最近のニュースでよくあるのが
高齢者が車の運転中に
アクセルとブレーキを間違えて
コンビニに突っ込む事件だ。
ガラスを突き破って
柱を倒し、運転手が
血だらけで降りてきて
「バンドエイドください」
と買い物をするそうだ。
え?ちょっと違う?
まあそんな事件がよくありますね。
でもなあ、なんぼ何でも
アクセルとブレーキを間違うかなあ
とずっと思っていたんです。
でも人に聞いたら
大事にならなくても
一瞬、そんな間違いをすることもあるよ
という話もよく聞きます。
高齢者になると
若い時に「そんなことないやろ~」と
思うようなことでも
おこったりしますからね
注意しておく必要があるでしょうねえ。
で、そんな車の高齢者暴走事件を
doironは本日、目の前で
見てしまったのです。
それは市内の公共機関に
行った時のことでした。
車をとめようと入っていくと
左前に高齢者マークの付いた車が
止まっており、運転者の姿も見えました。
出るのかなあ、それとも止めようと
しているのかなあ
と思って見ていたら
突然、ブワーンとエンジンが吹きあがって
車の後ろにある高さが
人間の膝くらいまである植込みに
ドヒャーと突っ込んでいったのです。
建物までは少し距離がありましたので
コンビニ破壊のような
すごいことにはなっていません。
植込みのつつじがかき分けられており
車が、お辞儀のように前下がりに
なっているだけでした。
「ウヒョヒョヒョヒョーン!」
と驚きましたね。
こんな駐車方法もあるんや~
ではなく暴走じゃないかあ。
これはなんとかしなきゃと思ったのですが
すぐ前に車をとめてしまうと
今度は逆に飛び出してきそうです。
なにせ、のってまだひと月くらいの
新車ですから
前方飛び出しを防いでやろう
なんて気にはなれなかったですね。
あわてて、少し離れたブロックに
車をとめて、そこに行こうとすると
案の定、ギアを前進に入れて
植込みから抜け出そうとしています。
「ギョギョギョーン」
これはあわてて近寄っては危ないと
思いつつ見ていたら
とりあえず「ガシャーン」と
元に戻ることはできたようです。
エンジンもとめたようなので
近寄っていくと
高齢者の男性運転手が降りてきました。
血を流しているようなこともありません。
歩く姿も普通です。
「大丈夫ですか?」
「うん~」
「ケガしてないですか」
「はあ~」
となんか反応が変です。
「なんかわけわからんことになってるぞ」と
動揺してたのかなあ
目線もなにかおどおどしています。
それとも運転中に脳梗塞?
なんて心配をしてしまうほど
彼はぬるーい反応でした。
きっと普段から
こんなことにはならんぞというような
想いでニュースでも眺めていたのだろうなあ
なんて見ながら一瞬考えてしまいました。
で、そこに施設の管理者たちが
ドドーっと出てきて
みんな「大丈夫ですか~」といってきますが
それでもやはりなんか変な反応でしたね。
でもまあ、これだけ人が出てきたら
大丈夫だろうと
doironは用事を済ませに行ったのです。
で、用事を済ませて帰ってきたら
そこに後部が壊れた車は
止まったままですが
人は誰もいませんでした。
救急車が来ている様子もなかったし
大したことじゃなかったんでしょうね。
施設の中で椅子にでも
座らされているんでしょうか。
それにしても驚きました。
テレビのニュースで見る
あんな暴走車を目の前で見るとはねえ。
これからの世の中、平和に見えて
高齢者も多くなってきて
そういう事件もおこりがちなので
色んな面でしっかり生きて行かなきゃならんな
と、あらためておもいましたね。
いやあ、ほんとにすごいものを
目の前で見ちゃったのでした。
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