ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

今年の祭

2010年10月10日 23時58分30秒 | 最近の出来事
泉州が暑く燃えた2日間が終わりました。
初日は大雨、二日目はカンカン照りと
コンディション的には
しんどい祭りでしたが、
たいした事故もなく
もちろん怪我人もなく
無事に終わりました。
各責任者の人たちもホッと
していることでしょう。

これまで、なんらかの責任者の
役がついていたので
昼間の曳行中はお酒も飲めませんでした。
でも今年は交通安全と交渉くらいで
気楽に祭りを楽しめましたな。

いつもだんじりに乗って
上から見ていたのを
今年は下からじっくり見る
いつもにない祭りとなりました。

下を走っていると
いつになく同級生達にも
声をかけられました。
中には名前を呼ばれて、
顔をみてもその人の名前が
出てこない人も多く、
長い月日の隔たりを感じたものです。

東京からは今年も
S原クンが今年は息子を
連れてやってきました。
そのS原クン情報です。
最近走り始めているそうです。
この期間中も15キロランとかをしたそうで
復活間近かもね。
何せ、ルネで一番先に
サブスリーと
サブテンを達成した男です。
その気になったら
目覚めるのもすぐでしょう。

仕事のいろんな事情で
同じく東京から帰ってきた友達も
祭りを見に来てました。

そんな懐かしい顔たちには
月日の隔たりも一瞬の出来事の
ように蘇りました。

そしてひとつ、悲しいことが
ありました。
子どもの頃から
近所の悪がきどもの
面倒見がよく、
晩年、足が不自由になったにも関わらず
電動車椅子でだんじりを見に来てた
「かっちゃん」という近所の
名物おじさんが
祭りの初日の朝、
だんじりの太鼓の音を
聞きながら
静かに息を引き取りました。
まだ66歳の若さでの
惜しまれる死でした。

世話人全員で
法被を着たまま
お悔やみに伺ったとき
小さくなってたその体を見て
すすり泣く声が部屋中に
満ちてました。

「かっちゃん!安らかに眠ってください」

だんじりを取り巻く
人間模様は実に様々だ。

故あって、息子の姿を
いつも物陰から
静かに見守る母の姿を知っている。

今年、おじいちゃんになったと
孫を抱かせてくれた友人の
暮らしの底に潜む
複雑な悲しみを知っている。

祭好きのくせに
祭りの輪の中に入りきれず
幼馴染から離れていった友人の
みんなから避けるように
遠くから眺めていたあいつの姿を知っている。

そんないろんな
人々の思惑の真っ只中を
ドテチンドテチンと
だんじりは秋空の下を
駆け抜けていく。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿