしてワインを注文するガスとヘイゼル。
そんなふたりがとてもキュートで微笑ましく見えてくる。
こんな気持ち、
かつては映画でよく味わったもの。
ところがいつしかスクリーンの中のふたりは、
会ったその日にベッドイン。
そこからドラマが始まっていく。
でも、この映画は、ふたりが結ばれるまでが長い。
て言うか、
まず結ばれるかどうかも分からない。
さっきも言ったように
ヘイゼルなんて、最初はその気がないからね…」
----ニャるほど。
確かに最近では珍しいかもだニャ。
でも、ラブストーリーだからキスシーンくらいあるんでしょ?
「うん。
このキスシーンは
ちょっと語り草になるかもね。
そこは、ある有名な場所。
しかしそこに行くには、
ヘイゼルは、
それこそかなりの苦労をしなくてはならない。
それをガスが手助けする。
そしてその達成とともに、至福の瞬間は訪れる。
しかも周囲の拍手の中で…」
----みんないい人ばかり。
幸せな映画だニャ。
「いやいや、ところが
肝心の作家というのがとんでもないクセ者。
非情で卑劣。
わざわざオランダにやってきたふたりにけんもほろろ。
彼らが難病であることに対しても冷酷な態度を取る。
で、このサイテー男をウィレム・デフォーが怪演。
というところで話をふたりの俳優に移そう。
ヘイゼルとガスには
『ダイバージェント』に出演したシャイリーン・ウッドリーとアンセル・エルゴート。
このアンセル・エルゴートというのが最初はいけ好かないヤツ。
ニヤニヤと目で誘って、
同じ男としてどうも気に入らなかったんだけど、
物語が進むにつれて次第に好感が持ててくる。
で、最後には完全に観る者の気持ちを持って行ってしまう。
これは久々のアイドルスターという感じがしたね。
個人的には、ヘイゼルの母親を
懐かしのローラ・ダーンが演じているのも嬉しかったけどね」
フォーンの一言「最近では珍しい純愛映画なのニャ」
※邦題の付け方もうまい度
※スティーヴ・カレルの演技は『チャンス』のときのピーター・セラーズを思い起こさせました。
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